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全電動パッケージ専用射出成形機の 技術開発

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全電動パッケージ専用射出成形機の 技術開発
INDUSTRIAL MACHINERY
産 業 機 械
新たな価値を創造する産業機械
No.751 Apr
Contents
特集:
「プラスチック機械」
巻頭対談
「プラスチック機械業界が世界で戦うために
今すべきことについて考える」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 04
プラスチック機械部会 部会長 八木 正幸
プラスチック機械部会 副部会長 石堂 隆雄
全電動パッケージ専用射出成形機の技術開発
(住友重機械工業株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
07
直接成形技術と多層成形技術
(東芝機械株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
全電動竪型熱硬化射出成形機によるLEDリフレクタ成形の紹介
(株式会社 日本製鋼所) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14
超大型全電動射出成形機の紹介
(株式会社 日本製鋼所) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17
最新鋭大型油圧射出成形機MMXシリーズの特徴
(三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
24
海外レポート 一 現地から旬の話題をお伝えする 一 再生可能エネルギー市場の概論
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
34
米国における電力産業の今後について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
連載コラム1 ・・・・・・・・ 33
駐在員便り ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39
「卓上複写機リコピー101」
(神奈川県)
機械遺産を巡る旅
連載コラム2 ・・・・・・・・ 51
今月の新技術
新型パッケージ型往復動空気圧縮機
エンジニアの卵たち
「米子工業高等専門学校」
(鳥取県)
(株式会社 日立産機システム)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
イベント情報 ・・・・・・・・ 52
企業トピックス
ホソカワミクロングループ会社の粉体混合技術
(ホソカワミクロン株式会社) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46
行事報告&予定 ・・・・・・ 53
書籍・報告書情報
・・・・
61
統計資料
産業機械受注状況 ・・・・・・・・ 63
産業機械輸出契約状況 ・・・・・ 66
環境装置受注状況 ・・・・・・・・ 68
プラスチック加工機械
需要部門別受注状況 ・・・・・・ 70
産業機械機種別生産実績 ・・・ 71
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企業の枠を超えて部会を代表する2人が語る
プラスチック機械業界が世界で戦うために
今すべきことについて考える
リーマンショックを皮切りに、厳しい状況にあったプラ
といって良いでしょう。しかし、後半は中国経済におけ
スチック機械業界。そのような状況からようやく脱しつ
る減速感が増してきたことに加え、反日活動の影響を受
つあるが、今後更なる発展のために必要なことについて、
八木正幸部会長(東芝機械株式会社)と石堂隆雄副部会
長(株式会社 日本製鋼所)の2人に、企業の枠を超えて
語り合ってもらった。
けてしまったことは否めません。我々の業界における主
要な顧客層は日系自動車関連企業であるため、中国国内
における諸問題はそのまま投資意欲の減退に直結してし
まいます。一方、国内に目を向けますと、震災復興需要
について設備供給側としての使命を果たすべく業界を挙
げて対応の準備をしていましたが、復興自体の動きが依
04
それではまず最初に、2012年におけるプラスチック
然として十分なスピードとは言えない一面もあったこと
機械業界の概況について解説をお願いします。
から当初の予想よりは需要自体が下回るという状況でし
八木 「2012年を振り返ってみますと、前半はタイの洪
た。ちなみに、2011年から2012年にかけては円高に苦し
水に関する復興需要が急増したこともあり、主に射出成
められ、80円を切る状況になった時点で非常に厳しい状
形機の分野において急激な伸びを見せました。更にリー
況でしたが、その後円安傾向に振れ始めたこともあり、
マンショックに端を発する一連の金融危機も小康状態に
多少ひと息つくことができました。とはいえ、今後も海
なるなど、ここ数年の中では比較的順調に推移してきた
外市場を見据えた、より積極的なグローバル展開が重要
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であるということに変わりはなく、円高による悪影響が
を誇るハイエンド機によって日本ブランドを確立すると
薄れた今こそ、国内における新技術開発の体制等を見直
いうことに他なりません。このことこそが「お客様が何
し、将来に向けての空洞化対策等をしっかり行う時期に
を求めているかをしっかりと把握する」ということに相
あると考えています。
」
当すると思います。実際、現場では機器のコストダウン
石堂 「確かにタイにおける洪水復興需要、そして中国
要求が厳しいことに変わりはありませんが、現況低いレ
経済に見られた明らかな縮小が非常に印象的だった年で
ベルの製造現場であっても新興国における更なる精度要
した。尖閣問題に代表される日中両国間における外交問
求指向は存在しています。しかしながら、低い精度レベ
題については、これまでも突発的な事件が取り沙汰され
ルでも良しとする市場にまであえて我が国の機械メーカ
てきましたが、今回一段と厳しくなったことで、構造的
がそのまま進出する必要はなく、それよりは我々がより
かつ長期的な問題として認識を新たにしたのではないか
営業努力をすることで新興国の製造レベルを我が国の機
と考えています。
このような経過を総合的に判断すると、
械メーカが戦いやすい環境まで引き上げることが重要で
前半のタイ洪水復興需要で改善した業績が中国市場の不
あると考えています。」
安定化によって下降に転じたものの、その後は円安と新
海外市場において今後どのような展開を期待していま
たな経済政策によってまた息を吹き返すという非常に目
すか?
まぐるしい動きに終始した1年であったと思います。今
八木 「ここ1年の動きですと、自動車メーカを中心に
後の展望としては、円安に加えてアメリカ国内の経済状
新素材の導入も加速しているということもあり設備投資
況が徐々に回復に転じていることから、新規及び入れ替
意欲が増してきています。加えて、中国沿岸部の人件費
えでの設備投資がより期待できる環境が整ったと判断し
が高騰の一途を辿っていることから、あと5年もすれば
ても差し支えないと思います。
」
アメリカ国内で製造した方がトータルコストが抑えられ
八木 「我が国のプラスチック成形機械は常に最高の精
るようになるのではないかといった話も聞こえてきてい
度と優れた経済性を目指して進化を重ねてきましたが、
今後は現地での要求に合わせた、よりきめ細かな開発体
制に進むのではないかと考えています。例えば、製造し
ている商品にそれほどの精度が求められない場合等は中
国製の安い成形機械を求める例も依然として多く見られ
る一方で、新興国の市場においては高精度の成形機械で
製造した商品が大々的に流通するというスタイルになっ
てきています。これは新興国でも、非常に精密なプラス
チック部品で構成されているスマートフォンを皆が持っ
ていることが端的な例ではないかと思います。そうした
現状においてプラスチック機械業界ができることは、中
程度の精度要求に応えることができるリーズナブルな機
器で新興国の成形機械メーカに対抗しつつも、最高精度
八木 正幸 Masayuki Yagi
東芝機械株式会社 取締役
先進機械ユニット長兼押出成形機事業部長
電動成形機の優秀性が注目される今
世界でのビジネスチャンスは拡がる
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石堂 隆雄 Takao Ishido
株式会社 日本製鋼所 取締役 専務執行役員
産業機械事業部長
成形技術の向上だけではなく、
組み立てや機器の軽量化も重要になる
協定)とも密接に関わってくるので、今後も注目してい
く必要があると思います。市場としては安定かつ有望で
あり、それが経営環境の改善に加え円安に振れたことで
一層魅力的なものとなっています。成形機械のレベルに
ついては様々な動きがある一方、八木部会長がお話され
た通り、お客様の要求を重視しなければならないと同時
に、時代の流れはより高精度な付加価値が重視されると
いうことで、新興国のレベルをコスト高にならない範囲
で引き上げるという営業努力こそが重要になってきま
す。その上で、我が国としては常にその先をいくという
開発体制が望ましいのではないかと思います。単に成形
技術を向上させるだけではなく、その後の組立や機器の
軽量化等といった、トータルでのプロセス全体の省力化
06
ます。また昨今のアメリカにおいては、シェールガスに
についてはまだまだ検討の余地が残っていると思いま
関連する新規事業も活発であり、それがプラスチック成
す。ちなみに、現時点におけるプロセス改善に要する費
形機械に波及する動きも見られてきています。同じくヨ
用は、多くの場合、機器本体に要する金額の半分程度と
ーロッパ市場においても、現地の自動車メーカ等は母国
いうスタイルが多いと認識していますが、この分野にお
の成形機械メーカと長年にわたり深い関係を築いている
いても我々機器メーカがこれまで蓄積してきたノウハウ
ので、そこに食い込むことは容易ではないものの、我が
をもっと有効に活用することで、お客様により喜んでい
国が得意とする電動成形機の優秀性が注目されているこ
ただけるようなシステムを構築できるのではないかと思
ともあり、今後はビジネスチャンスも拡大していくので
います。」
はないかと期待しています。
」
それでは最後に八木部会長から会員各社様へ向けての
石堂 「ヨーロッパにおいては、昨年度後半から円安ユ
メッセージをお願いします。
ーロ高に大きく振れていることが相当に追い風になって
八木 「リーマンショック以降、非常に苦しい状況に直
いることは間違いありません。現地の自動車メーカが電
面し、その悪夢から覚め始めたと思った矢先に東日本大
動成形機の優秀性を認識しながらも大々的な導入に踏み
震災、更には急激な円高に中国問題と、ここ数年はまさ
切れないでいた理由は、油圧成形機に対する導入コスト
に嵐の連続でした。震災復興こそまだまだ道半ばではあ
の高さゆえでした。為替変動によってコスト高感覚が薄
りますが、昨今の円安によって経済は改善の兆しを見せ
れれば、ヨーロッパの自動車メーカにおける電動成形機
ています。その一方、我々が年度初めに立てた目標以上
の新規導入も加速するのではないかと期待しています。
に現実はプラスにもマイナスにも振り幅が大きかったと
また、アメリカ市場ですが、メキシコも含めた北米市場
いうのも事実でした。そうした動きに柔軟に対応できる
では、やはり自動車関連企業の存在は相当大きいものが
体制を日頃から整えておくことが大切になってきます。
あり、FTA(自由貿易協定)やTPP(環太平洋経済連携
これからも力を合わせて頑張っていきましょう。
」
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特集
プラスチック機械
全電動パッケージ専用射出成形機の
技術開発
住友重機械工業株式会社
プラスチック機械事業部
技術部 デザイン改革チーム
住友重機械工業株式会社
プラスチック機械事業部
技術部 技術1チーム
主任技師 平賀 規嗣
主任技師 早川 真博
1.はじめに
2.特長
地球環境負荷の軽減に各企業が社会的使命と捉え、大
⑴ 環境にやさしい技術
きな目標を掲げて積極的に取り組んでいる。容器関連分
① 省電力
野でも容器やキャップの軽量化や製造段階のエネルギー
型締力200トン以上の高速ハイサイクル成形機
削減といった取り組みが計画的に行われている。このよ
は、高いパフォーマンスが要求されることから油圧
うな背景により、射出成形機への要求も高くなっている
機やハイブリッド機が未だ主流を占めているが、高
が、これを実現するための当社なりの答えが下記の2点
いパフォーマンスを全電動で実現したことにより電
である。
力消費量が対油圧機で約70%、対ハイブリッド機
で約50%削減している。
① 環境にやさしい成形機であること
② 生産性が高い成形機であること
② 薄肉・軽量化対応
本稿は、省エネを実現しながら高生産性を発揮するハ
材料削減のため薄肉・軽量化するには高速射出し
イサイクル全電動パッケージ専用射出成形機SE-HSZ-
ながら高い安定性が求められる。本機は、高速・高
Packの技術について紹介する。
応答で定評のあるDDD(Double Direct Drive)機
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
写真1 SE350HSZ-Pack
当社油圧機
SG350M
当社ハイブリッド機
SE350HY
SE350HSZ-Pack
図1 消費電力比較
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③ クリーンな成形
構を更に高めた高速射出650mm/secと最大射出
加 速 度 10m/s² の ス ペ ッ ク に 加 え、 当 社 独 自 の
飲料容器や医療品等は特にクリーンな機械が求め
Zero-Moldingシステムを組み合わせ、標準電動成
られるが、可動プラテンをタイバ-で支持しないブ
形機の約2.1倍の高速射出でありながら樹脂流動を
ッシュレス構造によりタイバ-へのグリース給脂が
正確にコントロールするFFC
(Flow Front Control)
不要で、製品へ飛散するリスクが無く、グリース使
により低圧で充填でき、キャビティバランスも均一
用量も削減している。
④ 低騒音・低振動
で安定した成形が可能である。
なお、Zero-Moldingとは当社が提唱している成
射出モータと型締モータにはDD(Direct Drive)
形現場の3つ不安要素、
不良(Defects)
、
無駄(Loss)
、
機構を採用し、構造上ベルト騒音が無いのに加え、
面倒・失敗(Faults)を限りなくゼロに近づけ、生
高剛性フレームと振動抑制制御により型開閉振動抑
産性を限りなく高めることをコンセプトに開発され
制を大幅に削減している。
たシステムである。
図2 Zero-Molding
外側
⒜通常成形
内側
ガス逃げ
悪い
加熱シリンダ内
圧力
内側
内側が
過剰充填
キャビティ内
圧力
外側
バリ発生
Conventional molding
外側
⒝Zero-Molding成形
内側
ガス逃げ
良好
加熱シリンダ内
圧力
内側
バランス
のよい
充填
キャビティ内
圧力
外側
バリ発生なし
Zero-molding
図3 Zero-Molding成形例
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特集:プラスチック機械
写真2 転がり直動軸受案内
⑵ 生産性向上技術
① 金型の大型化
③ ハイサイクル対応
ⅰ)
モータをハイサイクルに対応させるには、一般
従来機では金型パーティング面の面圧は四隅が高
的には熱定格設計上大型になり慣性が大きくな
く中央付近が低くなる傾向があり、生産性向上のた
る。慣性が大きくなると応答性が低下する。この
