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水質事故発生状況 [PDFファイル/1.15MB]
平成24年度水質事故発生状況 ・4月発生状況 発生月日 月 日 水系 支川等 市町村 事故区分 魚死亡 油浮遊 その他 原因者等 事故の概要 小田原市西酒匂の事業者から、タンクローリーからポリ硫酸第 下菊川に接 4 5 酒匂川 ○(ポリ硫 続する鬼柳 小田原市 酸第2鉄) 排水路 ニ鉄を納入する際、誤って最大5L漏らしたとの通報があっ 事業者 た。河川に流出した地点の下流を確認したところ、魚の死亡や 水の着色等の異常は見られなかった。市は当該事業者に対して 事故報告書の提出を指導した。 湯河原町吉浜の塩川で、濁水が流れているとの通報があった。 現場を確認し、上流を調査したところ建設工事現場から濁水が 4 6 海域 塩川 湯河原町 ○(濁水) 事業者 流れていることを確認した。当該工事の施工業者に対して、町 は排水処理に使われているフィルターの数を増やすよう指導 し、県は事故報告書の提出を指導した。 4 19 酒匂川 狩川に流入 する水路 南足柄市狩野の事業者から、トラックから軽油が水路に流れた 南足柄市 ○ 事業者 との通報があった。水路の下流にある事業者がオイルマット等 により軽油を回収し、狩川への流出は確認できなった。 茅ヶ崎市柳島付近で、油が浮遊していると通報があり、現場に 4 23 相模川 小出川 茅ヶ崎市 ○ 不明 オイルマットを設置して油を回収したが、現場から上流には油 膜が残留しておらず、原因は不明だった。 狩川に流入 4 25 酒匂川 する仙了川 に接続する 開成町の仙了川に流れ込む水路で、油が浮遊していると通報が 開成町 ○ 不明 寺下排水路 26 相模川 ○(泡浮 入する荻野 厚木市 遊) 川 厚木市の荻野川で泡が浮遊しているという通報があり、上流の 不明 26 境川 用水から流入していると推定して調査したが、原因は不明のま ま収束した。 境川に流入 4 田原市を含む下流には影響はみられなかった。水路上流の追跡 調査を実施したが暗渠になっており、原因は不明だった。 小鮎川に流 4 あり、町がオイルマットを設置することにより油を回収し、小 大和市下鶴間で交通事故があり、トラックから軽油10Lが道路 する道路側 大和市 ○ 交通事故 溝 側溝に流出した。流出した排水口にオイルマットを設置して油 を回収し、下流水域には被害は発生しなかった。 厚木市船子の恩曽川で、油が浮遊していると通報があり、暗渠 4 27 相模川 玉川に流入 する恩曽川 厚木市 ○ 不明 になっている水路から油が流入していることを確認し、オイル マットを設置して油を回収した。下流の魚類等には異状が発生 しなかった。 ・5月発生状況 発生月日 月 日 水系 支川等 市町村 事故区分 魚死亡 油浮遊 その他 原因者等 事故の概要 鎌倉市西鎌倉の神戸川で河川水が白濁しているとの通報があ 5 1 神戸川 鎌倉市 ○(白濁) 不明 り、流れが滞留している箇所で白濁が残留していた。上流を調 査したが原因は不明。下流の魚類等には異状は発生しなかっ た。 三浦市の北條湾で油が4,500m2ほど浮遊しているとの通報が 5 7 相模湾 三浦市 ○ 不明 あったが、魚介類の死亡等は発生しなかった。周辺を調査した が、流入河川や周辺事業者からは油の浮遊、油臭などは発見さ れず、原因者は不明。県東部漁港事務所等が油を回収した。 エンジンオイルの250Lタンクのコックに衝撃を与え、水路を 5 8 相模川 目久尻川 綾瀬市 ○ 事業者 通って河川に流入した。油は、市が現場近くの集水枡にオイル マットを設置し、回収した。流出量は不明。 永池川に流 5 8 相模川 事業場で200Lのドラム缶を転倒させてしまい、5~6Lのエン 入する釜坂 海老名市 ○ 事業者 川 5 10 相模川 一之宮第二 排水路 ジンオイルを流出させてしまった。市が釜坂川に流入する水路 にオイルマットを設置し、油を回収した。 事業場で保管されていた鉄製のパレットが降雨で洗われて油が 寒川町 ○ 事業者 水路に流入した。事業場が工場出口と下流の川との合流点の手 前でオイルマットを設置して、油を回収した。 三浦市三戸海岸で、海岸から500mの地点で油膜が浮遊してい 5 17 相模湾 三浦市 ○ 不明 た。油は短時間で消失し、市の調査でも海岸からの流出は確認 できず、原因は不明。 5 18 金目川 小櫻川 ○(着色 大磯町 水) 大磯町高麗の金目川水系小櫻川で、緑かがった乳白色の水が滞 不明 留していた。小櫻川の上流は暗渠で調査困難であり、原因不明 のまま着色は収束した。 鎌倉市極楽寺の極楽寺川で、河川水の白濁があった。