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製品認証規則 - 日本水道協会
文書番号 JWWA-106 文書名称 製品認証規則 版番号 第 2-4 版 制 定 平成 17 年 4 月 1 日 改 正 平成 27 年 6 月 24 日 製品認証規則 公益社団法人 日本水道協会 製品認証業務 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 製品認証業務 2005.4.1 制定 製品認証規則 JWWA-106 (一般認証指針) 1. 適用範囲 この規則は、JIS Q 1001[適合性評価-日本工業規格への適合性の認証-一般認証指針] (以下「指 針」という。)に基づき定めるものであり、JIS マーク表示制度における認証の業務の基準、表示の 基準、及び品質管理体制の基準を、基本的かつ分野横断的に定めるものである。 また、認証の対象となる鉱工業品又は加工技術の特性に基づき、製品認証規則(以下「本規則」 という。)に対する特例事項として、本規則とは別に、JIS Q 1013[適合性評価-日本工業規格への 適合性の認証一分野別認証指針(鉄鋼製品第 1 部)]に基づき附属書 1 を定める。 2. 引用規格 本規則は、JIS Q 1001 に基づき定めたもので、JIS Q 1001 の規定の一部を構成する次の引用規格 の最新版(追補を含む)を適用するものとする。 3. JIS Q 9001 「品質マネジメントシステム一般要求事項」 JIS Q 17000 「適合性評価-用語及び一般原則」 JIS Q 17025 「試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項」 用語及び定義 本規則で使用する定義は、次のとおりである。なお、規定されていない用語は、JIS Q 17000 の定 める定義に基づくものとする。 「登録認証機関」 工業標準化法第 19 条第 1 項及び第 2 項、第 20 条第 1 項、並びに第 23 条第 1 項から第 3 項ま でに基づき登録を受けた者。 「鉱工業品等」(又は「製品等」) 認証の対象となる鉱工業品又は加工技術により加工した鉱工業品。(又は「製品等」) 「JIS マーク」 JIS マークは、工業標準化法に基づく日本工業規格への適合性の認証に関する省令(以下「省 令」という。)第 1 条第 1 項、第 2 項及び第 3 項に定める様式の表示。認証マ-クともいう。 「JIS マーク等」 JIS マーク、適合する JIS の番号、適合する JIS の種類又は等級、及び認証を行った登録認証 機関の氏名又は名称の総称 1 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 「工場審査」 認証に関わる鉱工業品の製造品質管理体制(製造設備、検査設備、検査方法、品質管理方法 その他品質保持に必要な技術的生産条件をいう。)の審査、又は認証に係る加工技術の加工品質 管理体制(加工設備、検査設備、検査方法、品質管理方法その他品質保持に必要な技術的生産 条件をいう。)の審査。 なお、申請者から認証を行うことを求められたときに行う工場審査を、初回工場審査という。 「製品試験」 当該 JIS に適合するかどうかを審査するために、日本工業規格に定めるところにより行う製 品等に係る試験、分析又は測定。 なお、申請者から認証を行うことを求められたときに行う製品試験を、初回製品試験という。 「認証維持審査」 登録認証機関が行った認証を維持できるかどうかを判断するための審査。定期的な認証維持 審査と臨時の認証維持審査とがある。 なお、認証維持審査において行う工場審査を認証維持工場審査といい、また、認証維持審査 のために行う製品試験を認証維持製品試験という。 「申請者」 工業標準化法第 19 条第 1 項の鉱工業品の製造業者及び同条第 2 項の鉱工業品の輸入業者又は 販売業者。同法第 20 条第 1 項の鉱工業品の加工業者、並びに同法第 23 条第 1 項から第 3 項ま での外国においてその事業を行う鉱工業品の製造業者、輸出業者又は加工業者であって、それ らの規定に基づく認証を受けようとするもの。 「一般認証」 申請者が継続的に製造している又は/及び製造する予定である製品等を対象とした認証の総 称。 「ロット認証」 認証関わる鉱工業品又は加工技術の日本工業規格に基づき、既に製造又は加工された特定の 個数又は量の鉱工業品に係る認証。 「製造業者」 製品認証の対象となる製品等を製造する者。 「販売業者」 製品認証の対象となる製品等を販売する者。 「輸入業者」 製品認証の対象となる製品等の輸入を行う者。 「認証取得者」 登録認証機関から鉱工業品又は加工技術の認証を受けた者。 2 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 認証の条件 4. 本協会は、認証に係る JIS、一般認証指針、認証に関わる鉱工業品又はその加工技術に関連する分野別 認証指針が定められている場合にあっては、当該分野別認証指針及び本協会が定める認証の業務に関す る規定に基づき行われた審査の結果、認証の対象となる製品等が当該 JIS に適合し、かつ、申請者の品 質管理体制が該当する基準のすべてを満たしていることを確認された場合には、認証を行うものとする。 また、認証取得者は、本協会が発行する製品等の認証を証明する「認証書」を保有し、かつ、認証マ ーク等の表示の使用許諾に係る契約書(以下「認証契約書」という。)を本協会と締結し、当該製品等が JIS に適合していること。 5. 認証の申請 5.1 対象規格 製品認証の対象となる規格は、 鉱工業品又はその加工技術の適合性の認証に適用する当該 JIS とする。 本協会は、製品等の認証を行う業務範囲以外のものについては、申請を受け付けない。 5.2 認証の区分 本協会は、申請者が求める製品認証の対象となる製品等の区分(以下「認証の区分」という。 )につい て、申請に際して、申請者と調整し決定する。 認証の区分は、通常、当該 JIS ごととする。なお、認証の区分を、次のいずれかとすることができる。 1) 日本工業規格に定める種類、等級ごと 2) 申請者により定義された鉱工業品又はその加工技術(申請者の定める型式等)ごと 3) 複数の日本工業規格に係る鉱工業品の群 5.3 申請書 申請者は、次の 1)に掲げる事項を記載した JIS 製品認証申請書(様式-1)とともに、2)から 4)を本協 会に提出しなければならない。 なお、1)から 3)の申請書類は日本語であること。 1) 申請書への記載事項 ① 申請者の氏名又は名称(法人にあっては代表者の氏名を含む)及び所在地、 ② 製品認証される製品等又は加工技術の名称 ③ 製品認証に関わる JIS の番号及び名称並びに等級又は種類 ④ 認証の区分(JIS 番号と同一の場合は省略する) ⑤ 認証方法の区分(一般認証又はロット認証(対象となる個数又は量)) ⑥ 製品認証に関わるすべての工場又は事業場の名称、所在地(既に製造された製品等のロット認 証の場合は除く) 2) 製品等又はその加工技術の初回工場審査に係る「品質管理実施状況説明書」 3) 本協会が定める要求事項に適合していることを説明する補足資料 4) 申請品製造工場の品質システムが、他の機関で調査され認定(ISO9001 等)されている場合は、 その認定書の写しを添付する。 