Comments
Description
Transcript
たくさん夢を持とう vol2 - 【ハンドボール】銘苅淳のおにあくま
ddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddd のがありました。大ざっぱに描いたこの 夢ですが、じつは大学２年の夏に叶った んです。2005年にいろんなつながりが あってスイスで試合をしました。ヨーロ ッパ選手権の組み合わせ抽選がスイスで あり、その前座の試合として日本、韓国、 台湾、香港から３人ずつ集まって東アジ アチームを作り、イスラエルとパレスチ ナの選手が中東アジアチームとして、東 アジアvs中東アジアの試合をしたんで す。国連の体育・スポーツ年の始まりと して平和と発展を願っての試合でした。 この時、初めてヨーロッパでハンドボー ルをすることになりました。ヨーロッパ のハンドボール環境は素晴らしく、高齢 の方も子どもたちもいっしょになってハ ンドボールを楽しんでいる感じがしまし たし、またあんな環境でハンドボールを してみたいと思ったものです。いきさつ はどうであれ、「ヨーロッパでハンドボ ールをする」という夢は叶いました。そ の時に、「あれ、夢って叶ってしまうか も…」と思ったんです。 Atsushi Mekaru 銘苅 淳の Y P HAP L L A B D N HA vol.2 PROFILE 1985年４月３日生まれ、25才。沖縄県浦添市出身。港川 中で野球から転向してハンドボールをスタート。那覇西高− 筑波大を経てトヨタ車体に進み、時代を変えるセンターとし ての期待を集めて躍動中。ひたむきな取り組み、明るく快活 な性格で、ワールドクラスのコミュニケーション能力を誇る 『ハンドボール界の松岡修造』。連日更新しているブログ 「おにあくま」（http://meka-atsu.jugem.jp/）も好評だ。 みんな違ってみんないい お ごらず、に くまず、あ せらず、く さらず、ま けるな!!! 夢というのはどんなものでしょうか？ 人それぞれの夢のカタチがあると思い ます。 夢は見るもの。夢は追うもの。夢は託 すもの。夢は叶えるもの。すべてがそれ ぞれの素敵な夢です。でも、『未来予想 図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜』と いう映画の中のセリフで「夢は叶えるも のではない。叶え続けるもの」というセ リフがありました。このセリフを聞いた ときに「ビビビッ!!」ときて、感動しま した。 そうなんですよね〜。夢と言っても年 を重ねるにつれて変化も出てきます。子 どもの時にヒーローに憧れて育った子が たくさん夢を持とう！ 全国のハンドボール大好きなみなさん、 あけましておめでとうございます。本年 もよろしくお願い申し上げます。 年末は全日本総合選手権大会がありま した。トヨタ車体初の決勝進出でしたが、 大崎電気に圧倒されてしまい負けてしま いました。今回、勝つことは本当に難し いことだと思いました。大崎電気は老舗 のチームで何回も日本一になっていま す。トヨタ車体はまだ一度も日本一にな っていません。勝ったことのないチーム が日本一になるというのはいろんなもの と闘わないといけないと感じました。相 手チームはもちろんですが、会場の雰囲 気、プレッシャー、自分自身…。それら に打ち克って、初めて日本一になれるの だと思います。もちろん、試合というの は発表、表現の場ですから、日ごろの取 り組みが大事なのは言うまでもありませ ん。まだまだ日々の練習で甘えがあった のだと反省しました。日本一になるため には、日本一の取り組みをしなければと うていなれません。日々精進だなぁと改 めて感じました。 さて、光陰矢のごとしと言われるよう に、時が経つのは本当に早く感じるもの です。みなさんはどんな新年を迎えまし たか？ 「一年の計は元旦にあり」とい う言葉もあるように、私はハンドボール を始めて、毎年元旦からハンドボールを しています。元旦の朝早くから新年一発 目のシュートを打たないとなんか気持ち 悪くなるんですよね〜。 朝５時から体育館に行って現役の選手 より早く新年最初のシュートを打ったこ とがありますが、年末年始は忙しいので、 初夢を見たとしてもどんな夢だったのか 覚えていません…。というわけで今回は 「夢」について（笑）。 一冊の本から始まる夢たち みなさんはどんな夢を持っています か？ 私は大学進学のために沖縄を離れ るその日に中学の時に担任だった先生 が空港まで見送りに来てくださいました。 そこでいただいた本があります。飛行機 の中で一気に読んでしまいましたが、そ の本は夢をたくさん持とうというような 内容で、そこにあったのが「夢を100個 作ろう」というものでした。 