調査によ 5 18 極楽寺川 鎌倉市 ○(白濁) 工事 り、塗装の色換えの際に刷毛を洗浄し、水道水で希釈して排出 したためと判明した。 小田原市中町の山王川に通じる宮窪排水路で、油の浮遊が発生 5 22 山王川 宮窪排水路 小田原市 ○ 不明 した。オイルマットを設置して油を回収した。油の発生源を調 査したが、水路上流は開渠が飛び飛びに存在しており、追跡調 査はできず、原因は不明であった。 鎌倉市の関所橋付近の東御門川で、河川水の白濁があった。現 5 22 滑川 東御門川 鎌倉市 ○(白濁) 工事 場上流の工事現場の屋外の流しで塗装用のハケを洗浄したとこ ろ、その排水が公共下水道へ接続しておらず、水路を経由して 東御門川へ流出してしまった。 二宮町の県立二宮高校付近の葛川水系の打腰川で、河川水の白 5 25 葛川 打腰川 二宮町 ○(白濁) 不明 濁があった。現場上流を調査したが、原因不明なまま収束し た。 三浦市宮川町から河口までの狭塚川で、河川水の白濁が発生し 5 25 狭塚川 三浦市 ○(白濁) 不明 た。白濁は、徐々に下流に移動したが、簡易水質分析では異常 はなく、魚の死亡等の被害もなかった。原因は特定できなかっ た。 鎌倉市の松竹大通橋付近の砂押川で、ドブのような臭気のある 柏尾川に流 5 29 境川 入する砂押 鎌倉市 川 白濁水が橋の下の管渠から排出されていると通報があった。現 ○(濁水) 不明 場確認時には濁水が止まっており、魚類等に異常は見られな かった。管渠の接続状況を調査したが、原因は特定できなかっ た。 ・6月発生状況 発生月日 月 日 水系 支川等 事故区分 市町村 魚死亡 油浮遊 その他 原因者等 事故の概要 鎌倉市由比ガ浜の滑川で油が浮遊していると通報があった。調 査当初に支川の佐助川合流部で油膜を確認したがほとんど薄 6 1 滑川 佐助川 鎌倉市 ○ 不明 まっており、佐助川上流も異常は見られなかった。6時間程度 経過した後、再び滑川にて油の浮遊が確認されたため、市はオ イルフェンスを設置した。当初の浮遊との因果関係及び原因は 不明であった。 三浦市初声町の初声川支流一番川でボラやハゼ(大きさ5㎝程 初声川に流 6 7 その他河川 入する一番 三浦市 ○ 不明 川 7 金目川 及び県内水面試験場で死亡魚の調査を実施したが、原因は不明 だった。横須賀三浦地域県政総合センターが記者発表。 渋田川に接 6 度)が約1,500匹死亡した。県環境科学センターでの水質分析 平塚市下島にある渋田川に接続する農業用水路で、油が浮遊し 続する農業 平塚市 ○ 不明 用水路 ていると通報があった。降雨により油膜の残留は少量だった が、原因は不明だった。オイルマットで油を回収した。 箱根町の早川と須雲川の合流点付近で鮎やヤマメ等が30匹程 度死亡していることが確認された。原因は不明だったが、同一 6 8 早川 箱根町 ○ 不明 場所で過去にも魚の死亡事故が発生しており、原因が事業所の 清掃で発生した塩素の流出だったことから、町が付近の事業所 にチラシを配布し、排水の適正管理を周知した。 鎌倉市大町の逆川で、工事中に路面をカッターで切断し、路面 にジェット洗浄をかけて発生した白濁水を回収しきれず流出さ 6 11 滑川 逆川 鎌倉市 ○(白濁) 工事 せる事故が発生した。白濁水は、バキュームで回収して収束し た。県及び市は、当該事業者に対して事故報告書の提出を指導 した。 6 12 酒匂川 狩川に接続 する谷津川 ○(泡浮 南足柄市 遊) 南足柄市中沼の谷津川付近の水路で、洗剤臭とともに泡浮遊が 不明 あった。泡は短時間で消え、上流の調査でも原因は発見されな かった。 小田原市桑原及び西大友の水路で油の浮遊が発生した。追跡調 査を実施したところ、ある事業所内のオイルタンクの漏れが確 6 20 酒匂川 酒匂川に流 入する水路 小田原市 ○ 事業者 認された。事業者によるとバルブの緩みで、10~15Lのエンジ ンオイルが流出したとのことであった。市は当該事業者に対し て、油を含んだ土壌の撤去とタンクからの流出防止措置を指導 した。 愛川町角田にある畜産事業場の屋外に保管してある木くずから 中津川に接 6 22 相模川 ○(黒色 続される深 愛川町 水) 掘沢 黒色水が流出し、下流の砂防ダムを超えて下流に到達した。黒 事業者 色水は、沢の手前の側溝に土嚢を設置し、ポンプによって回収 した。県は事業者に対して、家畜排せつ物法の管理基準に基づ き指導した。 鎌倉市関谷の関谷川で、事業所の雨水管から川へ油が流出して 柏尾川に流 6 25 境川 入する関谷 鎌倉市 ○ 事業者 川 いると通報があり、市はオイルマットを設置し、拡散防止措置 を行った。また、市は事業者に対して、油の流出している雨水 管系統を調査し、原因の特定及び対策を講じるよう指導した。 