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業務実績報告書 提出日 2010年2月20日 1.

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業務実績報告書 提出日 2010年2月20日 1.
業務実績報告書
提出日 2010年2月20日
1.職名・氏名
准教授・吉岡俊人
2.教育活動
(1)講義・演習・実験・実習
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
環境生物学(2 単位 毎年開講) 2 年次生 (2006 年度~)
②内容・ねらい
地球環境問題を解説し、人間の営み(特に食糧生産をめぐる諸問題)が環境に与えるインパクトにつ
いて論じる。また、環境の植物に対する作用と植物の環境適応のしくみを解説する。JABEE 学習・教育
目標との対応:A(◎)
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
・地球環境問題(特に地球温暖化)と人為(特に食糧生産)の環境影響および生物(特に植物)の環境
応答、環境適応のしくみを理解させ、現在の人間生活が、最近1万年間の奇跡的気候安定の上に成り
立っていることを認識させる講義を行った。
・環境問題への世界各国の取り組みを理解するためには環境問題に関する英語スピーチに接すること
が必要であるので、米国の京都議定書離脱についてのブッシュ大統領演説を聴かせた。
・大学の授業では‘ノートとり’が大事であることを認識させるために、ハンドアウトで配布した図表等も板
書した。
②内容・ねらい
地球環境問題を解説し、人間の営み(特に食糧生産をめぐる諸問題)が環境に与えるインパクトにつ
いて論じる。また、環境の植物に対する作用と植物の環境適応のしくみを解説する。JABEE 学習・教育
目標との対応:A(◎)
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
緑地生態学(2 単位 毎年開講) 2 年次生 (2006 年度~)
②内容・ねらい
緑地(自然緑地、農村緑地、都市緑地)を構成する植物個体群の成り立ちを解説する。次に、生物
多様性について講じ、福井県における絶滅危惧植物の分布と保全の取り組み事例を述べる。水田雑
草には絶滅危惧種が多数ある一方で農業は雑草との闘いとも言われるように、農村緑地の管理におい
ては雑草への対応が重要であるので、授業後半では雑草学を講義する。JABEE 学習・教育目標との
対応:A(◎)
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
・緑地生態学の基礎である植物個体群生態学と保全生態学を学習させた上で、福井地域の絶滅危惧
植物の分布と保全の現状を理解させるように工夫した。また、雑草生物学、雑草防除学を学習させた
上で、生物生産と環境保全・生物多様性を調和する緑地管理について考察させた。
・学外講師 3 名(赤井賢成氏、福井県土地改良事業団体連合会農村環境研究所主任研究員;関岡裕
明氏、環境アセスメントセンター敦賀事務所長;山末祐二氏、元京都大学教授)を招き、福井県におけ
る絶滅危惧植物の分布と保全の現状について講演していただいた。
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
科学英語Ⅰ(2 単位 単年度開講) 3 年次生 (2008 年度)
分担者:黒川講師、吉岡は 20 人を対象に 15 回担当
②内容・ねらい
科学論文に特徴的な英語表現および化学と生物学の基礎的な専門用語を学習した後、簡単な英
語科学論文を読解する。英語で書かれた科学論文を理解するために、以下の基本的な能力を身につ
ける。
・基礎的専門用語を学び、正しく表記・発音できること。
・簡単な科学論文の内容を理解し、日本語で説明できること。
JABEE 学習・教育目標との対応:D(◎)
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
・科学論文に特徴的な英語表現を提示した。
・DVD 視聴により生物学に関する英語発音に慣れるように工夫した。また、試験にも英語リスニングを
課した。
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
科学英語Ⅱ(2 単位 単年度開講) 3 年次生 (2009 年度)
分担者:鈴木教授、吉岡は 20 人を対象に 15 回担当
②内容・ねらい
科学英語 I で習得した基礎的能力を用いて、英語で書かれた科学論文を理解するための技術を身
につける。さらに、日本語に訳することにより、論理的な記述力、プレゼンテーション能力を身につけ
る。また、自主的、継続的に学習できる能力を身につける。JABEE 学習・教育目標との対応:D(◎)
