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地歴公民(地理)
地歴公民(地理) 東京大学 (前期) 1/3 第1問 5 5 10 10 15 20 25 30 設問A ⑴水が不可欠で温度に左右される化学反応の速度が,高緯度は低温 のため,低緯度は乾燥のため,いずれも遅く風化が進みにくい。 ⑵風化作用の激しい地域は高温多雨の低緯度地域が中心で,日射量 が多く活発な光合成が可能であることが好条件となる。 ⑶夏の季節風やサイクロンにより洪水が多発する⒜は,上流から沖 積土が供給されることで,また火山帯に位置する⒝は,降下した火 山灰に腐植が混ざることで,それぞれ土壌が更新される。 設問B ⑴土砂崩れ後,尾根が谷の斜面に変わり植生も失われた。 ⑵土砂の一部は東側の谷壁を越えて,Y付近に堆積し,大部分はZ 付近で生じた土砂崩れとともに,一気に下流まで流下した。 ⑶土石流の発生により下流の集落・耕地などを埋没させ,土砂によ って形成された堰止め湖が決壊し,洪水をもたらす可能性がある。 ©河合塾 2013 年 地歴公民(地理) 東京大学 (前期) 2/3 第2問 5 10 15 20 25 30 設問A 5 10 15 ⑴地域Aは沖合を流れる寒流の影響で大気が安定するため,海岸側 が砂漠気候となり,地域Bは年間を通じて中緯度高圧帯の影響を受 け下降気流が卓越するため,内陸側が砂漠気候となる。 ⑵ジャガイモ リャマ(アルパカ) ⑶海洋からの湿潤な季節風の影響を受ける5~10 月に集中する。 ⑷ア-米 イ-茶 設問B 輸出する生産国では,単一栽培や農薬の大量投下による地力低下や 植生破壊などの環境問題を招き,輸入する消費国では,農業の衰退 によって自給率が低下し,安定・安全な食の供給が脅かされる。 設問C ⑴ア-ペルー イ-インドネシア ウ-アメリカ合衆国 ⑵海水温が高く,波の静かなマングローブ林の発達する沿岸部で, 先進国の需要の増加に応じた輸出向けのエビの養殖が盛んなため。 ⑶マグロは漁業国の排他的経済水域に含まれない公海を主な生息場 所とするため,新興国での経済発展などによる消費量の増加にとも ない,漁獲量の総量規制などの国際的な取り組みが必要となる。 ©河合塾 2013 年 地歴公民(地理) 東京大学 (前期) 3/3 第3問 5 10 15 20 25 30 設問A 5 10 ⑴A―中国,B―スペイン,C―インドネシア ⑵ラテンアメリカ出身のヒスパニックを中心に,雇用機会を求めて 大都市に流入する若年層の移民が多く,彼らの出生率が高いため。 ⑶農村から都市への若年層の人口移動が激しい高度経済成長の時期 が日本より遅く,流入した人々の多くが老年に達していないため。 設問B ⑴A―大牟田,B―室蘭,C―新居浜,D―日立,E―豊田 ⑵ア―化学,イ―製鉄,ウ―電気機械,エ―自動車 ⑶円高を背景に工場の海外移転が進み,雇用機会が減少したため。 ⑷特定の産業に依存せず,新たな雇用の創出と経済基盤の強化をね らい,技術開発により競争力を持つ新たな産業の育成を図るため。 ©河合塾 2013 年