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水質事故発生状況 [PDFファイル/1.14MB]

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水質事故発生状況 [PDFファイル/1.14MB]
平成26年度 水質事故発生状況
・4月発生状況
発生月日
月
日
4
水系
7 葛川
支川等
-
市町村
事故区分
魚死亡
油浮遊
原因者
その他
二宮町、
○(濁
中井町
水)
事故の概要
等
二宮町民から葛川が白濁しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、河川が泥水状に濁っており、中井町域の暗渠
工事
から濁水が流出していることを確認した。調査の結果、工事現場の配管から泥水が流出していたため、工事業者に汚濁水を流
さないよう指導し、本件は収束した。
厚木基地内の従業員から、綾瀬市の基地内の蓼川において大量の油浮遊があるとの連絡があった。対応として米軍が油吸着剤
4
8 引地川
蓼川
綾瀬市
○
不明
により回収を行った。原因調査を行ったが特定には至らず、その後新たな油の流出は確認されなかったため、本件は原因不明
で収束した。
4
13 相模川
一之宮第
一排水路
寒川町
○
不明
町民から一之宮第一排水路において、ウナギ、ボラの稚魚が5~6匹死亡しているとの通報があった。翌日に簡易水質検査を
行ったところ、特に異常は見られず、新たな死亡魚も確認されなかったため、本件は原因不明で収束した。
鎌倉市が市内河川の水質調査を行っていたところ、町屋川でpH9.1を確認した。原因を調査したところ、建設作業現場からアル
4
16 境川
町屋川
○(濁
鎌倉市
水)
工事
カリ排水及び濁水が町屋川に排出されていることを確認した。原因者に対し、排水を一時停止させ、排水のpH及び濁度が神奈
川県生活環境の保全等に関する条例の規制基準を満足するように処理し排出すること及び事故報告書等の提出を指導した。そ
の後、再発防止対策として設置されたpH中和処理装置及び沈殿槽が適切に管理されていることを確認し、本件は収束した。
市民から目久尻川右岸の雨水管から油が流出しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、雨水管からの油の流出を
4
23 相模川
目久尻川 座間市
○
個人
確認したため、オイルマットを設置した。原因調査を行ったところ、個人宅のバイクが原因と判明した。翌日には新たな油の
流出は見られなかったため、本件は収束した。
市民から目久尻川に油が浮いているとの通報があった。現場確認を行ったところ、右岸側の排水口から油が流出していたた
4
26 相模川
目久尻川 座間市
○
不明
め、河川への流入口付近に、オイルマットを敷設した。翌日に原因調査を行ったが特定には至らず、新たな油の流出は確認さ
れなかったため、本件は原因不明で収束した。
市民から逆川において、油の浮遊及び油臭がすると通報があった。現場確認を行ったところ、油の浮遊及び灯油臭が確認され
4
30 滑川
逆川
鎌倉市
○
不明
たため、滑川との合流点手前にオイルマットを設置した。周辺調査の結果、油の痕跡は確認されたが、原因特定には至らず、
本件は原因不明で収束した。
・5月発生状況
発生月日
月
日
水系
支川等
市町村
事故区分
魚死亡
油浮遊
原因者
その他
事故の概要
等
市民から油のような物質が浮いているとの連絡があった。現場確認を行ったところ、少量の油が浮いていることを確認したた
5
2 酒匂川
狩川
南足柄市
○
不明
め、対応として油吸着材を設置し回収した。調査を行ったが原因は特定できず、その後新たな油浮遊は見られなかったことか
ら、本件は原因不明で収束した。
事業所から道路側溝を通じて玉川へ油が流出した。原因はトラックの給油を行った後に、計量器から軽油が流出してしまった
5
10 相模川
玉川
厚木市
○
事業所
ためであった。対応としてオイルマットを敷設し、バキュームによる洗浄を行った。また、寒川浄水場は活性炭の注入を行っ
た。事故発生2日後には玉川に異常はなく、新たな油の流出は見られなかった。その後、原因者に対し事故報告書を提出する
よう指導し、本件は収束した。
市民から平塚市公所の河内川で油が浮いているとの通報があった。現場確認を行ったところ、河内川の西側の水路で微量の油
5
12 金目川
河内川
平塚市
○
不明
膜を確認したため、対応としてオイルマットを敷設した。翌日、原因調査を行ったが原因は特定できず、新たな油流出は見ら
れなかったことから、本件は原因不明で収束した。
市民から城所大排水路でコイが5匹死んでいるとの通報があった。現場確認を行ったところ、コイが13匹死んでいることを確認
5
13 金目川
新川
平塚市
○
不明
した。翌日再度、魚死亡の通報があったため、現場確認を行ったところコイが口をあけて数匹死んでいた。簡易分析を行った
が、特に水質に異常は見られなかった。後日現場確認を行なったが、死亡魚の確認はできなかったため、現場対応は終了し
た。
小田原漁港にて停泊中の船から油が流出した。原因は、油圧機械のメンテナンスを行い機器の試運転を行った際に、機械油が
5
13 相模湾
-
小田原市
○
事業所 もれ出たためであった。流出量は約15Lと推定され、原因者がオイルフェンス、オイルマットにより回収作業を行った。原因
者に対して事故報告書の提出を指導し、本件は収束した。
南足柄市中沼の水路において、油が浮遊しているとの通報があった。現場確認を行ったところ油が確認されたため、本川への
5
13 酒匂川
狩川
南足柄市
○
不明