逗子市沼間の田越川で、河川水の白濁が発生し、およそ100m 6 29 田越川 逗子市 ○(白濁) 不明 の区間の川底に白色物質が沈殿した。魚類等の被害はなく、原 因が不明なまま収束した。 ・7月発生状況 発生月日 月 日 水系 支川等 市町村 事故区分 魚死亡 油浮遊 その他 原因者等 海老名市中新田の水路で油が浮遊していると通報があったが、 貫抜川に流 7 3 相模川 事故の概要 入する中央 海老名市 ○ 不明 排水路 水路の流量が多いため短時間で油は下流に流れてしまったもの と推定された。発生源は不明だったが、翌日以降新たな油の流 入はなかった。 前日の豪雨で、雨水が秦野市内の下水道中継ポンプ場の地下に あるポンプ室に浸水し、ポンプが2台とも停止した。そのた 7 14 金目川 め、ポンプ場に流入した汚水をその上澄み水を塩素消毒して大 鈴川に流入 秦野市、平 ○(汚水) 事業場 する大根川 塚市 根川へ放流すると共に、ポンプ場復旧のため浸水した雨水も放 流した。ポンプは翌午前2時に復旧し、魚等への被害も生じな かった。放流量は、推定8,800~10,200立方メートル。な お、秦野市が翌日に記者発表。 綾瀬市上土棚南の藪根橋で、排水口から蓼川に油が流れ込んで いると通報があった。綾瀬市が、雨水管のマンホールを開けて 7 20 引地川 蓼川 綾瀬市 ○ 不明 調査したが、暗渠には油の痕跡は残っているものの、付近の事 業場は少なく、発生源は特定は困難だった。当日午後の降雨 で、川の油膜が消失するとともに暗渠の痕跡も消え、発生源は 特定できなかった。魚類に対する被害はなかった。 鎌倉市小町の滑川支川の扇川へ油が流出したため、鎌倉市がオ イルフェンスを設置するとともに、河口の海水浴場の遊泳禁止 を記者発表した。魚類には被害は生じなかった。翌日の水質測 定の結果、下流及び河口では、油は検出されず、翌々日から海 7 20 滑川 扇川 鎌倉市 ○ 事業場 水浴場の遊泳を再開した。原因は、現場上流の事業場の屋上に 設置されたボイラーのサービスタンク配管に腐食が発生し、油 が屋上に漏洩して、前日の降雨により雨水管に流出したためと 判明した。鎌倉市及び県は、油の洗浄・回収と再発防止策の報 告を指示した。 海老名市杉久保北二丁目の永池川支川の釜坂川で、白濁水が流 永池川に流 7 25 相模川 れていると通報が入った。海老名市及び県が下流を調査したと 入する釜坂 海老名市 ○(白濁) 不明 川 ころ、永池川と釜坂川の合流点で白濁は確認できず、魚類にも 被害はなかった。上流の調査でも発生源は判明せず、そのまま 白濁の消失したため事故収束とした。 南足柄市岩原の狩川に接続する水路に、油が浮遊していると通 報があり、南足柄市と県等がオイルマットを設置して油を回収 7 25 酒匂川 狩川に流入 する水路 南足柄市 ○ 不明 した。現場下流を調査したが、狩川との合流点及びその流には 油の浮遊は確認できなかった。また、原因究明のため現場の上 流を調査したが、水路の開渠部分では発生源の特定はできな かった。 平塚市西真土の排水路で、付近の事業所から水路に白濁水が流 渋田川に接 7 26 金目川 れていると通報があった。現場確認の時点で白濁水の流れ込み 続する真土 平塚市 ○(白濁) 不明 排水路 は止まっていたが、白濁水は薄く残留していた。下流の渋田川 には、白濁は確認されなかった。発生源は不明だったが、白濁 水の再発はなく収束した。 海老名市本郷の資材置場で車輌火災があり、用水路に油が流出 した。海老名市が現地に到着し、オイルマットを現場の道路側 永池川に接 7 28 相模川 続する原川 海老名市 及び水路 ○ 事業者 溝に設置するとともに、下流の原川、原川と永池川の合流点及 び門沢橋を調査し油膜がないことを確認した。漏電等の原因で 重機が発火したものと推定された。下流に被害は生じなかっ た。 ・8月発生状況 発生月日 月 日 水系 支川等 市町村 事故区分 魚死亡 油浮遊 その他 原因者等 事故の概要 開成町宮台の要定川で、油が浮いていると通報があった。開成 8 6 酒匂川 狩川に流入 する要定川 町と県で調査した結果、近隣の事業場の排水処理施設から油状 開成町 ○ 事業場 の物質が排出されたためと判明した。原因者にオイルマット等 で回収、流出防止を行うとともに、油状物質の調査と再発防止 を指導した。なお、水生生物の被害等はなかった。 小田原市飯泉の事業場から泡を含んだ水が敷地外に流出してい るとの通報があった。調査の結果、事業場の排水処理施設にあ 8 7 酒匂川 小田原市 ○(泡浮 遊) 事業場 るフィルターが目詰まりし、ピットから排水があふれて道路と 河川法面を経由して川に流出したことが判明した。水生生物へ の被害等は発生しなかった。小田原市が事業者に対して再発防 止と原因調査を行うよう指導した。 