め取り数を増やすと金型が大型化し、その差が大き
問題を解決するため、小型大容量高速回転モー
くなる上、金型の自重によるプラテンの沈み込みや
タを専用設計した。この低慣性で高応答な型締モ
倒れの影響で各キャビティにかかる型締力の不均衡
ータ性能により大幅なサイクル時間短縮に成功
が生じる。
これは多数個取り薄肉容器成形では偏肉、
し、3秒台の容器成形も可能となった。
バリ、ショートショット等の不良につながる。本機
ⅱ)
専用アッセンブリSMスクリュにより可塑化能
では、可動プラテンを直動転がり案内で支持するこ
力を高めていった場合に問題となる樹脂せん断発
とにより金型重量の増加によるプラテンの沈み込み
熱過多による温度上昇を抑制し、脱気性にも優れ
と倒れを抑制し、型締装置の摩擦も低減させること
ているため従来比で21%高い可塑化能力と精密
で従来比1.6倍の金型を搭載しても直進性の高い型
計量の両立が可能となっている。また、高粘度樹
開閉を可能にした。また、プラテンにかかる推力の
脂対応等スクリュバリエーションも拡充している。
伝達経路を解析し、変形を大幅に抑えたダブルセン
これらの技術によりコストパフォーマンスが非
タープレスプラテン(DCPP)と型締力フィードバ
常に大きく改善された。12個取り容器成形のシミ
ック制御の採用により各キャビティとも均一で安定
ュレーション結果を例に挙げると原材料を除くラン
した型締力を実現した。これにより大型の金型でも
ニングコストが10%以上改善している。
低型締力で成形できるのに加え、金型ガイドピン磨
耗と金型変形を低減し、金型メンテナンス周期延長
といった効果も期待できる。
② 型開閉時間短縮
3.おわりに
省エネを実現しながら生産性の高い成形機の開発に成
功し、型締力2,740kNのSE280HSZ-Packと同3,430
無駄時間削減のため、型開閉速度を電動標準機の
kNのSE350HSZ-Packの2機種が上市され、既に各界
1.5倍に上げた。これにより型開閉時間1.7秒を実
で好評を得ている。今後も市場のニーズに出来る限り応
現している。
え、ECOで豊かな社会の実現に当社も微力ながら貢献
していきたい。
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特集
プラスチック機械
直接成形技術と多層成形技術
東芝機械株式会社
押出成形機技術部
押出成形機設計担当 上村 広樹
1.はじめに
最新の直接成形の事例としてリチウムイオン2次電池
近年のプラスチックフィルム・シート成形装置におい
(以下、LiB)に使用されるセパレータフィルム製造装置
て、高機能化と省力化・低コスト化の要求は必然的かつ
を紹介する。LiB用セパレータフィルムの製造方法は乾
同時に求められるものである。これに対応する手段とし
式法と湿式法に二分されるが、湿式法は2軸混練押出機
て、2軸混練押出機を用いた直接成形技術と多層成形技
を用いた直接成形技術を用いる場合がほとんどである。
術が挙げられる。本稿では、これら2つの技術について
先に2成分系での湿式法について簡単ではあるが説明
最新の事例も踏まえて紹介する。
しておく。押出機でポリオレフィンと液体可塑剤を溶融
2.プラスチックフィルム・シートにおけ
る直接成形技術
混練し、Tダイからシート状に押し出す。押し出された
シートを縦・横に延伸した後に混練した液体可塑剤を別
の揮発性溶剤で抽出し、熱処理を施して多孔フィルムを
近年、2軸混練押出機がシートやフィルム等の直接成
形成する。湿式法によるセパレータ製造装置(逐次2軸
形用途に多用されるようになってきている。これは2軸
延伸)の例を図1に示す。湿式法では、いかにポリオレ
混練押出機が単軸押出機に比べ、以下のような利点があ
フィンと液体可塑剤を均質に溶融混練させるか、いかに
るためである。
均一に延伸させるか、またいかに液体可塑剤を抽出し多
① スクリュ回転当たりの吐出量を調整することによ
孔フィルムを乾燥させるかが重要な要素となる。
り、混練性と樹脂温度を変更することができる。これ
湿式法における2軸混練押出機は、ポリオレフィンと
により光学分野においては低温押出による特性改善
液体可塑剤を均質かつ均一な溶融混練させることが求め
への期待、多層成形においては各層樹脂の粘度調整
られ、原料供給側には高精度な定量供給が必要である。
によるフローマーク改善等を期待することができる。
また、原料の定量供給が行われないと、下流装置でシー
② 混練・脱揮性能が高いこと、計量フィーダによる
トの流れ方向による厚み変動が生じてしまうことにな
混合比の調整が容易であることから造粒工程を省略
り、品質を低下させてしまいかねない。このために、ポ
できる。
リオレフィンの原料フィーダや液体可塑剤の注入ポンプ
③ 省電力である。
10
品質な成形と共に、省エネルギー化も実現している。
の選定には、十分な配慮と2軸混練押出機の後に設置す
このような特性の下、結晶化・乾燥等の前処理工程付
るギヤポンプにも、高効率で脈動の少ないものが必要で
帯設備の削減や省工程化を可能とし、熱履歴の少ない高
ある。
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特集:プラスチック機械
乾燥装置
乾燥装置
巻取機
フィルタ
Tダイ
ギヤポンプ
抽出装置
横延伸機
縦延伸機
キャスト機
2軸混練押出機
図1 セパレータ製造装置概要
(湿式法)
表1 多層フィルム・シートの用途と成形方式の関係
用途
要求される機能
包装用オレフィン系フィルム
フィードブロック法
広幅化が要求される
(2,000~5,000mm)
層数が多い
(2~5層)
各層が薄い
(常用全体厚20~80μm)
バリヤシート
フィードブロック法
各層厚さ比が大きい
(1:1~40:1)
バリヤ材のコストが高いため、薄くすることが要求される
層数が多い
(4~9層)
食品用
ノンバリヤシート
ディスプレイ用フィルム
IMDフィルム
光学用
拡散板シート
レンチキュラシート
工業用
方式
色物が多く、各層厚みムラに対する精度が要求される
マルチマニホールド法
各層厚さ比が比較的小さい
(3:1~15:1)
フィードブロック法
同種材料の組み合わせが多く、4層以下が多い
光学特性を均一にするため、各層の厚さ精度を要求される
粘度差の大きい材料の組み合わせがあり、層個別の流動制御を要求される
温度差の大きい材料の組み合わせがあり、層個別の温度制御を要求される
マルチマニホールド法
層数は比較的少ない
(2~3層)
マルチマニホールド法
マルチマニホールド法 光学特性を均一にするため、各層の厚さ精度を要求される
(フィードブロック法) 粘度差の大きい材料の組み合わせがあり、層個別の流動制御を要求される
温度差の大きい材料の組み合わせがあり、層個別の温度制御を要求される
マルチマニホールド法 層数は比較的少ない
(2~3層)
表層材料のコストが高いため、薄くすることが要求される
導電材CBの滞留が少ない流路デザインを要求される
層数は比較的少ない
(2~3層)
キャリア用導電性シート
フィードブロック法
中空複層キャリア用導電性シート
フィードブロック法
帯電防止シート
フィードブロック法
表層材料のコストが高いため、薄くすることが要求される
層数は比較的少ない
(2~3層)
発泡シート
フィードブロック法
層数は比較的少ない
(2~3層)
更に、
セパレータフィルムは高強度が求められており、
原料のポリオレフィンに超高分子量ポリオレフィンを配
合している。このため、均質な溶融混練は非常に難しく
3.プラスチックフィルム・シートにおけ
る多層成形技術
ゲルが発生しやすい。これらに対応するために特殊なス
包装分野で発展を遂げてきた多層成形技術が、近年で
クリュ構成やL/Dの長大化、最適な液体可塑剤の注入タ
は光学・エネルギー等更なる機能性を要求される分野に
イミングが2軸混練押出機に求められる。
活かされ、現在もなお更なる発展が続いている。
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ⅳ) 極薄層の形成が比較的容易にできる。
多層フィルム・シート成形技術としては“押出機-T
v)
熱安定性の悪い樹脂でも、これを内層とし、ダ
ダイ法”による方法が最も普及しているが、ここでは本
法についての技術的なポイント等を説明する。
イ内金属面に接触させずに押し出しができるため
⑴ 成形方法と特徴
滞留がなく、熱劣化を防止することができる。
ⅵ)
層厚さ比は1:1~1:40の広範囲の成形がで
Tダイ法多層フィルム・シート成形は、複数の樹脂
きる。
を合流させる位置をTダイ前とするか、Tダイ内とす
るかにより異なり、フィードブロック法とマルチマニホ
ールド法に大別される。次に各々の構造と特徴を示す。
② マルチマニホールド法(図3参照)
ⅰ)
複数の樹脂を、それぞれ広幅化するための複数
マニホールドと、これらを合流させるためのスリ
① フィードブロック法(図2参照)
ットを併せてもった、マルチマニホールドTダイ
ⅰ)
Tダイ入口直前で各層を合流構成させるため、
を使用する。
フィードブロックとそれを広幅化するための単層
ⅱ)
各層の厚さ精度は、各々のマニホールドによる
型Tダイにより構成される。
広幅化の後に厚み調整用のチョークバーをもつこ
ⅱ)
層数を容易に多くでき、更に幅の大型化も実
とができるため、優れたものとなる。
現しやすい。
ⅲ)
層の組み合わせ構成が容易に変更でき、層数に
近年では各層の更なる厚み精度向上のため、図
対してのサイズを小さくできるため、低コストで
4に示すようなサーマルコンダクタによるチョー
製作できる。
クバーの自動制御機構を搭載したものもある。
Lip adjust bolt
Manifold A
Manifold B
Extruder A
Extruder B
Extruder C
Feed block
Manifold C
Single manifold T-die
Choke bar
Adjust bolt
図2 フィードブロック法概要
Lip adjust bolt
Manifold A
Manifold B
Extruder A
Extruder B
Extruder C
Manifold C
図3 マルチマニホールド法概要
12
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特集:プラスチック機械
Dプラグ
サーマルコンダクタ
B
C
A (バリア)
C
C
C
D
層構成
E
図4 自動制御マルチダイ
ⅳ)
層数増大に伴いダイ構造、形状が複雑化する
B
B
E
ⅲ)
大容量成形が比較的容易で、専用化はしやすい。
A
A
E
E
D
D
図5 Dプラグ方式
(5種7層)
4.おわりに
ため層数に限界がある(実用上は4層まで)。
新製品開発や生産性の改善が進められる中で、フィル
v)
熱安定性の悪い樹脂の成形は、金属面に接触
ム・シート成形機の多様化、多機能化は普遍的に求めら
する時間が長く、更にマニホールドの滞留時間
れている。本稿での紹介は直接成形技術と多層成形技術
が加算されるため不利である。
の既存技術、かつごく一部に過ぎないが、その末広がり
ⅵ)
広幅化はコスト面、取扱上でメリットは少ない。
③ 層変換方法
多層成形において、品種ごとの層変換作業を省力
化することは必然的に求められる。層変換はフィー
ドブロックもしくはマルチマニホールドダイの注入
直前のジャンクションブロックで行う。
層変換方法は多岐にわたるが、変換時の分解・組
立作業がいかに削減できるかがポイントである。簡
易的に変換ができるものとしてDプラグ方式が挙げ
られる。図5に5種7層用の例を示す。
はとても広いものである。本技術は、今後の押出成形分
野の裾野拡大においてキーポイントとも言え、その技術
発展に貢献できるよう努力する所存である。
<参考文献>
1)小林昭美・佐野孝義・山本剛裕・安倍賢次「押出成形」、
『PLASTICS
AGE ENCYCLOPEDIA 進歩編2011』
2)安倍賢次「スクリュ・ダイを中心とした押出成形機のデザインと成型
加工事例」、㈱情報機構、p165
3)田 村 正 嗣「LIB セ パ レ ー タ フ ィ ル ム 成 形 ラ イ ン 」、
『東芝機械技報』
vol.22
4)松村昭治・黒木康拡「Tダイ法による多層フィルム・シートの成形技
術」、
『合成樹脂別冊』
品種に応じたプラグを準備すれば、アダプタ類の
分解をせずにプラグの抜き差しのみで層変換が可能
となる。
産業機械 2013.4
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13
13.4.15 10:51:42 AM
特集
プラスチック機械
全電動竪型熱硬化射出成形機による
LEDリフレクタ成形の紹介
株式会社 日本製鋼所
産業機械事業部 射出機械部 開発グループ
担当課長 井上 博之
1.はじめに
省エネルギーや環境負荷低減への関心が高まり、企業
や家庭においても広く節電が定着しつつある。そのよう
な中、節電対策として近年注目されているのが「LED照
射出成形機 JT40AD-55V-TS」を開発したので以下に
紹介する。
2.熱硬化成形のメリット
明」である。LED照明は従来の白熱電球や蛍光灯に比べ
高耐熱性のLEDリフレクタはエポキシ樹脂やセラミ
て消費電力が大幅に低く、
寿命が長いという特長がある。
ック等により既に一部生産されている。しかしながら、
一方、急速に普及しているスマートフォンやタブレット
材料の特性に起因する欠け・割れの発生や、バリ取り等
PCには、小型・軽量で輝度が高いという特長を活かし
の後工程が必要である等生産効率が低いこと、更に成形
てLEDがバックライトとして使用されている。このよ
時に発生するバリにより成形現場の環境が悪化すること
うに様々な製品の光源がLEDへと切り替えられており、
が現状の課題となっている。これらの課題を解決する成
市場は急速に拡大している。
形方法として熱硬化成形が注目されている。熱硬化成形
当社では、これらLEDのリフレクタ等の精密電子部
は古くからある成形方法だが、今までは上記成形方法と
品をターゲットとし、高加速度、高速射出性能を強化し
同様、熱可塑成形と比較するとバリの発生が多く、限ら
た「JT-ADシリーズ US、USM射出成形機」を市場投
れた製品のみに適用されてきた。しかしながら、樹脂の
入してきた。
特性改善や金型技術及び電動成形機による精密成形技術
更に昨今、LEDは大型液晶ディスプレイや車両用ラ
の向上等によって、極めてバリの少ない成形が可能とな
イト、
照明等光量の大きな製品への用途が拡大しており、
り、LEDリフレクタ等の小型電子部品への適用が可能
輝度を上げるための高出力化が進んでいる。高出力化が
となった。
進むと発熱量が増大するため、従来の熱可塑性樹脂製
LEDリフレクタに替わり耐熱性に優れた熱硬化性樹脂
14
のスクリュシリンダを組み合わせた「全電動竪型熱硬化
3.機械仕様
製のLEDリフレクタのニーズが増加している。これら
「全電動竪型熱硬化射出成形機 JT40AD-55V-TS」
のニーズを満足させるべく、省エネルギー性能や精密安
は、当社の全電動竪型射出成形機JT-ADシリーズに、
定成形で定評のあるJT-ADシリーズに、熱硬化樹脂用
多くの熱硬化成形の実績を持つ㈱名機製作所の熱硬化ス
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13.4.15 10:52:09 AM
特集:プラスチック機械
クリュシリンダを取り付けた機械構成としており、スク
リュシリンダの温調制御等も同社の技術を使用してい
る。また、高温となる金型の温調を行うために、金型ヒ
ータ回路や断熱板等の仕様も追加している。表1に主仕
様を、写真1に成形機の外観を、写真2にスクリュシリ
ンダの外観を示す。
4.特長
⑴ 高精度シリンダ温調と低圧損スクリュヘッド
熱硬化性樹脂は、シリンダ内で必要以上に加熱され
ると硬化して射出不能になってしまう。シリンダ内で
材料が硬化した場合にはスクリュシリンダの分解清掃
を行う必要があり、
生産性を大きく阻害する。従って、
シリンダ内の温度をいかに精度良くコントロールする
写真1 成形機の外観
かが重要となる。つまり、シリンダ温度を常に一定に
