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2015年4月
森林破壊の停止と持続可能性の達成
持続可能な農業および林業のサプライ・チェーンに関する
レインフォレスト・アライアンス方針説明書
レインフォレスト・アライアンスは、土地
の利用法、商取引の方法、消費者の行動
を変えることにより、生物の多様性を維
持し、人々の持続可能な生活を確保する
ことを使命としています。
233 Broadway, 28th Floor
New York, NY 10279 USA
tel : +1.212.677.1900
fax : +1.212.677.2187
rainforest-alliance.org/ja
森林破壊の停止と農業および林業のサプライチェーンにおける
持続可能性の達成に関するレインフォレスト・アライアンスの方針
楽観の理由 | 注目される森林保全
者に伝えられてきた。それはまた、異なる状況においても、類似の目標
の設定と実行をし、そして評価指標を確立すれば、実施することができ
る。
しっかりとした持続可能性の枠組みがあれば、危機管理の改善や
生産性と効率の向上、そしてより強力な消費者のロイヤルティーと利害
関係者とのつながりを通じて、事業に利益をもたらすことができるので
ある。
2000年から2012年までに、商業的な農業及び材木用プランテーション
の拡大は5,000万ヘクタール以上の熱帯林を破壊した。
これは1分あた
り7ヘクタール以上に匹敵し、
これに伴って生物多様性、気候変動、森林
に暮らす人々の権利と暮らしに差し迫った状況をもたらした1。
しかし、
この危機は商品作物に関連する森林破壊の停止を目指す、大胆な対
応にも結び付いた。2014年、80以上の企業、政府および地域住民団体
が、2020年までに自然林の消失を半減させ、2030年までにこれを食い
止めることを誓う、森林に関するニューヨーク宣言に署名した。そして
「
コンシューマー・グッズ・フォーラム」は、その400以上の会員企業のサプ
ライチェーンにおいて2020年までに森林破壊正味ゼロを達成する一助
となることを確約している。
効果的で永続的な戦略に向けて | 成功の5本の柱
「森林破壊なし」の誓約は前述の目標到達に向けた重要な一歩であ
る。私達は、
これらの誓約がどのように厳正に実施され(第1の柱)、
また
永続的な発展のために必要な、追加の取組みとその成果によって、いか
に補完され得る
(第2~5の柱)のかをここに示す。企業向けには、
これら
の柱は農作物生産における最悪の影響に対処する取組みから始め、生
産性、
リスク軽減、人々の暮らしと生態系などにとって純粋な利益をもた
らす戦略的な投資と協力に発展するという、段階的な道のりであると言
うことができる。政府、生産者、地域共同体とNGOにも、
これらの成果を
得るために担うべき重要な役割がある。
増加する人口を維持し、公平な発展を促しながら、
この「森林破壊無し」
の原料調達への注目が、
より広い目標である地球の自然生態系の保全
にむけてどのような役割を果たしていけるのか、今こそ立ち止まって考
えるときである。森林破壊関連の誓約と主張が急増するにつれ、混乱、
偽善的な環境配慮(グリーンウォッシュ)、そして貴重な時間を損失する
などのおそれがある。
しかし、
これらの公約が十分に尊重され、効果的
に実施され、戦略的に拡大されるのならば、未だかつてない規模で持
続可能性に貢献できる。
どうしたら私達は、共に正しいスタートラインに
立てるのだろうか?
1.