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
・生物学と環境科学に関する英語の文章およびスピーチをテキストを採用した。
・英文の論理性を正しくかつ短時間で理解し、日本語とする力を養った。
・プレゼンテーション能力の向上のために、英語スピーチを聞き取り、内容理解させた上で、自ら発音
表現させた。
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
生物学Ⅱ(2 単位 毎年開講) 1 年次生 (2006 年度~)
分担者:大田教授、村井教授、松岡講師 吉岡は 3 回担当
②内容・ねらい
生物資源学部 2 年次以降の専門科目を理解するために必須の基礎的知識や考え方を習得させる。
とくに、植物における生命現象を理解すること、生物間の相互関係に基づいて生物社会のしくみを理
解すること、生物進化のしくみについて基礎的知識と考え方を理解すること、地質学的な時間軸上で
生物進化についての基礎的知識を習得すること、を目標とする。JABEE 学習・教育目標との対応:B
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
・生物学の諸領域のうち、植物の生殖と発生、生理、遺伝、生態、分類、進化に係わる基礎的領域に
ついて、それぞれ専門領域の近い教官が担当して講義した。
・本講義の内容は1年次前期に開講される生物学Ⅰと一連の内容の後半であり、生物学Ⅰとともに生
物資源学部のカリキュラムにおけるもっとも基礎的な科目として位置付けられている。
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
生物資源学概論(2 単位 毎年開講) 2 年次生 (2006 年度〜)
分担者:生物資源学科各教員 吉岡は 1 回担当
②内容・ねらい
生物資源学科の特色ある研究領域(応用生化学、分子機能科学、分子生物学、遺伝資源学、植物
環境学)について、本学科のカリキュラムと関連させて説明するとともに、担当教員の専門分野の研究
を紹介する。生物資源学科では、生物活動の制御要因となる機能性物質(タンパク質など)の解析や
動植物細胞および微生物のもつ多様な生理機能や機能性食品成分の解析、さらにはバイオテクノロ
ジーを利用した有用遺伝子の導入などによる資源生物の機能的改良と開発、生物資源の多様性と遺
伝子資源の解析に関する基礎と応用などについて学習する。この概論を履修することにより、生物資
源学科における専門的学習の概観を知る。
JABEE 学習・教育目標との対応:A(◎)
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
植物環境学に関し、学習、研究、進路についての実際を講義した。
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
インターンシップ(2 単位 毎年開講) 3 年次生 (2009 年度)
分担者:大鹿教授、清水准教授、片野准教授、鈴木教授 各教員が毎回担当
②内容・ねらい
福井県インターンシップ制度の下,他機関における就業体験を夏季休業中に行う。このため,キャリ
アデザイン,ビジネスマナーに関する講習を含め,学内外で各種ガイダンスを行う。実施結果について
レポートを作成し報告を行う。生物資源学分野に特化したキャリア教育は生物生産実習などが担うこと
を鑑み,本講義は適職選択のための自己理解・社会観形成への取組を目的の一つとする。また,技術
職はもちろん,職業人としての素養の一つとしてビジネスマナーの修得を目指す。ガイダンスの一部と
就業体験により,コミュニケーション能力の概念を理解する。JABEE 学習・教育目標との対応:A(◎)
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
講義、講演および福井県インターンシップ制度への事業参加による実地研修を行った。
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
生物生産実習(2 単位 毎年開講) 2 年次生 (2006 年度〜)
分担者:生物資源学科各教員 吉岡は 1 回担当
②内容・ねらい
本実習は大きく分けて2つの部分からなる.1つは県の研究機関や民間企業の研究部門を中心にし
て訪問し,県の行政におけるそれぞれの研究機関の役割や企業における研究組織の内容や生産施
設の実態等について学修する.もう1つは生物資源開発研究センターにおいて,実際にイネと野菜の
栽培について学ぶ. JABEE 学習・教育目標との対応:A(◎)
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
研究の現場と生物に関わる生産の場を見学したり具体的に参加して学ぶことによって総合的な生物
生産技術体系の特質を理解する.卒業後の進路についても考える機会を提供する.
