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SolidWorks のアップグレード

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SolidWorks のアップグレード
SolidWorks のアップグレード
SolidWorks®ソフトウェアをアップグレードする際には、インストール前、および後の両方で検討かつ計画すべき事柄が数多く
あります。ここでは、アップグレードの手順、ならびに SolidWorks Subscription Service ウェブサイトにある多数の参照資料に
ついて紹介します。
アップグレードを行う前に
SolidWorks のアップグレードを行う前に読んでおくべき参照ドキュメントが多数あります。このドキュメントで説明されている参
照情報は、Subscription Service 契約中のお客様に対し SolidWorks Subscription Service ウェブサイトにて公開されてい
ます。
http://www.solidworks.com/swdocs/Support/Subscription/html/
CD は Subscription Service 契約中のお客様全てに送付されます。または、Subscription Service ウェブサイトからソフトウ
ェアをダウンロードすることも可能です。ウェブからダウンロードする際には、自社で必要なドキュメントおよびアドインのみをダウ
ンロードします。
一般的な手順は次のとおりです:
・
以下の参照ファイルの確認
Read This First
Important installation instructions
Release Notes
・
新 し い 登 録 コ ー ド を 取 得 し ま す 。 上 記 の Read This First を お 読 み に な る か 、 eReg ウ ェ ブ ペ ー ジ
http://swcustomer.solidworks.com/swlogin_reg.asp を参照してください。
SNL (SolidWorks Network License)を使用されている場合、アップグレードを行う前に Subscription Services ウェブサイト
にある SolidNetwork License Support ページを参照し、新しいライセンス ファイルを入手してください。
・
「SolidWorks について」および「新規機能」を読む
・
設定のコピー ウィザードを使用して現在の設定を保存する
・
新しいバージョンで SolidWorks ドキュメント(部品、アセンブリ、および図面)を開く前に、これらのバックアップ コピーをと
ることをお勧めします。これらのドキュメントを開くと、新しいファイル形式に自動的に変換されます。ドキュメントがいった
ん変換および保存されると、以前のバージョンの SolidWorks ソフトウェアではアクセスできなくなります。
・
旧バージョンでドキュメント テンプレート、シート フォーマット、Feature Palette™のアイテムを編集していた場合は、そ
れらのファイルのバックアップを取ってから SolidWorks をインストールしてください。
SolidWorks をアップグレードする前に、システム要件を確認してください。システム要件、特に SolidWorks のサポートするオペ
レーティング システムは変更されていきます。現在のシステム要件を確認するには、ここをクリックしてください。
設定の保存
設定のコピーウィザードを使用して、Windows®レジストリ 設定のコピーを作成することができます。このツールは、.reg ファイ
ルを作成し、これにより設定をバックアップしたり別のマシンに移したりすることができます。これらの設定を使用するには、ファイ
ルをダブルクリックするだけで、設定がレジストリにロードされます。オプションの設定コピー ウィザードは、Windows の[スタート]、
[プログラム]メニューからアクセスする SolidWorks メニューの[SolidWorks ツール]セクションからアクセスできます。
SolidWorks は新しいリリースに対して、以前のバージョンの設定をできるだけ移行させようとします。ツールバーの配置や、[ツ
ール]、[オプション]で設定した内容等は、アップグレードを行っても保持されます。但し、新規インストールを行う場合には、オ
プション設定のコピー ウィザードを使って設定を移行させる必要があります。
カスタマイズされたメニューやキーボード ショートカット等の値は SolidWorks インストール ディレクトリの /user/.cus 領域に
格納されています。これにより、オプションの設定コピー ウィザードで移行できなかった設定内容もシステム構成に追加するこ
とができます。現在のユーザーの名前の上記のフォルダーにあるファイルをコピーしてくるだけで、設定を再利用できます。同じ
マシンを複数のユーザーが使用する場合には、.cus ファイルを追加作成する必要があります。
旧バージョン SolidWorks ファイルを変換する
SolidWorks をインストールした後では、旧バージョンファイルへのアクセスは時間がかかるようになります。新しいバージョンで行
われた様々な変更により、古いファイルへのアクセスは従来より時間がかかります。これらの旧バージョンのファイルは、下記に
説明する変換ウィザードで新しいファイル形式に変換する必要があります。
新しいバージョンの SolidWorks で旧バージョンのファイルを開き、一旦保存すると、次に開く際の時間は新しいバージョンでの
製品改良により短くなり、以前より速くなっている場合もあります。
SolidWorks 変換ウィザードを使用すると、以前のバージョンの SolidWorks で作成した全ての SolidWorks ファイルを新しい
SolidWorks 形式に自動的に変換できます。ファイル変換プロセスが完了すると、これらのファイルを開く時間は短くなります。
変換ウィザードは、Windows の[スタート]、[プログラム]メニューからアクセスする SolidWorks メニューの[Tools]セクションからア
クセスできます。
変換ユーティリティが起動すると、変換前にすべての SolidWorks ファイルをバックアップするかどうか確認するメッセージが