3 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 5.4 申請書の審査(受付のレビュー) 申請書の審査は、5.3 項で提出された申請書について、申請内容チェックリスト(様式-50) 1) により前項の事項を確認し、次に掲げる事項の満足・不満足を判断した上で、受理の有無につ いて、認証申請受理(不受理)通知書(様式-3)により申請者に通知する。 なお、申請書に不備がある場合は、申請者と協議し、申請書を完全にした後、改めて本協会 に提出するよう依頼する。 a) 申請書及び添付書類が申請内容チェックリスト(様式-50)どおり揃っていることを確認する。 b) 申請者との間に生じる理解の違いはすべて解消している。 c) 申請区分が本協会の事業運営範囲に含まれている。 d) 業務実施場所、言語の通訳等、認証活動に必要な要請について問題なく利用することがで きる。 本協会が事業運営の範囲内において、申請区分に対して特殊な要件がなく、品質システム e) に照らして、認証活動を実施する力量及び能力を持っている。 2) 申請書を受理した場合は、検査課は申請者と JIS 製品認証審査契約書(様式-54)を締結し、 企業別管理台帳(様式-5)へ記入するとともに、速やかに審査(評価)の準備を行う。 3) 本協会は申請者の認証申請が本協会の認証業務対象外の次の事項のいずれかを含む場合、申 請内容チェックリスト(様式-50)の「JIS 番号及び対象製品」の備考欄に詳細を記載する。 4) ① 製品の種類又は等級 ② 認証の区分(原則として製品等の認証を行う業務範囲外であれば、受け付けない) ③ 品質システム(原則として本協会品質システム以外の要求がある場合は、受け付けない) 3)に該当する場合、本協会は、申請されている全ての認証活動に関して力量及び能力をもつ こと、及び認証を実施するとの決定をしたことについて理由を付して議事録を残しておく。 5) 本協会が申請者又は他の申請者に既に授与している認証を根拠にして、何らかの手順を省略 する場合、本協会は認証申請受理通知書(様式-3)の備考欄に根拠となる認証及び省略の理由 を記す。 4 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 6. 初回適合性評価 6.1 一般 1) 本協会は、製品等の認証について申請があった場合、申請のあった製品等又はその加工技術 の認証の区分に基づいて初回製品試験及び製造工場の初回工場審査の実施内容及び計画につい て、申請者と調整を行い遅滞なく業務を行う。 2) ロット認証の申請があった場合は、当該ロットの全数に対して初回製品試験(全数試験)を 行うことが可能である場合、当該初回製品試験のみを実施し、初回工場審査を省略して認証す ることができる。 3) 初回製品試験及び製造工場の初回工場審査において、適合しないと判断できる事項が一つで も存在する場合、認証は行わない。ただし、本協会が適当と判断した場合は、申請者に対し、 不適合事項について指摘事項記述書・是正処置要求書(様式-10-1)によって通知するとともに、 指定期限内に当該事項を改善する措置を講じるよう指示する。 4) なお、指定期限内に申請者から不適合事項の是正措置を完了し、その改善報告があった場合 は、本協会は、適合事項に関する初回製品試験及び初回工場審査のうち、適合性を確認するた めに必要な不適合部分についてのみ初回製品試験及び初回工場審査を再度実施し、当該事項に ついて再度箇条 6.項の評価を実施して 認証を行う。ただし、申請者が指定期限内に不適合事 項を満たす措置を講じることを証明できなかったときは、認証しないことを決定する。 5) また、認証を決定するにあたって、少なくとも 6 か月(15.項によって認証を取り消された者 の再審査の場合は、通常、品質管理体制の再構築後 1 年以上)の生産実績を調査し、製品等の 品質が安定していることを確認する。 6) 本協会は、申請者に対し、初回適合性評価を円滑に実施するため、附属書 2 に規定する品質 管理責任者に対し、本協会との連絡・調整に当たるよう要求する。ただし、品質管理責任者は、 一般財団法人日本規格協会の JIS 品質管理責任者セミナー若しくはそれと同等と認められる講 習会の修了者(旧の品質管理推進責任者の専修科コース又は普通科の修了者を含む)とする。 7) 当該初回工場審査に携わった審査員は、申請書類、製造工場の初回工場審査の結果及び製品 の初回製品試験の結果が、該当 JIS、指針、別に定められている場合は分野別認証指針及び本 協会が定める認証手順に規定するすべての要求事項が終了していることを確認し、その結果を 精査し、該当 JIS に関する適合性評価の結果を審査結果最終報告書(様式-52)にまとめる。 8) 手順は、別に定める「認証審査手順書(JWWA-401)」による。 5 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 認証方法の選択 6.1.1 認証方法について、一般認証の方法又はロット認証の方法の選択は、原則として申請者が選択す る。ただし、本協会の認証対象となる範囲内において、ダクタイル鋳鉄管類及び塗覆装鋼管類につ いては、ロット認証の方法とする。 6.2 初回工場審査 6.2.1 初回工場審査の方法 本協会は、製造工場の初回工場審査を実施する場合は、申請者が提出した品質管理実施状況 1) 説明書について書類調査を行うとともに、認証に関わるすべての工場又は事業場に対して現地 調査を行い、申請者の工場又は事業場の品質管理体制が附属書 2 に規定する品質管理体制の審 査の基準及び本協会が定める要求事項に適合するかどうかを審査する。 本協会は、申請者から現に製造された製品等のロット単位の認証について申請があった場合 2) は、初回工場審査のうち、6.2.1 項の 1)に規定する現地調査を省略することができる。 申請者は、提出する品質管理実施状況説明書について、次の何れかを選択することができる。 3) ① 当該製造工場が申請品を製造するために必要とする技術的生産条件「資材、製造方法、検 査方法、製造設備、試験・検査設備等」に基づく品質管理体制を説明する。「附属書 2 の品質 管理体制の審査の基準(A)」 ② 品質マネジメントシステムに関する国際規格(ISO9001)又は日本工業規格 JIS Q 9001 に 基づく品質管理実施体制について説明する。「附属書 2 の品質管理体制の審査の基準(B)」 本協会は、申請者に対し、製品認証の対象となる製品等の製造を行う工場又は事業場の品質 4) 管理体制について、附属書 2 の基準に適合していることを説明するために必要な情報を品質管 理実施状況説明書に記載し、提出を求める。 本協会は、申請者に対しこの情報に基づき、関係する社内規格、管理記録、通常の工程中に 5) 実施して製品等の適合性評価に係る測定、試験・検査の記録等必要な情報について当該初回工 場審査で利用できるように求める。 (※「JIS 製品認証用品質管理実施状況説明書(A)及び(B)に必要な申請書及び等式等」を提 供する。) 6.2.2 その他(品質マネジメントシステム審査登録等の結果の活用) 申請者から申請のあった製造工場の品質管理体制が ISO9001 又は JIS Q 9001 に基づいて実施され ているときは、それが IAF の MLA に署名している認定機関から認定を受けた審査登録機関による 審査登録を取得している場合であって、申請者が当該審査登録証の写し及び審査登録報告書の写し を申請書に添付し、当該審査結果の活用を要請したときは、本協会は、初回工場審査において、当 該審査結果を活用する。 