流出防止対策として油吸着材を設置し回収した。採水分析を行ったが、油の種類の特定には至らず、新たな油の流出も見られ
なかったため、本件は原因不明で収束した。
5
5
5
14 葛川
14 滑川
14 金目川
-
-
新川
二宮町
鎌倉市
平塚市
○(白
濁)
○(白
濁)
○(白
濁)
町民から二宮町の葛川において白濁水が流れているとの通報があった。調査を行ったところ、現場付近の町民がペンキ塗りに
家庭
使用した器具等を洗浄したことにより、濁水が河川へ流出したことが判明した。使用したペンキには有害物質の含有はないと
推定され、水生生物への影響は見られなかった。原因者に対し再発防止の指導を行い、本件は収束した。
市民から鎌倉市浄明寺の滑川において白濁水が流れているとの通報があった。現場確認を行ったところ白濁水が確認された
不明
が、簡易分析では水質に異常は見られず、白濁している川の中でコイの生息が確認された。調査を行ったが、原因特定には至
らず、下流に影響がないと判断したため、本件は原因不明で収束した。
市民から城所大排水路において白濁があるとの通報があった。現場確認を行ったところ、付近に肌色の有機物の粉体が流入し
不明
ていることを確認した。性状分析を行なったところ、浄化槽などでみられる植物性のオイルボールの様なものではないかとの
見解が示された。下流への影響はないと判断したため、現場対応は終了した。
市民から境川において油が浮遊しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、河川一面に油が浮遊しているのが確認
5
20 境川
-
藤沢市
○(白
濁)
事業所
された。原因は現場付近の事業所内の上下並行に配置されている汚水の排水溝と雨水管において、排水溝の破損部から汚水が
雨水管に流入したためと判明した。対応として、河川や事業所内の排水溝等にオイルマットやオイルフェンス、土嚢の設置を
行った。また、原因者は記者発表を行った。原因者に対し、事故報告書の提出等を指導し、本件は収束した。
二宮町から葛川が白濁しているとの連絡があった。現場確認を行ったところ、河川は濁っており、原因は中井町の工事現場か
5
21 葛川
-
二宮町、
○(濁
中井町
水)
工事
らの濁水と判明した。工事現場から河川への排水は調整池を通して行っていたが、雨により排水が調整池の容量を上回り、土
砂が処理できないまま河川へ流出してしまったと推定された。原因者に対し事故報告書の提出及び再発防止を指導し、本件は
収束した。
5
27 葛川
-
二宮町、
○(濁
中井町
水)
工事業者から葛川に濁水が流出したとの連絡があった。現場確認を行ったところ、工事現場直近の水路から二宮町の葛川にお
工事
いて茶色に濁っていた。濁水は配水管の砕石層を通すことにより処理していたが、処理が不十分であったこが原因と判明し
た。原因者に対し、河川への濁水流出防止対策を行うように指導し、本件は収束した。
・6月発生状況
発生月日
月
日
水系
支川等
市町村
事故区分
魚死亡
油浮遊
原因者
事故の概要
等
その他
水利組合から、鈴川の上流にある取水口付近で廃油と思われる黒い油を発見したため、下流への拡散防止として取水口付近を
土嚢で囲んだとの連絡があった。その後、土嚢により溜まった油をオイルマットで回収した。市が現場確認を行ったところ、
6
1 金目川
鈴川
平塚市
○
不明
廃油と思われる油の痕跡が付近の駐車場から取水堰横の階段まで点々と続いており、投棄されたものと推定された。回収した
油の定性分析を行ったところ、潤滑油と推測された。後日、市が再度確認を行ったところ、現場及び農業用水路に油膜は確認
されなかったため、現場対応は終了した。
○(白
6
1 相模川
小鮎川 厚木市
濁、泡 不明
浮遊)
6
5 酒匂川
野沢川
静岡県小
山町
交通事
○
故
市民から小鮎川が汚いとの通報があった。現場確認を行ったところ、厚木市と清川村の境にある華厳橋付近に白濁と泡浮遊を
確認した。上流の確認を行ったが、特に異常は見られなかったため、本件は原因不明で収束した。
静岡県小山町湯船の国道246号上でトラックがガードレールに接触する交通事故が発生し、燃料タンクから軽油が最大200L漏
洩し野沢川へと流出した。消防等がオイルマットを設置し、油の回収を行なった。その後酒匂川の清水橋において油膜が確認
されたため、飯泉取水事務所では翌日朝まで活性炭注入を行った。これ以上の拡大は無いと判断したため、本件は収束した。
大塚川において油の臭いがするとの通報があった。現場確認を行ったところ、油膜が確認されたため、対応としてオイルマッ
6
18 境川
大塚川
鎌倉市
○
工事
トを設置した。油膜は当初の油膜確認現場から、少し上流の河川が暗渠になるところまで継続的に確認され、さらに上流を調
査したところ、建築現場の掘削機械に使用する軽油の一部を工事事業者が河川へ流出させてしまったことが原因と判明した。
その後新たな油の流出はなく、拡大する恐れはなかったため、本件は収束した。
町民から大磯町国府の不動川で、河川が白濁しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、着色水は川幅の1/3程度に
6
25 葛川
不動川
○(白
大磯町
濁)
家庭
広がっていた。調査の結果、原因は、住宅の壁の塗り替えを行った際にペンキのついた刷毛などを庭にある流し台で洗浄し、
その洗浄水が水路から不動川に流出してしまったことと判明した。翌日には着色等の異常は見られなかったため、原因者に対
し、再発防止の口頭指導を行い、本件は収束した。
市民から小田原市千代の下菊川において油が浮いているとの通報があった。調査を行ったところ、原因は個人宅において、バ