目標の設定 | 人間、生産、森林そして他の生態系への成果に注目する
最終的な目標が森林保護であり、農作物生産からの主な影響へと帰す
るのならば、企業のサプライチェーンを「森林破壊なし」にするだけで
十分なのだろうか?その答えはノーであり、そこには2つの重要な理由
がある。第一に、既存の農園と森林地域の生産性を上げ、劣化した土地
を回復させ、田園風景を正しく管理するための強い相互努力がなけれ
ば、急増する農作物需要は森林破壊を推し進めるだろう。
この破壊は、
森林破壊なしの取組みに参加しない生産者や企業、管轄区域を原因と
されるだけである。第二に、現在では、ある保全目標や開発目標を別の
取組みのために犠牲にすることは受け入れられないという強いコンセ
ンサス(統一見解)がある。地域共同体の土地所有権や労働者の福祉、
水不足、農薬の有害性、非森林生態系の破壊などの重要な問題に取り
組まない生産・調達戦略は、持続的解決策とはみなされない。いくつか
の新たな取組みでは、
これらの問題の一部には対処しているが、多くは
ごくわずか、
もしくは全く取り上げていないのである2。
私たちは農作物の生産と調達が以下の目標に従って行われることを提
唱している。
1)森林とその他の自然生態系の保全
2)意義のある生活向上を提供しながら、地域共同体および労働者の権
利と福祉を守る
3)より効率的かつ廃棄物の少ない方法で、食物と繊維を生産する
この「持続可能性」の概念は、農業と森林の持続可能な基準を通じ
て、20年以上にわたって効果的に定義され、実施され、そして利害関係
森林破壊のない調達は、特にリスクの高い農作物に対して、明確
に定義され、厳格に実施され、
それが主流化されている。
「森林破
壊のない」の様々な定義があふれている。その明確性と一貫性を
改善することは、次の3つの主要な分野において非常に重要であ
る。a)「森林破壊」を構成するものは何か、b)誓約が全体的な森林
破壊に取組むものなのか、それとも正味の森林破壊に取組むもの
なのか、c)生産者や管轄区域が森林破壊のない枠組みに従わな
かった場合にどう対処するか。
レインフォレスト・アライアンスは、
明確で信頼性があり、かつ森林保護のための現実的な枠組みであ
ると確信している以下のアプローチへの参加を求める。
このアプ
ローチは、主要な実施項目と方法論を定義するために必要な協力
があれば、つねに改良を続けていける。
a) 定義:
「森林破壊」
とは、一次または二次自然林を、農業生
産地、樹木のプランテーションあるいはその他の土地利用
に転換することである3。持続可能な方法で管理された自
然林の選択的伐採は、森林破壊の要素にはならない。同
様に、生態系にほとんど影響をもたらさない些細な森林
の転換は、現実において時には必要であり、一般的に「森
林破壊のない」方針への違反とは見なされない4。
b)森林破壊のない VS「正味ゼロ」森林破壊:「正味ゼロ森
林破壊」の考え方は、農作物生産と調達の方針として問題
がある。第一に、一か所における自然林の消失と別の場所
3 自然林とは、その大部分が在来の種類と自然の構築物で構成され、そこには定
義された年数の閾値を超える森林の再生および/または地上のバイオマスを含む
が、長期ローテーションまたは焼畑農業システムとして管理される休閑地は除外
される。高炭素蓄積(HSC)手法のような枠組みは、活発に開発されており、定義と
閾値を形式化するために試されているが、
さらなる取組みが必要である。
4 些細な影響やリスクはその結果を成すには小さすぎるものである。
この考え
は法律、公共政策、およびリスク評価の分野において、些細な、あるいは偶発的な
出来事に基づいて方針が不合理に使用されるのを避けるために使用されてい
る。森林の場合における些細な転換は規模が小さく
(例、管理面積内での蓄積が
1 Forest Trends. 2014. Consumer goods and deforestation: an analysis of the
1%以下の範囲内)
また普通の質の森林に影響するため(例、高い保全価値に悪
extent and nature of illegality in forest conversation for agriculture and timber
影響を与えない)生態系の結果に殆ど影響をもたらさない森林転換に言及してい
plantations, http://www.forest-trends.org/documents/files/doc_4718.pdf.
る。正確な閾値は特定の方針や基準の文脈において定義することができる。例え
2 A. Fishman. 2014. Understanding ‘deforestation-free’. The Forest Dialogue
ば、FSC基準では、適正に管理された森林事業でも起こりうる森林モザイクへの小
Background Paper, http://theforestsdialogue.org/dialogue/scoping-dialogue-un-
規模な変化の種類を示すルールを定めている。
derstanding-deforestation-free-udf.
