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1-1 意匠権の発生と存続期間、その効力
1-1 意匠権の発生と存続期間、その効力 意匠権は、「意匠登録原簿」に意匠権の設定の登録をしたときに発生します。 意匠登録出願人に対して、意匠登録をすべき旨の査定又は審決の謄本が送達 されてから30日以内に所定の登録料が納付された場合に、「意匠登録原簿」に 意匠権の設定登録が行われます。この設定登録を行った日(設定登録日)から 「意匠権」が発生します。 「意匠登録番号」や「設定登録日」等は、意匠権者に「意匠登録証」を送付 することにより通知されます。 また、意匠権の設定登録後には「意匠公報」が発行され、意匠権者や創作者、 図面・写真等が公示されます。 意匠制度全般については、「意匠の登録制度の概要」をご覧ください。 意匠権の存続期間は、設定登録日から20年間です。 平成19年4月1日以降に出願された意匠権の存続期間は設定登録日から2 0年間です。ただし、平成19年3月31日までに出願された意匠権は、設定 登録日から15年間です。 関連意匠の意匠権の存続期間は、その本意匠の意匠権の設定登録日から20 年間です。本意匠及び関連意匠の双方が、平成19年3月31日以前の出願の 場合、関連意匠の意匠権の存続期間は、その本意匠の意匠権の設定登録日から1 5年間です。 本意匠が平成19年3月31日以前の出願で、関連意匠が平成19年4月1 日以降の出願の場合、関連意匠の意匠権の存続期間は、その本意匠の意匠権の 設定登録日から20年間です。 なお、意匠権を維持するための登録料(以下「年金」という。)の納付をしな かった場合、意匠権を放棄した場合、意匠登録を無効とする審判請求が確定し た場合等に、その意匠権は存続期間の満了を待たずに消滅します。 意匠権者は業として登録意匠及びこれに類似する意匠の実施をする権利を専有 し、権利侵害に対しては侵害の差し止めや損害賠償を請求することができます。 意匠権者は、例外を除いて、設定登録された意匠及びこれに類似する意匠を 独占的に実施する権利を占有します。意匠権を侵害されているような場合は、 「 権利侵害への対応」をご覧ください。 <この記事に関するお問い合わせ先> 特許庁審査業務部審査業務課登録室 意匠担当 電話:03-3581-1101 お問い合わせフォーム 内 線 2710 e-mail