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Oracle Workspaces 10g 概要

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Oracle Workspaces 10g 概要
ORACLE WORKSPACES 10g 概要
ORACLE WORKSPACES 10g 概要
Oracle Collaboration Suite Workspaces は Oracle Collaboration Suite 10g の新機能です。Oracle Workspaces は、
プロジェクト内のドキュメント、メッセージ、会議、タスクおよびディスカッションの編成と管理を簡
素化するシステムを提供します。これによりチームおよびプロジェクトのコラボレーション・ニーズに
対応した作業内容ベースのコラボレーションを実現します。Oracle Workspaces は、企業に次のようなメ
リットを提供します。
•
プロジェクトにかかわるチームの編成および管理の労力を全面的に削減します。
•
さらに効果的な編成および検索機能により、企業情報の活用を総合的に促進します。
•
コンテンツの重複をなくします 1 。
•
ワークスペースを許可するアクティビティの内容に応じてツールを使用可能にします。したがっ
てユーザーは簡単にコラボレーションの作業内容を取得できます。
•
使い慣れたデスクトップ・ツールによりアクセスを拡張できます。
Oracle Workspacesは、チーム活動を管理し、異なるアクセス・ロールを持つメンバーの参加を調整し、
チーム・メンバー間で情報を編成および共有するためのサービスを提供します。1 つのワークスペース
内で、ユーザーは、ドキュメントの共有、ディスカッションの運営、会議や業務の管理を行えます。Oracle
Workspacesは、すべてのCollaboration Suiteサービス(Mail、Calendar、Content Services、Discussions、Presence、
Web Conferencing、およびInstant Messaging)を活用し、ユーザーが必要に応じて各サービスを使用でき
るようにします。Oracle Workspacesでは、コピーを作成せずにチーム・コンテンツを簡単に編成できま
す。エンド・ユーザーは、OutlookTMやThunderbirdTMなどの使い慣れた電子メールクライアント、Calendar
デスクトップやWebクライアント、またはWebDAVファイル・ブラウザを使用して、自分のワークスペー
ス・コンテンツにアクセスできます。Oracle Workspacesは、配置されたサービスとの透過的なやりとり
を可能にし、同時にすべてのチーム・リソースの一貫性、関連性および適切なアクセス権限を保持しま
す。
Oracle Workspaces SDK により、顧客やパートナは独自のアプリケーションで Oracle Workspaces サービ
スを活用できます。SDK を使用して開発されたアプリケーションは、Oracle Workspaces クライアントと
中核機能を共有しているため、ユーザーはいつでも適切なツールに切り替えることができます。これに
より、顧客は独自のアプリケーションまたは Oracle Workspaces クライアント経由でユーザーがコラボ
レーションに参加できるよう、Oracle Workspaces サービスを配置できます。このドキュメントでは、次
を対象として Oracle Workspaces と SDK のメリットに焦点を当てます。
1
•
エンド・ユーザー
•
アプリケーション開発者
Workspacesは、エンド・ユーザーやアプリケーション開発者のネイティブ・サービスのコンテンツを管理します。
たとえば、ドキュメントはContent Services
内で管理されます。これによりワークスペースは、コンテンツを複製せずに管理できます。また、他のCollaboration Suiteサービスの機能に保存されて
いるコンテンツにも適用できます。さらに、ドキュメントの自動バージョニング、デフォルト属性設定、ポリシーなどの機能の利点も活用できます。
1
2006 年 1 月
Oracle Corporation 発行「ORACLE WORKSPACES 10g OVERVIEW」の翻訳版です。
ORACLE WORKSPACES 10g 概要
Workspace 内の Recent Activity、Meeting Links への Web ベース・ユーザー・インタフェースの例
エンド・ユーザー機能
Oracle Workspaces は、チーム用のワークスペースをユーザーが作成するためのセルフサービス環境を備
えています。これにより、関連するコンテンツを整理し、プロジェクト期間中に共有することができま
す。ユーザーは次のことができます。
•
セキュアな環境でのドキュメントの整理および共有
•
会議、Web 会議、ディスカッション、メール、インスタント・メッセージを介したコラボレー
ションの簡素化
•
会議資料の管理およびタスクの割当て
•
カレンダでのスケジュール追跡、タスク・リストでのアクティビティ追跡
•
Web Conferencing と Instant Messaging を使用したリアルタイムのコラボレーション
Oracle Workspaces ユーザーは、エンド・ユーザーによる特別な操作なしに、様々な機能を有効に活用で
きます。次のような機能が含まれます。
•
組織共有
•
チーム・カレンダおよびスケジュール
•
個人用生産性ツールを介したチーム情報へのアクセス
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2006 年 1 月
Oracle Corporation 発行「ORACLE WORKSPACES 10g OVERVIEW」の翻訳版です。
ORACLE WORKSPACES 10g 概要
•
1 つのコンテンツから他のコンテンツへのリンクを介したナビゲート
•
作業内容別の編成および検索
•
ドキュメントに対する自動バージョニング、属性設定およびポリシー
Oracle Workspaces クライアントは、次の機能をエンド・ユーザーに提供します。
•
•
ロールベースのアクセスおよびワークスペース全体の表示のための、Web ベースのユーザー・