開成町宮台の水路で白濁水が流れていると通報が入った。開成 町がオイルフェンスを設置して拡大の防止を図ったが、オイル 8 8 酒匂川 狩川に流入 する要定川 フェンスでの阻止ができず白濁が下流に流出した。水道事業者 開成町 ○(白濁) 不明 が現場で採水した試料を分析した結果、有害物質の検出や浄水 処理を障害する異常は検出されなかった。白濁は翌日までに消 失し、以降の新たな白濁の発生もなかった。水生生物や浄水場 の被害は無かった。 鎌倉市小町で、水道管漏水工事の際に土砂が混じった水を近く の側溝に流したため、扇川に濁りが生じた。濁水の発生が止 8 21 滑川 扇川 鎌倉市 ○(濁水) 事業場 まった後も原因者が川に人員を配置し、濁りが解消されるま で、河川を監視した。滑川本川には影響はなく、被害はなかっ た。 平塚市横内の農業用水路で20mにわたって白い粉が浮いている のを発見された。 現場にオイルマットを設置したが回収でき 渋田川に接 8 29 金目川 続する横内 海老名市 農業用水路 なかった。被害は発生せず、オイルマットで流出防止した結 ○(白粉) その他 果、翌日には白粉は消失した。原因は、水路に面した建物から 消化器の粉が流出してしまったためと判明し、原因者に消化剤 等、廃棄物を流出させないこと、事故時には速やかに市に連絡 することを指導した。 ・9月発生状況 発生月日 月 日 水系 支川等 市町村 事故区分 魚死亡 油浮遊 その他 原因者等 事故の概要 鎌倉市佐助でマンホールから汚水があふれていると通報があっ た。原因は、管渠にアスファルト殻が詰まっていたためと判明 9 5 滑川 佐助川 鎌倉市 ○(汚水) 不明 した。鎌倉市は、路面に残留していた汚水などを回収した後、 路面消毒を行った。滑川合流までの開渠の区間は汚水の影響は 確認できず、水生生物の被害はなかった。 平塚市下島の農業用水路で油が浮いていると通報があった。平 塚市が調査したところ、ある事業者の油水分離槽の維持管理不 渋田川に接 9 20 金目川 続する農業 平塚市 良で流出したものと判明した。市は、オイルマットを設置し流 ○ 事業場 用水路 出防止をした。その後、市民から油がまだ浮いていると連絡が 入り、原因者が水路を浚渫して清掃し、オイルマットを撤去し た。平塚市から原因者に対して、応急措置の他、油が流出した 原因を究明するよう指示した。 鎌倉市大船付近の梅田川で油が浮いていると通報があった。現 柏尾川に接 9 27 境川 続する梅田 鎌倉市 川 地調査の結果、現場には油が残留しているものの上流から油の ○ 不明 流入はなく、下流も10m程で油は確認できず原因者は不明で あった。鎌倉市がオイルマットを設置し下流への流出防止措置 をした。 ・10月発生状況 発生月日 月 日 水系 支川等 事故区分 市町村 魚死亡 油浮遊 その他 原因者等 事故の概要 南足柄市塚原の農業用水路で死亡魚が浮遊しているとの通報が あった。現場を確認したところ、主として2~3cmの魚が 狩川の接続 10 1 酒匂川 500~600匹程度死亡しているのが確認された。残留塩素等に する農業用 南足柄市 ○ 不明 水路 ついて簡易水質分析を実施したが、異常は認められず、また、 同じ現場でドジョウが泳いでいることが確認できたため、新た に魚が死亡する状況でないと判断し、対応を終了した。なお、 死亡した魚は南足柄市が回収した。 厚木市と平塚市の境界にある笠張川で油が浮遊していると通報 渋田川に接 10 1 金目川 続する笠張 川 があった。現場にオイルマットで流出防止措置し、上流を調査 厚木市、平 ○ 塚市 不明 したが日没で調査が困難になったため翌日に調査することとし た。翌日の再調査では、上流には油の痕跡は認められず、魚も 泳いでいたことから油の河川への影響はなかった。 河川の定期水質検査のため不動川を訪れた県環境科学センター 職員が、大磯町本郷の不動川の新不動橋付近でオイカワ、ハゼ 等の稚魚が大量に死亡しているのを発見した。死亡した魚の種 10 2 葛川 不動川 大磯町 ○ 不明 類及び数量は、オイカワ、ハゼ等の体長2~5cmの稚魚、数 千尾であった。また、魚の死亡が確認された同じ場所で、群れ で泳いでいるコイを確認した。死亡魚の魚体検査結果、河川水 質検査結果から病気による死亡及び有害物質による死亡の可能 性は低いものと思われ、事故原因は特定できなかった。 鎌倉市腰越の二又川に白濁水が流れていると通報があった。原 10 4 神戸川 二又川 ○(白濁) 工事 因は、事業者が住宅外壁の塗装後、庭の外流しで道具を洗浄、 それが側溝を通じ、河川に流出したものと判明した。水生生物 への影響はなかった。鎌倉市は事業者に再発防止を指導した。 