なお、活用方法は、直近の当該審査報告書の写しの確認により、品質管理実施状況説明書の該当 部分と重複する調査項目に活用することができる。 6 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 6.3 初回製品試験 6.3.1 サンプルの抜取り 1) 初回製品試験を実施するための試験用の製品等(サンプル)の抜き取りは本協会が行う。 なお、サンプルの抜き取りはランダムサンプリングとし、その個数は製品試験を実施するた めに必要な数とする。 詳細は「認証審査手順書(JWWA-401)」の別紙 1 の初回製品試験によるが、認証の区分(規 格番号)別に定めた「認証審査手順書附属書 3 個別審査事項(JWWA-401-3)」に規定する試験 項目に必要な数をサンプリングする。 2) サンプルは、製品認証の対象とする製品等又はその加工技術の製造工程を代表するもので、 所定の原材料、部品等を使用して、所定の製造設備及び製造方法により製造されたものでなけ ればならない。 なお、本協会は、適切と判断した場合、試作品をサンプルとして初回製品試験を行うことが できる。この場合は、対象となる製品等の製造開始後速やかに、製造された製品等から抜き取 ったサンプルによる製品試験の全部又は一部を行わなければならない。 3) 初回製品試験は、初回工場審査と同時に行うことを原則とする。ただし、サンプルの前処理 が必要である場合又は試験時間の関係等により、サンプルの抜き取りを初回工場審査の現地調 査の前に実施することができる。 その場合、当該製造工場の初回工場審査時において、既に本協会において抜き取られている サンプルに関連して、次の確認を行わなければならない。 ① サンプルは、当該認証の対象である製品等又はその加工技術の製造工程を代表するもので あること。 ② サンプルの抜き取り後に、工場又は事業場の品質管理体制について変更、修正があった場 合、当該変更、修正が当該サンプルを使用した初回製品試験を無効にするものではないが、 変更において、日本工業規格への適合性に影響を及ぼすような変更があった場合は、当該製 品試験の結果を用いて審査をしてはいけない。 なお、必要な場合、製品等の初回製品試験の結果を申請者の実施した試験結果と比較・検 証を行い疑義が生じた場合は再度の試験を行い、その疑義を解消する。 7 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 初回製品試験の実施 6.3.2 本協会は、対象となる当該 JIS に基づいて次のいずれか又はこれらの組み合わせにより初回製品 試験を実施する。 本協会の立会いによる方法 (a) 申請者の試験場所で、申請者の試験員が実施し、本協会の認証審査員が立ち会う。 なお、この場合、製品試験に関する契約書(様式-83)を締結するとともに、本協会の認証 審査員が、申請者の試験設備、試験員について、ISO/IEC17025 又は JIS Q 17025 に該当する 要求事項を定めた「JIS Q 17025(申請工場用)チェックリスト(JWWA-503)」により、試験・ 検査の計測機器類の点検、校正、保守等が規定に適合し、精度及び性能が正確に維持してい ることを確認する。ただし、該当する試験で JNLA 認定試験機関、JAB 認証取得機関の JIS Q 17025 の認定を受けている場合は、 「JIS Q 17025(申請工場用)チェックリスト(JWWA-503)」 による確認を省略することができる。 本協会が、本協会以外の試験所等による試験データを活用する方法 (b) 本協会と下請負契約を締結した試験機関で実施し、試験に必要な試料は、本協会認証審 査員がサンプリングする。なお、サンプリングは「認証審査手順書(JWWWA-401)」によ る。 (c) 申請者の試験場所で、申請者の試験員が実施し、その結果を本協会に報告。 ① 本協会は、申請者が ISO/IEC17025 又は JIS Q 17025 の試験機関として登録している こと、及び試験項目がその試験機関の認定範囲になっていることを確認し、下請負契約 を締結する。 ② 申請者の試験場所が ISO/IEC17025 又は JIS Q 17025 の試験機関でない場合、「JIS Q 17025(技術的基準)チェックリスト(JWWA-502)」に基づき、試験実施場所として適 切であるかを評価し、下請負契約を締結する。 ③ 試験を実施する場合は、試験に必要な試料を本協会の認証審査員がサンプリングする。 なお、サンプリングは「認証審査手順書(JWWWA-401)」による。 6.3.3 第三者試験機関の試験所等の活用 本協会は、製品試験において、第三者試験機関が作成した試験データを活用する場合、本協会は、 要求される試験に応じ、ISO/IEC17025 に規定する要求事項の中で該当する部分を満足する能力を 当該第三者試験機関が保有していることを「JIS Q 17025(技術的基準)チェックリスト(JWWA-502)」 に基づき確認しなければならない。 (※確認方法は、「下請負管理要綱(JWWA-206)」に基づき確認する方法による。) なお、当該試験データの受け入れに際し第三者試験機関又は申請者の試験所に対して検証が必要 な場合、「下請負管理要綱(JWWA-206)」に基づき検証を行い、適切であることを確認する。 8 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 7. 初回適合性評価結果のレビュー 総括認証審査員又は審査員代表のうち、当該審査に関与しなかった者が 6.1 7)の審査結果最終報 告書(様式-52)に基づき評価結果のレビューを行う。なお、レビューを行う者は、評価報告書(様 式-69)を作成する。 この場合、レビューを行う者が評価結果に疑義が生じた場合、その他本協会が必要と認めたとき は、審査員を通じて申請者に対し追加資料の提出を求める。 8. 認証の決定 判定委員会は、6.項の評価において、認証の申請のあった製品等又はその加工技術について認証 のために必要とされる要求事項の全てに適合していると判断した場合は、当該製品等の認証の決定 を行う。 管理責任者は、認証の決定を、判定結果通知書(様式-12)により、レビュー結果として評価報告 書(様式-69)を添えて申請者に通知する。 9. 認証契約 9.1 認証契約の締結 本協会は、8.項に基づく認証の決定を行った場合、認証契約書を申請者と締結する。 なお、認証契約書は附属書 3 によるが、少なくとも次に掲げる事項を遅滞なく公表する。 申請者は、本協会と認証契約の締結を行うことにより、製品等に認証マークを表示することが許 諾される。 ① 10.項の②から⑨の事項 ② 13.項の事項 この公表は、認証契約が終了する日まで行わなければならない。ただし、既に製造された製品等 のロット認証の場合には、認証契約を締結した日から 1 年間とする。 9 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 9.2 認証契約の内容 本協会は、認証契約の様式を附属書 3 に定め、少なくとも次に掲げる事項を含むものとする。 ① 工業標準化法第 19 条第 1 項若しくは第 2 項、第 20 条第 1 項又は第 23 条第 1 項から第 3 項までの規定に基づく認証に係る契約であること。 ② 認証契約の有効期間 ③ 13.