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
生物資源科学のための基礎数学(2 単位 単年度開講) 3、4 年次生 (2006〜2007 年度)
分担者:松岡講師 吉岡は集中講義 2 日間の 1 日担当
②内容・ねらい
大学における基礎的数学(統計学、微積分学)を学習する。
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
微分、積分を理解させた後に、生物資学的応用としてロジスチック成長曲線の微分方程式を解い
た。
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
環境科学実験(2 単位 毎年開講) 3 年次生 (2006 年度〜)
分担者:植物環境学分野各教員 吉岡は 15 回中 9 回を担当
②内容・ねらい
生物的・非生物的環境因子の植物個体群に対する作用に関する基礎実験を教示する。また、必須
栄養素の不足が植物の生育、代謝に及ぼす影響を解析することで、成長解析、植物代謝物分析の基
礎を学ぶ。JABEE 学習・教育目標との対応:E (◎)
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
環境科学に関する基礎的な実験手法を習得させた。環境と植物の係わり合いに関する技術的課題
を限られた条件の下で設定・解決する能力を身にさせた。
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
生物学実験(2 単位 毎年開講) 1 年次生 (2007 年度〜)
分担者:生物資源学科各教員 吉岡は 15 回中 1 回を担当
②内容・ねらい
動物の形態と機能に関する実験、および植物組織の観察と植物の分類に関する実験を行う。JABEE
学習・教育目標との対応:E (◎)
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
生物に関する基礎的知識を深めるとともに、生物学の基礎的実験手法を習得させた。光学顕微鏡標
本の作製に関する基礎的手法と観察法を習得させた。植物標本の作製を通じて形態的分類の仕組み
を理解させた。
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
環境科学実験(2 単位 毎年開講) 3 年次生 (2006 年度〜)
分担者:丸山講師 吉岡は 15 回中 10 回を担当
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
植物資源学演習(2 単位 毎年開講) 3 年次生 (2009 年度〜)
分担者:村井教授、丸山講師 吉岡は 15 回中 5 回を担当
②内容・ねらい
「応用生物学実験 II」(植物から DNA の単離、精製 DNA の定量、制限酵素処理、電気泳動、PCR
法)および「環境科学実験」の個々の実験内容について理解を深めるために、個々の実験内容に関連
する課題について課題解決型の演習を行う。JABEE 学習・教育目標との対応:E (◎)
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
本授業では、「応用生物学実験 II」および「環境科学実験」で学習した実験内容や実験技術の原
理、理論についてさらに発展させて学習させた。さらに科学レポートの書き方を習得させた。
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
専攻演習(2 単位 毎年開講) 4 年次生 (2006 年度~)
分担:生物資源学科各研究領域の教員
②内容・ねらい
植物資源学に関連する国内外の学術論文の読解力を習得するとともに専門分野における知識と理
解を深める。また、学術論文の内容を総括して発表する能力を身に付けるとともに討論する能力を養
成する。JABEE 学習・教育目標との対応:D-g
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
・本演習を通して、卒業論文研究を進める上で必要となる科学的な思考力と解析力を養成した。
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
卒業論文(8 単位 毎年開講) 4 年次生 (2006 年度~)
分担:生物資源学科各研究領域の教員
②内容・ねらい
植物資源学領域の教員の指導を受けながら、卒業論文のテーマについて実験し、その成果を論文
にまとめる。この過程で、研究の進め方や思考方法など論文作成に関わる基本、様々な実験・調査・解
析の方法、実験技術や情報技術を習得する。また、中間発表や卒業論文発表などでコミュニケーショ
ン能力やプレゼンテーション能力を身に付ける。JABEE 学習・教育目標との対応:E-h
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