大和市上和田の新道大橋上流20mの大和市側の排水口から赤 いペンキが流れ出ていると通報があった。大和市が排水口から 出ている赤いペンキ簡易検査をしたが有害物質は検出されず、 10 17 境川 ○(赤色ペ ンキ) 不明 河川水は、排水口付近5m程は赤い着色残っているが、新道大 橋下流では赤色が確認できないくらい薄まっており、橋より下 流への影響はない。排水口の管上流を調査したが、原因者の特 定はできなかった。大和市が排水口付近を清掃し、ペンキが残 留していないことを確認して収束した。 鎌倉市長谷の栄橋付近で稲瀬川が白濁していると通報があっ た。原因は、事業者が新築工事現場で使用した道具に付着した 10 29 稲瀬川 ○(白濁) 工事 塗料を道路側溝上で洗い流したためと判明した。水生生物等へ の影響はなかった。鎌倉市は事業者に宅内の雨水桝に逆流して 滞留していた白濁水の回収及び再発防止を指導した。 ・11月発生状況 発生月日 月 日 水系 支川等 事故区分 市町村 魚死亡 油浮遊 その他 原因者等 事故の概要 寒川町宮山の寒川橋付近の目久尻川で、油が浮いていると通報 があった。寒川町の調査で寒川橋上流の寒川町クリーンセン ター付近でも油が確認され、上流4市に連絡し、寒川橋及び上 流の久保田橋に吹き流し型オイルフェンスを設置し油の拡散防 止措置を行った。更に上流、綾瀬市吉岡の道庵橋の袂の排水管 から目久尻川へ油が流れていることを綾瀬市が確認し、この管 綾瀬市、海 11 5 相模川 目久尻川 老名市、寒 ○ 不明 川町 渠の上流を海老名市と綾瀬市が調査したが原因者は判明しな かった。翌日午前、道庵橋と付近のマンホールを調査したが、 降雨で流量が増えているにもかかわらず、油が残留しているこ とが確認され、下流の寒川町でも油は上流から流れてきてい た。同日夕方には、下流の藤沢市で油は残っていたが、寒川町 の寒川橋及び久保田橋周辺では油は確認されなかった。翌々 日、道庵橋付近、用田橋付近に油が流出していないことを確認 して、原因不明のまま収束となった。 伊勢原市日向の日向川が白濁していると通報があった。伊勢原 市が現地確認した結果、白濁水は薄くなっているが下流300m の区間の水が滞留しているところに白濁が残っていた。原因者 は、同市日向で内装工事をしていた内装業者で、内装用の白い 11 7 相模川 玉川に流入 する日向川 伊勢原市 ○(白濁) 工事 漆喰1.2kgを台所の流しから流したが、現場宅は単独浄化槽 であったため、内装材を含む白濁水が川に流出した。伊勢原市 は、原因者に対し現場から川までの間に滞留している漆喰など を除去するよう指導した。翌日、流しから水を流しても白濁水 が発生しないことを確認し、原因者に報告書の提出を指示し た。 秦野市菖蒲の事業所(破産休眠)の敷地から道路側溝に白濁水 が流れ出ているのを県地域センターの職員が発見した。敷地内 川音川に流 11 13 酒匂川 の広い面積に濁水たまっていたが、白濁水の発生源は事業所内 入する四十 秦野市 ○(白濁) 事業者 八瀬川 のどこであるかは特定できず、白濁水が四十八瀬川に流出した 形跡は確認できなかった。現場に積まれている土嚢を一段から 二段に増やして流失防止対策を行い、管理を委託されている事 業者に溜まり水の除去を指示した。 平塚市南金目の農業用水路で魚が弱っており、一部、死亡して いるとの通報があった。平塚市が現地確認したところ、南金目 方面から大根川に合流する農業用水路で死亡魚を確認し、合流 地点付近の水路に網でフェンスを敷設し死亡魚の大根川への流 大根川に接 11 21 金目川 続する用水 平塚市 ○ 不明 路 出を防止して死亡魚の回収を実施した。原因調査を実施すると ともに、南金目769付近及び大根川合流点付近の水路の2箇所 で簡易水質分析を行い異常は認められず、詳細な水質分析の結 果でも農薬、総水銀、全シアン、ヒ素は検出されなかった。原 因不明で収束した。回収した死亡魚は、コイ、フナ、ドジョ ウ、ザリガニ等約180kgであった。 厚木市中津川鮎津橋及び第一鮎津橋付近で魚20匹と鳥1羽が死 亡していると通報があった。厚木市が現場確認したところ第一 11 28 相模川 中津川 厚木市 ○ 不明 鮎津橋の右岸のよどみで、20匹ほどの死亡した鮎を確認し、 鳥は確認できなかった。現場の簡易水質検査では、pH7~8 で異常なく現場付近では魚が泳いでおり、上流及び下流でも魚 が元気に泳いでいたことから、事故は原因不明で収束とした。 ・12月発生状況 発生月日 月 日 水系 支川等 市町村 事故区分 魚死亡 油浮遊 その他 原因者等 事故の概要 小田原市早川の西湘バイパス箱根口近くで乗用車2台の交通事 故があり、少量のエンジンオイルが流出し、早川に油膜が発生 12 4 早川 小田原市 ○ 交通事故 した。