インタフェース
°
編成の簡素化を可能にするお気に入りのワークスペースとすべてのワークスペース
°
各ワークスペース内のロールベース・アクセス制御(閲覧者、書込み参加者、管理者)
°
Workspaces 環境内でのコミュニケーション、スケジュール、タスク編成、ドキュメント参照
ツール。これらのツールは、ライブラリ、タスク、ディスカッション、インスタント・メッ
セージおよび Web 会議からコンテンツへのアクセスを提供します。
°
最後のログイン以降の Oracle Workspaces 内の「What’s New」へのアクセス
°
グループに対して有効期限を設定する機能付きのグループ・アナウンス
次のアクティビティを有効にするコンテキスト「リンク」
°
ドキュメントに関するディスカッション
°
会議でのプレゼンテーションのためのドキュメントの参照
°
ドキュメントを評価するユーザーへの会議でのタスク割当て
•
異なる責任を持つメンバーのワークスペースでのナビゲーション操作性を簡単にカスタマイズ
するためのビューのサポート
•
Workspaces との電子メールによる通信: メンバーおよび非メンバーからのワークスペースへの
メールによる関連情報提供を可能にする
•
ネイティブ・クライアントからのアクセス(IMAP からワークスペース・メッセージおよびディ
スカッションへのアクセス、カレンダからスケジュールへのアクセス、WebDAV からドキュメ
ントへのアクセス)
•
参加者情報に関する所在とディレクトリの統合およびインスタント・メッセージまたはチャット
の有効化
•
ワークスペースへの新規情報の追加時または更新時のワークスペース全体への通知
•
ベスト・プラクティスの取得用テンプレート、およびその他のワークスペース作成のためのテン
プレート使用のサポート
°
テンプレートは、テンプレートに基づいて各ワークスペース内でインスタンス化されたド
キュメント・テンプレートやガイドラインなどのデータの他、構造体の取得が可能
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2006 年 1 月
Oracle Corporation 発行「ORACLE WORKSPACES 10g OVERVIEW」の翻訳版です。
ORACLE WORKSPACES 10g 概要
開発者機能
Oracle Workspaces は、Java SDK を提供して、開発者が既存のアプリケーション内で Oracle Workspaces
を統合しカスタム・ソリューションを構築できるようにします。Oracle Workspaces SDK はプログラム・
インタフェースを介して次の機能を提供します。
•
ユーザー・グループ用に、またはテンプレートに基づいて新規ワークスペースを作成する。
•
新規ワークスペース・テンプレートを作成する、または既存のワークスペース・テンプレートを
更新する。
•
ワークスペース・メンバーシップおよび権限を管理する。
•
ライブラリコンテンツ、会議、タスク、ディスカッションおよびお知らせなどのワークスペース・
オブジェクトを追加、修正、削除する。
•
参加者一覧、ライブラリコンテンツ、会議、ディスカッション・スレッドまたはタスクなどの情
報をワークスペースから取得する。
•
ワークスペース・オブジェクト間の「リンク」を管理する: たとえば、あるドキュメントに関す
る新しいディスカッションを開始する、または会議からタスクを割り当てる。
•
特定のワークスペースを検索する、またはワークスペースの情報を検索する。
結論
Oracle Workspaces 10g は、多様なビジネス・ニーズに応じて顧客がチームとプロジェクトを効率よく管
理するために有効です。Oracle Workspaces により、コンテンツの編成、プロジェクト範囲内でのユー
ザー・コラボレーション、テンプレート用のベスト・プラクティスの取得、ユーザーが使い慣れたデス
クトップ・ツールを使用したワークスペース情報へのアクセスなどが可能になります。作業と知識を共
有することによるチームのワークロードの削減、ポリシーによるコンテンツ管理、Oracle Content Services
からのワークフローと属性設定機能の有効化、情報の検索の簡素化による情報の再利用の促進が Oracle
Workspaces により可能になります。さらに、開発者とパートナは、Workspaces クライアントとともに動
作するカスタム・アプリケーションを構築するために、Oracle Workspaces サービスを利用できます。
Collaboration Suite は、エンタープライズ・プラットフォーム上に企業クラスのコミュニケーション用ア
プリケーションおよびコンテンツ管理アプリケーション一式を提供し、ユーザーの生産性を高めると同
時に全体的なコストの削減を図ります。効率的でスケーラブルかつ確実な企業内コミュニケーションと
コンテンツの様々な問題に対処できるコラボレーション・プラットフォームとして、現在提供されてい
るのは Oracle Collaboration Suite のみです。10g の Oracle Collaboration Suite は、広範囲な機能および拡張
機能を備えています。エンド・ユーザーに満足感を与え、管理を容易にし、開発者には Collaboration Suite
の機能を拡張し他のアプリケーションと統合するためのツールを提供しています。
Oracle Collaboration Suiteの詳細は、http://otn.oracle.co.jp/products/cs10g/index.html を参照してください。
Copyright © 2006, Oracle. All rights reserved.
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Oracle は米国 Oracle Corporation または関連会社、あるいはその両方の登録商標です。その他の製品名は、それぞれの所有者の商標です。
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2006 年 1 月
Oracle Corporation 発行「ORACLE WORKSPACES 10g OVERVIEW」の翻訳版です。
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