・3 年次までの講義や実験・実習で習得した基本的な知識と技術をどのように応用できるかを理解する
場として位置づける。
・卒業論文発表審査会を実施した。
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
保全植生学(4 単位 隔年開講) 博士課程前期大学院生 (2006 年度~)
②内容・ねらい
保全植生学における総合的雑草管理論についての専門的理解を深めさせる。
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
・環境保全型植生管理および環境保全型作物生産における雑草管理の背景を解説した上で、雑草生
物学、雑草防除学、雑草管理における福井県の地域的特性を講義した。
・受講者全員に、保全植生学に関するプレゼンテーションを学会発表形式で行わせた。
①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等
植物資源学専攻実験(8 単位 毎年開講) 博士課程前期大学院生 (2006 年度~)
②内容・ねらい
食糧生産や環境保全に有用な植物とそれらの近縁種の遺伝的変異、系統関係および育種的改
良、ならびに有用植物の生産環境保全に関する重要な問題について、実験的研究を行い、その成果
を取りまとめる。
③講義・演習・実験・実習運営上の工夫
・有用植物と近縁種の遺伝的変異、系統関係および育種的改良ならびに有用植物の生産環境保全に
関する高度な実験系を組み立て、解析し、実証する能力を習得させた。
・専門科目ごとに定める評価項目について、複数の教員により評価し総合的に判定した。
(2)その他の教育活動
生物資源学科 07 年次入学生副担任:ガイダンス(前後期)、生活学習個別相談(随時)
3.研究業績
(1)研究業績の公表
①論文
Molecular basis of diverse responses to acetolactate synthase-inhibiting herbicides in sulfonylurea
resistant biotypes of Schoenoplectus juncoides. Akira Uchino, Shigeru Ogata, Hiroshi Kohara,
Syuichi Yoshida, Toshihito Yoshioka and Hiroaki Watanabe. Weed Biology and Managemen 7,
89-96, 2007, May(原著論文).
Anoxia-enhanced expression of genes isolated by suppression subtractive hybridization from
pondweed (Potamogeton distinctus) turions. Planta, Taro Harada, Shigeru Satoh, Toshihito
Yoshioka and Kimiharu Ishizawa. Planta 226, 1041-1052, 1041-1052, 2007, May(原著論文).
植物の根に関する諸問題〔175〕-植物の嫌気応答に関する国際会議(ISPA)開催報告-、石澤公
明、坂上潤一、伊藤治、櫻井武司、阿部淳、塩野克宏、中園幹生、望月俊宏、高橋秀幸、渡邊肇、
吉岡俊人、間野吉郎、島村聡、小柳淳史、農業及び園芸、2008 年 3 月(総説).
八木健二,関岡裕明,渡邊修,嶺田拓也,鈴木正貴,吉岡俊人.異なる水位における土壌シードバン
クからの水田雑草の発生,日本緑化工学会誌,35(1),178-181,2009,4 月(原著論文).
種子休眠のタイプと区分、吉岡俊人.種生物学研究、32、11-45、2009、3 月(総説).
発芽と温度:巡りくる季節を感じ取る、吉岡俊人、藤茂雄、川上直人.種生物学研究、32、49―63、吉
岡俊人、清和研二編著、文一総合出版、2009、3 月(総説).
発芽と光:チャンスをつかむメカニズム、豊増智伸、吉岡俊人、清和研二.種生物学研究、32、71-86、
文一総合出版、2009、3 月(総説).
環境生理学的発芽実験法:温度処理、吉岡俊人.種生物学研究、32、2009、3 月(総説).
②著書
発芽生物学 種子発芽の生理・生態・分子機構、吉岡俊人、清和研二、文一総合出版、
ISBN978-4-8299-1072-6、2009、3 月(編著).
③学会報告等
イネ種子の温湯消毒時の耐熱性サーマルタイムモデル. 武山智彦、浅野真澄、佐々木美和子、福田
あかり、吉永悟志、吉城由美子、中村 匡、吉岡俊人. 日本作物学会第 223 回講演会、2007 年 3
月、土浦市.
Roles of the oxidative and conjugative abscisic acid degradation on seed germination of upland and
paddy ecotypes of Echinochloa crus-galli var. crus-galli in aerobic and anaerobic conditions.