項の事項 ④ 13.1 項の表示を表示することができる条件 ア.認証取得者が本協会から認証を受けていることを広告その他の方法で第三者に証明する 場合には、認証された製品等と認証されていないものを混同してはいけない。 イ.製品認証を行った製品等に関わる認証取得者の業務が適切に行われていることを確認す るため、本協会が認証取得者に対し報告を求め、又は認証取得者の工場、事業場その他必 要な場所に立入、認証に係る製品等のその材料、その品質管理体制を必要に応じて審査す る。 ウ.イ.の審査の頻度、その費用負担、その他の条件等を定める。 ⑤ 認証に関わる製品等の製造又は加工が複数の工場又は事業場で行われる場合にあっては、 その識別の方法に関する事項。 ⑥ 認証取得者が、認証した製品等又はその加工技術の仕様を変更又は品質管理体制を変更し た場合の措置に関する事項。 ⑦ 認証取得者が第三者から認証に係る製品等又はその加工技術に関して苦情を受けた場合の 措置に関する事項。 9.3 ⑧ 本協会及び認証取得者の機密保持に関する事項。 ⑨ 本協会が講じた措置について、認証取得者が行う異議申立てに関する事項。 ⑩ 15.項の請求、認証の取消し、認証契約の終了に関する事項。 認証契約の終了 本協会は、認証契約が終了した場合、遅滞なく次に掲げる事項を公表する。 ① 認証契約が終了した期日(年月日)及び認証番号 ② 終了した認証に関わる認証取得者の氏名又は名称及び所在地 ③ 10.項の④から⑦及び⑨の事項 ④ 13.項の事項 この公表は、認証契約が終了した日から 1 年間行う。 10 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 9.4 1) 認証契約の有効期間 認証契約の有効期間は、認証契約成立の日から 2 年経過後の 3 月 31 日までとし、認証契約満 了の 2 か月前までに、本協会又は認証取得者のいずれからも認証契約解除の意思表示が文書で されないとき及び認証維持審査が適合したときは、当該認証契約は更に 3 年間更新されるもの とし、以後この例による。ただし、認証維持審査は、3 年以内に 1 回行うこととし、その手順 は「認証審査手順書(JWWA-401)」の 7.(定期的な認証維持審査)により行う。 2) 1)の更新の申請があった場合において、同項の有効期間の満了の日までに、その申請に対す る処分がされないときは、従前の認証契約は、認証契約の有効期間の満了後もその処分がされ るまでの間は、なおその効力を有する。 3) 2)の場合において、認証契約の更新がされたときは、その認証契約の有効期間は、従前の認 証契約の有効期間の満了の日の翌日から起算するものとする。 なお、「認証審査手順書(JWWA-401)」では 6.2(認証に関する決定)(15)を参照。 9.5 1) 製品等の認証書の授与(発行)及び公表 本協会は、8.項の認証の決定及び認証契約の締結を行った認証取得者に対して、最高責任者 名を押印した認証書を授与する。 業務課は、次に掲げる事項について製品認証登録台帳(様式-40)に記載し、「文書管理要綱 (JWWA-201)」により保管・管理する。 ① 10.項の認証書の交付に掲げる①から⑪までの事項 ② 認証マーク等の表示の事項及び方法 ③ その他本協会が必要と認める事項 2) 認証書の授与は、認証取得者に対し管理責任者(検査部長)が直接渡すか、あるいは郵送に よる。 3) 本協会は、業務マニュアル 10.7(公表)に定める公表事項及び公表期間、協会発行の水道協 会雑誌に掲載する方法及びインターネットの協会ホームページに入力する方法により公表し、 本協会の事務所で業務時間内において公衆に閲覧させるとともに、インターネットやホームペ ージを利用し閲覧に供することができる。 9.6 認証書の再発行 本協会は、認証取得者から紛失、破損、焼失等で認証書再発行申請書(様式-76)より認証書の再 発行を求められた場合は、製品認証登録台帳(様式-40)により確認し認証書の再発行を行う。 9.7 1) 認証書の管理 本協会は、認証書の不正使用、誤用等を防止するために、認証書の交付状況を認証書管理台 帳(様式-80)により、管理する。 11 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 2) 認証取得者は、授与された当該 JIS に関する認証書、認証番号及び認証マークを厳重に管理 するとともに、認証書の写しを他者に提供する場合は、原則として認証書の全部を複製する。 10. 認証書の交付 本協会は、当該申請者と 9.項に定める認証契約を締結した場合には、次に掲げる事項を記載した 証明書(以下「認証書」という。)(様式-13)を交付する。 ① 本協会の名称及び所在地 ② 認証契約を締結した期日(年月日)及び認証番号 ③ 認証取得者の氏名又は名称及び所在地 ④ 製品認証に関わる JIS の番号及び JIS に規定している場合は種類又は等級 ⑤ 鉱工業品又はその加工技術の名称(認証された製品等の名称) ⑥ 認証の区分(JIS と同じ場合は省略する) ⑦ 製品認証に関わるすべての工場又は事業場の名称及び所在地(全数について初回製品試験 を行う場合、若しくは、既に製造された製品等のロット認証の場合は除く) ⑧ ロット認証の場合は、ロットの個数又は量、及び識別番号又は記号 ⑨ 製品認証に関わる法の根拠条項(工業標準化法第 19 条第 1 項又は第 2 項、第 20 条第 1 項 若しくは第 23 条第 1 項から第 3 項に基づく認証等) 11. ⑩ 認証書の有効期限 ⑪ その他本協会が必要と認める事項 認証の追加又は変更 認証取得者は、次の事項に掲げる変更を行う場合は、認証書を添えて、本協会に JIS 製品認証申 請書(様式-1)を提出しなければならない。なお、詳細は「認証審査手順書(JWWA-401)」及び「変 更申請に対する取扱い(JWWA-506)」による。 11.1 認証の区分の追加 認証取得者が、新たな認証の区分の追加を申請した場合には、本協会は、遅滞なく箇条 6.項の初 回適合性評価から 8.項の認証の決定の手順に基づき実施し、認証の区分の追加の部分に関する認証 の決定を行う。本協会は、認証することを決定した場合は、9.項の認証契約に基づき認証契約の締 結又は変更を行い、10.項の認証書の交付を行う。 11.2 工場又は事業場の変更又は追加 認証取得者が、既存の認証区分の中で工場又は事業場の変更又は追加を申請した場合には、本協 会は、遅滞なく 6.項の初回適合性評価から 8.項の認証の決定の手順に基づき実施し、認証の決定(当 該工場又は事業場に関するものに限る。)を行う。 本協会は、認証することを決定した場合は、9.項の認証契約に基づき認証契約の締結又は変更を 行い、10.項の認証書の交付を行う。 12 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 種類又は等級の変更又は追加 11.3 認証取得者が、既存の認証区分の中で JIS に定めている種類又は等級の変更又は追加を申請した 場合には、本協会は、遅滞なく 6.項の初回適合性評価から 8.項の認証の決定の手順に基づき実施し、 認証の決定(当該種類又は等級に関するものに限る。)を行う。 1) 認証取得者が、認証の区分に定められた種類又は等級の変更又は追加する場合は、6.2 項の初 回工場審査及び 6.3 項の製品試験の全部又は一部を実施する。 本協会は、認証することを決定した場合は、9.