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第3期長岡市教育委員会 特定事業主行動計画(市職員) 平成23年4月 長岡市教育委員会 Ⅰ 総論 1 目的 急速な少子化の進行、家庭・地域を取巻く環境の変化により、次代の社会を担 う子どもが健やかに生まれ、かつ育成される社会の形成に資するため、平成15 年7月に次世代育成支援対策法が公布された。この法律に基づき、長岡市教育委 員会でも一事業主として、職員を対象とする次世代育成支援対策に関する特定事 業主行動計画を策定した。 この計画により、職員が「仕事」という公務と、 「子育て」という親の責任の両 立を可能とする環境を整えるとともに、次代の社会を担う子どもたちの健やかな 誕生とその育成を職場全体、ひいては地域社会全体で支え合い、助け合っていく という意識を共有するために、計画を広く職員に周知し、成果を検討していくも のである。 2 計画期間 平成23年4月1日から平成27年3月31日まで 3 計画の推進体制 次世代育成支援対策を効果的に推進するため、行動計画の内容を全職員に対し て庁内LAN及びJ-Mail 等で周知徹底する。 また、各部局の人事担当課及び次世代育成支援関係課を構成員とした行動計画 策定・実施委員会を設置し、本計画の実施状況を年度ごとに把握・検証するとと もに、各年度の実施状況をホームページにおいて公表する。 -1- Ⅱ 1 具体的内容 子育てに関する制度理解の促進 子育て期にある職員に対する支援や配慮について、子育て期にある職員はもちろ ん、全職員が制度を理解できるように促進する。 [取組内容] ・「子育てハンドブック」活用の周知 ・階層別研修において子育てに関する休暇や各種制度を周知 ・職員ポータルに子育て支援フォルダを設置 ・両立支援制度一覧表の作成・周知 2 妊娠中及び出産後における配慮 子育ての始まりである妊娠、出産に際して、職員が安心して臨めるよう配慮する。 (1) 母性保護に関する休暇等の制度周知 母性保護に関する特別休暇制度や、妊産婦の時間外勤務等制限の制度など、妊 娠中及び出産後における母性保護制度の周知をする。 [取組内容] ・「子育てハンドブック」活用の周知 (2) 配偶者の出産休暇及び男性職員の育児参加の取得促進 配偶者の出産時における出産休暇や、男性の育児分担を奨励する育児参加のた めの休暇の取得を促進する。 [取組内容] ・出産休暇や育児参加のための休暇取得者の体験談等の J-Mail への掲載 ・男女共同参画、ワーク・ライフ・バランスに関する研修の実施 (3) 育児に関する情報交換及び交流の場の提供 仕事と家庭の両立や育児に関する悩み、職務復帰への不安などを解消するため、 子育て期の職員が情報交換や交流ができる場を提供する。 [取組内容] ・子育てサークルの開催 ・子育てサポーターの活用 (4) 授乳室(搾乳室)及び休養室の設置 母性保護及び母性健康管理の観点から、庁舎に授乳室(搾乳室)及び休養室を 設置するよう努める。 -2- 3 子育て中の職員への配慮 子どもの突然の病気等、突発的な状況に対応できる環境や、個々のライフスタ イルに応じて仕事と家庭生活をバランスよく営めるような環境を整備する。 (1) 両立支援制度の取得促進 ワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭の調和)実現のための制度活用を促進 するとともに、職員が制度を利用しやすい職場の雰囲気を醸成する。 [取組内容] ・両立支援制度を利用している職員の声の J-Mail への掲載 ・「子育てハンドブック」活用の周知 ・ワーク・ライフ・バランスに関する資料・情報を適宜提供 (2) 仕事と家庭の両立や育児に関する悩み、職務復帰への不安などを解消するため、 子育て期の職員が情報交換や交流ができる場を提供する。 [取組内容] ・子育てサークルの開催 ・子育てサポーターの活用 (3) 子育て期にある職員の時間外勤務等の制限 小学校就学前の子の養育期にある職員を対象とした時間外勤務等の制限、3歳 未満の子の養育期にある職員を対象とした時間外勤務の免除に関する制度につい て周知する。 [取組内容] ・子育てに関する休暇等取得者の体験談等の J-Mail 掲載 (4) ノー残業デーの徹底及びノー残業ウィークの実施 職場全体で業務の効率化に取組み、定時退庁を励行する。 [取組内容] ・実施できなかった場合は別の日にノー残業デーを設定することを徹底 ・毎週水曜日、給与支給日以外の任意の日を「ワンモアノー残業デー」として実施 ワーク・ライフ・バランスとは ● やりがいや充実感を感じながら働き、仕事、家庭生活、地域生活等において 子育て期、中高年期等の人生の各段階に応じた多様な生き方を選択し、及び実 現できること。 ( 「長岡市男女共同参画社会基本条例」より) ●個人が仕事上の責任を果たしつつ、結婚や育児をはじめとする家族形成のほか、 介護やキャリア形成、地域活動への参加等、個人や多様なライフスタイルの家 族がライフステージに応じた希望を実現できるようにすること。 ( 「子供と家庭を応援する日本」重点戦略検討会議各分科会における「議論の整理」及びこれを踏まえた「重 点戦略策定に向けての基本的な考え方」について(中間報告) 」 する日本」重点戦略検討会議より) ) -3- (平成 19 年6月「子供と家庭を応援 4 育児休業等を取得しやすい環境の整備 一定期間(又は一定時間)職場を離れてじっくり子育てに専念できるよう、育 児休業等の制度を利用しやすい環境を整える。 (1) 業務内容・分担の見直しを実施 育児休業・部分休業・育児短時間勤務等の子育て支援制度を利用することが決 定したら、所属職員で業務や分担の見直しを実施し、スムーズに制度が利用でき る環境を整備する。 [取組内容] ・ 育児休業・部分休業・育児短時間勤務等の子育て支援制度を利用することが決 定した段階での所属(係)職員による業務内容・分担見直し検討会実施の周知 (2) 育児休業等取得者の代替要員の確保 育児休業や育児短時間勤務を取得する職員がいる職場に対し、状況に応じて代 替要員を確保する。 [取組内容] ・臨時的任用職員等の配置 (3) 育児休業からの円滑な職場復帰の支援 育児休業中の孤独感や職場復帰にあたっての不安を解消し、復帰を支援する。 [取組内容] ・産前・産後休暇及び育児休暇取得者への J-Mail 等による情報提供 ・育児休業からの復帰1ヶ月前に「職場復帰の心構え」を配布 ・育児休業復帰者に対して各所属で OJT 研修を実施 ・産前休暇に入る職員に子育てサークル開催のお知らせを配布 ・育児休業復帰者に対して子育てサークルで両立支援制度研修を実施 (4) 仕事と子育ての両立支援 子育て支援制度が利用しやすい環境の整備と、仕事と子育ての両立に悩む職員 の相談体制を整える。 [取組内容] ・子育てサポーターの活用 ・男女共同参画、ワーク・ライフ・バランスに関する研修の実施 (5) 人事配置の配慮 子育て・介護等の事情のある職員について、人事上の配慮を行う。 -4- 5 業務の効率化と時間外勤務の縮減 子育て期の職員をバックアップする環境として、業務の効率化と時間外勤務の縮 減は欠かせないものである。子育て期にある職員のみならず、全職員が業務の効率 化に向けて取組む。 (1) 業務の合理化と職員間の情報共有 業務の簡素合理化により効率的に事務を行い、時間外勤務の縮減に努める。 また、職員間で情報共有を図り、担当職員以外も対応ができるような体制づく りを行う。 [取組内容] ・ 育児休業・部分休業・育児短時間勤務等の子育て支援制度を利用することが決 定した段階での所属(係)職員による業務内容・分担見直し検討会実施の周知 ・「しごとダイエットプログラム」の取組みの徹底 ・庶務事務システムの導入 (2) 年次休暇の取得促進 休暇計画を係(所属)単位で事前に作成・周知して、年次休暇を取得しやすい 環境を作る。 [取組内容] ・係(所属)単位での休暇計画表の活用 ・職員ポータルのスケジュール機能の活用 (3) ノー残業デーの徹底及びノー残業ウィークの実施 職場全体で業務の効率化に取組み、定時退庁を励行する。 [取組内容] ・実施できなかった場合は別の日にノー残業デーを設定することを徹底 ・毎週水曜日、給与支給日以外の任意の日を「ワンモアノー残業デー」として実施 6 職場の意識改革 職員の子育て環境を支援するには、まず職場の理解が不可欠である。個々の職員 の価値観やライフスタイルを尊重できる、職員のワーク・ライフ・バランスの実現 を支援する風土を醸成するための研修・講習、情報提供を行う。 [取組内容] ・子育て期にある職員支援のための管理者研修の実施 ・J-Mail でワーク・ライフ・バランスに関する事例等を紹介 -5-