6
29 酒匂川
下菊川 小田原市
○
個人
イクの点検中にエンジンオイルを水路に流してしまったことと判明した。市が現場付近にオイルマット等を設置し、油の回収
を行い、本件は収束した。
6
30 酒匂川
狩川
南足柄市
○(白
濁)
工事
南足柄市中沼の水路が白濁しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、上流の道路工事のカッター排水が原因と判
明した。工事施工業者に適切な排水処理を指導し、その後、新たな汚水が流れてこないことから、本件は収束した。
・7月発生状況
発生月日
月
日
水系
支川等
市町村
事故区分
魚死亡
油浮遊
原因者
事故の概要
等
その他
事業者から鎌倉市台2丁目付近の倉久保川において油が浮遊しているとの連絡があった。現場確認を行ったところ少量の油浮
7
7 境川
倉久保川 鎌倉市
○
不明
遊を確認したため、オイルマットを設置した。調査を行ったが原因の特定には至らず、油の拡大も見込まれなかったことか
ら、本件は原因不明で収束した。
住民から宮山大橋付近で油が浮いているとの通報があった。現場確認を行ったところ、通報地点下流の公園を通る水路で油膜
7
7 相模川
目久尻川 寒川町
○
不明
が確認されたため、オイルフェンスを敷設した。油膜は白色で痕跡がある程度であり、河川水に油臭は感じられなかった。調
査を行ったが原因の特定には至らず、油の拡大も見込まれなかったことから、本件は原因不明で収束した。
警察から鎌倉市小袋谷の梅田川において泡が浮いているとの通報があった。現場確認を行ったところ泡浮遊が確認された。発
7
17 境川
梅田川
○(泡
鎌倉市
浮遊)
生源を調査した結果、付近の事業所の駐車場において、当日の早朝に機械が誤作動して消火剤が撒かれ、河川へ流出したこと
事業者 が判明した。消火剤には有機フッ素化合物が含まれていたが、水生生物への影響は見られず、河川水のpHの値は正常であっ
た。原因者に対し、事故報告書及び顛末書の提出及び回収作業を指導した。当日中に回収及び清掃作業が終了し、事故再発防
止対策が実施されることになったため本件は収束した。
7
17 相模川
目久尻川 寒川町
○
交通事
故
寒川町宮山の水田にパッカー車が転落し、車両を引き上げる際に油が約1L流出した。対応として水田の農水路にオイルフェン
スを設置し、農水路の側溝壁面の油は高圧洗浄機で洗浄を行った。事故発生2日後に油の回収及び洗浄が終了し、本件は収束
した。
・8月発生状況
発生月日
月
日
8
水系
1 滑川
支川等
市町村
事故区分
魚死亡
油浮遊
濁)
事故の概要
等
その他
○(白
鎌倉市
-
原因者
住民から鎌倉市十二所の滑川において白濁があるとの通報があった。現場確認を行ったところ、通報地点から200m程度下流ま
工事
で薄い白濁を確認した。調査の結果、工事業者が新築工事で使用した外装仕上げ剤のバケツと刷毛の洗浄水を側溝に流したこ
とが原因と判明した。原因者に再発防止等の指導を行い、本件は収束した。
住民から南足柄市壗下の水路において油が浮いているとの連絡があった。現場確認を行ったところ、油の浮遊が確認されたた
8
4 酒匂川
洞川
南足柄市
○
不明
め、油吸着材を設置した。調査を行ったが原因特定には至らなかった。翌日に吸着材を回収し、新たな油の流出も確認されな
かったため、本件は原因不明で収束した。
8
12 相模川
小出川
寒川町
交通事
○
故
寒川町岡田において交通事故が発生し、小出川につながる農業用水路に油が流出した。対応として消防がオイルマットを設置
した。その後、農業用水路の油の回収が終了し、小出川への油の流出も見られなかたため、本件は収束した。10月現在は油が
染みこんだ土を除去・交換する工事の準備中であり、工事が終了するまでオイルマットの設置を続ける。
厚木市上古沢の恩曽川において白濁があるとの通報があった。現場確認を行ったところ、白濁を確認し、付近の事業場から白
8
12 相模川
恩曽川
○(白
厚木市
濁)
事業者
濁水が流出していることが判明した。原因は当該事業場の浄化槽のブロアーが故障していたため、白濁水が流出したとのこと
であった。その後、再度河川の状況を確認したところ、白濁は見えなくなっていた。原因者に再発防止等の指導を行い、本件
は収束した。
境川の上山本橋付近において、油が浮遊しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、新川名橋付近に打ち込まれた
○(膜
8
14 境川
-
状物質
藤沢市
の浮
H鋼から白い膜状物質の浮遊が見られたため、下流2か所にオイルマット及びオイルフェンスを設置した。なお、鎌倉市役所
不明
の現地調査では、新川名橋の上流の、町屋川が柏尾川に合流する地点で白い膜状物質を確認したが、その原因は判明せず本件
との因果関係も不明と判断した。現地調査及び膜状物質を採取し分析を行ったが、原因は特定できなかった。当日及び翌日に
遊)
オイルフェンス等の回収を行い、本件は原因不明で収束した。
藤沢市から古館橋付近の柏尾川において、油が浮遊しているとの通報があった。鎌倉市が現場確認を行ったところ、古館橋上
8
14 境川
柏尾川
鎌倉市
○
不明
流の町屋橋では油は確認できなかったが、柏尾川に町屋川が流入する地点において油浮遊を確認した。また、古館橋付近にも
うっすらとした油膜を確認した。調査を行ったが、原因特定には至らず、油も確認されなくなったため、本件は原因不明で収
束した。
厚木市妻田東において、走行中の自動車のガソリンタンクが突然落ち、ガソリンが道路に流出したとの通報があった。現場確
8
15 相模川
小鮎川
厚木市
○
事故