Toshihito Yoshioka, Katuyoshi Suzuki and Yuji Yamasue. 9th Conference of the International
Society for Plant Anearobiosis, 2007 年 11 月, 松島/仙台.
水稲種子の温湯消毒時の耐熱性モデル. 上野美子、武山智彦、吉岡俊人. 日本作物学会北陸支部
会第 44 回講演会、2007 年 7 月、福井市.
種子プライミングによる水稲種子の温湯消毒時の耐熱性増強.上野美子, 武山智彦, 浅野真澄, 和
泉 桂, 佐々木美和, 福田あかり, 吉永悟志, 吉城由美子, 吉岡俊人.日本作物学会第 225 回講
演会、2008 年 3 月, つくば市.
福井におけるハコベ属雑草種子の土壌中での死滅現象.吉岡俊人, 寺澤剛志, 片山こづえ, 村川亮
人, 伊丹勝彦.日本雑草学会第 47 回講演会、2008 年 4 月, 宇都宮市.
ヒメムカシヨモギにおける未発芽種子バーナリゼーションの誘導、解除、再誘導の季節性.杉山祐一,
藤倉志穂, 吉岡俊人. 日本雑草学会第 47 回講演会, 2008 年 4 月, 宇都宮市.
Induction of heat tolerance in rice (Oryza sativa) seeds by PEG treatment.Y. Soeda, Y. Yoshiki, Y.
Ueno, T. Takeyama and T. Yoshioka. 9th International Society of Seed Science Conference on Seed
Biology, July, 2008, Olsztyn (Poland).(高浸透圧溶液処理によるイネ種子の発芽時耐熱性の誘導)
Seasonal dynamism of pre-germination seed vernalization and an exhaustive analysis of its gene
expression in a winter annual, Conyza canadensis. T. Yoshioka, S. Fujikura, Y. Sugiyama, and K.
Katayama. 9th International Society of Seed Science Conference on Seed Biology, July, 2008,
Olsztyn (Poland).(未発芽種子バーナリゼーションの季節的ダイナミズムと候補遺伝子の解析)
福井県池田町の特別栽培米ほ場における絶滅のおそれのある水田雑草の生育状. 伊藤孝時, 赤井
賢成, 吉岡俊人. 平成 20 年度近畿雑草研究会, 2008 年 11 月, 大阪市.
コハコベ埋土種子の死滅に関わる生物学的・化学的土壌要因. 吉川真由, 吉岡俊人. 平成 20 年度
近畿雑草研究会, 2008 年 11 月, 大阪市.
福井県坂井市のため池「加戸の大堤」の堆積物に含まれる土壌シードバンクの種組成.赤井賢成、植
松俊太郎、吉岡俊人.日本雑草学会第 48 回講演会、2009 年 4 月、倉敷市.
コハコベ埋土種子の死滅を促進する土壌の生物学的・化学的要因.吉岡俊人、吉川真由.日本雑草
学会第 48 回講演会、2009 年 4 月、倉敷市.
オオアレチノギクの分布制限要因を探る-同属のヒメムカシヨモギとの比較から-.露崎浩・吉岡俊
人.日本雑草学会第 48 回講演会、2009 年 4 月、倉敷市.
土地改良後の時間経過に伴う土壌理化学性の変化と外来植物の生育状況.赤井賢成、村川亮人、
伊丹勝彦、吉岡俊人.日本雑草学会第 48 回講演会、2009 年 4 月、倉敷市.
福井県池田町の特別栽培米生産ほ場における要防除雑草と絶滅危惧水田雑草の発生状況.赤井賢
成、伊藤孝時、間脇正博、吉岡俊人.日本雑草学会第 48 回講演会、2009 年 4 月、倉敷市.
ALOS 衛生画像による水田土壌水分含量の解析.渡邊修、吉岡俊人、赤井賢成、嶺田拓也、関岡裕
明.日本雑草学会第 48 回講演会、2009 年 4 月、倉敷市.