保つと共に、材料からの発熱があった場合には、その
熱をすみやかに外部へ除去する必要がある。このよう
表1 主仕様
項目
JT40AD-55V-TS
射出装置
射出仕様
ー
熱硬化仕様
スクリュ径
mm
25
スクリュストローク
mm
90
理論射出体積
cm³
44
最大射出圧力
MPa
180
最大保圧
MPa
180
射出速度
mm/s
270
射出率
cm³/s
133
スクリュ回転速度
minー¹
350
ノズル形状
ー
オープン φ3×R10
ノズルタッチ力
kN
15
シリンダ×1、ノズル×1
(温調水)
シリンダ温度制御点数
写真2 スクリュシリンダの外観
な高精度な温調を実現するために、㈱名機製作所の技
型締装置
型締力
kN
392
デーライト
mm
550
可動盤ストローク
mm
250
金型厚さ
mm
200~300
最大金型寸法
mm
535×360
エジェクタ点数
ー
5点
リンダ外周部とジャケットカバーとで構成された通路
エジェクタ力
kN
最大15
を通る構造で、直接シリンダ外周部に触れるため熱伝
エジェクタストローク
mm
40
達効率も高く、温度の制御遅れが小さくなるという特
上金型質量
kg
150
術である熱媒体加熱・冷却方式を採用している。この
方法はバンドヒータを使用せず、熱媒体を使用した加
熱のため、高温成形においても局部加熱がなく高精度
な温度コントロールが可能である。更に、熱媒体はシ
長も併せ持っている。
産業機械 2013.4
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15
13.4.15 10:52:11 AM
NHゾーン
H3ゾーン
スクリュ
H2ゾーン
シリンダ
H1ゾーン
ジャケットカバー
図1 スクリュシリンダの構造
熱媒体加熱・冷却方式
ばらつき1.5℃
100℃
90℃
80℃
90℃
80℃
ヒータ加熱・油冷却方式
オーバーヒート
15℃
100℃
ばらつき2.5℃
70℃
成形中
成形中断
成形中
70℃
時間
図2 温調方式の違いによるシリンダ温度比較
また、樹脂が流れる際のせん断発熱もシリンダ内で
一方、熱媒体加熱・冷却方式では媒体が余熱を除去
の樹脂硬化の原因のひとつとなる。これに対してはス
するのでシリンダ温度が下がり、シリンダ内の樹脂硬
クリュヘッド部の形状を工夫し、流路の圧損を減少さ
化不具合が発生しにくい。以上の点から、
熱媒体過熱・
せることでせん断熱の発生を抑えた。図1にスクリュ
冷却方法がヒータ過熱・油冷却方法と比較し、熱硬化
シリンダの構造を示す。
成形には適していると言える。
⑵ 温度ばらつきの最小化とオーバーヒート防止
図2は熱媒体加熱・冷却方式と、ヒータ加熱・油冷
5.おわりに
却方式との温調方式の違いによる、シリンダ温度のば
「全電動竪型熱硬化射出仕様 JT40AD-55V-TS」は、
らつきのデータである。熱媒体加熱・冷却方式のシリ
熱硬化性樹脂成形の市場要求に対応すべく、
精密成形性、
ンダ温度のばらつきは1.5℃であることに対し、ヒー
省エネルギー性能を向上させた高機能機として、当社と
タ加熱・油冷却方式では2.5℃とばらつきが大きくな
㈱名機製作所の技術を結集した射出成形機である。今後
っている。また、成形を中断した時のシリンダ温度の
も多機能化を進めると共に、多様化するニーズに応えら
挙動をみると、ヒータ加熱・油冷却方法では樹脂材料
れるよう、JT-ADシリーズの改善改良を推進する所存
の余熱により急激にシリンダ温度が上がっており、シ
である。
リンダ内で樹脂材料が硬化する恐れがある。
16
INDUSTRIAL MACHINERY 2013.4
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13.4.15 10:52:11 AM
特集
プラスチック機械
超大型全電動射出成形機の紹介
株式会社 日本製鋼所
産業機械事業部 射出機械部
開発グループ
担当課長 伊藤 秀治
おいては、自動車の軽量化・低コスト化の流れから、樹
1.概要
脂化はもとより複合成形や工程短縮等付加価値を持った
当社の大型電動射出成形機は、生産性、経済性、成形
設備要求に加え、部品点数低減による一体化により高い
安定性に優れた高性能が認められ、業界トップに立って
型締力への要求が増えている。
いる。
このニーズに応えるために、
型締力29,400kN
(3000tf)
自動車分野やOA機器・家電分野等の成形ユーザでは
の超大型全電動射出成形機「J3000AD」を開発したの
生産性の追及に加え、成形品の大型化・薄肉化・精密化
で、ここに紹介する。
が進み、特に電動射出成形機の性能が大型成形品にまで
表1にJ3000ADの主仕様を、全体外観を写真1に示
必要とされるようになってきている。特に自動車分野に
す。
表1 J3000AD 主仕様
装置
機種
J3000AD
射出ユニット
9500H
スクリュ記号
A
15000H
B
A
22000H
B
C
A
B
C
射出装置
スクリュ径
mm
130
140
150
160
170
170
180
190
理論射出体積
cm³
9,490
11,007
14,579
16,588
18,726
22,244
24,938
27,786
g
8,636
10,016
13,267
15,095
17,041
20,242
22,694
25,285
180
155
180
158
140
178
159
143
射出質量
最大射出圧力
最大保圧
射出率
可塑化能力
MPa
MPa
cm³/s
kg/h
型締方式
型締力
162
140
158
139
123
157
140
126
1,726
2,001
2,297
2,614
2,951
2,724
3,054
3,402
850
880
1,080
1,100
1,150
1,150
1,250
1,350
ダブルトグル
kN
29,400
型締装置
デーライト
mm
3,700
型盤ストローク
mm
1,900
金型厚さ
mm
1,000~1,800
型盤速度
m/min
65
タイバ間隔(H×V)
mm
2,050×1,820
型盤寸法(H×V)
mm
3,000×2,500
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17
13.4.15 2:10:32 PM
⑴ ハイサイクル性能
2.J3000ADの特長
J3000ADにて生産することにより、大幅なサイク
超大型電動射出成形機J3000ADは安定した生産性を
ル短縮が可能となる。当社の電動トグル式にすること
実現するために3つのキーワードを基に開発した。それ
で、図1に示すように油圧機に比べ40%も短縮とな
ぞれのキーワードに対するJ3000ADの特長及び技術を
り、これにより生産性は大きく向上し、ユーザに多大
以下に紹介する。
なメリットをもたらすことが期待できる。それを実現
写真1 J3000AD-22000H全体外観
(Sec)
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
㻌
サイクルタイム46.9
型閉・ロック・昇圧7.7
3000T
䠏䠌䠌䠌䠰
タイバロック
油圧機
Ἔᅽᶵ
射出4.0
計量22.0
保圧7.0
冷却18.0
アンロック・型開5.2
取出7.0
㻌
㻌
成形品:バンパー
製品重量:3,700g
材料:PP
サイクルタイム28.3
型閉・締4.8
射出3.8
計量15.4
保圧6.0
冷却7.0
䠦䠏䠌䠌䠌䠝䠠
J3000AD
電動機
㟁ືᶵ
型開3.5
取出5.5
㻌
図1 バンパー成形での油圧・電動機サイクル比較
型盤速度比較
型開閉時間比較
(ストローク1,900mm)
65
70
14.0
12.0
40
10.0
40
(s)
(m/min)
60
50
8.4
8.0
30
6.0
20
4.0
10
2.0
0
12.5
0.0
当社
油圧トグル
当社
電動トグル
当社
油圧トグル
当社
電動トグル
図2 3000Tクラス型開閉速度・時間比較
18
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13.4.15 2:10:33 PM
特集:プラスチック機械
するための主要能力として以下に挙げる3つの高性能
度は当社油圧機と比べ60%の向上、型開閉時間は
を保有している。
33%も短縮した。
② 可塑化能力アップ
① 高速型開閉
当社射出成形機は、ハイサイクル性・省エネ性に
成形品質を決定付けるスクリュには低温均一可塑
優れることから従来よりトグル式型締構造を採用し
化、高混練性、可塑化能力に優れたMⅢスクリュの
ている。
長所を継承し、更に進化させた「新型MⅢスクリュ」
その豊富な実績と技術力によりJ3000ADでは最
を搭載した。ロングL/Dのスクリュにより、可塑化
適なトグルデザインを追及し、クラス最速の型開閉
能力は大型射出成形機業界ではトップレベルの高可
速度65m/minを達成した。更に後述する当社独自
塑化能力を実現した。
③ 高速複合動作
のサーボモータ制御との融合により、スムーズで正
確な型盤停止性能が実現可能となり、型開閉時間を
更なるサイクル短縮のために、高速複合動作を標
大幅に短縮することが可能となった。図2に当社油
準装備している。可塑化中の型開閉、型開中のエジ
圧機との型開閉速度・時間の比較を示す。型開閉速
ェクタ、金型タッチ射出、冷却完了前型弛等の多彩
可塑化能力比較
(22000H)
可塑化能力比較
(15000H)
(PS)
1,200
1,000
880
1,000
(kg/h)
(kg/h)
1,250
1,200
800
600
850
800
600
400
400
200
0
(PS)
1,400
1,080
200
当社油圧機
(φ150)
0
当社電動機
(φ150)
当社油圧機
(φ180)
当社電動機
(φ180)
図3 3000Tクラス可塑化能力比較
標準動作
型閉
ᆺ㛢
型締
ᆺ⥾
射出・保圧
ᑕฟ䞉ಖᅽ
計量
(可塑化)
ィ㔞䠄ྍረ໬䠅
冷却
෭༷
複合動作
型閉
ᆺ㛢
ᆺ㛢
型締
ᆺ⥾
射出・保圧
ᑕฟ䞉ಖᅽ
金型タッチ射出動作
ᆺ
ᘱ
型弛
型開
ᆺ㛤
取出
ྲྀฟ
大幅な短縮時間
計量
(可塑化)
ィ㔞䠄ྍረ໬䠅
冷却
෭༷
෭༷
ᆺ
ᘱ
型弛
冷却完了前型弛動作
型開
ᆺ㛤
取出
ྲྀฟ
可塑化中型開閉動作
(冷却時間の短縮必要)
型開中エジェクタ動作
図4 高速複合動作
産業機械 2013.4
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19
13.4.15 2:10:34 PM
消費電力比較
350
300
293
消費電力
(kWh/h)
250
174
kWh
削減
200
150
119
100
50
0
タイバロック直圧
(油圧機)
【サイクル:46.9秒】
J3000AD-15000H
(電動機)
【サイクル:28.3秒】
図5 消費電力比較
(3000Tクラス)
型開閉時の消費電力
型閉
型締
型弛
型開
回生
消費
回生電力
回生電力
図6 型開閉工程中の回生電力
な動作モードを有している。各成形動作が独自の駆
少ないので工場の冷却水使用量及び空調電力も低減で
動源を持ち個々に制御されているため、油圧機では
き、設備費の縮小も可能となる。
不可能な同時複合動作を、能力ダウンすることなく
当社では、更に省エネ効果のある電源回生機能をい
高速運転が可能である。
ち早く旧J-ELⅢシリーズより装備した。本機能は射
⑵ 省エネルギー性能(消費電力低減)
省エネへの関心が家庭から産業分野まで広がってい
を電気エネルギーとして回収するシステムである。
る近年、省エネ化へ対応するためエネルギー効率の低
各々の駆動モータでの電源回生により大幅な省エネル
い油圧駆動からサーボモータとボールねじで構成され
ギーを実現した。
た電動駆動方式へと急速に移行している。
以上により同クラスの油圧機と比較すると、消費電
当社は電動駆動方式の採用により大容量の油圧源を
力で約60%、CO₂排出量に換算すると年間580トン
必要とせず、金型用の油圧アクチュエータ等で使用す
もの削減となる。
るわずかな量の作動油しか必要としない。これにより、
油圧に関するわずらわしい保全作業も減り、メンテナ
ンス費用は激減する。更に、油圧機器類からの発熱が
20
出や型締等の機械動作によって蓄積されたエネルギー
⑶ 成形安定性能
① 高速サーボ制御システム
制御装置には自社開発したサーボ制御周期62μs
INDUSTRIAL MACHINERY 2013.4
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13.4.15 2:10:35 PM
特集:プラスチック機械
設定値
タᐃ್ 䠇
サーボモータ
䡷䡬䢊䢚䢏䡬䡼
偏差
೫ᕪ
M
䠩
切換位置ばらつき
エンコーダ
䡰䢙䡶䡬䡼䢚
従来の1/16に低減
ไᚚ₇⟬
制御演算
䠉
測定値
ᐃ್
ȣV
ಙྕኚ᥮
信号変換
制御演算を
ไᚚ₇⟬䜢⾜
行う周期
䛖࿘ᮇ
0.16
㻜㻚㻝㻢
ไᚚ࿘ᮇ
切換位置ばらつき
㻜㻚㻞
0.2
ȣV
制御周期 62μs
1秒間に16,000回
制御演算実施
ȣV
㻜㻚㻝㻡
0.15
0.1
㻜㻚㻝
0.01
0.05
㻜㻚㻜㻡
0㻜
J-ELⅢ
1000μs
J-AD
62μs
図7 制御基板と切換位置ばらつき比較
䚷 電源力率改善
2500AD䚷
3000AD
大容量多軸サーボシステム
኱ᐜ㔞ከ㍈䝃䞊䝪䝅䝇䝔䝮
高調波抑制
コンバータ
SYSCOM3000
高速基板搭載
n-NET
多軸サーボ
コントローラ
M
M
サーボ
アンプ
サーボ
アンプ
商用電源
射出モータ
M
M
4軸同期制御
分散制御システム
μ-NET
温度
コントローラ
M
M
サーボ
アンプ
サーボ
アンプ
M
M
サーボ
アンプ
サーボ
アンプ
M
M
s-NET
M
スクリュ回転モータ
I/O基板
多軸高速通信
(13軸サーボ)
M
M
サーボ
アンプ
サーボ
アンプ
エジェクタモータ
䡰䡸䢚䡦䡴䢀䢏䡬䡼
M
図8 大容量多軸サーボシステム
の高速サーボ制御回路を搭載した。130mm/sで射
射出装置は、サーボモータ4台とボールネジ4本
出した場合の射出保圧切替位置のばらつきは、わず
で駆動され、可塑化装置はサーボモータ2台と大型
か0.01mmしか発生せず、繰り返し安定性能が飛
減速機で駆動される。
躍的に向上した。また、その高速演算性能を支える
型締装置は、サーボモータ4台とボールネジ2本
ためにエンコーダの分解能力を従来機の4倍に、ロ
で駆動され、エジェクタ装置はサーボモータ1台と
ードセルの分解能力を5倍に向上させた。これらの
ボールネジ2本で駆動される。
高精度制御性能はハイサイクルを実現した高速動作
射出及び型締装置の制御は、大型ELⅢシリーズ
の繰り返し安定性の大幅な向上に貢献する。
で実績のある2軸サーボ技術を改良し、更に大容量
② 超大型駆動装置と制御技術
化に向け開発した多軸同期制御技術により、ハイパ
型締力29,400kN、射出力4,050kNという巨大
ワーかつ高精度なサーボシステムを実現している。
なパワーを必要とするJ3000ADは、下記の機械構
大容量サーボシステムの特徴として、PWMコン
成となっている。
バータを標準装備しており、必要最小限の動力のみ
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21
13.4.15 2:10:36 PM
型厚モータ
型締
サーボ
モータ
センサ
型盤移動指令
制御装置
型厚移動指令
SYSCOM
3000
図9 型締力表示装置外観
供給する力率100%制御、更に機械の運動エネル
耐極圧性・高温付着性の高いグリスJS0を改良
ギーを電源回生する機能によって、高効率かつ最小
した新開発JS1グリスを型締・射出の両装置に採
の設備容量で動作するシステムとなっている。また、
用している。これは高速・高負荷での使用環境にお
大型のインバータ機器として、電源ラインへ及ぼす
いても長期間にわたりボールねじ表面に適切な油膜
高調波の問題に対しても、高調波含有率ゼロとなる
を形成する。
ように制御が行われている。
ボールねじにおいても、射出・型締・エジェクタ
J3000ADは、合計13軸の多軸サーボシステム
の全軸にボール間にピースが入った高性能ボールね
