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InfoWorks CS/SD v12.5 の新機能
InfoWorks CS/SD v12.5 の新機能 この資料には、以前のバージョンから InfoWorks CS/SD v12.5 へのバージョンアップにおける追加点 と改善点が記述されています。 SQL Server データベースに対 データベースに対する OLE DB サポート 本バージョンの InfoWorks では、OLE DBが SQL Server データベースでサポートされるようになりま した。 OLE DB の構成要素を使用する利点は ODBC と比べ以下の点が挙げられます: ・パフォーマンスと安定性の向上 ・構成とインストールの容易さ ・旧テクノロジーへの依存解消 (SQL Server 2000 データベースはサポートされなくなりました。また、 SQL Server データベースにある InfoNet ゲストデータベースも使用不可となります。) 既存の SQL Server ユーザーは OLE DB と互換性のあるデータベースに変換するために主要な更 新スクリプトを実行する必要があります。更新スクリプトと SQL Server 上の InfoWorks の設定方法 についての情報は Innovyze より入手可能となっております。 地表面のみシミュレーションからの 地表面のみシミュレーションからの初期状態 のみシミュレーションからの初期状態の 初期状態の使用不可 使用不可 地表面のみシミュレーション 地表面のみシミュレーションの最終状態を保存すること、また地表面のみシミュレーションを他のシミ のみシミュレーション ュレーションでの初期状態として使用することが出来なくなりました。 水理ラン 水理ランスケジュール ランスケジュールダイアログ スケジュールダイアログは、地表面のみのシミュレーションの最終状態の保存を防ぐために ダイアログ 改訂されました。初期状態を与えるために地表面のみのシミュレーションを使用してシミュレーション の実行を試みる場合、エラーメッセージが表示されます。 これらの変更箇所はシミュレーション全体におけるスタートポイント(開始点)として地表面のみの状態 を使用することによって引き起こされる初期化の問題を防ぐためのものです。 境界条件の 境界条件の適合に 適合に関わらず初期 わらず初期状態 初期状態を 状態を使用する 使用するオプション するオプション 別のシミュレーションの初期状態として前回のシミュレーションの最終状態を使用することが、使用す るシミュレーションの開始時のものと境界条件が一致しているかに関わらず、可能になりました。 境界条件が適合していなくても、常に初期状態を使用するために、水理 水理ラン 水理ランを ランをスケジュールダイアロ シミュレーション 常に再初期化せずに グのシミュレ シミュレーション状態 ーション状態セクションにある常 状態 再初期化せずに状態 せずに状態を 状態を使用オプションにチェックを入 使用 れて下さい。 常に再初期化せずに InfoWorks は前回のバ 再初期化せずに状態 せずに状態を 状態を使用オプションにチェックが入っていない場合、 使用 ージョンとして動作し、シミュレーションエンジンは、境界条件が適合しない場合、初期化フェーズを行 います。 吐き口に接続された 接続されたリンク されたリンクが リンクが自動測定されなくなりました 自動測定されなくなりました 以前のバージョンでは、吐き口に接続されている全てのリンクが自動測定されていました。これにより、 不必要な結果データを大量に生成することがありました。 本バージョンでは、不要な計測結果の生成を防ぐために、吐き口に接続されたリンクは自動測定され なくなりました。水理 水理ランダイアログ ゲージ対象 水理ランダイアログで指定されたゲージ ランダイアログ ゲージ対象とする 対象とする追加 とする追加リンク 追加リンクの選択リストにあるリン リンク クに対してのみ計測結果が生成されます。 タイムステップログに タイムステップログに加 ステップログに加えられる非収束 えられる非収束オブジェクト 非収束オブジェクト数 オブジェクト数 タイムステップログ 収束しない反復の最後で最も収束していな タイムステップログが作動した時、シミュレーションログは ログ いオブジェクトの数(リンク流量、リンクの深さ、ノード)を報告します。 この情報は、どのノードで最も収束問題が生じているのかを特定するために使用することが可能で す。 新規ポリゴン 新規ポリゴン分割 ポリゴン分割ツール 分割ツール 分割ラインでは、ポリゴンオブジェクトを横切るように分割線を描画して、選択されたネットワークポリ ゴンを分割するためのツールです。 分割させるポリゴンを選択し、ツール ツールツールバー ツールツールバーにあるポリゴン分割ツール ツールバー ン上に線を描きます。選択したポリゴンは、線に沿って分割されます。 をクリックし、ジオプラ 詳細は Splitting Polygons をご覧ください。 InfoNet スナップショットファイルのインポート機能 スナップショットファイルのインポート機能の 機能の更新 InfoNet の貯留エリア、ボルテックス、そして出口オブジェクトのインポート/更新をサポートするために、 InfoNet スナップショットファイルインポーターが更新されました。 