項の認証契約に基づき認証契約の締結又は変 2) 更を行い、10.項の認証書の交付を行う。 鉱工業品又はその加工技術の変更又は追加 11.4 認証取得者が、既存の認証区分に定められた製品等又はその加工技術の変更又は追加を申請した 場合には、本協会は、遅滞なく 6.項の初回適合性評価から 8.項の認証の決定の手順に基づき実施し、 認証の決定を行う。 1) 認証取得者が、認証の区分に定められた製品等又はその加工技術の変更又は追加によって、 当該鉱工業品又はその加工技術が該当 JIS に適合しなくなるおそれがないときには、6.2 項の初 回工場審査及び 6.3 項の製品試験の一部を省略することができる。 本協会は、認証することを決定した場合は、9.項の認証契約に基づき認証契約の締結又は変 2) 更を行い、10.項の認証書の交付を行う。 11.5 変更に伴う認証の決定及び公表等 1) 11.1 項~11.4 項に関する変更に伴う事項は、すべて判定委員会に諮り決定を行うものとする。 また、対象となる製品等の試験及び工場又は事業場の審査を行ったその結果については、6.項 の「初回適合性評価」~8.項の「認証の決定」を得て、変更に伴う認証を決定し、その結果を 当該認証取得者に判定結果通知書(変更)(様式-12)により通知する。 この場合、変更を認めたときは、製品認証登録台帳(様式-40)に変更内容を記載し、「文書 2) 管理要綱(JWWA-201)」により保管・管理する。 3) 本協会は、変更事項が発生した場合及び本協会の公表事項に関わる場合は、9.5.項の「製品の 認証書の授与(発行)及び公表」の 3)の例により、変更後の認証書又は認証契約の変更事項を 公表する。 12. 認証維持審査 12.1 一般(定期的な認証維持審査) 本協会は、認証契約に基づき、認証維持審査を実施する。認証維持審査は、認証維持工場審査及 び認証維持製品試験で構成する。 12.1.1 認証維持審査の頻度 認証維持審査は、認証契約締結後 3 年以内に 1 回実施する。 その後、前回の認証維持審査の現地審査日を起点として 3 年以内に 1 回の間隔で認証維持審査を 実施する。ただし、実施日については、当該認証取得者と相談のうえ、日程を調整する。 13 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 12.1.2 認証維持審査の通知 本協会は、認証維持審査を実施した場合は、その結果を認証取得者に通知する。 認証維持工場審査 12.2 本協会は、認証維持工場審査を 6.2.1 項の初回工場審査の方法の規定に基づいて実施し、認証取 得者の品質管理体制が附属書 2 に規定する品質管理体制の基準に適合していることを確認する。 ただし、本協会がその必要がないと認めた場合には、認証取得者の品質管理体制の審査における 項目のうち、一部を省略することができる。 なお、審査項目及び審査手順は、「認証審査手順書(JWWA-401)」の 7.(定期的な認証維持審査) により行う。 本協会は、認証維持工場審査において、適切と判断した場合は、他の適合性評価結果(IAF の MLA に署名している認定機関から認定を受けた審査登録機関による ISO9001 審査登録制度のサーベイラ ンス結果等)を活用する。 なお、活用方法は、直近の当該審査報告書の写しの提出により確認し、重複する調査項目に活用 することができる。 認証維持製品試験 12.3 本協会は、認証維持製品試験を 6.3 項の初回製品試験の規定に基づいて実施し、サンプルすべて が当該 JIS に適合していることを確認する。 ただし、本協会がその必要がないと認めた場合には、認証取得者の初回製品試験における項目の うち、一部を省略することができる。 なお、試験項目及び試験の手順は、「認証審査手順書(JWWA-401)」の別紙 2「認証維持製品試験」 によ り行 い、 認証 の区 分(規 格番 号) 別に 定め た「 認証 審査 手順書 附属 書 3 の 個別 審査 事項 (JWWA-401-3)」に規定する「認証維持製品試験」の試験項目を実施し、当該試験に必要な数をサ ンプリングする。 臨時の認証維持審査 12.4 1) 本協会は、11.項の認証の区分の追加又は変更に該当しない場合で、製品認証された製品等に ついて、次に掲げる事項が発生したときは、12.2 項の認証維持工場審査に規定する工場審査及 び 12.3 項の認証維持製品試験に規定する製品試験を実施する。 本協会は臨時の認証維持審査を実施した場合、その結果を認証取得者に通知する。 ① 認証取得者が、製品認証された製品等又はその加工技術の仕様を変更し、若しくは追加し、 又は品質管理体制を変更するときは、当該変更又は追加が行われるまでに、臨時の認証維持 審査を実施する。また、変更により当該製品等又はその加工技術が日本工業規格 に適合しな くなるおそれがないときは、製品試験及び現地調査の全部又は一部を省略することができる。 ② 当該 JIS の改正により製品認証された製品等又はその加工技術が日本工業規格に適合しな くなるおそれのあるとき、又は、認証取得者の品質管理体制を変更する必要があるときは、 当該改正後 1 年以内又は当該 JIS に定められた経過措置期間内に臨時の認証維持審査を実施 14 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 する。 なお、工場審査及び製品試験の全部又は一部を行う。 ③ 製品認証された製品等が当該 JIS に適合しない旨又は認証取得者の品質管理体制が附属書 2 に規定する品質管理体制の基準に適合しない旨の第三者から申し立てを受けた場合であっ て、蓋然性が高いときは、当該事実を把握した後、速やかに臨時の認証維持審査を実施する。 なお、工場審査及び製品試験の全部又は一部を行う。 ④ ①から③のほか、製品認証された製品等又はその加工技術が当該 JIS に適合せず、若しく は、認証取得者の品質管理体制が附属書 2 に規定する品質管理体制の基準に適合せず、又は、 適合しないおそれのある事実を把握したときは、当該事実を把握した後、速やかに臨時の認 証維持審査を実施する。 なお、工場審査及び製品試験の全部又は一部を行う。 ⑤ 2) 組織運営機構又は経営者の変更があり、品質管理体制の変更に多大な変更があったとき。 上記 1)の①、②及び⑤に関する変更の手続きは、JIS 製品認証変更申請書(様式-2)に変更事 項の書類を添えて提出しなければならない。 3) 上記 1)に関する事項が発生した場合は、次の事項を考慮し、JIS への適合性を確認するために、 臨時の認証維持審査を実施し、その評価について判定委員会に諮り、評価の結果を判定結果通 知書(様式-12)により認証取得者に通知する。 なお、評価の結果、日本工業規格への適合性について不適合の場合は、変更の中止又は認証 の一時停止等の措置をとる。 ① JIS 製品認証変更申請書(様式-2)の受付において、日本工業規格への適合性及び品質管 理 体 制 の 適 合 性 に 影 響 す る お そ れ が あ る か 否 か を 、「 変 更 申 請 に 対 す る 取 扱 い (JWWA-506)」により臨時の認証維持審査の方法を決定する。 なお、臨時の認証審査の方法について、認証申請受理通知書(様式-3)により認証取得者 に通知する。 ② 「変更申請に対する取扱い(JWWA-506)」により、変更事項が軽微な変更である場合は、 事務局による書類の確認のみとし、判定委員会による評価の審議は省略して、報告のみと する。