によって構成されており、それに対応する制御装置
じを採用しており、前述のグリスと合わせ、ボール
も大型化する。これをコンパクト化するために、
ねじの寿命向上を図っている。
SYSCOMコントローラとして実績の高い分散制御
システムと多軸高速通信技術、更に並列コンバータ
タイバに歪センサを標準で搭載しており、実際の
の技術を活かし、制御盤の分割収容によって可能な
発生型締力を画面表示することが可能となった。こ
限りコンパクト設計し、省スペース化を実現した。
れにより、トグル機の課題であった「型締力の可視
③ 軽量高剛性型締装置
化」が可能となり、容易に最適型締力に設定するこ
強靭さで定評のある型締装置は徹底したFEM解
とができる。この型締力表示装置により、金型への
析設計によって、変形を最小限に抑えた高剛性型盤
負荷状況を把握することが容易となり、ガス抜け効
を装備した。型盤デザインにはフラットプレスプラ
果の確認や金型への負荷の低減、金型メンテナンス
テン構造を採用し、金型全面に均一な面圧を与え、
の負担軽減への効果も期待できる。
成形品のバリレス化、肉厚ばらつきの最小化を図っ
ている。
④ 駆動部部品の耐久性向上
22
⑤ 型締力表示装置
⑥ SYSCOM3000コントローラ搭載
コントローラは当社小型から大型機すべてに搭載
しているSYSCOM3000をJ3000ADにも搭載し
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特集:プラスチック機械
条件設定・モニタ画面
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コンビニモニタ画面
㺘㺻㺩㺼㺤㺱㺤㺞⏬㠃
設定・モニタ・波形を同時表示可能
タᐃ䞉䢏䢂䡼䞉Ἴᙧ䜢ྠ᫬⾲♧ྍ⬟
日本語・中国語・英語が標準切換可能
(その他オプション)
内部記憶120条件、外部記憶1,000条件
(USBメモリ)
が可能
図10 SYSCOM3000外観と画面
た。このコントローラは15インチTFTカラー液晶
させる成形法である。金型の開き量が直接製品寸法
画面を装備し、同一画面内に条件設定、実測モニタ、
となるため高精度な型盤停止位置精度が要求され
測定波形等を同時に表示し、
操作しやすくしている。
る。J-ADシリーズではトグル式型締装置の特長で
また、成形条件や波形・測定値データに加え、画
もある高精度型盤位置制御と高速サーボ制御システ
面データまでもがUSBメモリへ取り込むことがで
ムにより抜群の繰り返し安定性を実現した。
き、パソコンでの編集や管理が容易になった。
⑧ 安全規格対応
更に便利な新機能として、停止精度を向上させて
J-ADシリーズは、安心して使える機械として、
段数を増やした金型保護3段制御や、射出圧力をピ
JIMS(一般社団法人 日本産業機械工業会規格)の
ーク圧だけでなく充填途中の圧力も監視できる射出
安全通則(K-1001)に準拠した安全装置を標準装
圧力監視機能、成形中でも別の成形条件を連続成形
備しており、型盤内・ベッドステップ上に安全マッ
運転中に閲覧できる別条件閲覧機能が追加された。
ト、安全ドア内に非常停止ボタン他を装備している。
セキュリティ対策としてはパスワード機能が追加
更にオプション仕様にて、各国の安全規格(中国:
され、管理レベルによって設定が可能である。
GB、韓国:KCS、欧州:CE、米国:ANSI)への
また、お客様が自由に文字を入力することができ
対応が可能である。
るメモスクリーン機能に対応することができ、多彩
な機能を選択することが可能である。
⑦ 高精度拡張発泡成形システム
3.おわりに
以上、ご紹介したようにハイサイクル性・省エネ性・
環境負荷低減に寄与する自動車の燃費改善方法に
成形安定性を極限まで追及した超大型電動射出成形機
自動車用樹脂部品の軽量化技術がある。その技術の
J3000ADはお客様の生産性・品質・経済性の大幅な向
ひとつが拡張発泡成形である。化学発泡剤を混ぜ合
上を約束する自信作である。今後もお客様のニーズに応
わせた樹脂を金型に充填した後に金型を一定量開
え、より満足のいただける製品を提供できるよう更なる
き、キャビ内圧を解放することによって樹脂を発泡
研究開発を邁進する所存である。
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特集
プラスチック機械
最新鋭大型油圧射出成形機
MMXシリーズの特徴
三菱重工プラスチックテクノロジー株式会社
技術部 新機種開発グループ
グループ長 大関 泰明
1.はじめに
2.機構的特徴
昨今の超円高及び成長している中国、新興国市場対応
図1に示すように、本機は長年の実績を誇る「高信頼
のため、自動車及び弱電産業はグローバル生産に移行し
性の2プラタン型締機構」
「簡単操作のMACⅧ+」
「高混
ている。新興国では、
小型車や廉価家電が望まれるため、
練・高可塑化能力のロングL/D型UBスクリュ」
「成形時
生産設備は設備費低減及び消費電力低減や不良率低減等
間短縮機能」のノウハウと、最新技術で高精度省エネ制
の生産コスト低減が求められている。電動射出成形機よ
御を実現した「スマートポンプシステム」とを融合した
り油圧射出成形機は廉価であるが、オープン制御のため
最新鋭の大型油圧射出成形機である。
射出精度が劣る、消費電力が大きいという問題点があっ
⑴ 2プラタン型締機構
た。
2プラタン型締機構を図2に示す。
この型締機構は、
そこでこの問題点を解決するために、当社は、従来の
2枚の型盤から構成され、トグル式より短い機械全長
油圧射出成形機と比較して、フィードバック制御で、世
を実現する省スペース構造である。当社は、世界に先
界トップクラスの省エネルギーを実現したスマートポン
駆けて、1987(昭和62)年にMMシリーズとして発
プシステムを搭載する最新鋭大型油圧射出成形機MMX
売を開始し、MMⅢ、MMⅤシリーズに至るまで、販
シリーズ(以下、MMX機)を開発した。以下にMMX機
売25年間という長年の実績があり、高信頼性と好評
の特徴を紹介する。
を得ている。この2プラタン型締機構は特に大型のト
写真1に2000MMXの外観を示す。
グル式型締機構で発生しやすい問題点に対し、下記の
ような利点がある。
写真1 2000MMX機の外観
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特集:プラスチック機械
スマートポンプシステム
2プラタン型締機構
高精度・省エネ・保全性
高信頼性
●可変ピストンポンプとハイブリッドポンプ
との組み合わせ容量制御による省エネ制御
●油量/圧力フィードバック制御による射出
動作の再現性、安定性向上
●モジュラ構造による油圧配管簡素化と取り
外し容易防音カバーで保全性向上
●偏荷重に強い4点均等型締機構
●2プラタン型締機構による省スペース
●リンク機構割りナットでロスタイム小
成形時間短縮機能装備
制御装置MACⅧ+
ロングL/D型UBスクリュ
簡単操作
ハイサイクル・原料費低減
高生産性
●エジェクタ早期突き出し
●エジェクタ後退速度性能アップ
●大容量油圧コアプルポンプ
●操作盤ビルトインのカラー液晶
●当社独自、未溶融レスダム形状
●使いやすさを追求した画面デザイン
(高混練・高可塑化能力・省エネ)
●パソコンでデータ編集可能
(オプション) ●高倍率マスタバッチ成形で、原料費低減
図1 MMXシリーズの特徴
タイバ
割りナット機構
高剛性型盤
4点均等型締
プラタンサポート
機械長はトグル機対比20%以上短縮
図2 2プラタン型締機構
① 4点均等型締
に維持でき、トグルピンやブッシュのような偏
型締力はタイバ4本に油圧により均等な型締圧力
荷重状態での摺動によって寿命が低下する個所
をかける機構のため、トグル式に対して次の利点が
がない。
ある。
ⅲ)
トグル式は、長期使用時のブッシュ摩耗によ
ⅰ)
金型温度が変化しても型締力が変化しない。
り型締力精度に影響を与えるが、本型締機構は
ⅱ) 偏心(オフセット)したキャビティ形状の金型
油圧力によって型締力が発生するので、型締力
やセット取りを片肺成形しても型締精度を長期
精度を長期に維持できる。
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据付スペース
3.9m短縮
2,000トンクラス
機械長比較
2000MMX-340 13.1m
23%削減
トグル機2,000トンクラス 17.0m
据付スペース
3.7m短縮
3,000トンクラス
機械長比較
3000MMX-470 15.8m
19%削減
トグル機3,000トンクラス 19.5m
図3 省スペース
② 省スペース
トグル式に対して、約20%以上機械全長が短く
合わせて使用する場合は、後述するように低速域に
なるので、
基礎工事やピット工事の費用が低減でき、
おける射出速度安定性やモータ過負荷及び固定ポン
新工場建設時のレイアウト合理化にも役に立つ。
プの寿命低下といった問題点がある。
図3に2,000トンクラスと3,000トンクラスのト
そこで、低流量域の安定性の高い可変吐出ポンプ
グル機とMMX機の機械長の比較を示す。
を高効率モータで駆動して一定回転数で運転するメ
⑵ スマートポンプシステム(国際特許出願済み)
インポンプとハイブリッドポンプ(固定ポンプ+サ
① 複数ポンプ省エネ制御技術の開発
ーボモータ)で、速度設定に応じてサーボモータを
従来の大型油圧機は、最大負荷流量に合わせた複
ON/OFF、回転数をフィードバック制御するサブ
数の固定ポンプを一定回転で運転し、成形工程の必
ポンプ(増速ポンプ)を組み合わせてトータル流量
要流量に応じて、不要なポンプの油をタンクにリリ
制御する「スマートポンプシステム」を考案した。
ーフする運転のため、タンクへリリーフする分の油
図4に「スマートポンプシステム」の運転制御イ
量を供給するのに必要なポンプ動力がムダな電力消
メージを示す。
費になっていた。
26
らない。しかし、複数のハイブリッドポンプを組み
② 省エネルギー
また近年、中小型射出成形機は、省エネ運転を実
各成形工程で大流量が必要な大型油圧アクチュエ
現するためにハイブリッドポンプ(固定ポンプをサ
ータ(型締シリンダ、射出シリンダ、
可塑化モータ等)
ーボモータで回転数制御)が採用され始めた。しか
の駆動において、必要な油量/圧力に応じてモータ
し、大型射出成形機の場合、油量が多く必要なので、
効率の良い回転数で組み合わせ流量制御し、大流量
複数ポンプを組み合わせて流量を制御しなければな
の不要な小型油圧アクチュエータ(エジェクタシリ
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特集:プラスチック機械
・各成形工程で最適な運転を実現
・効率の良い回転数を使用する組み合わせを容量制御
⇒消費電力、従来機比40%低減を実現
全ての成形工程で
最大負荷に合わせた一定速運転
⇒ムダな電力消費
従来
開発後
取出
型開
100%
冷却
可塑化
降圧
保圧
100%
(一定速運転)
成形工程
(1サイクル:約1分間)
射出
油圧
ポンプ
運転率
昇圧
型閉
型開
取出
冷却
可塑化
降圧
保圧
射出
昇圧
型閉
油圧
ポンプ
運転率
成形工程
(1サイクル:約1分間)
各工程で最適な油圧ポンプの運転制御
(可変流量運転)
時間
(sec)
運転制御イメージ
メインライン
ポンプ
1
斜板制御
省エネ油圧ポンプシステム
「スマートポンプシステム」
ポンプ
2
回転数制御
アクチュエータ
ポンプ
3
斜板制御
常時可変
ON/OFF
常時可変
⇒複数のポンプを組み合わせ容量制御
図4 スマートポンプシステム
的に用いられる油量/圧力フィードバック制御に
60
40%低減
は、各ポンプの周波数特性が異なることによる、ハ
イブリッドポンプON/OFF時の流量オーバーシュ
従来機
100
ート/アンダーシュートが発生し、射出精度が不安
定となる場合がある。その解決のため、油圧系統と
消費電力
成形条件
型締力2,000トンクラス
原料:PP 製品質量:3.1kg 成形サイクル:50秒
電力・制御系統を連成させたシミュレーションを行
い、可変吐出ポンプとハイブリッドポンプの各ポン
プの過渡応答特性が同一となる、最適な制御パラメ
電気料金削減効果
年間約400万円
試算条件
成形機稼働時間:6,000時間
電気料金:15円/kWh
図5 スマートポンプシステム 省エネ効果
ータを見出し、制御手法を開発した。
本制御手法により流量のオーバーシュート/アン
ダーシュート量の抑制が可能となり、射出精度が向
上して成形品質を安定化することができた。
④ 複数ハイブリッドポンプシステムとの比較
ンダ等)は、専用の小型可変吐出ポンプで油量制御
ハイブリッドポンプを単に複数組み合わせただけ
するので、消費電力は、従来油圧射出成形機対比
の場合は、低速回転運転において、
40%低減の世界トップレベルの省エネルギーを実
ⅰ) 固定ポンプ摩耗による寿命低下や射出速度低下
現している。
ⅱ) サーボモータの過負荷による停止または短寿
図5に製品質量3.1kg、原料PPにおける2000MMX
での消費電力と電気料金削減効果を示す。
③ 過渡応答特性改善型の油量/圧力フィードバック
命化
等の問題点が発生しやすい。
スマートポンプシステムでは、低流量域で増速ポ
制御
ンプを停止して、可変吐出ポンプ+高効率モータで
繰り返し動作の安定性向上を実現するために一般
流量圧力制御を行うことで、増速用固定ポンプの潤
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27
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スマートポンプシステム
一般的なハイブリッドポンプシステム
増速ポンプ
メインポンプ
M1
M2
M1
M2
サーボモータ
可変ピストン
ポンプ
高効率
(IE2)
三相誘導電動機
固定ポンプ
固定ポンプ
サーボモータ
流量
(L/min)
流量
(L/min)
M1
(可変ピストン)
低回転運転時
・ポンプ摩擦による寿命低下
・サーボモータ過負荷
M1
(サーボモータ)
M2
(サーボモータ)
M2
(サーボモータ)
33
66
100
33
速度設定
(%)
66
100
速度設定
(%)
■複数のモータ、ポンプを速度設定に応じて
比例で分担して運転。
■可変ピストンは一定速回転で運転、
必要油量を斜板角制御し、省エネ運転。
■速度設定に応じてサーボモータを回転/停止で省エネ運転。
サーボモータの低速高負荷運転なし。
図6 ハイブリッドポンプシステムとの比較
滑不良による発熱と摩耗を防ぎ、速度低下の防止と
固定ポンプの長寿命化が実現できる。
い、騒音レベルを従来機から大幅に低減した。
更に、長時間高い圧力を保持する時のサーボモー
ⅲ) 型締装置と射出装置のモジュールそれぞれに
タ過負荷を防止し、高応答で滑らかな増速制御が可
オイルタンクを設けることで油圧配管を含めた
能なサーボモータ駆動ポンプを使用しながら高負荷
モジュラ構造とし、よりシンプルな油圧配管レ
成形を可能とした。
イアウトにより、組立・保守作業を容易にした。
図6にハイブリットポンプシステムとスマートポ
ンプシステムとの比較を示す。
⑤ 騒音低減と保全性向上
28
ⅱ)
吸音材を貼った防音カバーで、全ポンプを覆
図7に防音カバーを示す。
⑶ ロングL/D型UBスクリュ
生産性を上げるために、スクリュ回転数を高くして
スマートポンプシステムではポンプカバーとタン
可塑化能力を増大させることは一般的に行われるが、
クレイアウトを以下のように改良し、従来油圧機の
この場合、混練・分散が悪くなる。このように可塑化
課題であったクリーン性・保全性・低騒音を解決した。
能力と混練・分散とは二律背反であり両立は難しいと
ⅰ)
防音カバーは、取り外し容易にするため、多
されている。
分割し、保全作業者の取り外し動作軌跡に沿っ
当社は、高可塑化能力でかつ高混練・高分散を両立
てカットした斜面に把手を設けて、下部を支点
させるため、ロングバリアゾーンをもつダブルフライ
にスイングして外せる上部引掛け下部置きの固
トタイプのロングL/D型UBスクリュをいち早く標準
定方法とした。
スクリュとして適用し、長く好評を得ている。