認を行ったところ、千無川と小鮎川の合流地点で油膜・油様臭を確認したため、同地点にオイルマットを設置した。18日にオ
イルマットを撤去し、河川に異常は認められなったため、本件は収束した。
逗子市沼間の田越川において泡浮遊と魚死亡の通報があった。現場確認を行ったところ、泡と魚死亡を確認した。翌日、死亡
8
15 田越川
-
逗子市
○
○(泡
浮遊)
不明
魚100~200匹を回収したが、現場では生きている小魚も確認された。原因は洗剤等が流されたことによるものと推定された
が、汚染源の特定には至らなかった。事故発生から3日後に現場確認を行い、特に異常が見られなかったため、本件は原因不
明で収束した。
引地川の藤沢総合高校付近において、魚が多数死んでいるとの通報があった。現地調査で長後橋下流から死亡魚(オイカワ、
8
18 引地川
-
藤沢市
○
不明
アユ、コイ等)が確認された。河川水を採水し、シアンや農薬等の分析を行ったが原因は特定できなかった。また、回収され
た死亡魚はコイ59匹小魚100匹程度であった。周辺調査を行ったが、原因特定には至らず、本件は原因不明で収束した。
8
30 葛川
-
中井町
○(濁
水)
中井町の工事業者から濁水が発生し、葛川に流出したとの連絡があった。事業者が原因調査を行ったところ、原因は工事現場
工事
内のマルチング施工箇所から濁水が発生し、河川へ流出したとのことであった。原因者に再発防止等の指導を行い、本件は収
束した。
・9月発生状況
発生月日
月
日
水系
支川等
市町村
事故区分
魚死亡
油浮遊
原因者
事故の概要
等
その他
町民から葛川の新田橋付近で油が浮いているとの連絡があった。現場確認を行ったところ、通報現場及び下流では油膜の確認
9
1 葛川
-
二宮町
○
不明
はできなかったが、通報者が葛川への流れ込みから油が出ている様子を写真に撮っていた。付近は住宅街であり、原因となる
ような事業場や工場はなかったため、本件は原因不明で収束した。
9
9
8 酒匂川
10 金目川
尺里川 山北町
渋田川
交通事
○
故
○(白
平塚市
濁)
不明
東名高速上り線山北バス停付近でトラックが横転する事故が発生し、軽油最大200L、エンジンオイル最大20Lが流出した。
近くの沢及び尺里川にも油が流出したため、高速道路会社、県及び町がオイルマット等を設置し回収措置を行った。飯泉取水
管理事務所は活性炭注入の措置を行った。その後新たな流出は見られなくなったため、本件は収束した。
平塚市新町にある事業者から工場内の水路で白濁水が流れているとの連絡があった。現場確認を行ったところ、白濁水が工場
内の水路(幅約1m)全体に広がっていた。周辺調査を行ったが原因特定には至らず、本件は原因不明で収束した。
寒川町田端の資材置き場から赤い塗料が道路側溝に流出しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、収集された廃
9
11 相模川
一之宮第
二排水路
○(着
寒川町
色水)
棄物はコンテナに入った状態で資材置き場に保管されていたが、事業者が塗料が紛れているのに気づかず、夜間の降雨により
事業者 コンテナから赤い塗料が流出したことが原因と判明した。現場では回収が行われており流出は止まっていたが、原因者に対し
流出物のふき取りの徹底とコンテナへのシートがけを指導した。その後、原因者による清掃が終了し、下流の現場周辺にも異
常は見られなかったため、本件は収束した。
京浜河川事務所が河川巡視中に、平塚市須賀の平塚漁港内で油の浮遊を確認したとの連絡があった。漁港内の縁約3~4mに
9
12 相模川
-
平塚市
○
漁船関 沿って軽油が広がっており、対応として平塚市がオイルマットを設置した。原因は、漁船の清掃中に誤って油の容器を倒して
係者
しまったことであった。その後、漁船からの流出は止まったが、流出した油は漁港内に溜まっており、相模川本川への流出は
見られなかった。油のこれ以上の拡大はないと判断し、本件は収束した。
市民から平塚市の大正橋付近でコイが死亡しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、大正橋の約200m上流にある
9
19 金目川
城所大排
水路
平塚市
○
不明
城下橋の間で、コイとフナが死亡していた。河川水の簡易水質検査を行ったが特に異常は見られなかった。回収した魚はコイ
25匹程度、フナ170匹の総重量80kgであった。その3日後にも同じ場所でコイ10匹程度と小魚が死亡していた。後日、確認を
行ったが、新たな死亡魚は確認されず、周辺調査からも原因特定には至らなかったため、本件は原因不明で収束した。
町民から寒川町の宮山大橋付近の水路で魚が死んでいるとの通報があった。現場確認を行ったところ、コイが7~8匹死亡し
9
22 相模川
目久尻川 寒川町
○
不明
ており、上流からオイカワ、ウグイ等の死亡魚が流れてきたが、生存魚も確認された。河川水の簡易水質検査を行ったが特に
異常は見られなかった。周辺調査も行ったが原因特定には至らず、本件は原因不明で収束した。
綾瀬市の蓼川にある綾瀬大橋付近で死んでいる魚や弱っている魚がいるとの通報があった。現場確認を行ったところ、河川に
9
22 引地川
蓼川
綾瀬市
○
不明
は魚がほとんどおらず、数cmの死亡魚が数匹見られる程度であったため、死亡魚は流れてしまったと推定された。河川水の
簡易水質検査を行ったが特に異常は見られず、上流から死亡魚が流れてくる様子もなかったため、本件は原因不明で収束し
た。
町民から寒川町宮山の水路で魚が死んでいるとの通報があった。現場確認を行ったところコイのみが3、4匹死亡していたが
9
24 相模川
目久尻川 寒川町
○
不明