書類の確認は変更申請承認/審査実施に関する決裁(様式-88)を使用する。ただし、 その変更の確認は、次回の認証維時審査で行う。 ③ また、変更事項が、品質管理体制の適合性に影響し、かつ、当該製品等の日本工業規格 へ の適合性に影響を及ぼすおそれがある場合は、速やかに 12.4 項に照らして臨時の認証維持 審査を実施し、その適合性を確認する。 ④ 上 記 1) の ② か ら ④ の 事 項 が 発 生 し た 場 合 に お い て も 「 変 更 申 請 に 対 す る 取 扱 い (JWWA-506)」により、臨時の認証維持審査を実施する。 4) 本協会は、臨時の認証維持審査の結果を 8.(認証の決定)に基づき、判定結果通知書(変更) (様式-12)により認証取得者にレビューの結果として評価報告書(様式-69)を添えて通知す る。 なお、 変更等に関わる製品への認証マークの表示は、判定結果通知書(変更)(様式-12)に よる適合通知以降の生産開始日からとする。 5) この臨時の認証維持審査は、必要に応じて、認証取得者に予告なしに行うことができる。 15 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 6) 臨時の認証維持審査の手順は、「認証審査手順書(JWWA-401)」の「6.3.4 臨時の認証維持審 査」及び同手順書の別紙 3 の臨時の認証維持製品試験により、認証の区分(規格番号)別に定 めた「認証審査手順書附属書 3 の個別審査事項(JWWA-401-3)」に規定する「認証維持製品試 験」の試験項目を実施し、当該試験に必要な数をサンプリングする。 12.5 ロット認証の品質確認方法 ロット認証において、認証取得後の当該製品の品質確認方法は、製造ロット単位毎にサンプリン グし、その抜き取った当該製品の JIS への適合性を検査する方法又は当該製品を全数検査する方法 で、これらの検査は本協会が行い適合品には「認証マーク管理要綱(JWWA-207)」により認証マー クを表示する。この方法を「製品ロット検査方式」という。 検査の手順は、別に定める「認証審査手順書(JWWA-401)」の附属書 4「製品ロット検査方式 (JWWA-401-1)」により日本工業規格への適合性について検査する。 16 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 13. 認証マーク及び付記事項の表示 13.1 認証マークの表示 本協会は、認証マークの使用が、認証契約書に基づいて、認証取得者によって適切に実施される ことを管理する。 なお、本協会は、認証取得者が次の①から③の事項について認証マークの近傍に表示することを 認証契約書に引用する認証マーク管理要綱(JWWA-207)に定める。 ① 適合する JIS 番号 なお、鉱工業品の形状(加工技術は除く)又は製品等若しくはその包装、容器若しくは送 り状に表示される他の事項から適合する JIS の番号を特定することができる場合には、当該 番号を省略することができる。 ④ 適合する日本工業規格の種類又は等級(当該 JIS 種類又は等級に係る表示事項が規定され ている場合に限る。) ⑤ 製品認証を行っている登録認証機関の氏名若しくは名称又はそれらの略称若しくは登録 商標 なお、略称については、略称の使用について主務大臣等の承認を受けた場合、また、登録 商標については主務大臣等にこれを届け出た場合に用いることができる。 付記事項の表示 13.2 本協会は、認証取得者に対して、本協会の氏名若しくは名称又は略称若しくは登録商標を必ず付 記事項として表示することを認証契約に定める。更に、次の付記事項のうち該当するものについて、 認証取得者に対し、当該認証マークに付記して使用するよう認証契約書に引用する「認証マーク管 理要綱(JWWA-207)」に定める。 ① 適合する JIS に定められる表示事項 ② 認証取得者の氏名若しくは名称又はその略号(略称、記号、認証番号又は登録商標をいう。) ③ 工場又は事業場が複数の場合はその識別表示 ④ ロット認証の場合にあっては、その識別番号又は記号 ⑤ その他、本協会が必要とする事項 表示の方法 13.3 1) 本協会は、認証取得者に 13.1 項の認証マークの表示及び 13.2 項の付記事項の表示を行う場合に は、次の①及び②の方法によることを認証契約書に引用する「認証マーク管理要綱(JWWA-207)」 に定める。 ① 認証契約に基づいて、認証された製品、包装、容器又は送り状等、認証された製品等の購 入者が容易に識別できる適切な箇所に表示しなければならない。 ② 容易に消えない方法による印刷及び押印、刻印、荷札の取付け、その他適切な方法で表示 しなければならない。 2) 認証マークの形状を改変してはならない。 3) 認証取得者は、13.1 項の認証マークの表示を、使用したときは、その数量及び時期を記録しな ければならない。 17 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 14. 認証に関わる機密保持 本協会は、その役員、職員及びその請負契約を締結した者(法人にあってはその役員及び職員) 並びにそれらの職にあった者が、申請者及び認証取得者と接触した結果得られた情報の秘密を守ら なければならない。 15. 違法な表示等に関わる措置 15.1 認証マークの誤用に対する措置 本協会は、次の①から④のいずれかに該当する場合には、認証取得者に対し、是正し、予防措置 を講じるよう認証マ-クの誤用に対する措置の請求書(様式-81)により請求する。 なお、措置に関する手順については、12.4 項(臨時の認証維持審査)1) ③又は④に該当するもの と判断し、12.4 項に従う。 ① 認証取得者の品質管理体制が附属書 2 に規定する基準に適合していないとき。 ② 本協会が製品認証した製品等以外の製品等又はその包装、容器若しくは送り状に 13.1 項の 認証マークの表示又はこれと紛らわしい表示を付したとき。 ③ 本協会が認証した製品等以外の製品等の広告に、当該製品等が認証を受けていると誤解さ れるおそれがある方法で 13.1 項の認証マークの表示又はこれと紛らわしい表示を使用して いるとき。 ④ 認証取得者に関わる広告に、本協会の認証に関し、第三者を誤解させるおそれのある内容 があるとき。 製品認証された製品等が日本工業規格に適合しない場合の措置 15.2 本協会は、次の①から③に掲げる場合には、認証を取り消すか、速やかに認証取得者に対して、 13.1 項の認証マークの表示(これと紛らわしい表示を含む)の使用の停止を請求するとともに、認 証取得者が保有している 13.1 項の認証マークの表示(これと紛らわしい表示を含む)を表示してい る製品等であって、日本工業規格に適合していないものを出荷しないように請求する。 ① 製品認証された製品等が日本工業規格に適合しないとき。 ② 認証取得者の品質管理体制が、附属書 2 に規定する基準に適合しない場合であって、その 内容が製品認証に係る製品等が JIS に適合しなくなるおそれのあるとき、その他重大なもの があるとき。 ③ 15.1 項の認証マークの誤用に対する措置に規定する本協会の請求に、認証取得者が適確に、 又、速やかに応じなかったとき。 