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特集:プラスチック機械
防音カバー装備
(標準仕様)
従来機
(ピアノの音相当)
(電話のベル相当)
騒音レベル 低減
図7 防音カバー
(騒音低減と保全性向上)
メルト
ダムフライト
ソリッド
ダムクリアランス
主フライト
バリアゾーン
図8 UBスクリュ外観
図8にUBスクリュ外観を示す。
なく完全溶融させるので、樹脂温度分布の変動が少な
図9に当社UBスクリュと他社のダム形状スクリュと
いことが分かる。他社スクリュは、
「オープンドダム」
の流路肉厚方向における樹脂温度分布の比較を示す。
により可塑化能力を大きくできたとしても未溶融残留
本図の各樹脂曲線は、ノズル内に半径方向に配置し
が通過するので、樹脂温度分布に示すように溶け残っ
た各温度センサによって射出中の樹脂温度変化を測定
た樹脂による温度の低い部分があり、変動が大きい。
したものである。
以上の通りUBスクリュデザインにより、高スクリュ
当社UBスクリュは、図9に示すようにダムクリア
回転数運転においても「未溶融レス」可塑化と高可塑
ランステーパ(当社特許)の「クローズドダム」により
化能力を両立した。また、MMXには汎用UBスクリ
高可塑化能力を維持したまま、未溶融樹脂を残すこと
ュの他にオプションとして、超高分散型MF-UBスク
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UBスクリュ
樹脂流れ
[未溶融レス ダム形状]
温度センサ
[樹脂温度分布の安定]
UBスクリュ
240℃
δ1
ノズル樹脂通路
UBスクリュ
230℃
クローズドダム
220℃
δ2
210℃
δ1>δ2
ダムクリアランステーパ
射出開始
他社スクリュ
240℃
オープンドダム
230℃
完全溶融
射出終了
他社スクリュ
220℃
未溶融残留
210℃
ダムクリアランス一定
射出開始
射出終了
図9 UBスクリュによる未溶融レス可塑化
リュ等高機能型スクリュが搭載可能である。
⑷ 成形時間短縮機能
待っている場合に、可塑化と型開閉動作をラップさせ
成形時間短縮に必要なドライサイクルを短縮するた
ることで、ハイサイクル成形が可能となる。
め、エジェクタ、油圧コアプル、ノズルタッチ専用可
電動駆動により可塑化動力効率が上がるので、図5
変吐出ポンプを有して、型開閉動作とラップ動作が可
に示したスマートポンプによる省エネルギー効果40
能な以下の機能を標準装備している。
%低減から更に省エネルギーになる。
① エジェクタ早期突き出し
⑸ 安全規格、電源電圧仕様
② エジェクタ後退速度アップ
MMX機は、射出成形機に関する安全規格である一
③ 油圧コアプルポンプの大容量化
般社団法人 日本産業機械工業会規格の安全通則及び
④ 電動スクリュ駆動装置(オプション)
米国ANSI、中国GB、韓国KCS等の国内外の安全規
通常、油圧源は一系統なので型開閉動作とスクリュ
格や各国の電源電圧仕様に対応できるようにモジュラ
回転はラップして駆動できないが、電動スクリュ駆動
設計している。
装置を装備すると、スクリュ駆動モータに油を供給す
30
も可塑化が終了せず、型開動作開始が可塑化の終了を
⑹ 制御装置MACⅧ+
る必要がなくなり、可塑化と型開閉のラップ動作が可
制御装置MACⅧ+は、大型液晶画面の採用と見やす
能となる。これは特に、冷却時間がタイムアップして
さを追求したグラフィカルでかつシンプルな画面デザ
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特集:プラスチック機械
セキュリティ機能
パスワードによって設定変更を禁止
成形条件変更防止
いたずら防止
セキュリティレベルを3段階に設定
レベル1
全ての設定変更が可能
レベル2
成形条件に関わる設定変更が不可
レベル3
全ての設定変更が不可
写真2 制御装置MACⅧ+
図10 MACⅧ+のセキュリティ機能
インとタッチパネルにより構成し、簡単操作を徹底追
型油圧射出成形機であり、これからの大型油圧射出成形
及している。
機の方向を示していると確信している。
写真2に制御装置MACⅧ+を示す。
今後とも、お客様のニーズにお応えして、生産コスト
また、グローバルマンマシンインタフェース対応と
低減に貢献できる射出成形機を提供できるよう努力を積
して、以下の機能を有している。
み重ねていきたく、お客様各位のご指導をお願いしたい。
① セキュリティ機能(標準装備)
図10に示すように管理者と作業者の設定変更可
能箇所を制限するセキュリティ機能を設け、操作の
簡易化、作業管理の強化、誤操作の防止を実現して
いる。
② PacketMAC:成形モニタデータ編集(オプション)
成形モニタデータをCSV形式で外部出力するこ
とでUSBメモリに記録できるので、パソコンの表
計算ソフトを用いて、
管理グラフ等に分析編集して、
生産管理や品質管理に活用できる。
3.おわりに
以上、MMXシリーズの特徴を紹介したが、MMX機は
信頼性と生産コスト低減を追及して開発した最新鋭の大
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『プラスチック機械産業の現状と課題』発行のお知らせ
一般社団法人 日本産業機械工業会
プラスチック機械部会
プラスチックは、人類の誕生と共に利用されてきた石や木、5,000年以上にわたり用いられている
金属やガラスなどから置き換わりながら発展し、今や人類にとって必要不可欠な素材となりました。
世界の人口が増加し、経済が拡大を続ける中で、新興国をはじめ世界中の人々の所得水準が向上し、
豊かな生活を求めて様々な商品を購入するようになり、プラスチックの使用量も増加を続けています。
日本のプラスチック機械産業は、プラスチック原料の開発や製品の多様化に合わせて成形技術を進
歩させることで順調に発展してきました。しかし近年は、日本国内の景気低迷、国内製造業の海外生
産シフト、中国をはじめとする新興国の台頭などによって、市場は拡大しているものの厳しい状況が
続いています。
そこで、当部会は、プラスチック機械産業の置かれている現状の分析と課題の抽出を行うとともに、
プラスチック機械産業が更に発展していくために必要な取り組みについてまとめた『プラスチック機
械産業の現状と課題』を2013年2月に発行しました。本資料は、当工業会WEBサイトで無償公開し
ています。関係各界のご参考に供し得れば幸いです。
掲載ページURL : http://www.jsim.or.jp/pdf/130226pra.pdf
『プラスチック機械産業の現状と課題』目次
はじめに
1. 本資料の意義と目標
2. プラスチック産業の市場将来性
3. 射出成形機の現状と課題
3.1 日本国内市場の現状分析
3.2 世界市場の現状分析
3.3 射出成形機メーカの現状分析と課題
3.4 知的財産関連の現状分析と課題
3.5 メンテナンスの現状分析と課題
4. 押出成形機の現状と課題
4.1 市場によらない共通的な課題
4.2 市場別の現状分析
5. ブロー成形機の現状と課題
5.1 押出ブロー成形機の現状分析と課題
5.2 射出ストレッチブロー成形機の現状分析と課題
5.3 ブロー成形機の比較
6. 人材の育成
おわりに
32
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vol.40
今や自宅でもコンビニでも、コピー機さえあれば気軽にできる書類
の複写。しかし、かつて複写が手作業で行われていた時代、その仕
事は事務処理の効率化を妨げる重労働だった。これを手軽な事務仕
事へと変貌させたのが「卓上複写機リコピー101」である。
「複写す
る」
という代わりに
「リコピーする」
という言葉がうまれたほど、この
機械は衝撃と親しみをもって日本中のオフィスに迎え入れられたの
だ。
類を複写することは、今やいつで
変える先駆となったのが、今回紹介す
化に成功した。
もどこでも簡単に行えるようにな
る「卓上複写機リコピー101」である。
これは、その頃開発されたジアゾ感
った。コピー機さえあれば、ボタンひと
理研感光紙㈱(現・㈱リコー)は、
光紙を用いて無水無臭で青焼きを行う
つで数秒で行える。コピー機はオフィス
理化学研究所傘下の理化学興業から感
ことができ、1分に5枚相当の複写が
やコンビニなど、あらゆる場所に当たり
光紙事業を受け継ぐ形で1936(昭和
可能だった。ちなみに、それまでの青
前に備えられていて、そのありがたみを
11)年に設立された企業で、当初から
焼きはアンモニアガスを現像に用いた
感じることさえ少ない。しかし、コピー
青焼き用の感光紙を手がけていた。当
ことから換気設備のある専用の現像室
機がこれほど生活の中に浸透するように
時の社長市村清氏は、訪米の際に卓上
が必要で、複写した感光紙もしばらく
書
なったのは、わずか30年足
アンモニア臭を放ってい
らずのことである。
た。焼付機はあくまで工
20世紀前半、コピー機
業用の機械であり、オフ
など当然存在しない時代に
卓上複写機リコピー101
ィスに備えることは考え
は、書類を複写する場合は
(神奈川県)
られなかった。卓上複写
手で書き写すことが一般的
機リコピー 101 の誕生
で、手間がかかる上に、書
は、書類の複写を、卓上
き間違いなどを起こすことも多かった。
複写機の存在を知ると、この分野への
で手軽に、かつ転記ミスの心配もなく
建築や船舶などの設計図面には、感光紙
進出を決意。帰国後すぐにその開発を
できる仕事へと変えたのだ。
を用いて図面と重ねて露光させること
命じた。
その後、複写技術は電子写真式が主
により正確に複製する「青焼き」という
開発者に与えられた時間はわずか3
流となり、更にデジタル式へと発展。
技術が採用されていたが、それは暗室で
ヶ月。開発にはファンモーターの新規
青焼き技術は再び設計図面など以前の
露光・現像して乾燥させるといったいく
開発やカバーのプレス成型など様々な
用途に限られることになったが、リコ
つかの工程を要するため、書き写すこと
難問が横たわっていた。技術者達は持
ピー101が「コピー」という作業をぐっ
が困難で、かつ精度が要求されるものに
てる限りの技術力を駆使し、ついに
と身近なものにし、完全に世の中に浸
用途が限られていた。その状況を劇的に
1955(昭和30)年、リコピー101の製品
透したことは前述の通りである。
㈱リコー テクノロジーセンター
大和厚木バイ
パス
下今泉
5月4日、5日 座間の大凧まつり
246
今泉小
文
●電話:046-236-2400
●開館時間:10時∼17時
(入館は16時まで)
●利用できない日:土、日、祝祭日、年末年始、夏季休業期間
など
厚木街道
海
老
名
駅
海老名駅
木
厚
5月5日 相模国府祭
8月24日 第36回綾瀬いきいき祭り
道本線
相模鉄
51
線
模
相
小田
急小
田原
線
●住所:神奈川県海老名市下今泉810
●利用料:無料
(事前予約要)
●交通機関:相鉄線、小田急線海老名駅西口から徒歩10分
JR相模線海老名駅西口から徒歩7分
周辺一押し情報
座間
Information
線
物
貨
模
相
約200年の歴史を持つ「大凧ま
つり」では、13メートル四方も
ある大凧が空に舞う。
㈱リコー/座間市役所
機械遺産は一般社団法人 日本機械学会が認定したものです
産業機械 2013.4
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33
13.4.15 10:54:07 AM
Part
1
再生可能エネルギー市場の概論
〜海外情報 平成25年3月号より抜粋〜
(ジェトロ・ウィーン事務所 産業機械部 坪井 智之)
本年1月、再生可能エネルギーと環境関連産業の国際
⑵ 各国での比較
的 な 展 示 会 で あ る 第 6 回 World Future Energy
水力以外の再生可能電力容量に対する上位7ヶ国は中
Summitがアラブ首長国連邦・アブダビ市内で開催され
国、アメリカ、ドイツ、スペイン、インド、イタリアそ
た。本稿では、展示会で配布された資料から、
「21世紀
して日本であった。しかし、1人当たりを基準にみると、
のための再生可能エネルギー政策ネットワーク」
(以下、
その順位は違い、ドイツが1番、おそらく次いでスペイ
REN21)が作成した再生可能エネルギー市場について
ン、イタリア、アメリカ、日本、中国そしてインドにな
報告する。
ると思われる。
※REN21 21世紀のための再生可能エネルギー政策ネットワークのことで、再生可
能エネルギーでの国際的リーダーシップのための公開討論の場を提供している。
その目標は、発展途上国と先進国における再生可能エネルギーの急速な拡大のた
めの政策展開を強化することである。REN21の事務局は、国際連合環境計画
(UNEP)
とドイツ国際協力公社
(GIZ)
の慮法によって支援されている。
① アメリカ
オバマ大統領と炭素リッチな湾岸諸州(フロリダ、
アラバマ、ミシシッピ、ルイジアナ、テキサスの5州)
は将来に向けた発展への道筋の再検討を互いに競い合
⑴ はじめに
っている。2012年の一般教書演説の中で、オバマ大
再生可能エネルギーは2010年に世界中のエネルギー
統領は再生可能エネルギーについての公約を改めて表
消費量の16.7%を供給するまで大きくなった。また、
明すると共に、2012年に公有地での10,000MWの
その新技術は更に発展し続けている。
再生可能エネルギープロジェクトを可能にするために
今までのところ、太陽光発電(PV)は全ての再生可能
内務省の公約にも触れており、もはや再生可能エネル
技術の中で最も早く成長し、集光型太陽熱発電(CSP)
ギーは止められないということである。そのため、ア
と風力発電がそれに続いている。
メリカの投資はシェールガスブームと不確かな政策に
もかかわらず継続している。
バイオマス/太陽/地熱
温水/暖房 3.3%
水力発電 3.3%
EWABLES
REN
Global energy
最新の再生可能
エネルギー 8.2%
風力/太陽/バイオマス/
地熱 発電 0.9%
16.7%
バイオ燃料 0.7%
従来からの
バイオマス 8.5%
原子力 2.7%
化石燃料 80.6%
出典:World Future Energy Summit2013 Event Planner
図1 世界の最終エネルギー消費量に占める再生可能エネルギーの比率
(2010年)
34
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13.4.15 2:21:56 PM
② 欧州
以上が発展途上国である。企業にとって、このことはビ
ドイツは欧州だけでなく世界的に再生可能エネルギ
ジネスとして新しい市場拡大の機会を意味している。例
ーの分野でリードしている国であり、その使用量は自
えば、2011年には約50ヶ国が風力発電設備を設置し
国の最終エネルギー消費量の12.2%にまで達してい
ており、投資額は2,570億USドルに上った。この金額
る。欧州全体でみれば、再生可能エネルギーは全電気
は2004年時のほぼ6倍である。
容量の31.1%以上を占めており、太陽光発電(PV)
なお、興味深い新しい展開の1つとして、地熱暖房シ
だけで、新規容量の47%以上を占めている。
ステムが定着してきたことである。2011年には少なく
③ 中国
とも78ヶ国が地熱エネルギーを直接利用している。一
2012年、中国の再生可能エネルギーの設備容量は
例として、ケニア全体を北から南へと通る広大な谷であ
他の国々よりも多かったが、驚くことではない。この
るGreat Rift Valleyに眠っている地熱エネルギーを利
容量の1/4は水力以外であり、新しく設置された電
用し、ケニアのエネルギー需要の1/4を2017年まで
気容量の90GWの1/3は再生可能エネルギーが占め
にカバーするという計画がある。エチオピアの人たちに
ている。しかし、中国の再生可能エネルギー消費が第
とって生活はすぐに変化するかもしれない。一部の専門
1次エネルギー消費に占める割合は、他国に比べると
家たちは少なくとも1,000MWの地熱発電が可能と予測
依然として中程度の水準にある。
している。地熱発電の魅力はその規模の設定性であり、
⑶ 新しい国は?