道路管理者が現場にオイルマットを設置するとともに、 道路上のエンジンオイルを吸着材で処理した。水生生物の被害 はなく、現場から発生する雨水に油が混じっていないことを確 認した後、オイルマットを撤去した 海老名市上郷二丁目馬船橋の右岸付近から白濁水が流れ出てい ると通報があった。海老名市などが現場確認したところ排水口 からは白濁水は出ていなかった。馬船橋下流2~3mの所に礫 12 7 相模川 鳩川 海老名市 ○(白濁) 不明 間浄化施設へ導水する堰があり、橋と堰の間にほのかに白濁が 残っていたが礫間浄化施設の下流は白濁が消えていた。翌日以 降、排出口から新たな白濁水の流出はなく原因不明で収束し た。 市職員が、鎌倉市腰越の雨水管から白濁水の流出を確認した。 原因調査を実施したところ、水性塗料による建物外壁塗装に使 用した道具を敷地内側溝上で洗浄したため、その洗浄水が流出 12 13 神戸川 鎌倉市 ○(白濁) 工事 したものと判明した。洗浄はすでに終了しており、河川の白濁 も薄まり、水生生物への影響もないことから、工事業者に河川 等の残留物があればその回収、再発防止、始末書の提出を指示 し、事故を収束とした。 平塚市西真土の事業場の従業員から敷地内から真土排水路へ青 色着色水が流れたとの通報があった。平塚市が現場確認したと ころ、着色水流出地点の下流の水路、渋田川合流点には着色水 などの確認はできなかった。原因は、工場棟内のが空中配管の 亀裂から漏出した液が建屋内の床面に溜まり、工場扉の下の隙 間から場外に流出したためだった。流出物は、主原料の合成樹 渋田川に流 12 17 金目川 入する真土 平塚市 排水路 ○(着色 水) 事業者 脂原料、着色剤の無機青色顔料及び溶剤で、常温では固体のた め大部分が水路に到達までに固化し、配管からの流出量が 100kgに対し水路への流出量は推定3kg程度であり、工場内床 面及び扉から水路までの地面に青い固形物が大量に付着してい た。事業者に対し水路内及び敷地内の漏出物の回収、応急措置 及び恒久対策についての報告を指示した。翌日、青い固形物の 回収清掃の完了を確認し、渋田川合流点までの間に着色の痕跡 ないことを確認し、事故を収束とした。 鎌倉市御成町の福祉センター付近の滑川水系佐助川が白濁して いるのを鎌倉市職員が河川パトロール中に発見した。鎌倉市が 現場上流を調査したが、原因と思われる工事現場、事業所は発 12 26 滑川 佐助川 鎌倉市 ○(白濁) 不明 見できなかった。白濁は、短時間の少量の排出と推定され、調 査をしている1時間の間に白濁水の上流からの流入はなかっ た。白濁は希釈され薄くなり、特に被害もなく新たな白濁も発 生していないことから、事故は原因不明のまま収束した。 鎌倉市扇ガ谷3丁目付近の滑川水系扇川が白濁していると通報 があった。鎌倉市の現地調査の結果、白濁は水性塗料と推定さ 12 28 滑川 扇川 鎌倉市 ○(白濁) 不明 れるが、現場上流には原因と推定される事業所や工事現場は発 見できなかった。白濁は、降雨により希釈されており特に被害 もないことから調査を終了し事故は収束した。 ・1月発生状況 発生月日 月 日 水系 支川等 市町村 事故区分 魚死亡 油浮遊 その他 原因者等 事故の概要 鎌倉市職員が、鎌倉市小町1丁目付近で白濁を発見した。現場 1 10 滑川 御谷川 鎌倉市 ○(白濁) 不明 の白濁は15分程度で解消し、下流でも白濁は確認されなかっ たため、原因不明で調査を終了した。 鎌倉市手広6丁目の境川水系大塚川で油が浮遊していることを 鎌倉市職員が発見した。周辺を調査したところ、鎌倉市笛田の 暗渠排水管から油が笛田川に流出しているのを確認した。油の 柏尾川への流出を防止するため、現場下流の県道藤沢・鎌倉線 に交差する地点付近の暗渠に入る直前にオイルフェンスとオイ 柏尾川に流 1 17 境川 入する笛田 鎌倉市 ○ 不明 川 ルマットを設置し、原因調査を実施した。翌日(18日)原因 調査を行うとともに油の状況確認を行った。油は暗渠排水管か ら流出しているものの昨日よりも少なく、オイルフェンス等を 設置した下流及び柏尾川合流点で油は確認できなかった。翌週 (21日)に状況を確認したところ、暗渠排水管からの油の流 出が止まったので、オイルフェンス等を撤去し、原因不明で収 束した。 厚木市飯山の小鮎川の庫裡橋付近で河川が着色していると通報 があった。県と市が現地確認調査を行った。現地へ到着した 11時45分頃には、着色水は確認できなかった。周辺住民から 聞き取り調査を行ったところ、朝7時頃から濁水が流れてい 1 27 相模川 小鮎川 厚木市 ○(濁水) 不明 た、濁水は緑がかった薄茶色であった、また、庫裡橋から上流 3.5km程上流にある華厳橋まで見に行ったところ10時20分こ ろは濁りはなかったとの証言があった。