詳細は Importing from InfoNet Snapshot File をご覧ください。 グリッド地形 グリッド地形モデルのインポート 地形モデルのインポート時 モデルのインポート時に US Survey feet( feet(アメリカ測量 アメリカ測量フィート 測量フィート) フィート) を使用する 使用する オプション 地盤高と X、Y 座標の単位として US Survey feet (アメリカ測量フィート)を使用するオプションがグリ グリ ッド地形 ッド地形モデルインポート 地形モデルインポートダイアログ モデルインポートダイアログに追加されました。 ダイアログ グリッド地形モデルのインポートに関する詳細は Ground Models (Grid) をご覧ください。 MapXtreme ジオプランでWeb ジオプランでWeb マップサービス画像 マップサービス画像を 画像をサポート マップコントロールとして MapXtreme を使用する時、背景レイヤーとして Web Map Service(WMS) 画 像をジオプランウィンドウに読み込むことが可能になりました。 MapXtreme レイヤー管理 レイヤー管理ダイアログ 管理ダイアログ の WMS を追加... 追加...ボタンより WMS URL を特定します。サブ レイヤーの表示は、レイヤー管理のプロパティ プロパティボタンからアクセス可能な Web Map Service プロパティ Properties ダイアログ で管理されます。 ArcObjects/ArcEngine ジオプランにおける ジオプランにおける地理座標 における地理座標系 地理座標系変換 マップコントロールとして ArcObject/ArcEngine を使用する時、異なる地理的座標系を持つデータセ ットを一緒に配置するように、座標系の変換を指定することが可能です。 座標系変換を適用するには、投影座標系 投影座標系ダイアログ 投影座標系ダイアログ にある geographic coordinate transformations (地理座標系変換) の Edit...ボタンをクリックし、 Geographic Transformations(地理座標系変換) ダ Edit... イアログを表示させます。使用可能な変換は、現在のジオプランの座標系に関連するものとなります。 使用可能な各座標系に対して、1つの変換が選択されます。 詳細は Selecting the CoCo-odinate System をご覧ください。 ArcObject ジオプランでフィーチャ ジオプランでフィーチャデータセット フィーチャデータセットの データセットの追加をサポート 追加をサポート ArcObject マップコントロールを使用してマップレイヤーを選択する時、追加するフィーチャデータセッ トを選択することが可能になりました。データセットの中に含まれる全てのフィーチャクラスが自動的に 追加されます。 詳細はArcObjects ArcObjects Layer Contorol Dialog をご覧ください。 ツリー内 ツリー内のバージョン管理 のバージョン管理アイテムを 管理アイテムを複製 アイテムを複製するオプション 複製するオプション バージョン管理アイテムの複製をツリー内の異なる場所に作るために、新しい機能が追加されました。 これは、様々な解析オプションに対して新しいスタートポイント(開始点)を設けるため等に使用されま す。 詳細は Duplicating Version Controlled Items をご覧ください。 ネットワークオブジェクトグリッド ネットワークオブジェクトグリッドウィンドウで グリッドウィンドウでの ウィンドウでのオートフィルタ機能 オートフィルタ機能 ネットワークグリッドビューをオートフィルタ可能になり、他の列は隠しながら最大 2 つの基準(または フィルタ)を満たすデータを選択的に表示することが可能です。ユーザーがフィルタの特定、現在のセ ル値でフィルタ、既存のフィルタの解除できるために、グリッドのコンテキストメニューに 3 つの新しい オプションが追加されました。 検索 コンテクストメニューアイテムを選択した時に表示される Filter Options( Options(フィルタオプション) フィルタオプション) ダ イアログは、各フィルタを構成する比較演算子と値を設定するために使用されます。 フィルタを 2 つまで同時に適用することが可能ですが、10,000 以上の固有の値を列に含むことは出 来ません。 詳細は Autofiltering Grid Data と Filter Options Dialog をご覧ください。 ユーザーパーミッションの ユーザーパーミッションの機能 パーミッションの機能強化 機能強化 下記の InfoWorks データベース管理者データベースメニューアイテムが削除され、ユーザーパーミッ ションアイテムに置き換わりました: ・パーミッションの実行 ・ユーザーの編集 ・グローバル設定の保護 ユーザーとパーミッション ユーザーとパーミッション ユーザーとパーミッションメニューアイテムは とパーミッション ユーザーとパーミッションダイアログ とパーミッションダイアログを呼び出します。