大都市と同じくらい効率的に小さな村でも利用すること
2012年の終わりまでに、少なくとも118の国々が再
ができる。
生可能エネルギーの目標を導入しており、それらの半分
+17.6
中国
+6.8
アメリカ合衆国
+2.0
ドイツ
+1.1
スペイン
−3.0
インド
+0.8
フランス
イタリア
+1.0
英国
+1.3
カナダ
2010年
2011年新設
+1.3
+0.4
ポルトガル
0
10
20
30
40
50
60
70
設備容量
(ギガワット)
出典:World Future Energy Summit2013 Event Planner
図2 世界の風力発電の上位10ヶ国
(2011年)
設備容量
(GW)
238
250
225
198
200
159
175
150
121
125
94
100
75
50
25
6.1
7.6
17.4
10.2 13.6
24
31
39
48
59
74
0
1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
年
出典:World Future Energy Summit2013 Event Planner
図3 世界の風力発電容量
(1996年〜2011年)
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35
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Part
米国における電力産業の今後について
2
~海外情報 平成25年3月号より抜粋~
(ジェトロ・シカゴ事務所 産業機械部 川内 拓行)
昨年12月、発電部門を中心とした投資動向や技術動
変している。
向、需給見通しや環境規制への対応等を包括した世界最
1人当たりのエネルギー消費量が落ち込んだ主な要因
大級の電力産業の会議・展示会「POWER GEN Inter
としては電気製品、照明、ビルにおけるエネルギー効率
national 2012」がフロリダ州オーランドで開催され
の向上が挙げられる。例えば、フロリダ州の電力消費の
た。本稿では、同会議の基調講演の概要を以下に報告す
約4割は空調によるものであるため、冷暖房空調設備の
る。
エネルギー効率がわずかでも高まれば、総需要に対する
影響は著しいものとなる。また、景気後退を契機とした
ゴードン・ジレット氏、タンパ・エレクトリック&ピー
消費者の根強い倹約志向もその一因となっている。
更に、
プルズ・ガス社長
既成製品や市場を破壊するような新たな技術もエネルギ
近年、米国の電力産業は厳しい状況にある。景気が悪
ー消費量を抑制している。年間の電力消費が約28.21ド
化しているため電力需要が落ち込む一方で、1人当たり
ルのデスクトップPCに比べ、約1.36ドルに過ぎない
のエネルギー消費量も減少傾向が続いている。環境規制
iPadに代表されるタブレットを使用する消費者は増加
や再生可能エネルギー供給義務化の政策による圧力は相
の一途を辿っている。
変わらず厳しいものがある。また、シェールガスの供給
実際に、電力消費の伸びは1950年から低下しており、
が大幅に増加したため、天然ガス火力発電の経済性が一
2000年から2010年にかけては、年平均1%しか伸び
2010
14%
Structural
chage in
12%
PROJECTIONS
Economy
10%
Higher
Prices
9.8
8%
Standards
7.3
6%
4%
Improved
Efficiency
4.7
2.9
2%
2.4
1.0
0.8
0%
1950
1960
1970
1980
1990
2000
2010
0.8
2020
0.8
2030
出典:Gordon Gillete氏講演資料より抜粋
図1 米国における電力消費量の増加率の推移
36
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13.4.15 2:21:59 PM
ていない。2010年から2035年にかけては、約0.8%
とが見込まれる。主に石炭がこれに取って代わられるの
になると思われる(図1参照)
。
で、石炭の構成比は2010年の46%から2035年までに
現在、圧縮天然ガスの価格はディーゼルの半額強に過
は32%に下がる。また、2010年は4,353TWhであっ
ぎないが、圧縮天然ガス車は大型トラック、自家用車双
た米国の総発電量は2035年までに5,281TWhまで増加
方にとってより大きな可能性を秘めている。2010年に
すると予想されている。
は約23%であった米国の全天然ガス生産に占めるシェ
なお、2010年の世界の総発電量は21,408TWhで、
ールガスの割合は、2035年までに約50%に達すると
その内訳は石炭が40%、ガスが22%、原子力が13%、
思われる。2005年以前は取るに足らなかったシェール
再生可能エネルギーが20%であった。2035年までに
ガスの生産は5年間で飛躍的に拡大している(図2参
は36,637TWhまで増加、石炭の割合は32%に減少す
照)。
る一方、再生可能エネルギーは31%まで増加すると予
近いうちに連邦の包括的なエネルギー政策や温室ガス
測されている(図3参照)。
規制が可決されることはないという見方が支配的であ
現在、天然ガスの価格には大きな格差が見られ、米国
る。環境保護庁(EPA)は、代わりに段階的な規制を通
では百万Btu当たり3~4ドル、欧州と日本では10ド
じて石炭発電所に対して圧力を強化することが予想さ
ルを超える。この格差がどれだけ継続するかは、主に他
れ、また、水圧破砕に対する監視と様々な要求を強化す
国が非在来型(シェールガス)の生産インフラをどれだ
る恐れがある。従来型の石炭発電所は新規で建設される
け迅速に構築するかによる。
ことがなくなる一方で旧式の石炭発電所が耐用年数を迎
2035年にかけて、天然ガスを燃料として利用する発
えるため、米国電力産業の未来は天然ガス複合サイクル
電の世界的な能力は、1,350GWから2,419GWへと倍
発電に託されていると考える。
増すると予想されている。各地域で能力の大幅な拡大が
予測されるが、とりわけ中国とインドではそれが顕著と
ジェームズ・ファーランド氏、バブコック&ウィルコッ
なる。
クス、社長兼CEO
2010年における世界の再生可能エネルギー設備の発
米国の再生可能エネルギーを起源とした発電は、オバ
電能力は1,353GWであり、全設備発電能力の26%を
マ政権の政策の後押しにより、2010年における全電源
占めている。これが2035年までには3,769GWまで拡
構成比11%から2035年までには24%へと増加するこ
大すると予測される。ここでも各地域で能力の大幅な拡
History
2010
Projections
30
Trillion cubic feet per year
25
Shale Gas
20
49%
23%
15
26%
Tight Gas
9%
Non-associated Offshore
9%
Coalbed Methane
22%
10
2%
7%
10%
5
Alaska 2%
6%
21%
Non-associated Onshore
0
1990
6%
Associated with Oil
9%
1995
2000
2005
2010
2015
2020
2025
2030
2035
出典:EIA, Annual Energy Outlook 2012
図2 米国ガス生産量の推移
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37
13.4.15 2:22:02 PM
大が予想されるが、特に中国とインドでは目覚ましいと
まで増大するが、この成長においてもその2/3は中国
思われる。また、2035年には世界の再生可能エネルギ
が占めるものと思われる。しかし、石炭による発電能力
ー能力の45%は水力発電が占め、風力発電の29%、太
は米国や欧州では逆に落ち込むものと思われる。
陽光発電の18%がそれに続くと考えられる。
新規の2,000MW発電所に要するコストは、ガス火力
2010 年 に お け る 世 界 の 原 子 力 発 電 能 力 は 合 計 で
発電所の場合で約25億ドル、石炭火力発電所で60億ド
395GWであった。2035年までには583GWまで増大
ル、原子力発電所では120~150億ドルになると予測
すると思われる。また、この成長のおおよそ2/3は中
される。米国における天然ガスの価格低下により原子力
国が占めると思われる。
は多様性を維持する戦略のためだけに必要なものとなる
2010 年 に お け る 世 界 の 石 炭 火 力 発 電 能 力 は 総 計
が、一方でアジアにおける原子力は経済的な選択肢とし
1,648GWであった。これは2035年までに2,326GW
て十分競争力がある。
2010
4,353 Terawatt-hours
11%
Renewables
19%
Nuclear
46%
Coal
2035
5,281 Terawatt-hours
24%
Renewables
18%
Nuclear
23%
Gas
26%
Gas
1%
Oil
2010
21,408 Terawatt-hours
20%
Renewables
13%
Nuclear
22%
Gas
40%
Coal
0%
Oil
2035
36,637 Terawatt-hours
31%
Renewables
12%
Nuclear
5%
Oil
32%
Coal
32%
Coal
23%
Gas
2%
Oil
出典:IEA World Energy Outlook2012
図3 電源構成比の比較
(上:米国、下:世界)
38
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Part
3
駐在員便り in ウィーン
〜海外情報 平成25年4月号より抜粋〜
(ジェトロ・ウィーン事務所 産業機械部 坪井 智之)
皆さんこんにちは。こちらウィーンは2月下旬から3
子供の成長具合にもよるのですが、昨年9月、10月に購
月初旬にかけては日中の気温が10℃位になり、5日を
入した靴を今年3月に履かせようとしたところ小さくな
過ぎた頃からは15℃位まで上昇し暖かい晴れの日が続
っていて、数足がせっかく買ったのに使えないというこ
きました。この時期になると、通りにはレストランのテ
とになりました。来年は、買い置きをあまりせず、その
ーブルと椅子そしてパラソルが準備され、屋外での飲食
時期に応じて購入するようにしたいと思っています。
の準備が始められます。しかしながら、春のような暖か
この春先は日本でも花粉症が問題となりますが、オー
さや日差しは長くはなく、13日頃からまた寒くなって
ストリアでも問題になっています。専門家の話では、オ
雪もちらつき、14日には1日中雪が降りました。さほ
ーストリアに住む人の4人に1人(25%)は花粉症に悩
ど積もりはしなかったのですが、それ以降は晴れている
まされており、ここ20年間で急速に広まっているよう
もののかなり冷え込んだので雪は道端に残ったままで、
です。日本のように外出時にマスクを付けて予防する方
少し曇り始めると雪がちらつくような日が続いていま
法は、外見上怪しまれるからか分かりませんが普及して
す。そうなったこともあり、ショーウィンドウには春や
いませんので、対処方法は予防接種が主流のようです。
初夏をイメージさせる淡いピンクやグリーンの衣装をま
日本の花粉症の主な原因はスギ、ヒノキ、ブタクサ、シ
とったマネキンが飾られているのですが、歩いている人
ラカバなどですが、こちらはハシバミ(ヘーゼル)、ハ
はニット帽、マフラー、防寒用コート、防寒シューズと
ンノキ、ポプラ、牧草、カバノキ(バーク)の花粉が主
いった冬の装いで、まだまだマネキンの衣装で出歩ける
流のようです。また、カバノキは4~5月に、ブタクサ
時期までは遠いような感じがします。
は8月~9月に花粉量がピークになるようですので、旅
我が家では、来年に向けての注意点として子供用の靴
行される際には注意してください。
と思う出来事がありました。昨年11月頃から今年3月初
少し汚い話になるのですが、ペットの糞に関してもウィ
旬まで、子供たちには防寒シューズを履かせていました。
ーンで問題になっていて、道端にさせたモノを処分しな
旧市街にある一番古い市場で、4万個以上の復活祭用のタマゴが並ぶAltwiener Ostermarkt
(1区:Freyung)
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39
13.4.15 2:22:05 PM
いと36ユーロの罰金が課されます。飼い主の言い訳対策
で3~4ユーロ、少し飾りが付くと7ユーロ位になりま
のために、大きな公園にはそれ用のプラスチックの袋が
す。その他、ウサギに関するものも多く扱われています。
常備されていて、自宅から持参しなくても公園で入手で
タマゴ型またはウサギ型のチョコレートなどはスーパー
きます。毎年キャンペーン用ポスターが作製されており、
でも店頭で大々的に販売されています。オースター市で
2012年版のキャッチコピーは「KEINE KLEINIGKEIT
は、タマゴ以外にも民芸品や食べ物などのお店も多数あ
(決して小さなことではありません)
」
で、
2013年版は「WO
り、先月号で書いた断食はどこにいったのか、昼間から
SAMMA DAHAM(どこに住んでいますか?)
」になりまし
ワイン、ビール、お肉そして甘いものといった食べ物が
た。マナーが悪い人に対する表現でオーストリアの方言
飛ぶように売れていました。
が使われています。また、このキャッチコピーは煙草の
最後に、現在、私の長男は現地の幼稚園に通っている
吸殻にも使用されています。興味のある方はこちらをご
のですが、気になる女の子がいるようで、幼稚園ではそ
覧ください(http://www.heute.at/news/oesterreich/
の子と一緒によく遊んでいて、家の中でもその子の名前
wien/art23652,858673)
。
が会話に多く出てきます。また、幼稚園に送っていくと、
現在、3月31日の復活祭(Easter)に向けて、オース
その子が来ているかどうか真っ先に教室の中を確認し
ター市(Ostermärkte)が開催されています。早いとこ
て、来ていれば安心してニコニコと笑い、来ていなけれ
ろでは3月初めから開催されていますが、多くが3月
ば何か独り言をつぶやいています。親として恥ずかしい
15日頃から4月1日にかけて開催されています。この
やらうれしいやらなのですが、4月から日本人学校の小
市場で有名なものといえば、色とりどりに装飾された工
学部に入ることもあって幼稚園とはお別れになるので、
芸品のタマゴの飾りで、本当に多くの種類のものが販売
長男には悪いのですが、落ち込まないでほしいと思って
されています。値段はLサイズ位のタマゴに簡単な模様
います。
check
Point in
∼100円
(もしくは1,000円)
で買えるものは?∼
100円(約1ユーロ弱と仮定)でウィーンで買い物するのであれば、あまり店舗数はありま
せんが1ユーロショップ(写真1)でほとんどの日用雑貨
(台所用品・文房具・洗面用具・靴下・
】
【写真1
スカーフなど)を買うことができます。しかしながら、品揃えは日本と比べるとそれほど多く
なく、タッパーやサンダルなど少し良いと思われるものは3∼6ユーロぐらいします。化粧品・
雑貨・お菓子などの量販店Müllerでは比較的安く良いものを買うことができます。それでも
同社ブランドの300mlのシャンプーは0.85ユーロで買えますが、ブランド品になると2ユ
ーロを超えます。また、全般的にどこのお店でも文具類は日本に比べて高く、ボールペンが
0.75ユーロ、蛍光ペンが0.59ユーロで、グリップ付きボールペンになると2ユーロ、A5
版ノートが2.5ユーロ、5色組の小さな付せんが3.3ユーロもします。
なお、食品類では、SNICKERS位の大きさのチョコレート菓子が0.8ユーロ前後で、水は
【写真2
】
ガス入り・無しに関係なく500mlで0.49ユーロ、Colaは同サイズで0.99ユーロです(写真
2)。食料品から家電まで取り扱う安売りスーパーで人気のHoferでは、マンゴージャム
300gの瓶が0.99ユーロ、板チョコ100gが0.79ユーロ、レタス1玉が0.73ユーロ、ポテ
トチップス250gが0.99ユーロ、ビール500mlが1缶0.45ユーロから買えます
(写真3)
。
最後に、最近のMcDonaldsのレギュラーサイズのハンバーガー11種類が、最近こちらで
も1ユーロで買えるようになりました。
40
【写真3】
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4
駐在員便り in シカゴ
〜海外情報 平成25年4月号より抜粋〜
(ジェトロ・シカゴ事務所 産業機械部 川内 拓行)
3月に入りましたが、シカゴはまだ寒い日が続いてお
小学校でやっていけるのか」という不安で悩み、赴任前
ります。降り積もった雪は完全に溶けることなく、わず
に学校を決めることができず、実際に見学して雰囲気や
かですが道端に残っております。シカゴは1度、春のよ