引き続き原因調査を行 い、翌日(28日)、翌々日(29日)も調査を実施したが原因 不明で収束した。 鎌倉市小町1丁目付近で市職員が油膜を含んだ濁水を発見し た。油の量は滑川の合流点では確認できない程度であった。発 見箇所にオイルフェンスとオイルマットを設置し、油の拡散防 1 29 滑川 御谷川 鎌倉市 ○(油混じ りの濁水) 工事 止を行い、調査の結果、上流域にある池の浚渫工事で濁りが解 消しきれないままの排水を強制放流していたことが原因と判明 した。施工者には濁水の強制排水を一時停止させ、対策を取る よう指示し、始末書の提出を求めた。対策を取った後には濁水 の発生は見られなくなった。浚渫工事と油膜の関連は不明。 ・2月発生状況 発生月日 月 日 水系 支川等 市町村 事故区分 魚死亡 油浮遊 その他 原因者等 事故の概要 座間市栗原の目久尻川の巡礼橋付近で油が浮遊していると通報 があった。現地確認したところ、上栗原橋から竹橋のあたりま で油が浮いていた。原因は、水道工事の工事車両がグレーチン グに乗り上げた際に、グレーチングが跳ね上がりオイルタンク 2 1 相模川 目久尻川 座間市 ○ 工場車両 を破損させ、油がマンホール、吐出口を通って河川に流出した ためだった。流出した油は軽油で、その流出量は約10Lであっ た。市消防がオイル吸着剤を散布し、マンホールと吐出口の間 にオイルマットを設置し油の流出を防止した。市は、工事業者 に報告書の提出を指示し、本件は収束した。 海老名市総合病院の職員が海老名市河原口の中央排水路に油が 浮遊しているのを発見した。現場から上流の海老名市上郷付近 まで、油が確認され、市消防が2カ所の現場付近にオイルマッ トを敷設した。更に上流の海老名市上今泉でも油が確認され、 上流の暗渠で二股に分かれ片側から油が流れているのを確認さ れたことから、同場所にもオイルマットを敷設した。原因者を 捜したところ、金属回収業の事業場内で作業中に変圧器を落と し油が流れ出たとのことを把握した。事業者に対する事情聴取 の結果、事故の2日前に変圧器5個の処分の委託を受け、委託 貫抜川に接 2 6 相模川 続する中央 海老名市 ○ 事業場 排水路 元から油は入っていないとの説明を受けたため破損に注意せず に取り扱い、変圧器4個が破損し油が流出し、場内の貯め枡の 容量が小さかったため、収まりきらない油が少しずつ流出して いたこと、また、事故当日の雨で貯め枡の油があふれ出た可能 性があると説明があった。事業者に貯め枡の油と排水路に残る 油のバキューム回収と場内の油の処理を行うよう指示し、顛末 書を市へ提出するよう指示した。事故の翌日から事業場、排水 路の油の状況の確認、オイルマットの追加敷設を行い、事故か ら6日後になり上今泉から下流河川までの開渠区間で油膜が確 認できなかったことから、5カ所に敷設したオイルマットを撤 去し収束した。 金目川水系河内川の神明橋上流右岸の水門から白濁水が河内川 に流入していると通報があった。市が調査したところ通報箇所 2 8 金目川 河内川 平塚市 ○(白濁) 個人 上流で自宅を自分でリフォームした際の塗料が入っていたバケ ツの水を、家族が水路の蓋の隙間から誤って流したことによる ものと判明した。市土木補修課がオイルフェンス設置し、水路 に付着した塗料の清掃作業を実施することで収束した。 小田原市栢山の酒匂川に接続する側溝が白濁していると通報が あった。現場を確認し、上流を調査したところ、現場上流の工 狩川に接続 2 9 酒匂川 する五ヶ村 排水路に接 場排水口の枡に白濁水が溜まっているのが確認されたことから 小田原市 ○(白濁) 工場 続する側溝 事情をきいたところ、紙の粉、グリセリン等を含む廃液2~3 Lを水と一緒に流したと説明があった。臭気はなく、水生生物 の被害もなかった。市が事業者に溜まっている白濁水を回収す るとともに、原因究明及び再発防止対策を記載した報告書を提 出するよう指示し、収束とした。 鎌倉市の明月院付近(山ノ内)を流れる明月川の水が濁ってい 柏尾川に接 2 14 境川 続する明月 鎌倉市 ○(濁水) 不明 川 ると通報があった。市が調査したところ、川の一部に薄い黄土 色の濁りを確認したが、水生生物の死亡等は確認されなかっ た。原因者を特定することはできず、本件は収束した。 平塚市西真土の水路に油が浮いていると通報があり、原因調査 のため水路上流と下流域(渋田川)の調査を実施した。油膜 は、下流の鈴川及び金目川の高麗大橋でも確認された。原因 は、農業用ビニールハウスで、暖房用ボイラーの重油タンクか らボイラーまでの配管に亀裂が入り重油が流出したためと判明 した。流出した重油の量は約1,500Lで、漏れた重油の大半 は、敷地内の土壌にしみこみ一部が流出したものと思われた。 