コハコベ優占度の地理的差異に関与する土壌の生物的要因.吉川真由、寺田誠士郎、吉岡俊人.種
生物シンポジウム、2009 年 12 月、東京都.
④ その他の公表実績
福井新聞 第 2 面(福井ワイド)「絶滅水草発芽に成功 坂井・かも池 ジュンサイ種子、泥中から採取」
2007 年 10 月 21 日.
福井新聞 第 26 面「県内で初確認 絶滅危惧Ⅱ類 オオアブノメ」2008 年 6 月 14 日.
(2)学会活動等
①学会でのコメンテーター、司会活動
Chair, Poster Session, 9th Conference of the International Society for Plant Anaerobiosis, , 2007 年
11 月、Sendai (Japan).
Chair, Seccion8, 9th International Society of Seed Science Conference on Seed Biology, 2008 年 7 月,
Olsztyn (Poland) .
第 10 回東北雑草研究会招待講演, 東北雑草研究会 99 のころ、2008 年 8 月, 福島市.
日本作物学会第 226 回大会シンポジウム座長、2008 年 9 月、神戸市.
平成 20 年度関東雑草研究会招待講演、冬には冬の草が生えるしくみを探る, 2008 年 9 月, つくば
市.
平成 20 年度近畿雑草研究会招待講演、ここまでわかった(!)種子発芽の開始タイミング決定機構,
2008 年 11 月, 大阪市.
②学会での役職など
日本雑草学会評議員(1998 年 4 月~現在)
Weed Biology and Management 編集幹事(2003 年 4 月〜2007 年 3 月)
Weed Biology and Management 編集委員(2007 年 4 月~現在)
Editor in Asian Journal of Plant Sciences(2004 年 3 月~現在)
種生物学会賞選考委員(2007 年 1 月~現在)
種生物学会和文誌編集委員(2007 年1月~現在)
日本雑草学会シンポジウム委員長(2008 年 4 月~現在)
③学会・分科会の開催運営
日本作物学会北陸支部会平成 19 年度講演会運営委員、2007 年 7 月
Organizing Committee, 9th Conference of the International Society for Plant Anaerobiosis, 2007 年
11 月.
第 24 回日本雑草学会シンポジウム企画運営責任者、2009 年 10 月、つくば市.
(3)研究会活動等
① その他の研究活動参加
② その活動による成果
(4)外部資金・競争的資金獲得実績
<代表者分>
2007 年度
福井県立大学研究活動活性化枠 「作物種子の発芽時ストレス耐性を増強する非 GM 種子テクノロ
ジーの創出」、434 千円、研究代表者.
福井県大学連携リーグ連携研究推進事業補助金 「作物のストレス耐性を増強する種子テクノロジ
ーの創出研究」、1,750 千円、研究代表者.
2008 年度
科学研究費補助金(萌芽研究)(作物学・雑草学)「北陸での種子死滅現象から着想した雑草シード
バンクを低減する生態システムの解明研究」、3,300 千円、研究代表者、2008-2010 年度.
福井県大学連携リーグ研究推進事業補助金「水稲コシヒカリ種子の耐熱性を強化する農業技術の
確立」、2,020 千円、研究代表者.
福井県大学度研究活動活性化枠(リーグ事業特例)「水稲コシヒカリ種子の耐熱性を強化する農業
技術の確立」、1,010 千円、研究代表者.
県民参加による県立大学地域貢献研究推進事業「福井における自然環境保全・活用モデルとして
の坂井市ため池「大堤」植生再生事業の立ち上げに関する基礎的研究」、1,470 千円、研究代表
者.
奨学寄附金・住化農業資材㈱、514 千円、研究代表者.
2009 年度
JST シーズ発掘試験「イネ発芽時ストレス耐性を強化する非遺伝子組換え趣旨テクノロジーの開
発」、2,000 千円、研究代表者.
奨学寄附金・日進企画設計株式会社、1,225 千円、研究代表者.
奨学寄附金・株式会社サンワコン、630 千円、研究代表者.