表示されます。ユーザーがバックアップを選択すると(これを強く推奨します)、変換ウィザードによって "SolidWorks
Conversion Backup" という名前のサブフォルダにファイルがコピーされます。変換対象ファイルの場所を確認するメッセージ
が表示された後、処理が続行します。親ドキュメント フォルダー外にある参照ドキュメントは変換されません。
変換処理が終了すると、次の 2 つのレポート ファイルが、変換先フォルダー内に作成されます。
・
Conversion Wizard Done.txt - 変換できたファイルの一覧が含まれています。
・
Conversion Wizard Failed.txt
- 変換できなかったファイルの一覧が含まれています。
これは SolidWorks 使用中には実行できないことをご了承ください。変換すべきファイルが多数の場合、変換ウィザードは夜
間に実行することを推奨します。変換に失敗したファイルがあった場合、SolidWorks 販売代理店にご相談ください。
アドイン
SolidWorks をインストールする前に、全てのアドイン製品がインストールされており、新しいリリースがサポートされいることを確
認してください。SolidWorks Office または SolidWorks Office Professional をお使いの場合、アドインの管理はインストール
プログラムが行ってくれます。
各種 SolidWorks アドイン、サンプル ファイル、ドキュメンテーションをインストールしたい場合、インストール プログラムの実行
中、セットアップの種類を指定する個所で、「カスタム」オプションを選択してください(図 1 参照)。
Certified Gold Products は全て、再インストールを行わなくても新しいリリースで実行できるはずです。Solution Partner アプ
リケーションと SolidWorks の互換性に関してご不明な点がありましたら、SolidWorks Partner ベンダにお問い合わせください。
アップグレードの実行
アップグレードを開始する前に、以下の手順を実行してください。
・
アンチウイルス ソフトウェアをオフにします。これにより、ソフトウェアと OS コンポーネントが正しくインストールされ、登録さ
れます。
・
SolidWorks の以前のバージョンを削除します。以前のバージョンを必要としない場合、この手順はオプションです。
SolidWorks は CD セットとして提供されています。SolidWorks Toolbox、PDMWorks™、MoldBase 等が製品ラインに加わり、
SolidWorks ファミリー全体を 1 枚の CD に納めることができなくなりました。インストールを開始するには、CD #1 を挿入しま
す。
通常は個別インストールを行います。インストール方法の詳細については、Subscription Service ウェブサイトを参照してくだ
さい。
図1
既存の SolidWorks があるマシン上に SolidWorks をインストールする際には2つのオプションがあります。
1.
既存のインストールを更新 - 以前のバージョンの SolidWorks を上書きし、新しいバージョンの SolidWorks のみを実行
するようにします。
2.
新規インストール − SolidWorks の新しいバージョンを古いバージョンと共存させます。
図2
既存のインストールを更新するオプションでは、古い SolidWorks を新しい SolidWorks で、同じパスを使って置き換えます。
以下のことに留意してください:
・
SolidWorks ルート ディレクトリ内のフォルダーに保存されているファイルは上書きされます。これについては注意を促すメ
ッセージがインストール時に表示されます。
・
最も大事なのはデータ フォルダー内のファイルです。
・
この場所にデフォルトで保存される Feature Palette 項目、ドキュメント テンプレート、ユーザー定義シート フォーマッ
ト。
・
このような事態を避けるため、これらのファイルは SolidWorks ルート ディレクトリ外に保存するのがよいでしょう。
新規インストール オプションでは、ユーザーは以前のリリースをシステム上に保持します。つまり、以前のリリースを使って開始
した設計プロジェクトの進行を妨げることなく、新規リリースの社内テストが行えます。(図 2 参照)しかしながら、マシン上で使
える空きディスク領域について検討する必要があります。SolidWorks インストールはサンプルファイルやドキュメンテーション、ア
ドインの有無によって 190MB から 300MB にもなるからです。
メジャー リリースのアップグレード時には、クライアント インストールとサーバー インストールの両方をアップグレードする必要が
あります。セキュリティデバイス(ドングル等)がある場合には、クライアント インストールをアップグレードしてセキュリティデバイス
のドライバ情報の更新を行う必要があります。
Toolbox ユーザー
Toolbox をお使いの場合、Toolbox データベースのローカル コピーを使用しているのか、他のユーザーと共有しているのかを
確認する必要があります。社内に複数のユーザーがいる場合、Toolbox の共有をお勧めします。これは、新しいファスナー コ
ンフィギュレーションがデータベースに追加された場合等、全てのユーザーがそれを利用できるためです。
Toolbox に関する詳細は、Subscription Service ウェブサイトの Toolbox Resources ページをご覧下さい。
アップグレード後
SolidWorks のインストールが済んだら、以下のドキュメントを確認してください:
・
SolidWorks について(新規ユーザーの場合)
・
SolidWorks 新規機能マニュアル
・
新しいチュートリアル(アップグレードに含まれています)
最後のステップとして、社内の他のユーザーにこれらの変更内容を伝達してください。また、新規機能セミナーやロールアウト
については、担当の販売代理店に確認してください。
詳細情報:
SolidWorks Subscription Service ウェブサイト
http://www.solidworks.com/swdocs/Support/Subscription/html/
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