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平成25年度 基礎研究費 研究成果報告書
公立大学法人横浜市立大学における研究費の取扱に関する規程 第 15 号様式の 1(第 40 条) 平成25年度 基礎研究費 研究成果報告書 提出日:平成26年4月 23 日 私は、下記研究課題に係る研究費について、以下のとおり研究成果を報告します。また当該研究費の執行につ いては、規程等を遵守し、適正に使用いたしました。 1 研究者情報 氏名(職位) :中村彰宏(教授) ※医学科は氏名に教室代表者名を記載 所属:国際総合科学群人文社会科学系列 2 ネットワーク産業の経済分析 研究課題名 ※50 字以内 3 交付額 550,000 円 5 研究概要 ※600~800 字程度で記入してください。絵、図の挿入も可 ネットワーク産業には、交通、通信、電力、ガス、水道、コンテンツ、その他、様々なものがある。ネット ワーク産業では、通常の財・サービスと異なり、生産・消費両面でネットワーク外部性が働くため、分析のア プローチも異なることが多い。本研究では、ネットワーク産業に関して産業組織論的なテーマを取り扱う。 本年度は、交通サービスのうちタクシーサービス・交通安全施策、情報通信産業等を対象とし、分析・検討 した。加えて、昨年度から実施している ICT を活用した電力需要の実証分析及び、ユニバーサルサービスの在 り方についても補完的に検討し、取りまとめを行った。昨年度行った有事の際の通信サービスのバックアップ 体制の在り方については、分析結果を取りまとめ海外学術書に投稿した。また、情報通信サービスに関するユ ニバーサルサービスについて分析した研究成果も海外学術誌において公刊した。本年度実施したタクシーサー ビスに関する分析は、本年度新たに収集したアンケート調査データをとりまとめ、研究成果を『タクシー政策 研究』で発表した。また、情報通信産業で実施されているアンバンドル規制が企業の投資行動にどのように影 響するかに関して分析した研究成果についても、国内学術雑誌に投稿し公刊した。交通安全施策に関しては、 警察庁・警視庁の協力の下、行政処分対象者講習においてアンケート調査を実施した。これらは引き続き分析 を進めていく予定である。 6 研究発表(投稿準備中、投稿中、発表予定を含む) ※記載にあたっては、例えば発表論文の場合、論文名、著者名、掲載誌名、査読の有無、巻、最初と最後の頁、発表年(西暦)に ついて記入してください。記載の順番は、現在から順に発表年次を過去に遡って記載し、通し番号を必ず付してください。 1. (査読付き)Akihiro Nakamura. " Retaining Telecommunication Services when Universal Service is defined by Functionality: Japanese Consumers’ Willingness-to-Pay," Telecommunications Policy, Vol.37, pp.662-672. 2. 中村彰宏「公共交通としての高齢者のタクシー利用の可能性―「東京都在住高齢者の交通サービス利用に関 する調査」報告―」 『タクシー政策研究』第二号, 2014 3. 岡本剛和・中村彰宏「ローカル・ループ・アンバンドリングが既存電気通信事業者の投資に与える影響に関 する実証分析」公益事業学会 2013 年度大会 4. Okamoto Yoshikazu, and Akihiro Nakamura. "The influence of local loop unbundling on investment by incumbent telecommunications operators in the OECD member countries," 2013.10, European Regional International Telecommunications Society Conference 2013. 5. (査読付き)岡本剛和・中村彰宏「ローカル・ループ・アンバンドリングが既存電気通信事業者の投資に与 える影響に関する実証分析 -OECD加盟国におけるパネルデータを用いた推定-」公益事業研究 No. 65-3, 公立大学法人横浜市立大学における研究費の取扱に関する規程 第 15 号様式の 1(第 40 条) pp.13-24 7 研究成果による知的財産権の出願・取得状況 知的財産権の名称 発明者名 権利者名 知的財産権の種類、 出願年月日 番号 1 2 3 (和暦) 取得年月日 (和暦)