生きているコイも1匹いた。河川水の簡易水質検査を行ったが特に異常は見られなかった。翌日現場確認を行ったところ、新
たな死亡魚はおらず、河川にも異常は見られなかったため、本件は原因不明で収束した。
町民から下山川の向原橋で油が浮いているとの通報があった。現場確認を行ったところ、向原橋付近では薄く油膜が広がって
9
24 下山川
-
葉山町
○
不明
いたが油の匂いは感じない程度であり、向原橋の上流にある黄金坂橋では油の浮遊は見られなかった。向原橋付近に油が溜
まっていたためオイルフェンスを設置した。翌日現場確認を行ったところ、特に異常は見られず、周辺調査からも原因特定に
は至らなかったため、本件は原因不明で収束した。
市民から小田原市東町の山王川で魚が浮いているとの通報があった。現場確認を行ったところ通報現場から上流の芦子橋付近
9
29 山王川
-
小田原市 ○
不明
まで、アユ35匹、ニジマス1匹が死んでいるのを確認した。河川水の簡易水質検査を行ったが特に異常は見られず、周辺調査か
らも原因特定には至らなかったため、本件は原因不明で収束した。
・10月発生状況
発生月日
月
日
10
水系
1 相模川
支川等
永池川
市町村
事故区分
魚死亡
油浮遊
原因者
○(濁
海老名市
水)
事故の概要
等
その他
市民から永池川の門沢橋において、河川が濁っているとの通報があった。現場確認を行ったところ、河川が黄土色に濁ってい
不明
た。簡易水質検査を行ったが異常は見られず、周辺調査からも原因特定にも至らなかった。その後、現場の上流及び下流を確
認したが異常は見られず相模川にも影響はなかったため、本件は原因不明で収束した。
市民から海老名市上河内にある水路で魚とザリガニが死んでいるとの通報があった。現場確認を行ったところ、現場付近200m
10
1 相模川
永池川 海老名市 ○
不明
程度の範囲で小魚が死んでいたが、死亡魚がいる箇所は、水位が浅く、周辺の水位があるところでは、魚等が生きていた。簡
易水質検査を行ったが異常は見られず、その後新たな死亡魚も確認されなかったため、本件は原因不明で収束した。
鎌倉市が市内河川のパトロールを実施中、小袋谷川において油浮遊を確認した。オイルマットを設置し、現場確認を行ったと
10
2 境川
梅田川
鎌倉市
○
不明
ころ、上流の梅田川に接続する雨水管から油の流入が確認されたが原因特定には至らなかった。後日、油浮遊が確認できなく
なったため、本件は原因不明で収束した。
鎌倉市内の事業所から、倉久保川において油浮遊があるとの通報があった。現場確認を行ったところ、通報現場上流から油の
10
2 境川
倉久保川 鎌倉市
○
不明
流入が確認されたためオイルマットを設置した。調査を行ったが原因特定には至らなかった。後日、油浮遊が確認できなく
なったため、本件は原因不明で収束した。
市民から境川の新川名橋付近において、油が浮遊しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、柏尾川の川名橋の上
10
2 境川
-
藤沢市
○
不明
流から500mのところから境川の西浜橋付近まで、白っぽい油膜のようなものが確認されたため、境橋上流にオイルフェンスを
設置した。調査を行ったが、原因特定には至らず、これ以上の油の拡大はないと判断したため、本件は原因不明で収束した。
平塚市入野の農業用水路で魚が死亡しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、水路には水がなく、コイ8匹と数
百匹の小魚が死んでいた。死亡魚が確認された場所の下流には堰があり、堰から下流の水路には水が流れていた。現場の水路
10
3 金目川
鈴川
平塚市
○
不明
は、現在水を引いておらず、降雨などにより水がある時期に魚が入り込み、水が少なくなり堰の上流側で逃げられなくなった
魚が水枯れにより死亡したものと推定されたが特定には至らなかった。その後、新たな死亡魚は確認されなかったため、本件
は収束した。
10
4 山王川
-
小田原市 ○
不明
市民から山王川で魚が死んでいるとの通報があった。現場確認を行ったところ、アユが100匹程度死亡していた。翌日、再度現
場確認を行ったところ、新たな死亡魚は確認されず、また原因特定には至らなかったため、本件は原因不明で収束した。
海老名市内の事業所から消防に対し、水路にオイルが流出したとの通報があった。現場確認を行ったところ、河川は水量は多
10
6 相模川
目久尻川 海老名市
○
事業者
いが流れはなく、油が澱んでいる状態であった。原因は台風の影響で水路が増水し事業所内が浸水したため、事業所内にあっ
たオイルタンクが転倒し、水路に油が流出したことであった。対応として、事業所内に油吸着剤、水路にはオイルマットを設
置した。事業者に対し、付近の清掃及びタンクを固定させるなどの指導を行い、本件は収束した。
平塚市の事業者から工場敷地内を流れる排水路に油が浮遊しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、水路の上流
10
6 金目川
渋田川
平塚市
不法投 側の道路上において不法投棄の痕跡が確認され、これが原因と判明した。対応として道路上の油を吸着材で回収し、事業場敷
○
棄
地に入る手前の水路にオイルマットを設置した。また、水路と渋田川の合流点前でも油膜を確認したため、オイルマットを設
置した。後日、現場に異常がないことを確認し、本件は原因者不明で収束した。
市民から境川の弁天橋付近で油が浮遊しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、原因は係留されたボートから油
10
7 境川
-
藤沢市
○
事故