18 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 認証マークの使用の停止に関わる措置 15.3 1) 本協会は、15.2 項の製品認証された製品等が日本工業規格に適合しない場合の措置を請求す る場合には、認証取得者に対し、次の①から⑤に掲げる事項を記載した製品認証された製品等 が日本工業規格に適合しない場合の措置の請求書(様式-82)により通知する。 ① 請求の対象となる認証取得者の工場又は事業場及び製品等又はその加工技術の範囲。 ② 請求する日からその請求を取消す日までの間に、製品認証に係る製品等又はその包装、容 器若しくは送り状に、13.1 項の認証マークの表示(これと紛らわしい表示を含む)を付して はならない旨 ③ 認証取得者が保有する 13.1 項の認証マークの表示(これと紛らわしい表示を含む)の付 してある製品等であって、かつ、当該 JIS に適合していないものを出荷してはならない旨 ④ 請求の有効期間 ⑤ 請求の有効期間内に、製品認証に係る製品等が日本工業規格に適合しなくなった原因を是 正し、又は認証取得者の品質管理体制を附属書 2 に規定する基準に適合するよう是正し、 及び必要な予防措置を講ずる旨 2) 本協会は、適切と判断した場合には、1)④に規定する請求の有効期間を延長することができ る。 3) 本協会は、1)④の有効期間(延長した場合を含む)内に、1)⑤の措置が講じられなかった場 合は、認証を取り消す。 4) 3)で取り消した認証に関わる製品等について、16.3 項の認証の取消しに伴う措置により、認 証マークの表示を除去し又は抹消するよう請求する。 5) 本協会は、1)⑤の措置が講じられたことを確認した場合には、認証取得者に対し、速やかに 文書により 15.2(製品認証された製品等が日本工業規格に適合しない場合の措置)の請求を取 り消すことを通知する。 なお、解除の方法は、18.3(認証の一時停止の解除)により行い、判定結果通知書(解除) (様式-12)により認証取得者に通知する。 認証取得者が認証維持審査を拒否した場合等の措置 15.4 1) 本協会は、次の①から③に掲げる場合には、認証取得者に係る認証をすべて取り消すものと する。 ① 認証取得者が、認証維持審査を拒み、妨げ、又は忌避したとき。 ② 15.2(製品認証された製品等が日本工業規格に適合しない場合の措置)に関わる請求をし た場合であって、その請求の有効期間内に、認証取得者が認証に関わる製品等、又はその包 装、容器若しくは送り状に、13.1 項の認証マークの表示(これと紛らわしい表示を含む)を したとき。 19 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 ③ 15.2 項の製品認証された製品等が日本工業規格に適合しない場合の措置の請求をした場合 であって、その請求の有効期間内に、認証取得者が保有する 13.1 項の認証マークの表示(こ れと紛らわしい表示を含む)を付してある製品等であって、当該 JIS に適合していないもの を出荷したとき。 違法な表示等に関わる経済産業大臣への通知 15.5 本協会は、自らの認証に関わる製品等に、13.1 項の認証マークの表示又は紛らわしい表示が製品 等に違法に付されていることを知った場合には、経済産業大臣に直ちに、当該事実を通知しなけれ ばならない。 16. 認証の取消し 16.1 一般 本協会は、15.項の違法な表示等に関わる措置に規定する認証の取消しのほか、次の①及び②のい ずれかに該当する場合には、認証を取り消すことができる。 ① 認証取得者が本協会に対する債務決算(認証のために必要とされる費用等)を支払い期日 までに履行できないとき。 ② 認証取得者が認証契約に違反したとき。 認証の取消しの手続き 16.2 本協会は、認証の取消しを行う場合には、認証取得者に対し、当該認証を取り消す期日及び認証 機関に対する異議申し立てができる旨を記載した文書により通知しなければならない。 1) 本協会は、認証取得者から当該認証の取消しについて異議申し立てを受けたときは、これを 考慮して認証の取消しの可否について決定する。 2) 3) 本協会は、認証を取り消した場合、直ちに、次に掲げる事項を公表する。 ① 認証を取り消した期日及び認証番号 ② 取消した認証に係る認証取得者の氏名又は名称及び所在地 ③ 取消した認証に係る 10.項の認証書の交付の③から⑧の事項 ④ 13.1 項の認証マークの表示及び付記事項並びにそれらの表示方法 ⑤ 取り消した理由 公表は、9.5 項の製品等の認証書の授与(発行)及び公表に規定する公表の方法で行い、取り 消した期日から 1 年間公表する。 20 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 認証の取消しに伴う措置(除去又は抹消) 16.3 本協会は、認証の取消しを行った場合は、認証取得者に対して、当該取り消した製品認証に関わ る製品等又はその容器、包装若しくは送り状に付された 13.1 項の認証マークの表示(これと紛らわ しい表示を含む。)表示を除去し、又は抹消するように認証の取消し通知書(様式-15)により請求 する。 取消しに伴う措置は、認証マークをすべて在庫品から抹消するか、販売済みの製品等から認証マ ークを抹消するか、また、認証マークの表示された製品等の在庫を短期間で廃棄処分するか、判定 委員会で処分の影響等を考慮して、認証取得者に認証マークの抹消又は廃棄処分を要求する。 17. 日本工業規格が改正された場合の措置 本協会は、製品認証に係る日本工業規格が改正されたときは、速やかに、関係する認証の申請者 又は認証取得者に対し、その旨を通知する。 1) 本協会は、日本工業規格の改正により、製品認証した製品等が日本工業規格に適合しなくな るおそれがあるとき、又は、認証取得者の品質管理体制を変更する必要があるときは、12.4 項の臨時の認証維持審査に基づき実施する。 2) 本協会は、改正された日本工業規格の要求事項について、改正後 1 年以内又は当該規格に定 められる経過措置期間内に次の事項を考慮して再審査を行う。 ① 健康、安全又は環境に係る改正された日本工業規格の要求事項に適合する緊急度。 ② 改正された日本工業規格の要求事項に適合する製品等に関し、製造設備の変更及び当該適 合する製品等の製造のために必要な時間及びコスト。 ③ 特定の製造又は設計に対し意図しない商業上の利益の享受の回避。 ④ 本協会の運営に関する諸問題。 18. 製品等の認証マークの使用に係る許諾の停止 18.1 認証の一時停止 本協会は、認証取得者が次に掲げる事項に該当する場合は、認証のマークの使用に関わる許諾を 一定期間停止することができる。 ただし、次の①から③に該当することを理由に、対象となる製品等への認証のマークの使用に関 わる許諾を一定期間停止する場合は、あらかじめその旨を判定委員会に諮り、認証取得者に期限を 付して、認証の一時停止通知書(様式-14)を送付する。 ① 認証維持審査(臨時の認証維持審査を含む)の結果として要求事項の不適合があったが、 その性質から即時取消しは必要でない場合。 ② 認証マークの誤用(例えば、誤用されやすい印刷物又は広告)があったが、認証取得者に よる是正措置が期限内に解決しない場合。 ③ 本規則、分野別製品認証規則(附属書 1)、本協会が定める認証手順に対するその他の違反 があった場合。 ④ 一定期間の製造中止などの合理的理由より、当該製品等の製造が行われない場合であって、 本協会と認証取得者が合意した場合。 