教育の様子を見てから入学先を決めることにしました。
うな陽気になった後、気温が下がって冬に逆戻りし、そ
ちなみに、日本人学校は私立であり、多少距離があって
の後、気温が上昇して春になっていくそうです。春はも
もスクールバスが来てくれますが、Dooley Schoolは
うそこまで来ているのでしょうか。
公立であるため、該当する学区内に住んでいなければ入
3月16~22日まで、とある展示会に出展するためフ
学することはできません。
ィラデルフィアに出張に行ってまいりました。爽やかな
最初に、日本人が多く住むアーリントンハイツ市にあ
春空が続き、朝夕は少し気温が下がるものの、日中は日
る日本人学校の見学に行きました。ここは日本の学習指
差しも眩しく過ごしやすい都市でした。展示会場である
導要領に基づき教育課程を編成しており、米国にいなが
フィラデルフィアコンベンションセンターは2011年に
ら日本と同様の教育を受けられることが特徴です。文部
拡張工事が施され、新しい建物にリノベーションされた
科学省から優秀な先生が何名か派遣されていて、教育も
ようです。天井の配管部なども新しい部材に変更されて
行き届いており、どの生徒も礼儀正しく挨拶をしていま
いるようでした。更に、
展示会場のすぐそばに「Reading
した。当然、生徒は日本人ばかりであるため、長男も安
Terminal Market」という各国料理がテイクアウトで楽
心してすっかり気に入ったようでした。ただ、学費は決
しめる市場があり、50店舗近いお店が所狭しと並ぶ様
して安くなく、また住んでいる家から車で30分以上の
子はさながら日本のデパ地下のようでした。昼食の時間
時間を要するという点が少しマイナス要素でした。
が限られている出展者にとってはありがたい存在です。
次に、自宅から車で12分程のところにあるDooley
また、1800年まで首都だったこの地は、ダウンタウン
Schoolを訪問しました。米国は9月が新学期であり、2
を少し歩けば歴史的な建造物や著名な大学を見ることが
月は既に後期に入っているため、
「英語で授業」以前の問
でき、映画「ロッキー」のロケ地としても有名なフィラ
題として「クラスの雰囲気に馴染めるのか」
「友達ができ
デルフィア美術館は、閉館後も多くの観光客や地元のラ
るのか」といったところが心配でした。ただ、実際に授業
ンナーが訪れていました。
の様子を見学してみると、雰囲気は非常に明るく、授業
さて、話は変わりますが、当地に来て1番頭を悩ませ
内容も日本語と英語を半分ずつ混ぜたスタイルであり、
たことが子供の学校の選択でした。シカゴ郊外は「全日
楽しく学ばせるという姿勢が印象的でした。先生だけで
制日本人学校」と「いわゆる現地校」の他に、日本語と英
なく日本語を話せる事務員もおり、英語に不慣れな両親
語の両言語で教育する
「デュアルランゲージプログラム」
も安心です。デュアルランゲージプログラムは特色のあ
を備えた公立小学校(Dooley School)という第3の選
るプログラムで人気が高いらしく、キンダーの定員は48
択肢がある珍しい地域です。日本人学校だけでも北米で
名(午前24名/午後24名)で、現在47名が埋まっており、
3校と非常に数少ない中で、英語に不慣れな子供を持つ
残りの枠は1名しか空いていないとのことでした。
日本人駐在員にとって非常に教育環境に恵まれた都市で
両校の見学を踏まえて家族会議をしたところ、見学前
あると言えます。そこで、3つ(現地校は親の英語力も
は「 日 本 人 学 校 に 行 き た い 」と 言 っ て い た 長 男 が
相当必要であるため、実質的には2つ)の中からの選択
「Dooleyに行ってもいい」と言い出すようになりまし
肢ということになり、
「せっかく米国に来たのだから英
た。心変わりの理由を尋ねてみると、
「日本の友達に英
語で学ばせたい」という気持ちと「5歳の息子が米国の
語を教えてあげたい」とのことです。我が子ながら意外
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にしっかりしております。
全ての検診が終わりDooleyの事務局に電話をする
しかし、入学意思を固めてからが苦労の連続でした。
と、今度は英語のスクリーニングテストを受けてほしい
健康診断や目及び歯の検診と病院でのチェックのオンパ
とのこと。なんでも同地区の学校に入学する全ての生徒
レードです。どの病院もこの時期は混んでいるのか予約
が対象で、このテストで授業のレベル分けを行っている
は1週間先程度でなければ取れません。健康診断や歯の
らしく、受験しないと入学資格が付与されず、またスク
検診は日本語が通じる病院で予約が取れましたが、目の
ールバスに乗れないとのことです(仮入学は可)。長男
検診は自宅近くに適切な病院がなかったため、
「Super
はアルファベットと自分の名前を英語で書ける程度のレ
Target」という大型フランチャイズストアの中に入って
ベルでしたが、試験対策の準備をする時間もなかったた
いるメガネ売り場で受診することにしました。Dooley
め、ぶっつけ本番で受験させました。試験は30分程で、
の事務員の方によれば、比較的安価で予約もすぐ取れる
試験官と生徒が1対1で面談する形式です。保護者が1
とのことです。英語でのコミュニケーションが適切にで
名まで陪席可能ですが、口を挟んではいけないとのこと
きるか非常に不安でしたが、幸いアジア系の若い女医さ
でした。内容は事前に聞いていたよりも難しく、試験官
んが担当になり、子供も私も安心して受診することがで
の話を聞いて簡単な文書を書いたり、発音の違いを聞き
き、またチェック内容も日本のそれとほぼ同じであった
分けたりする問題もあり、英単語すら教えていない我が
ため、無事に終えることができました。他方で、順調に
子にはおよそ理解不能な問題も多くあったと思います。
進むと思われた日本人医師による健康診断では、日本の
結果は予想通り「初心者級」だったのですが、これでよ
病院で海外赴任者向けの予防接種を行ってきたにも関わ
うやく入学の準備が整いました。
らず、いくつか不足していると指摘され、1度に3本も
入学してすぐには馴染めなかったようですが、最近で
注射を打たれて子供が不機嫌になるなど、なかなか予想
はお友達もできて元気に通っているようです。この
通りには物事が進みません。
Dooley Schoolですが、学校の周囲で世帯数が減って
教室の風景
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少子化が進み、運営難に陥りそうになった際に、特色を
遠くの学区からわざわざ引っ越してくる方もいるそうで
出すためにデュアルランゲージプログラムを始めたと聞
す。この学校では授業以外でも、日本の文化を伝えるた
きました。結果は大当たりで、両親のどちらかが日本人
めに日本祭りのようなイベントも開催しています。また
で、
「母国語は英語だけど日本語も忘れないようにさせ
どこかの機会にご報告させていただきたいと思います。
たい」という家庭は相当数あり、子供を通わせるために
check
Point in
∼100円
(もしくは1,000円)
で買えるものは?∼
東京並みに物価の高いここシカゴで100円(≒1ドル)で買えるものといえ
ば、ジャンクフードが挙げられます。ドーナツやインスタントラーメン、ポ
テトチップスなど高カロリーなものばかりですが、24時間営業のお店で購入
できるため、残業時には何物にも代えられない助けになります。紙製品は日
本に比べて高い印象があり、ティッシュペーパーはCOSTCOでまとめ買いし
ても、1箱130円程と結構割高です。また、ガソリン価格(4ドル/ガロン)
もリッター100円程です。最近の日本の価格に比べれば2/3程度と安価です
が、円安のため、シカゴ駐在員としてはこの数ヶ月で2割弱値上がりした気
分です。更に、米国のガソリン税は2割弱と日本や欧州に比べて低い税率で
すが、増税や走行距離に応じた課税などの案が出ており、1日40マイルを走
るマイカー通勤の私としては非常に気になるところです。ちなみに、米国人
はガソリン価格を少しでも抑えるべくウェブで最安値情報を調べて給油する
そうですが、シカゴはどこへ行っても高いので、私自身は専ら自宅の近くの
スタンドで済ませております。
【左上】まるちゃんのカップラーメンです。意外と味付けがあっさり系で
す。
【右上】日本でも有名なポテトチップスです。種類が豊富です。
【左下】
シカゴのガソリン価格です。
【右下】米国ガソリン価格マップです。郊外
の自宅近く
(○印部分)
も含め、シカゴ周辺は高いスタンドばかりです。
海外情報−産業機械業界をとりまく動向−目次
平成25年4月号
調査報告
(ウィーン) 持続可能な下水汚泥管理に関する会議
(ASSM2012)
(シカゴ) 米国における製造業回帰の状況について
情報報告 (ウィーン) Depo Tech 2012
(その2)
(ウィーン) GLEISDORF SOLAR 2012
(その4)
(ウィーン) 欧州環境情報
(シカゴ) 米国環境産業動向
(シカゴ) 最近の米国経済について
(シカゴ) 化学プラント情報
(シカゴ) 米国産業機械の輸出入統計
(2012年12月)
(シカゴ) 米国プラスチック機械の輸出入統計
(2012年12月)
(シカゴ) 米国の鉄鋼生産と設備稼働率
(2012年12月)
※海外情報は当工業会ホームページでもご覧になれます。
(http://www.jsim.or.jp/)
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新型パッケージ型
往復動空気圧縮機
A New technology of this month
株式会社 日立産機システム
空圧システム事業部 ベビコン設計部
主任技師 北尾 吉秀
1.はじめに
往復動空気圧縮機は、電機・機械・電子などの分野で
エネルギーへの関心が高まる状況であり、従来機種以上
の省エネルギー化を実現させるために新制御
(当社呼称:
「ECOMODE」)を搭載した新型パッケージ型往復動空気
使用されており、市場ニーズとして低振動・低騒音化が
圧縮機パッケージベビコンNEXTseries(1.5∼15kW)
望まれている。当社では、低振動・低騒音化及び省エネ
を開発した。
ルギー化という市場の要求に応えるため、1979(昭和
本製品は従来機種に比べ※約24%の省エネルギー化を
54)年にパッケージ型往復動空気圧縮機の発売を開始し
実現した。また、操作部についてはデザインを刷新し、
た。圧縮機の容量制御方式としては、当初、無負荷運転・
操作性・視認性を向上させ、使い勝手の向上を図った。
負荷運転を自動的に切り替える「自動アンローダ式」と
自動的にモータを発停させる「圧力開閉器式」であった。
その後は多様化するニーズに対応するためにマイコンが
2.製品の特徴
⑴ 省エネルギー化
使用空気量に応じて運転方式を自動的に選択する「電子
従来機に対し、省エネルギー化を実現するために
式制御」
(当社呼称:
「PUSC」制御)を採用したパッケー
「PUSC」制御を改良した新制御「ECOMODE」を開発
ジ型往復動空気圧縮機を開発し、省エネルギー化するこ
した。その内容は以下の通りである。
とで市場の好評を得てきた。近年、更なる環境問題・省
「PUSC」制御では、使用空気量が約30%以上の場
合、運転サイクルの時間に関わらず自動アンローダ式
を選択する。自動アンローダ式は圧縮動作を行ってい
ないが、通常運転時の20∼30%の動力を消費する。
また、モータの発停回数を抑えるために作動圧力(モ
ータが停止、またはアンロード運転となる圧力)と復
帰圧力に一定の圧力差を設け、運転サイクルの時間を
確保している。空気圧縮機において省エネルギー化を
図るには、作動圧力はユーザが必要とする復帰圧力に
極力近いことが望ましい。そこで新制御の
「ECOMODE」
では、モータの発停回数を考慮しつつ、圧縮機の負荷
写真1 パッケージベビコンNEXTseries 外観及び内部レイアウト
(出力:2.2kW)
44
率に応じて自動的に作動圧力を下げて、圧縮機を停止
させる制御とした。
「ECOMODE」は不必要な昇圧運転
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内蔵空気タンク圧力
算出した
最適な作動圧力
算出した
最適な作動圧力
作動圧力
復帰圧力
約1分
約1分
約1分
約1分
約1分
ECOMODE
一般的な
圧力開閉器式
時間
図1 「ECOMODE」
運転パターン例
表1 パッケージベビコンNEXTseries 仕様
(機種抜粋)
運転方式・制御方式
出力(50/60Hz)
型式
項目・単位
圧縮機
電動機
ECOMODE/PUSC方式 切替可能
kW
2.2
5.5
15
−
POD-2.2MNA5
POD-2.2MNA6
POD-5.5MN5
POD-5.5MN6
POD-15MN5
POD-15MN6
最高圧力(制御圧力ON-OFF)
MPa
吐出し空気量
L/min
相及び電源電圧
V
0.93
(0.78-0.93)
240
0.85
(0.70-0.85)
605
1,700
三相 50Hz 200/60Hz 200・220
出口空気の露点
℃
圧力下 15以下
始動方式
−
直入
(起動負荷軽減装置付き)
空気出口(止め弁出口)
−
Rc3/8止め弁×1
内蔵空気タンク容積
L
35
外形寸法(幅×奥行き×高さ)
mm
745×620×1,150
850×805×1,440
1,353×945×1,400
質量
kg
171
306
526
騒音値
dB
[A]
55
58
66
をカットし、自動アンローダ式の運転選択範囲を必要
最低限にすることで、従来機種に比べ※約24%の省エ
ネルギー化を実現した。
⑵ 使い勝手の向上
新型パッケージ型往復動空気圧縮機では、操作部及
び外観デザインを一新し、従来機に対し、視認性や操
Rc1/2止め弁×1
Rc1止め弁×1
32
3.仕様
表1に新型パッケージベビコンNEXTseries の仕様(機
種抜粋)を示す。
4.おわりに
作性を高めた。具体的には操作パネルに角度を設ける
市場においては更なる環境問題・省エネルギー化への
ことで操作性を向上させ、表示についても表示部と運
関心が高まる状況である。
パッケージベビコンNEXTseries
転操作部の区別化を図り、操作部位を明確にした。ま
(1.5∼15kW)は市場ニーズにマッチした製品であり、
た、外観デザインは製品全体を新デザインとし、製品
今後も使いやすさや省エネルギー化を追求し、幅広い市
正面の角、辺を曲面化することで筐体の剛性を向上さ
場ニーズに応えられる製品づくりを目指していきたい。
せると同時に視覚、触覚的に優しいものとした。
<注釈>
※ 従来機種PBD-3.7MAと新型機種PBD-3.7MNAとの比較において、立型空気タ
ンク95Lを接続し、使用空気量比が50%時。
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Company Topics
企業トピックス
ホソカワミクロングループ会社の
粉体混合技術
ホソカワミクロン株式会社
企画管理本部 企画部 経営企画課
課長 東 充延
1.はじめに
2.装置の紹介
当社の子会社であるホソカワミクロンB.V.( オラン
⑴ ホソカワ/ミクロン バイトミックス
ダ)は、当社グループの中でも粉体の混合・乾燥操作を
① 装置の概要
得意とし、世界中に多くの納入実績を有します。母体と
ナウタミキサの特徴を残しながら、粉体に強いせ
なったナウタミックス社は粉体プラントには必須とも言
ん断力を加えることもできる装置です。
「お湯を注
える混合機ナウタミキサを発明した会社です。オランダ
ぐだけの即席スープ」などは当装置の特長を活かし
は風車で有名ですが、このナウタミキサは風車のギヤに
た用途例と言えます。まず、小麦粉、澱粉、粉ミル
よる動力伝達メカニズムをヒントにしたとされ、粉体に
ク、香辛料、塩などの微粉原料を中程度のせん断力
強い力(せん断力)を加えることなく混合できる(粉を傷
で速やかに混合し、混合終了時点で香料や油脂分な
つ け な い )特 徴 を 持 つ 装 置 で す。 今 ま で に 世 界 で
どの液体原料を高せん断力で添加・混合します。次
22,000台以上が納入され、今も稼働しています。
に、液体が中心となって凝集物(ダマ)を作って偏
当社はナウタミックス社と1963(昭和38)年にミク
在するのを防ぐため、高速・高せん断力で混合して
ロンセパレータとナウタミキサの間でクロスライセンス
容器内を均一にします。最後に乾燥マッシュルーム
契約を締結し、相互に技術を交換することで長年にわた
や乾燥ネギを加え、せん断力を与えない緩やかな混
って友好的な関係を続けてきました。そして、その時に
合操作を行って完成します。従来プロセスでは、多
築いた信頼関係を基礎にして、1982(昭和57)年に円
段処理が必要であった製造プロセスを1台で行え、
満に同社を買収しました。その後、オランダの混合機競
高せん断プロセスを経ることから全体の処理時間も
合企業の買収、精密機械加工企業の経営権取得を経てこ
1/6~1/8に短縮できます。
れら3社を合併して現在のホソカワミクロンB.V.とし、
② 構造