感化されやすい私は大学１年の時に 本当に夢を100個作ってみたんです。そ して部屋の壁に貼っていつでも見られ るようにしておきました。その「夢た ち100」には「日曜の午後にアップルパ イを焼いてくれるような奥さんを見つけ る」とか「スマートだねと言われるよう な人間になる」とか「歯がきれいだねと 言われるような人間になる」というよう なものもあります（笑）。どうでもいい ような感じですが、実際に夢を100個作 るってなかなかできなかったんですよ。 日常を守る警察官になりたいとか、消防 士になりたいと思うかもしれません。そ してハンドボールに置き換えれば、一生 懸命に練習してやっと地区大会で優勝し た時の喜びというものはかけがえのない ものです。しかし、それと同時に新しい 夢が生まれてくると思います。県大会で 優勝して全国大会に行きたいとか、日本 代表になりたいとか、オリンピックに行 きたいとか…。そのステージに来たから 満足、夢を達成したから満足というわけ ではなく、夢を実現させたその瞬間に新 しい、もっと素晴らしい夢を持つことに つながります。やっぱり夢は叶え続けて いくものだと思うんです。 夢はいろいろある方がいい ひと言で夢と言ってもいろんな携わり 方があります。 日本協会は長年オリンピックに行けて いない現状を打破するために、さまざま な形で代表チームをサポートしています。 選手として世界選手権やオリンピックに 行って、その夢が叶うと同時にオリンピ ック選手を育成したいという夢ができて、 そのために尽力してくださっている方も たくさんいます。現役の選手はもちろん、 試合会場で応援してくださる方やたくさ んの人が夢を共有しています。 しかし私たちが生きているのはリアル な世界ですから、夢だ夢だと言ってたら、 命をかけて国を代表して闘っている現場 の人に怒られるかもしれませんね。現在 行なわれている世界男子選手権で戦って いる代表選手もリアルな世界で夢を叶え て、夢を叶え続けている、まさに夢の途 中ですね。 その一方で、リアルだけではなく、ま だ見ぬ世界や、新しい発想のもとで夢を 語るというのが「ロマン」ってやつでし ょうか？ 夢の数だけ乾杯して、いろん な話をいろんな人としていけたら、こん なに楽しいことはないし、また夢が増え て共有することができるのではないでし ょうか？ 夢よみんな叶ってしまえ ここでは夢とか目標とか区別なく書い てきました。「夢にまで見た」という言 葉があるように、強く強く信じていたら、 それが叶っていくこともあると思います。 いつか実現したい大きな夢を叶えるため にはそれに見合ったエネルギーが必要で す。「そのいつか…」を楽しみにするの もロマンです。しかし、あまりにそれが 見えないと妥協の代名詞である人間はが んばりがきかなくなるかもしれません。 大きな夢を描いたら、そこに向かって覚 悟を決めて突っ走るんですが、そこまで の一里塚として小さな夢をたくさんちり ばめておくこともひとつですね。小さな 夢を叶えていくプロセスの中で寄り道し たり違う景色を見てみたくなったり、つ まみ食いしたり…そうやって場面場面を 楽しんでいく。それが旅の醍醐味であり、 人生かもしれませんね（笑）。 私の「夢たち100」の100番目は「世 界一幸せだと思いながら死ぬ」というも のがあります。私が死ぬ時にこの夢が叶 うかどうかわかりませんが、そう思える ように小さな夢を今のうちからたくさん 叶えていきたいと思います。2011年の スタートにみなさんも夢を100個作って みませんか？ 100個作ったらぜひ私に も教えてほしいです。そして共有できる 夢ならいっしょにロマンを味わいましょ う（笑）。きっと楽しいと思うんです☆ そして世界選手権で戦っている代表選 手、オリンピックアジア予選を控えてい る代表選手を応援しましょう♪ 自分の夢ってなかなか見つけられないし、 簡単には持てないものだと感じました。 しかし、夢を持つのは自由です。どん な夢を持っていてもそこからパワーが 生まれるなら素晴らしいと私は思いま す。小さい子がテレビのヒーローに憧れ て、「ヒーローはだれにでも優しくする んだ」と言われて優しくなれるなら素敵 なことです。医者になりたい、でもスポ ーツ選手にもなりたいし…とたくさんの 夢があって、とりあえずできることを全 部がんばってみようと勉強も練習も全力 で取り組めることは素晴らしいことです。 夢はたくさんあった方がいろんな場面で いろんなパワーが出てくると思います。 夢って叶ってしまうかも… 私が作った「夢たち100」には「ヨー ロッパでハンドボールをする」というも sportsevent handball dddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddd 63 sportsevent handball 62