2
での森林や植林地の再生の間には真の等価性はほとんど
ないため、
「正味ゼロ」は時間の経過とともに森林資源を
実質的に減少させる可能性がある5。第二に、
「正味ゼロ」
アプローチをサプライチェーン全体に適用するには、会計
や監督、そしてほぼ不可能と思われるが、森林の消失と増
加についての長期的管理を必要とする。
「正味ゼロ」
アプ
ローチの代わりに、私達は企業に対して、農作物生産に関
連する全体的な森林破壊を強力に削減する方針と目標を
設定するよう助言している6。
「正味ゼロ」方針は、豊かな森
林資産を維持しながら、複数の土地利用に対応することで
開発と保護の調和を求める、政府には適切かもしれない。
c) 過去の森林破壊への取組みとトレードオフ:森林破壊の
ない調達はほとんどの場所で達成可能である。
しかしなが
ら、一部の地域では、最近の森林破壊のせいで定められた
期限に間に合わないかもしれない。
また他の森林の多い
国々では、その主権を有する政府または地域社会の権利
保有者が、食料の保障や経済発展の利益を重視し、森林
保護よりも農作物や農園を優先させるかもしれない。
こう
したシナリオは森林破壊のない枠組みには当てまらない
が、
これらに建設的に取り組むことは必要不可欠である。
近年の森林破壊は、既存の社会的紛争や土地所有の問題
の解決によって、
また全体的な景観保全戦略のなかで、過
去の森林破壊を緩和させることによって修復されるべき
である。
もし森林の転換の提案がある場合は、明確な土地
利用計画が、主要な生態系(例、保護価値の高い地域と破
壊されていない森林景観)を保護し、
コミュニティの権利
を尊重し、あらゆる転換が地域の暮らしに目に見えた利益
をもたらすことを保証するよう定義されなければならな
い。そのようなシナリオのもとで生産された農作物は、森
林破壊がないと主張する製品から除外されなければなら
ない。
こういった状況での責任ある活動を定義し、検証し、
そして認識するための個別のメカニズムを開発するため
のさらなる作業が必要である。
への需要は、今後数十年間にわたり伸び続けるだろう。
自然生態
系の更なる大規模な転換を行わずに、
この需要を満たすには、生
産者が既存の生産面積からより多くの収穫をあげなければなら
ない。
この文脈において、食物と繊維生産のためのセーフガード(
防止措置)
(「より損害を少なく」)を中心としたアプローチでは不
十分である。それよりも、生産単位あたりの水利用、化学製品の利
用、および温室効果ガスの排出量などの負荷を大幅に削減しなが
ら、生産性を上げるためのより先進的なイニシアティブが必要で
ある。本質的な生産性と効率性の向上は、多くのプランテーション
と大半の小規模農家で可能である。生産者を支援するプログラム
や参加学習、明確な土地所有権、および投資と融資、そして情報へ
のアクセスのしやすさなどが、生産者、バイヤー、そして環境にとっ
て、3倍の利益をもたらすことができるのである。
明確な定義が定められていることで、誓約内容を厳しくかつ透明性のあ
る方法で実施、監視、そして報告することができる。
2.
追加の防止措置が尊重されている。防止措置は、受け入れられる
行為の最低限の基準を定義する。それは人々と生態系を守ること
のみならず、ビジネスの危機を緩和し、方針を定め、将来に向けた
投資を選択するためでもある。森林破壊の回避に加えて、主要な
防止措置にはその他の自然生態系(特に高い保全価値を有する
もの)の保護、無償の、事前に十分な情報を与えられた上での地
域コミュニティの合意(FPIC)の確保、基本的人権の尊重、深刻な
汚染の回避、あるいは水資源の過度な開発、労働に関する違反の
回避、および有害化学物質からの労働者とコミュニティの保護が
含まれる。
4.
森林および自然資源が効率的に管理されている。森林破壊は長い
間、不法行為や汚職、不透明あるいは不公平な土地所有に表され
る不十分な管理と、森林資源をめぐって係争中の当局よって加速
されてきた。対照的に、現地および原産地のコミュニティを含む
法的権利所有者による、強い森林の所有権の保持は、森林保全を
支え、紛争を減らし、社会の成長を促進することができる。明確な
権利によって、
コミュニティは既存の森林を経済的資産として管理
し、持続可能な伐採、木材以外の森林の産物の商業化や、付加価
値を増した製造工程など、多様な利益を生み、生態系の保全のた
めの市場や資金を実現しやすくすることができる。
5.