が流出したことであった。対応としてボートの周囲にオイルマット等を設置した。後日ボートの所有者が撤収作業を行った。
作業後確認したところ、河川に油膜は見られなかったため本件は収束した。
海老名サービスエリアにおいて2tトラックの燃料タンクに穴があり、軽油流出を確認したとの連絡があった。現場確認を行っ
10
15 相模川
釜坂川
海老名市
○
事業者 たところ、サービスエリアから釜坂川方面にも油が流出したため、オイルマットを設置した。夕方、釜坂川を確認したが油膜
は見られなかった。翌日、釜坂川に油膜がないことを確認し、本件は収束した。
10
17 相模川
中津川
厚木市
交通事 厚木市三田の排水路に車が転落し、排水路に油が流出した。対応としてオイルマットを設置した。その後、オイルマットを回
○
故
収し、油が見られなくなったため、本件は収束した。
市民から平塚市横内の水路で油が浮遊しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、油浮遊が確認され、燃料油のよ
10
24 金目川
渋田川
平塚市
○
不明
うな油臭がしたため、オイルマットを設置した。調査を行ったが原因特定には至らず、これ以上の油の拡大はないと判断した
ため、本件は原因不明で収束した。
10
27 森戸川
-
○(白
葉山町
濁)
町民から葉山町堀内の森戸川が白濁しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、現場周辺200m程度の範囲で森戸川
不明
が白濁していた。調査を行ったが原因特定には至らず、現場から下流では白濁は確認されず下流への影響はないと判断したた
め、本件は原因不明で収束した。
平塚市田村の水路で油膜が流れているとの通報があった。現場確認を行ったところ、薄い油膜が流れてきていることを確認し
10
29 相模川
-
平塚市
○
不明
たため、オイルマットを設置した。調査を行ったが原因特定には至らず、後日油膜がなくなったことを確認したため、本件は
原因不明で収束した。
町民から愛川町角田の滝の沢で油浮遊があるとの通報があった。現場確認を行ったところ、通報現場では薄い油膜が確認され
10
31 相模川
中津川
愛川町
○
不明
たが、中津川との合流点付近では、油膜は確認されなかった。調査を行ったが原因特定には至らず、後日再度現場確認を行っ
たところ、特に異常は見られなかったため、本件は原因不明で収束した。
・11月発生状況
発生月日
月
日
水系
支川等
市町村
原因者
事故区分
魚死亡
油浮遊
事故の概要
等
その他
市民から田越川の田越橋付近にて灯油臭がするとの通報があった。現場確認を行ったところ、田越橋付近において油の流出が
11
12 田越川
逗子市
-
○
個人
確認された。周辺を調査したところ、付近の市民が側溝に古い灯油を約7L捨てたことが原因と判明した。対応として、灯油を
撒いた側溝と田越橋付近に中和剤の散布を行い、田越橋の直下の護岸付近にオイルマットを設置した。翌日、護岸の隙間から
の油漏れは止まっていたため、オイルマットを撤収し、本件は収束した。
11
11
12 相模川
18 相模湾
-
-
海老名市
不法投
○
小田原市
棄
交通事
○
故
海老名市中野にある広場でバイクが投棄されており、警察がバイクを引き上げようとしたところ、油が漏えいした。油膜は本
川から外れた支流に滞留したため、対応として油膜が確認された上流と下流にオイルマットを設置した。翌日、現場確認を
行ったところ、油膜は確認されなくなったため、本件は収束した。
小田原市米神付近の相模湾において車が転落する事故が発生した。オイルフェンスを設置後に車両の引き上げを行ったとこ
ろ、車からエンジンオイルは漏えいしたがオイルフェンスでエンジンオイルを回収することができた。その後、周辺に油膜は
確認されなかったため、本件は収束した。
町民から新尺里橋付近において、魚死亡及び河川の白濁が見られるとの通報があった。現場確認を行ったところ、滝沢川に接
11
18 酒匂川
尺里川、
滝沢川
山北町
○(泡
○
浮遊)
不明
続する水路から泡が流入していることを確認した。また、滝沢橋付近において死亡したうぐい及びかじかを確認した。水路で
採水した検体の水質分析を行ったが異常は見られず、その後も新たな魚死亡や白濁は見られなかったため、本件は原因不明で
収束した
11
11
19 金目川
20 金目川
鈴川
葛葉川
平塚市
不法投 県職員が河川パトロール中に、鈴川の色氏橋上流において投棄されたバイクから少量の油が漏れていることを発見した。車両
○
棄
○(白
秦野市
濁)
の引き上げ時にオイルが少量流出したため、オイルマットを設置しオイルの回収を行い、本件は収束した。
市民から秦野市菩提の葛葉川において白濁があるとの通報があった。現場確認を行ったところ、付近の事業所から白濁水が流
事業者 出していることを確認した。原因は容器の洗浄水を河川にそのまま流してしまったとのことであった。原因者に対し、再発防
止の指導を行った。その後、河川に異常は見られなくなったため、本件は収束した。
工事業者から、愛川町の馬渡橋付近の中津川の支川から油が流れているとの通報があった。現場確認を行ったところ、ガソリ
11
25 相模川
中津川
愛川町
○
事業者
ンスタンドにおいて、特A重油タンクからローリーへの油の移し替え時にノズルが誤作動したことが原因と判明した。油は原
因事業所から道路側溝や支流を経由し、河川には100L程度流出したと推定され、オイルマット等により回収を行った。原因者
に対し、再発防止等の指導を行い、本件は収束した。
11
27 下山川
-
葉山町
○(白
濁)