こ ダイアログ のダイアログは削除されたメニューアイテムが提供する全機能、そして Only explicitly defined users can connect to this database( database(明確に 明確に定義された 定義されたユーザー されたユーザーのみこのデータベースに ユーザーのみこのデータベースに接続可能 のみこのデータベースに接続可能) 接続可能) チェッ クボックスを含みます。このオプションは、ユーザー:リストで指定されたユーザーのみが現在のデータ ベースに接続可能かを示します。 既にパーミッションが実行された以前のバージョンから InfoWorks をアップグレードする場合、ユー ザーは、場合によっては Only explicitly defined defined users can connect to this database( database(明確に 明確に定義さ 定義さ れたユーザー れたユーザーのみこのデータベースに ユーザーのみこのデータベースに接続可 のみこのデータベースに接続可能 接続可能) フラグを変更する必要があります。(このオプショ ンはデフォルトで有効になっています。) デフォルトで、全てのデータベースユーザーが編集可能なデータベース全体の設定の保護は、 ユー ザーとパーミッション ザーとパーミッション ダイアログの Only database owners can change databasedatabase-wide settings settings( ettings(デー タベースオーナーのみデータベース全体 タベースオーナーのみデータベース全体の 全体の設定を 設定を変更可能) 変更可能) オプションを使用して有効にすることが 可能です。 (このオプションはユーザーパーミッションが有効になっている場合のみ有効です。) 詳細は User Permissions をご覧ください。 マンホールと2D マンホールと2Dメッシュ 2Dメッシュ間 メッシュ間の地盤高の 地盤高の差異の 差異の対処を 対処を支援する 支援するシミュレーションパラメータ するシミュレーションパラメータ 状況によっては、2D マンホールと 2D メッシュ間の地盤高の差異が流量の振動(不安定性)をもたら すことがあります。 デフォルトでは、マンホールでの 1D と 2D 間の相互作用は浸水深に基づいています。 新たに 2D 高さを使用がネットワークシミュレーションパラメータに追加され、マンホールにおいて 1D 使用 と 2D 間水のやり取りを計算する時に、水深の代わりに高さを使用することが可能になりました。この オプションにチェックを入れると、地盤高の差異による流量の振動(不安定性)の問題が解決されます。 詳細は Simulation Parameters と Defining 2D Nodes をご覧ください。 エンジンの改善 エンジンの改善 – 浸水タイプ 浸水タイプ Lost への新 への新しい堰 しい堰に基づくモデル づくモデル マンホールからの溢水量の損失をモデル化する方法にシミュレーションエンジンの改善が行われまし た。 これまで、浸水 浸水タイプ 浸水タイプ Lost のノードにおける損失流量は、地盤高上に定義された仮想浸水コーンの 体積を計算して、各タイムステップで割り出されました。このとき、ノードの高さは各タイムステップで地 盤高にリセットされます。 このためノードに接続されたリンクの高さ間の差異のため、収束問題が起 こることもあります。 新しいモデルは、自由越流堰の方程式と地盤高上の一定平面エリアを使用して浸水による損失流量 を評価します。この新しい方法は、モデル精度と安定性を向上させますが、以前のバージョンからとは シミュレーション結果が異なる場合があります。 浸水タイプ 地盤高以上である槽 槽の床レベルを 浸水タイプ Lost のノードと地盤高 地盤高 レベルを含むネットワークを使用するシミュレー ションは、整合性エラーとなりますのでご注意ください。 詳細は Flood Volume をご覧ください。 エンジンの改善 通水能計算 計算の エンジンの改善 – 通水能 計算の変更 コールブルック-ホワイト(Colebrook-White)粗度を使用して通水能が管渠に対して計算される方 法の改善が行われました。 以前のバージョンでは、管渠が満管状態でない場合、動水勾配は、収束計算のためパイプの傾きと 同じであると仮定されました。これは流量方程式の迅速な解決を可能にしました。満管状態の管渠で は、この仮定を行う事が出来ません。ある状況では、(例えば、緩勾配のパイプが下流端で満管にな ったり、戻ったりという場合)この仮定が削除または復元されたので、不安定性が生じる可能性があり ました。全ての状況下でこの定義を削除するために流量方程式が改善されました。この結果、以前の バージョンからの結果を比較した時、全ての管渠がわずかに異なる結果を表示する可能性がありま す。 エンジンの改 エンジンの改善 – 2D の高さや水深 さや水深の 水深の初期状態を 初期状態を倍精度化 倍精度化 2D の高さと水深の初期状態の精度が単精度から倍精度に上がりました。 精度を向上させるためにこの変更が行われ、特定の場所(地域)で一定の高さを課している時に丸め 誤差により以前から起きていた問題を回避します。