受託研究・福井県池田町(池田の郷と土を守る会)「営農活動支援生産活動振興事業」、869 千円、
研究代表者.
受託研究・福井県池田町(池田の郷と土を守る会)「営農活動支援環境向上活動振興事業」、207 千
円、研究代表者.
福井県大学連携リーグ研究推進事業補助金「水稲コシヒカリ種子の耐熱性理論の実用技術への展
開」、1,600 千円、研究代表者.
福井県立大学研究活動活性化枠「非遺伝子組換え技術創出による作物の発芽時ストレス耐性強化
に関する基礎研究」、431 千円、研究代表者.
県民参加による県立大学地域貢献研究推進事業「ため池「大堤」の自然再生計画を実行するための
地域協働型環境保全研究の展開」、1,791 千円、研究代表者.
<分担者分>
2008 年度
科学研究費補助金(基盤研究 C )「ファストプランツを生物教材とした初等から高等教育までの教育
プログラムの新展開」代表者;石澤公明(宮城教育大) 300 千円、研分担者、2008-2010 年度.
(5)特許出願
特願 2008-072787:種子のストレス耐性強化方法及び消毒処理方法.(発明者;吉岡俊人, 副田康貴,
長谷川 亮:出願人;住化農業資材株式会社, 公立大学法人福井県立大学).2008 年 3 月.
4.地域・社会貢献
(1)学外団体
① 国・地方公共団体等の委員会・審議会
Peer Reviewer of Plants and Environmental Adaptation Program of the USDA’s National Research
Initiative Competitive Grants Program (2005 年~2008 年)
日本学術振興会科学研究費専門委員 第 1 段審査員(2006~2008 年)
福井市自然史博物館評価委員(2007 年~現在)
福井県農業試験場場内成績検討会助言者(2007 年~現在)
国営九頭竜川下流地区環境情報連絡会委員(2008 年~現在)
② 国・地方公共団体等の調査受託等
農林水産省官民連携新技術研究開発事業「土壌シードバンクを利活用した自然再生・ミティゲーショ
ン技術の開発」、受託研究、研究開発組合代表者;山崎正昭(福井県土地改良事業団体連合会)、
2006–2010 年度.
福井県池田町(池田の郷と土を守る会)「高付加価値農産物の生産と特別栽培における緑化を推進す
るための基礎研究」、受託研究、2008 年度.
福井県嶺南振興局敦賀土木事務所/株式会社日新企画設計「三方湖土壌シードバンク調査・研究事
業」、受託研究、2008 年度.
福井県池田町(池田の郷と土を守る会)「営農活動支援生産活動振興事業」、受託研究、2009 年度.
③(公益性の強い)NPO・NGO 法人への参加
④(兼業規程で業務と見なされる範囲内での)企業等での活動
⑤大学間あるいは大学と他の公共性の強い団体との共催事業等
⑥その他
大堤観察会講師、2009 年 2 月、坂井市.
福井放送「いま県立大があつい」、2009 年 4 月、永平寺町.
ユー・アイふくい郷土学習講座講師、2009 年 7 月、福井市.
大堤エコクラブ講師、2009 年 11 月、坂井市.
(2)大学が主体となっている地域貢献活動等
① 公開講座・オープンカレッジの開講
公開講座「生命科学はいま」講師、2008 年 9 月.
② 社会人・高校生向けの講座
大学説明会講師、羽水高校、2007 年.
大学説明会講師、敦賀高校、2009 年.
③ その他
平成 21 年度福井県立大学教員免許状更新講習、2009 年 8 月
(3)その他(個人の資格で参加している社会活動等)
5.大学の管理・運営(2006 年 4 月以降)
(1)役職(副学長、部局長、学科長)
(2)委員会・チーム活動
学科内 JABEE 委員(2006 年~)
学内 FPUNet 連絡会議委員(2007~2008 年)
学内職場委員(2009 年)
(3)学内行事への参加
オープンキャンパス(2006 年~)
センター試験、大学入試、大学院入試監督等(2006 年~)
(4)その他、自発的活動など
6.学外研修での成果
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