破壊された土地は生産性と生態系の健全性のために修復される。
過去の使用履歴のために、生態系的かつ経済的に生産性の低くな
った、いわゆる破壊された土地は世界中にあふれている。幸運な
ことに、
しばしばこれらの土地は、二次林からパームヤシプランテ
ーション、あるいは多様な食物や換金作物を栽培する小規模農園
まで、多岐にわたる生産性の高い作付けや森林システムに修復す
ることができる。実際に、破壊された土地は、需要の増加が予見さ
れるいくつかの主要農作物の多くを供給することができる7。
この
潜在力を実現させるには、技術的にはすでに実証されている修復
方法を、好意的な政府方針や土地利用計画、土地所有問題の解決
に向けた方策、
トレーニングと農業訓練、および投資資本へのアク
セスの向上を通じて、拡大させなければならない。他の事例では、
破壊された土地であっても、環境的に繊細なエリアを守り、野生生
物の通り道を作り、
また清潔な水やその他の価値をそなえた自然
生態系へと、修復しうるとの報告もある。
私達がそこに至るまでに必要なこと | 鍵となる行動範囲
6 私達は全体的な森林破壊を削減する政策を提唱しているが、いくつかの企業
上記の結果を達成するためには、多様な担い手による多岐にわたる活
動と投資が求められる。
これらの多くの取組みが、
より広い持続可能性
の解決策として確実になるためには、行動を導く基本方針を同一にす
ることが重要である。
ここに私達は、民間部門と政府への鍵となる行動
範囲を明らかにする。私達の役割として、
レインフォレスト・アライアン
スは、企業や政府を支援するプログラム、サービス、およびパートナーシ
ップの各エリアを、責任ある調達と持続可能な土地利用が発展していく
ことを目的に、拡大していく。
•
森林破壊の停止だけでなく、
ゴールは持続可能性であるという一貫
したメッセージを発信 :「森林破壊のない」生産および調達は非常
に重要な一歩ではあるが、殆どの企業が必要とする危機管理のご
く一部分に対処しているにすぎず、そして殆どのステークホルダー
採用した場合は、例えば以下の方法で回復のために全体的な森林転換の量的目
7 B. B. Strassburg et al. 2014. When enough should be enough: improving the
3.
土地、水、およびその他の資源をより効率的に利用する生産システ
ム。仮に廃棄食料の削減努力と消費者への持続可能な購入選択
に関する働きかけが効果的であったとしても、食料と森林生産物
5 S. Brown and D. Zarin. 2013. What does zero deforestation mean? Science
342:805-807.
がすでに「正味ゼロ」方針を採用していることを認識している。
「正味ゼロ」方針を
標を定めるべきである。a)信頼できるツール(例、HCV、HCSおよびFPIC)によって
use of current agricultural lands could meet production demands and spare nat-
森林転換の立ち入り禁止区域を設定し、b)森林消失を相殺するための森林回復
ural habitats in Brazil.Global Environmental Change 28:84–97. Also, B. Gingold
を特定し、実施する基準を設け、c)自然林の消失を相殺するために植林は利用せ
et al. 2012. How to identify degraded land for sustainable palm oil in Indonesia.
ず、d)透明性の確保と
「正味ゼロ」主張の実証のため、森林転換面積と総裁面積を
World Resources Institute working paper, http://www.wri.org/publication/
公表する。
how-identify-degraded-land-sustainable-palm-oil-indonesia.
3
•
•
が期待する、責任あるビジネスの実践と合理的な土地利用のただ
一面に相当するにすぎない。ビジネスと消費者市場は、ただ「森林
破壊のない」に属する製品よりも、幅広い持続可能性の証明を受
けた製品を優先するべきである。同様に、持続可能性の分野にお
けるリーダー達は、改革を推進する者として認められ、支持されな
くてはならない。例えば、多くの企業がすでに「正味のポジティブ
な」影響を農作物の原産地のコミュニティと生態系に与える戦略
を求めている。業績の観察、検証、および消費者と利害関係者に対
する適切な情報発信のシステムは、ポジティブな影響を見える化
することと、企業が持続可能性のリーダーシップからより多くの価
値を得られるよう手助けすることで、
これらの取組みを支えること
ができる。鍵となる活動:基本的な防止措置からポジティブな正
味の利益まで、調達方針を定義し、その実績を階層ごとに評価す
る。
より高い持続可能性実施レベルに向けた期限付きの進捗を達