町民から葉山町一色の下山川が白濁しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、周辺で行っていた工事で、発生し
工事
た泥水を分離しきれずに、そのまま側溝に流していたことが原因と判明した。原因者に対し、再発防止対策として沈殿槽の追
加を指導し、本件は収束した。
・12月発生状況
発生月日
月
日
水系
支川等
市町村
事故区分
魚死亡
油浮遊
原因者
その他
事故の概要
等
渋田川付近の伊勢原市下糟屋地内において、ビニールハウス用ボイラーの重油タンクから漏れ出たと思われる油分が農業用水
12
1
金目川
筒川、渋
田川
伊勢原市
○
事業者
路に流出しているとの連絡が原因者からあった。重油タンクの地下配管が破損したことが原因で、漏出した油が埋設管等を通
じ水路に流出したものであった。重油は水路に流出するも、応急対策により河川には到達しなかった。対応としてバキューム
車やオイルマットによる回収を行った。今後も継続的な油分の回収及び状況監視をするものとし、本件は収束とした。
事業者から付近の水路において魚が死亡しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、フナなど体長数cmの小魚やナ
12
13
相模川
一之宮第
二排水路
寒川町
○
不明
マズが死亡しているのを確認し、200~300匹の死亡魚を回収した。死亡魚が最も多く見られた箇所では油臭のない膜状の浮遊
物が見られたため、オイルマットを設置した。簡易水質分析や周辺調査を行ったが原因特定には至らなかった。後日、現場確
認を行ったところ、新たな魚死亡は確認されず、水路にも異常は見られなくなったため、本件は原因不明で収束した。
事業者から綾瀬市深谷中の蓼川において、100mの範囲に大きさ5~10cm程度の魚が死んでいるとの通報があった。現場確認
12
15 引地川
蓼川
綾瀬市
○
不明
を行ったところ、弱っている魚と死亡魚が数匹確認されたが、臭いは確認されなかった。現場や現場下流において簡易水質分
析を行ったが、特に異常は見られなかった。死亡魚の検査でも特に異常は見られず、その後新たな魚死亡は見られなかったた
め、本件は原因不明で収束した。
12
15 境川
○(白
倉久保川 鎌倉市
濁)
鎌倉市台の事業者から倉久保川において白濁があるとの通報があった。現場確認を行ったところ、薄い白濁が倉久保川及びそ
事業者 の下流の山崎川で確認された。周辺調査を行ったところ、塗装業者が塗料の余りを道路側溝に捨てたことが原因と判明した。
原因者に対し、清掃及び河川への影響を確認するよう指導するとともに、事故報告書の提出を求め、本件は収束した。
市民から鎌倉市今泉の水路において油臭がするとの通報があった。現場確認を行ったところ、灯油臭を確認したが、夕方で
12
16 境川
砂押川
鎌倉市
○
不明
あったため周辺は暗く油浮遊は確認できなかった。翌日、再度周辺調査等を行い、水路に油が流出した痕跡は確認されたもの
の、原因特定に至らず、本件は原因不明で収束した。
・1月発生状況
発生月日
月
日
水系
支川等
市町村
事故区分
魚死亡
油浮遊
原因者
その他
事故の概要
等
住民から大井町上大井の水路が白濁しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、水路及び水路と酒匂堰の合流点ま
1
21
森戸川
酒匂堰
○(白
大井町
濁)
個人
で白濁していた。原因は家庭で水溶性ペンキを使用後、刷毛の洗浄水をグレーチングに流したことと判明した。大井町は酒匂
堰に白濁が流出しないよう土嚢の設置を行い、原因者に対し、顛末書の提出とともに、水路にこびりついたペンキを清掃する
よう指導を行った。清掃終了後、酒匂堰の確認を行ったところ異常は見られなかったため、本件は収束した。
1
28
金目川
鈴川
平塚市
交通事
○
故
平塚市岡崎の農道でトラックが横転したとの連絡があった。現場確認を行ったところ、流出した油は少量(燃料は漏れていない)
であったが、水路に油膜が確認された。対応として現場付近にオイルマットを設置した。事故2日後オイルマットを回収し、現
場に異常は見られなかったため、本件は収束した。
寒川町の事業者から、一之宮第二排水路において魚が2~3匹死亡しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、死
1
28 相模川
一之宮第
二排水路
寒川町
○
不明
亡魚は体長20~30cmのコイ3匹であり、生きているコイも確認された。また、排水路の水は滞留しており、油臭のない膜が確
認されたが、出所は不明であった。対応としてオイルフェンスの設置及び死亡魚の回収を行った。簡易水質分析を行ったが特
に異常は見られず、後日再度現場確認を行ったところ、異常は見られなかったため、本件は原因不明で収束した。
1
29 相模川
目久尻川 綾瀬市
○(泡
浮遊)
綾瀬市吉岡における火災の消火活動に伴い、泡消化剤が用水路等に流出しているとの連絡があった。泡は、火災現場下流の用
火災
水路及び用水路と目久尻川との合流点から下流200mの範囲で少量確認されたが、それより下流では泡は見られなかった。翌
日、用水路と目久尻川の合流点付近を確認したところ、下流への異常は見られなかったため、本件は収束した。
・2月発生状況
発生月日
月
日
水系
支川等
市町村
事故区分
魚死亡
油浮遊
原因者
その他
事故の概要
等
天神森排水路で油が流れているとの通報があった。現場確認を行ったところ、微量の油膜を確認した。相模川本川を確認した
2
10
相模川
天神森都
市下水路
平塚市
○
不明
が、油膜は確認できなかった。また、現地より上流の天神橋で極めて微量の油膜を確認した。天神橋から上流の畠田橋まで確