21 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 18.2 一時停止に伴う認証マーク使用の禁止 本協会は、認証取得者に対し、認証の一時停止通知書(様式-14)を発行した日から一時停止の解 除の日までの間、停止中に製造される当該製品等には、認証マークを表示できない旨の、認証マー クの使用禁止通知書(様式-63)により、認証マークの使用の禁止を要求する。 18.3 認証の一時停止の解除 製品等の認証マークの使用に係る許諾の停止の解除は、次による。 なお、詳細は「認証審査手順書(JWWA-401)」による。 1) 18.1 項の「認証の一時停止」の①から③に該当することを理由で一時停止した場合の解除は、 次による。 認証の一時停止通知書(様式-14)を受けた認証取得者から、認証の一時停止の期限内に是正措置 を実施し、是正措置報告書(様式-11)が提出された場合、本協会は、6.(初回適合性評価)~8.(認 証の決定)及び 12.(認証維持審査)の該当する手順に基づき、是正措置について調査を行い、そ の結果について審査結果最終報告書(様式-52)及び必要な場合はフォローアップ報告書(様式-41) を提出し、7.項の評価結果のレビューを実施した上で判定委員会で審議し、解除又は認証の取消し を決定する。 なお、認証の一時停止の解除の申請期日が、一時停止の期間を超えた場合は、その認証を取り消 すものとする。 2) 18.1 項「認証の一時停止」の④に該当することを理由で認証の一時停止をした場合の解除は、 次による。 認証の一時停止の解除の申請は、その当該製品等の認証の契約有効期限内とし、申請内容が本協 会が保管している製品認証登録台帳(様式-40)の記載内容について相違ないことを 6.(初回適合性 評価)~8.(認証の決定)及び 12.(認証維持審査)の該当する手順に基づき、臨時の認証維持審査 で確認したうえで、申請内容について書類調査を行い、審査結果最終報告書(様式-52)及び必要な 場合はフォローアップ報告書(様式-41)を提出し、7.項の評価結果のレビューを実施した上で判定 委員会で解除又は認証の取消しを決定する。 なお、認証の一時停止の解除の申請期日が、その当該製品等の認証の契約有効期間を超えた場合 又は申請内容に相違があった場合は、新規の申請とする。 3) 認証書の有効期間は、一時停止前に定められていた契約有効期間とする。 4) 認証の一時停止の解除に関わる評価判定について、判定結果通知書(解除)(様式-12)によ り認証取得者に通知する。 22 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 19. 1) 認証の一時停止又は取消しの異議申立て 本協会は、認証取得者に対し、次の各号の一に該当することを理由に認証の一時停止又は認 証の取消しをする場合は、認証取得者に認証の一時停止通知書(様式-14)又は認証の取消し通 知書(様式-15)を発した日から起算して 14 日以内に限り、認証取得者からの認証の一時停止 又は認証の取消しの異議申立てを受理する。 なお、14 日間以内に文書による異議申立てがない場合は、同意したものとして処理する。 2) ① 18.1 項の認証に一時停止の①から②に該当することを理由として認証を一時停止するとき。 ② 16.1 項の取消しの一般に該当することを理由として認証の取消しをするとき。 本協会は、前項の申立てを受理したときは、異議・苦情及び紛争処理委員会に諮る。 なお、その処理方法は「異議・苦情及び紛争処理要綱(JWWA-203)」による。 認証書の返納 19.1 1) 認証取得者は、次の各号の一に該当した場合、速やかに本協会に認証書を返納しなければな らない。 ① 認証事項の変更申請に伴い認証事項の JIS 製品認証変更申請書(様式-2)により認証書を 書き換え発行したとき。 2) ② 16.1 項の認証の取消しの一般の規定による認証の取消しを行ったとき。 ③ 20.項の契約の解除を行ったとき。 ④ 契約更新の場合の旧認証書。 返納された認証書は、使用不能な方法で廃棄し、認証書管理台帳(様式-80)に記録し、保管 する。 19.2 認証の辞退(縮小を含む) 本協会は、認証取得者から認証の辞退の申請があった場合、当該認証を取り消すことができる。 なお、 認証の辞退を申請する場合は、JIS 製品認証申請書(辞退)(様式-1-6)により行う。 19.3 公表 本協会は、「認証の取消し」及び「認証の辞退」を行ったときは、製品認証登録台帳(様式-40) にその旨を記載し、保存するとともに、理由を付して、9.5 項の 3)により、認証の取消し及び辞退 を公表する。 23 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 20. 1) 契約の解除 本協会は、次の各号の一に該当するときは、認証契約を解除することができる。ただし、① 項又は②項に該当することを理由として認証契約を解除しようとするときは、その旨を判定委 員会に諮り、認証契約解除通知書(様式-4)により、認証取得者に通知する。 ① 16.1 項の認証の取消しの一般のいずれかに該当することを理由として認証を取り消したと き。 ② 認証取得者が認証マーク等の使用に係る契約書の条項に違反し、その是正を求めたにもか かわらず従わなかったとき。 ③ 認証取得者から書面による契約解除の申し入れがあった場合は、通知を受け取った日から 30 日後に認証契約を終了する。 ④ 本協会又は認証取得者の一方が清算手続きに入り、又はその事業の全部若しくは重要な一 部につき管財人、管理人等が任命されたとき。 ⑤ 本協会又は認証取得者の一方がその事業の全部又は重要な一部を廃止したことを相手方に 文書により通知したとき。 2) 認証契約を解除したときは、本協会は、製品認証登録台帳(様式-40)の認証事項を削除し、 9.5 項の 3)の例により、認証マーク等の使用に係る認証契約を解除したことを、その理由を付 して公表する。 3) 21. 契約解除に伴う手数料の返還は、正当な理由がある場合を除き行わない。 苦情の処理 本協会は、製品認証された製品等について消費者等から苦情を受けたときは、「異議・苦情及び紛 争処理要綱(JWWA-203)」の定めるところにより、事情調査、当該認証取得者への通知その他必要 な措置を講じるものとする。 22. 紛争の処理 本協会並びに申請者又は認証取得者は、本規則の権利義務について紛争が生じたとき、「異議・苦 情及び紛争処理要綱(JWWA-203)」の定めるところにより、誠意を持って協議のうえ、その解決に あたるものとする。 なお、本協会は、紛争が生じた場合、抗告手続きを実行することができる。 23. 製品認証業務の記録 本協会は、「文書管理要綱(JWWA-201)」の定めるところにより、製品認証業務に関する記録を 作成し保存しなければならない。 24 製品認証規則 第 2-4 版 平成 27 年 6 月 24 日 改正 24. 1) 手数料及び費用 申請者及び認証取得者は、認証の業務に係る手数料及び費用を、「JIS 製品の認証に係る費用 規則(JWWA-107)」に基づき、本協会に納入しなければならない。 2) 本協会は、申請者又は認証取得者が手数料及び費用の支払を遅滞したときは、年 12%の割合 の延滞金の支払を申し出ることができる。 25. 保管類の返納 本協会と認証所得者の間で契約の解除が発生した場合、本協会は認証取得者から提出された関係 書類を返納する。ただし、返納の希望がない場合は、廃棄処分する。 26. 雑則 この規則に定めるもののほか、認証・維持審査の実施に必要な事項は別に定める。 25