2 19 金目川 渋田川 平塚市 ○ 事業者 事故当日の夕方には、渋田川新大縄橋付近でも油膜が少なくな り、立堀橋では油膜は確認できなくなった。事故の翌日に確認 したところ、流出現場の重油はほぼ回収されて敷地からの油の 流出はなく、水路から渋田川への油の流入は認められなかっ た。事故から3日後に現地調査を行った結果、水路及び河川で の油の残留はなく、現場周辺及び渋田川合流点に設置したオイ ルマットを撤去し、重油がしみこんだ土壌の処理は、引き続き 市が指導することで本件については事故収束とした。水生生 物、農作物の被害等は発生しなかった。 目久尻川の上栗原橋付近で油が浮遊していると通報があった。 市が現場確認したところ、上栗原橋下流の排水路から油が流れ ており、オイルマットでせき止めたところ橋上流1mにある排 2 19 目久尻川 目久尻川 座間市 ○ 不明 水管から油が流れてきたので同様にオイルマットで処理した。 2つの管は栗原中学校脇の側溝につながっていると推定される が暗渠で不明である。夕方、油膜の流出が認められなくなった ことからオイルマットを撤去し、原因不明で収束した。 逗子市沼間の田越川で、川が白濁していると通報があった。市 が現地調査したところ、河川の130mにわたって乳白色に濁っ ていたが、白濁水が上流から流れている状況ではなく、滞留し 2 26 田越川 逗子市 ○(白濁) 不明 た水が徐々に拡散している状況で原因は不明である。簡易水質 検査では、pH8.5、溶存酸素10mg/Lで異常はなく、魚類の斃 死など被害の発生はしていなかった。翌日、現場確認したとこ ろ白濁は消失していたため、原因不明のまま収束した。 ・3月発生状況 発生月日 月 水系 日 支川等 市町村 事故区分 魚死亡 油浮遊 その他 原因者等 事故の概要 鎌倉市腰越支所脇の雨水管口から白濁水が流出し、二又川(腰 越)が白濁していると市民から通報があった。現場を確認した ところ、付近の新築工事現場において外壁塗装に使用した器具 3 1 神戸川 二又川 鎌倉市 ○(白濁) 工事 を道路側溝上で洗浄し、側溝を通じて白濁水が流出させた事業 者が原因者であることが判明した。なお、雨水管口のすぐ下流 にて護岸工事のため河川をせき止めており、そこから下流への 流出は抑制されていた。原因者へ白濁水の回収等を指示。原因 者はこれを実施し、本件は収束した。 小田原市久野2375付近の久野川に大量の泡が浮かんでいると いう通報があった。県及び市で現場を確認したところ、水路か 3 15 山王川 久野川 ○(泡浮 小田原市 遊) ら久野川に流入する地点で少量の泡を確認したが、通報にあっ 不明 たような大量の泡は確認されなかった。水路は、暗渠となって おり、発生源の特定はできなかった。また、久野川本川上流で も泡を確認できなかったため、これ以上の泡の流出のおそれが ないことから本件は収束とした。 南足柄市班目の大口河川敷グランド近くで、自動車とトラック が交通事故を起こしてトラックから軽油が約20L流出した。対 応として、消防が吸着剤等の散布を行ったが、現場の状況から 3 15 酒匂川 文命用水路 南足柄市 ○ 事故 みて、油が用水路に到達する可能性があると考えられたため、 飯泉取水管理事務所にて活性炭の投入を行った。水生生物への 被害は見られず、後日、道路上に油が残留していないこと、現 場水路に油膜はないことを確認し、本件は収束とした。 開成町宮台399-3付近でトラックと自動車による交通事故が発 生し、トラックの軽油が流出した。消防がオイルマットで吸着 3 18 酒匂川 要定川 開成町 ○ 事故 回収を行ったが、一部は側溝に流出した。県職員が要定川に微 量の油が浮遊しているのを確認した。その後、路上の油を吸着 マットで回収し本件は収束とした。飯泉取水管理事務所では、 一時活性炭の投入を行った。 消防から、鎌倉市稲村ガ崎でトラックが道路側溝に乗り上げる 交通事故が前日にあり、軽油が流出したとの連絡があった。市 職員が現地調査を実施したところ、事故現場から200メート ル下流の雨水マンホールまでは油は流れていなかったが、下流 への流出の予防措置としてオイル吸着マットを設置。現場付近 の側溝の油が残っている箇所にオイル吸着マットを設置。さら 3 28 相模湾 辷川 鎌倉市 ○ 事故 に事故発生場所には砂を撒く処置を行った。原因者へ状況を聞 くと、事故当日、中和剤を使用して清掃し、その後側溝に流し ていたことが判明。原因者に対し残留している油及び油を含む 土等の回収及び拡散防止処置を指示。原因者は残留している油 及び油を含む土等の回収及び周辺側溝の高圧洗浄を実施。油の 残留及び河川等への流出がないことを確認し、本件は収束し た。