認したが、油膜は確認できなかったため、原因の特定には至らなかった。後日、現場確認を行ったところ、特に異常は見られ
なかったため、本件は原因不明で収束した。
2
14
森戸川
酒匂堰
○(白
大井町
濁)
住民から酒匂堰が白濁しているとの通報があった。現場確認を行ったところ、うっすらとした白濁が確認できたが時間ととも
不明
に消失しており、死亡魚も確認されなかったため、拡大の恐れはないと判断した。また原因調査を行ったが、原因特定には至
らなかった。後日現場確認を行ったところ、特に異常は見られなかったため、本件は原因不明で収束した。
寒川町の事業所から上流から排水路に泡が流れてくるとの通報があった。現場確認を行ったところ、上流の事業所の排水が排
2
16 相模川
一之宮第
二排水路
○(泡
寒川町
浮遊)
水路に流入する地点から、泡状のものが大量に発生しており、排水路が白くなっていた。さらに上流の暗渠部分を確認すると
不明
少量の白いものが流れてきていた。上流の事業所に聞き取り調査を行ったが、事故等はなく、通常通りの操業であった。ま
た、現場上流の地点で採水した検体を分析したところ、LAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸、界面活性剤の一種) が検出さ
れた。その後、現場では特に異常は見られず、本件は原因不明で収束した。
住民から狭塚川において油浮遊があるとの通報があった。調査を行ったところ、事業所内の配管劣化により、油(灯油、軽
2
20 狭塚川
-
三浦市
○
事業所
油)100L程度が側溝を通り河川へ流出したことが原因と判明した。対応として、狭塚川及び狭塚川が接続する北條湾にオイル
マットを設置した。後日、現場確認を行ったところ油の浮遊が確認されなかったため、オイルマットの回収を行った。原因者
に対し、顛末書、事故報告書を提出するよう指導し、本件は収束した。
住民から中村川で魚が死亡しているとの通報があった。現場確認を行ったころ、死亡魚が確認された。回収した死亡魚はコイ
2
22 中村川
-
小田原市 ○
不明
約50匹、ハヤ、フナなどだった。また、河川水の農薬分析を行ったが特に異常は見られなかった。後日、新たな死亡魚は確認
されず、泳いでいる魚も確認された。また、上流の事業所調査を実施したが、原因特定に至らず、本件は原因不明で収束し
た。
・3月発生状況
発生月日
月
日
水系
支川等
市町村
事故区分
魚死亡
油浮遊
原因者
その他
○(濁
3
6
神戸川
-
事故の概要
等
市民から、河川に濁水が流れていると連絡があった。市及び県が現地を確認したところ、現場付近で工事業者が作業中に生じ
水・ア 工事業 たコンクリート等の排水を河川に流したことが原因と判明した。原因者に対し、排水を産業廃棄物として処理するよう指導し
鎌倉市
ルカ
者
リ)
た。なお、現地周辺を調査したが、白濁及び死亡魚は確認されなかったことから、今後河川への影響は無いと判断し、本件は
収束した。
市民から河川に油が浮いていると連絡があった。市、警察が若宮橋付近で油の浮遊を確認した。現場周辺を調査したところ、
3
10
相模川
目久尻川 座間市
○
事業者
近くの事業所内に油が散在しており、道路側溝においても油の流れた痕跡が確認された。事業者への聞き取りから、前夜の雨
によりトラックの荷台から植物油が流出してしまったとのことだった。原因者に対し、事業所付近や道路側溝にオイルマット
の設置及び清掃をするよう指導した。後日、現場において清掃が完了し、油膜等が確認されなかったため、本件は収束した。
3
17 田越川
久木川
○(着
逗子市
色)
市民から河川が着色していると連絡があった。市が現場を確認したところ、川間橋から東郷橋付近まで、うっすら青緑色に着
不明
色していた。現場付近を調査したが、原因は特定できなかった。コイ等の水生生物に異常が無く、東郷橋より下流では着色は
確認されないことから、これ以上の拡大は無いと判断し、本件は原因不明で収束した。
市消防が境川左岸の新川名橋と奥田橋の中間あたりの排水溝から油膜を伴う排水が出ているのを確認した。藤沢市がオイル
マット、藤沢土木事務所がオイルフェンスを設置し、油を回収した。周辺を確認したところ、現場下流で1メートル幅の油膜が
3
25 境川
-
藤沢市
○
不明
確認されたが、魚の死亡は確認されなかった。市が現場付近の事業所に対し、立ち入り検査を行ったが、原因の特定はできな
かった。その後、現場付近を確認した結果、油膜等の異常は無かったため、後日オイルマットおよびオイルフェンスを回収
し、本件は原因不明で収束した。
住民から伊勢原市東大竹付近の矢羽根排水路で魚が死んでいるとの通報があった。市が現場確認を行ったところ、伊勢原南公
3
25 金目川
矢羽根排
水路
伊勢原市 ○
工事
民館付近の排水路にてコイを含む魚数十匹が死亡しているのを確認した。調査の結果、現場の上流に位置する解体工事現場か
ら強アルカリの排水が排出されていることが判明した。その後、同地からの排水を停止させ、原因者により死亡魚が回収され
た。原因者に再発防止を指導し、継続監視することとし、本件は収束した。
事業者から、倉久保川において油膜を確認したとの通報があった。市が現地を確認したところ、油が浮遊していたため、オイ
3
30 境川
倉久保川 鎌倉市
○
不明
ルマットを設置した。現場より下流には、油浮遊は確認されなかった。事故後11日目に、市が現地を確認したところ、油膜等
は確認されなかったため、設置していたオイルマットを撤去し、本件は収束した。
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