成する。消費者、バイヤー、そしてその他の関係者が、業績を明確
に測れるよう、共通の尺度を連携して開発する。
説明責任と透明性:森林破壊の停止、あるいはその他の持続可能
性に関する成果の達成に関する主張は、それらが効果的に実施さ
れ、監視され、そして報告されたときにのみ公に受け入れられる。
これには明確な方針、目標および実績をはかる指標、確固たる製
品トレーサビリティ・システム、および企業の業務や主要な成果を
一般に向けて報告することが求められる。第三者による保証は、成
果を認証する上で最も信頼できるアプローチであり、
「森林破壊
のない」の主張やその他のリスクの高い状態を実証するために必
要不可欠である。
さらには、保証システムは信頼できるように規定
され、構築されなければならない。例えば、認証システムは一般的
に、明確な保証方針、評価基準、情報公開の要件を提供しており、
監査の質の確保のための監視を行っている。認証の文脈外で行わ
れる保証は、信頼性の向上のためにこれらの要素を適用すること
ができる。鍵となる活動:責任ある、あるいは持続可能な生産、調
達、
または法的管理イニシアティブの一部を担う、適切なトレーサ
ビリティ、透明性、一般への報告、および信頼できる保証体制への
取り組みを、責任を持って実施する。
生産者を味方にする:生産者と地域コミュニティの優先権や制約
を考慮せずにトップダウンの命令を強いるサプライチェーン管理
の手法は、平等ではなく、
また長期的に成功しにくい。対照的に、
持続可能性のより広い視点(生産性、効率性および地域社会の福
祉の向上に目を向けた)は、生産者を共有の価値と相互の利益の
創出に取り組ませることができる。熱帯地域のあらゆる場所で、小
規模および大規模生産者は、生産性と自然資源の管理の向上の
ための地域に適した解決策をすでに生み出している。現場レベル
で持続可能性を進める最も効果的で尊重されるべき手法は、戦略
的に設計された外部の支援と資源、そしてツールによって、生産者
•
の優先権と能力の拡大を必然的に生じさせる。鍵となる活動:生
産者、特に小規模生産者にとって、持続可能性の向上を進めるた
めのポジティブな価値の提案をする。一次生産の持続可能性の強
化と加工効率の向上に投資する。生産者が重要なトレーニングや
支援、および情報や投入資本へのアクセスを得られるように政府、
企業およびNGOとの連携を強化する。
公共分野と民間分野の協力を強化する:公共政策(例、環境規制
および土地利用の区画規制)および民間管理(例、企業のイニシア
ティブおよび任意基準と認証)は現在では急速に相乗的な形で機
能している。
これらの政策手段とイニシアティブを連携するための
さらなる協力は、飛躍的な進歩を達成するために必要不可欠であ
る。鍵となる活動:政府は持続可能な生産と取引実践に対して、イ
ンセンティブや要件を設け、
より拡大するべきである。企業は「森
林破壊のない」土地利用の策定への取組みを支持し、共同体の土
地の権利を標準的な法的要件として尊重すべきである
(例えば、
景観整備段階からの参加や、
これらの目的を持った政府立法の支
持を通じて)。
参加への招待
人が住み、そして生物多様性に富んだ地球を維持しながら、90億人の
ニーズを調整するという壮大なチャレンジに向かって社会が取り組む
ことから、
さまざまな作物、地域、あるいは企業の特定の状況に対応す
るそれぞれの戦略と解決策が必要である。
レインフォレスト・アライア
ンスは1990年代の初頭からこの挑戦に取り組み、1億9,000万ヘクター
ル、130万人の生産者が参加する2つの先駆的な持続可能性基準(森林
管理協議会{FSC}およびサステイナブル・アグリカルチャー・ネットワ-ク
[SAN])の構築の一助となり、生産者と森林コミュニティが、持続可能で
利益を生む生産システムを創り出すことを支えてきた。数千社にのぼる
企業がすでに、責任ある調達を実施し、それを証明するために、FSCと
SAN認証に信頼をおいている。現在、私達は、
自発的な持続可能性基準
とシステムを持った次の世代を定義し、生産者の現場での能力を積み
上げ、
またビジネスにおいては、持続可能性への投資からより多くの価
値をもたらせるよう助け、サプライチェーン全体と景観を管理すること
によって、持続可能性の成果が目に見えるかたちで得られるよう、革新
的なパートナーや企業とともに活動している。私達はこれらの刺激的な
イニシアティブの実施に際し、御社の協力を歓迎する。
より詳しい情報、あるいは森林破壊の停止および農業と森林サプライチ
ェーンにおける持続可能性の達成をお読みになり、
レインフォレスト・ア
ライアンスへ参加されたい方は 堀内宛にお問合せ下さい。
(本部担当
者Richard Z. Donovan [email protected])
4
233 Broadway, 28th Floor
New York, NY 10279 USA
tel : +1.212.677.1900
fax : +1.212.677.2187
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