欧州での各種粉体機器の一大生産拠点としました。
写真1にバイトミックスの外観を、図1に構造を
このような歴史を経て当社グループに加わったホソカ
示します。
ワミクロンB.V.が開発した特徴的な混合装置とその技
術について紹介します。
③ 特長
ⅰ) 混合原理に則った合理的な高速混合により、
混合時間が短い。
ⅱ) 粉体の損傷が少ないソフトな混合から高速分
散・高せん断力混合まで適応範囲が広い。
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写真1 バイトミックス外観
ⅲ) 逆円錐型で底部に排出口を持つ構造から、製
品排出が容易で機内残留がほとんどない。
図1 バイトミックス構造図
日本国内だけはシュギー時代の契約で他社が販売し
ていました。しかし、2011(平成23)年に当社が
ⅳ) 機内は2本のスクリューのみのシンプルな構
独占販売契約を結び、日本国内でもあらゆる工業分
造の上、ケーシングサイドにビッグドアを配す
野に販売活動を開始しています。当装置は時代と共
ることで機内の清掃が簡単。品種替えが比較的
に進化を遂げ、最新モデルでは混合ブレード数を減
容易に行える。
らし(FXD160:二段)、滞留時間の調整のために
ⅴ) 上部駆動方式で軸シール部が混合原料中にな
ブレードのひねり角度を連続的に調整できる構造と
いため、原料との摩擦による軸シール破損の可
しました。また、食品や医薬品処理に対応する防爆
能性がほとんどない。
構造が標準となっています。当装置の最大の特長は、
⑵ ホソカワ/ミクロン フレキソミックス
① 装置の概要
液体(水やミルクなど)に素早く溶ける多孔質の造
粒品を作製できる点にあり、洗剤や自動販売機用粉
1992(平成4)年に当社グループに加わったシュ
体の製造に最適です。また、機内付着が発生しても
ギーB.V.(オランダ)が開発した連続湿式造粒装置
自己洗浄機能によって連続運転が可能なため、吸水
です。アムステルダム北東部に位置したシュギー社
ポリマや飼料など付着性の強い原料の処理にも適し
は、フレキソミックス(当時の製品名:シュギーミ
ます。
ックス)を唯一の商品とし、用途開拓でビジネスを
② 原理・構造
拡大しました。幼牛・幼豚用飼料分野では、世界市
垂直に立つゴム製の円筒ケーシング(フレキシブ
場を席巻した装置であり、合成洗剤造粒や紙おむつ
ルウォール)の中心に高速回転するナイフブレード
用の吸水ポリマ(SAP)分散処理では世界標準プロ
付きロータを持ち、上部に供給口と液添加用の2流
セスとなっています。最近では自動販売機用ココア
体ノズルを配した構造となっています。ロータの高
やコーヒー用途で造粒技術が高く評価され、納入実
速回転で発生した渦巻き状の強力な乱流によって、
績が増えています。当装置は、1992(平成4)年以
原料は回転運動と旋回運動及び重力による圧密作用
降、当社全グループで取り扱いを開始しましたが、
を受けます。この撹拌・混合環境下で、2流体ノズ
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粉
液
写真2 フレキソミックス外観
ルから液滴を噴霧して均質に混合・加湿します。更
に加湿が進み、造粒が始まる水分以上になった粉体
は、噴霧した液滴を包み込むように凝集成長を繰り
ⅴ)
独特の造粒メカニズムにより、2~4kWh/t
の低消費動力を実現した。
ⅵ) セルフクリーニング機構を持つフレキシブル
返し、多孔状の造粒粒子へと成長する仕組みです。
ウォールにより、液添比率が高く付着しやすい
また、フレキシブルウォールの外周は多数のローラ
原料に対応できる。
が付いたケージで囲まれ、ローラケージが上下運動
ⅶ) 独特な形状のナイフブレード付きロータによ
することでローラがフレキシブルウォールを変形さ
り、原料に旋回、回転、重力による圧密の3種
せ、加湿によって内壁に付着した凝集物を剥離する
類の動きを与えることで、均質な混合、加湿、
セルフクリーニング機構を有します。
造粒を行う。
③ 特長
ⅰ) 粒径0.1~2mmの多孔状で溶解性に優れた造
粒製品が作れる。
ⅷ)
同時に4種類の液体と2種類の粉体の混合・
造粒が可能で多種処理が行える。
ⅸ)
ローラケージは、ワンタッチクランプを外す
ⅱ) 原料定量供給装置とポンプ、乾燥装置を組み
だけで分解でき、フレキシブルウォールやスプ
合わせて連続式プロセスとして自動化すること
レーノズルも容易に取り外せるシンプルな構造
で、簡単操作と省力化、大量処理を可能にした。
のため、短時間で分解・清掃ができる。
ⅲ) 0.2~1秒程度で瞬時に混合・加湿・造粒が
完了し、機内滞留時間が短い。
ⅳ) 連続プロセスと短い滞留時間により、コンパ
クトな外観ながら処理能力50kg/h~25t/hに
対応できる。
48
図2 フレキソミックス構造図
④ 用途例
ⅰ)
化学分野:吸水ポリマ、合成洗剤(乾燥、造粒)
、
リン酸塩、顔料、農薬など
ⅱ)
ミネラル・金属分野:ニッケル/コバルト(2
次電池用の調合・造粒)
、黒鉛(2次電池用)、
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タングステンカーバイト(成形材料用)
、カーボ
ライアイスと原料の顆粒状凍結物ができます。密閉
ンブラック(プレス材料用)など
して真空引きを始めると顆粒表面から水分が昇華を
ⅲ) 食品分野:インスタント食品(乳製品、ココア、
始めます。昇華が進むにつれて、徐々にジャケット
スープなど)
、製パン添加剤、香味料、小麦粉(水
の熱媒温度を上げることで効率的な乾燥が進み、短
分調整)
、でん粉(改質)
、代用乳など
時間で乾燥が完了します。
ⅳ)
医薬品分野:動物用抗生物質、ラクトースなど
⑶ ホソカワ/ミクロン アクティブフリーズドライヤ
① 装置の概要
従来の乾燥操作は、雰囲気が大気圧か真空状態か
の違いはあっても、水分を蒸発させて原料水分を下
げるプロセスに変わりはありません。当装置は装置
名が示す通り、水分を凍らせて氷になった水分に熱
を加えて昇華させ、原料水分を下げる(乾燥)プロ
③ 特長
ⅰ) 細胞膜を壊さない(適用例:乳酸菌、ハーブ
など)
ⅱ)
粒子架橋による造粒現象が発生しない(適用
例:ナノ粒子の乾燥など)
ⅲ)
結晶構造を壊さない(適用例:医薬たん白など)
⑷ ホソカワ/ミクロン モデュロミックス
① 医薬品市場の現状
セスを取ります。
水分が氷
(固体)
から直接水蒸気(気
製造工程における医薬品成分の混合は、長年バッ
体)となり、水(液体)の相状態を経ないため、様々
チ方式で行われてきましたが、近年、業界内競合の
な利点があります。一般的にこのような処理には、
激化やブロックバスター(大ヒット商品)が出にく
棚型凍結乾燥(冷凍庫を超高真空にした状態)が用
い状況にあることから、プロセスコストの低減圧力
いられますが、乾燥時間が長い(バッチ当たり数日
が増す傾向にあります。連続混合は、コスト低減の
~1週間)
、処理能力が低い、手作業が多く作業者
有効な手段ですが、従来のバッチ混合からプロセス
負荷が大きいなどの問題があるのに対し、当装置は、
を変更するには、様々な課題の解決が必要とされま
原料を撹拌しながら凍結乾燥するため、乾燥時間を
す。混合システム モデュロミックスは、これらプ
大幅に短縮(バッチ当たり10~24時間)可能です。
ロセス変更に求められる全ての課題を解決し、医薬
本体にナウタミキサを改良したものを使用し、乾燥
品プロセスにおける連続混合を実現しました。
後は混合操作に用いることも可能で、機械的信頼性
も高いため、医薬品分野にも最適です。
② 原理・構造
<解決すべき課題>
バリデーション
原料投入後、大気圧下で液体炭素(または液体窒
PAT(プロセス分析技術)
素)を加えて原料を凍結させます。この時、ミキサ
製品保証方法
で撹拌しながら凍結させるので、5~10mmのド
既存設備への新プロセスの組み込み
写真3 モデュロミックス外観
図3 モデュロミックス構造図
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49
13.4.15 10:55:54 AM
② 構造とプロセス
当装置では原料の機内滞留時間は極めて短く、製
3.おわりに
品は強制撹拌力の大小にかかわらず完全混合品とし
ここに紹介した混合・乾燥技術は、いずれも非常にユ
て排出されます。
ニークな混合・乾燥手法を用いた装置によって、特徴的
図4に示したフローでは、4種の原料をモデュロ
な粉体加工を行うものです。粉体に特徴的な加工を施す
ミックス1号機でアニュラーミキシング原理によっ
技術は、日進月歩で進化する新たな工業製品に求められ
て高速せん断混合します。更に、潤滑剤のステアリ
る原料の付加価値向上の要求に応え、将来の潜在的な加
ン酸マグネシウムは強力なせん断混合が望ましくな
工需要を見出せる可能性を秘めた技術でもあるのです。
いため、1号機の第3入口から供給し、1号機で混
合した4種の原料とモデュロミックス2号機で弱い
せん断力で混合します。これらの工程を経てできあ
がった混合品は特殊設計のPATシュートから排出
します。このシュートには、連続混合品の品質管理
のため、NIR(近赤外分光法)を組み込みました。そ
して、このNIRをバリデーション手法としてFDAの
認可を得たことで医薬品の連続混合を実現しまし
た。
原料1
原料2
原料3
原料4
潤滑剤
モデュロミックス1号機
モデュロミックス2号機
PATシュート
NIR:近赤外線、ラマン分光など
後行程
IBC/コンテナ/ドラム、カプセル充填、
打錠、乾式造粒、湿式造粒
図4 モデュロミックスフロー
50
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13.4.15 10:55:54 AM
を生み出す高等専門学校に迫る
国立高専機構
米子工業高等専門学校
我が国の将来を担うものづくりの基盤技術を支える
創造性に富んだ技術者を養成する
1964(昭和39)年に開校した米子工業
な成績を収めています。これらの大会
連などが主で、進学先は本校専攻科へ
高等専門学校は、
「我が国の将来を担うも
に参加することで、チーム全体での役
の進学、国公立大学に編入学していま
のづくりの基盤技術を支える創造性に富
割と責任を認識し、計画的に物事を進
す。進路指導としては、低学年時から
んだ技術者を養成するため、地域社会と
めていく力が養われていきます。また、
キャリアプランニングを行い、校外研
連携し、実験・実習を重視した実践的な
人間形成の一環としてクラブ活動にも
修やオープンファクトリー、工場見学
技術教育を行う」を教育理念に置き、
旅行、進路セミナーなどを通して
日々学生への指導を行っています。
進路につながるキャリア形成を培
本校は全国の高等専門学校に先立
っています。
ち、1991(平成3)年から「米子高専
本校では、高等教育機関の学生
振興協力会」
(地元企業が作る支援
としての自覚と自学自修の習慣づ
組織)を立ち上げ、協力企業との共
けをさせることを常に心がけてい
同研究や技術相談など多くの連携事
ます。また、近年は即戦力となる
業を行っています。
研究・開発型人材を企業は求めて
課外活動にも積極的に参加してお
います。その要請に応えるべく技
り、全国高専ロボットコンテストで
は2010、2011年の中国地区大会にお
学校単体での指導ではなく、地域企業と協力して学生たちを指導していま
す。学生たちには現場に触れることのできる絶好の機会となっています。
術者が持つべき基本的な能力(エ
ンジニアリングデザイン能力)の
いて史上初の2連覇を果たしています。
力を入れており、ヨット部やボート部
養成に力を注ぎ、国際的視野に立った
その他、スターリングテクノラリー技術
は2012ぎふ清流国体で活躍しました。
グローバル人材を輩出するために、教
会・㈳日本工学教育協会主催のスターリ
卒業後の進路は就職65%、進学35
職員が一丸となって指導していきたい
ングテクノラリーなどにも参加して優秀
%です。就職先は製造業や情報通信関
と考えています。
Student’s
Voice
DATA
生産システム工学専攻2年 湊崎 拓也さん
米子工業高等専門学校
日本だけではなく世界中の社会で
役立てるエンジニアを目指す
米子工業高等専門学校に入学したのは、テレビで放送されて
いたロボットコンテストを見て、自分の手で設計・製作するも
のづくりに興味を持ったからです。学校で授業を受ける
うちに、産業用ロボットや人助けロボットの仕組みや構
造に興味を持ち、自分で作成したプログラムに従って装
置が動作したときは何とも言えない感動を覚えました。
将来は生活がより便利になる機械を開発し、日本だけで
はなく世界中の社会に貢献できる技術者になりたいと思
います。
本科:機械工学科/電気情報工学科
/電子制御工学科/物質工学
科/建築学科
(各定員40名)
専攻科:生産システム工学専攻(定員
12名)
、物質工学専攻/建築
学専攻
(各定員4名)
課外活動やクラブ活
動にも積極的に参加
し、好成績を収めて
います。
[問い合わせ先]
米子工業高等専門学校
〒683-8502
鳥取県米子市彦名町4448
☎0859-24-5005
http://www.yonago-k.ac.jp
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イベント情報
●MEX金沢2013(第51回機械工業見本市金沢)
会 期:5月16日(木)∼5月18日(土)
開 催 概 要:
「未来に広がる技術・創造の架け橋」をテーマに金属工作・加工機械及びその関連製品
並びに電機・電子関連機器等の流通促進と技術交流をはかり、産業と貿易の振興発展
に寄与することを目的とした見本市
会 場:石川県産業展示館
連 絡 先:㈳石川県鉄工機電協会
TEL:076-268-0121
URL:http://tekkokiden.or.jp/mex/
●2013NEW環境展(N-EXPO 2013 TOKYO)
会 期:5月21日(火)∼5月24日(金)
開 催 概 要:
「環境ビジネスの展開」をテーマに、循環型社会の構築に向け、環境汚染問題や地球温
暖化問題、資源有効利用や多様な新エネルギーの活用等に対応する様々な環境技術・
サービスを展示し情報発信することにより環境保全への啓発を行い、国民生活の安定
と環境関連産業の発展を目的とした展示会
会 場:東京ビッグサイト
連 絡 先:日報ビジネス㈱ NEW環境展事務局
TEL:03-3262-3562
URL:http://www.nippo.co.jp/n-expo013/
●2013地球温暖化防止展
会 期:5月21日(火)∼5月24日(金)
開 催 概 要:
「守ろう地球!
「低炭素社会実現」に向けて地球へ 世界へ発信!!」をテーマに、エネルギー、
緑化、温暖化防止対策等の技術やサービスを展示することにより環境保全への啓発を
行い、国民生活の安定と環境関連産業の発展を目的とした展示会
会 場:東京ビッグサイト
連 絡 先:日報ビジネス㈱ 地球温暖化防止展事務局
TEL:03-3262-3562
URL:http://www.nippo.co.jp/stop-ondanka13/
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工業会情報
行事報告
行事予定
本 部
第8回運営幹事会(2月22日)
佃会長の挨拶の後、経済産業省 製造産業局 産業機械
課 課長 須藤治 殿より「最近の経済産業省の経済対策に
書籍・報告書情報
統計資料
化学機械部会
2月15日 技術委員会
次の事項について検討及び審議を行った。
⑴ 平成25年度事業計画(案)
⑵ 平成24年度決算報告(案)及び平成25年度収支予
算(案)
ついて」の講演があった。
⑶ 環境対応、省エネルギー技術の情報
次いで、議長から議事録署名人が選定され、次の事項
⑷ 化学機械仕向け国規制への対応例
について審議を行った。
⑴ 統計関係報告(平成24年12月分及び1~12月分)
2月22日 幹事会・業務委員会合同会議
次の事項について検討及び審議を行った。
① 産業機械の受注状況
⑴ 平成25年度事業計画(案)
② 産業機械の輸出契約状況
⑵ 平成24年度決算報告(案)及び平成25年度収支予
③ 環境装置の受注状況
⑵ 工業会の活動状況(平成25年1月分)
⑶ 海外情報(平成25年2月号)
⑷ 平成25年度産業機械の受注見通し(案)
算(案)
環境装置部会
2月5日 環境ビジネス委員会 有望ビジネス分科会及
び講演会
部 会
ボイラ・原動機部会
2月13日 部会幹事会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 分科会
活動の進捗状況について確認を行った。
⑵ 講演会
次の講演会を行った。
テーマ:
「海洋エネルギーを利用した発電技術動
⑴ ボイラ受注統計
⑵ 平成24年度事業報告(案)及び平成25年度事業計
向-波力発電装置を主体として-」
(独)海洋研究開発機構 海洋工学センター
講 師:
画(案)
海洋技術開発部 海洋基盤技術グループ
⑶ 平成24年度決算報告(案)及び平成25年度収支予
算(案)
鉱山機械部会
2月21日 ボーリング技術委員会
大澤弘敬 殿
2月14日 環境ビジネス委員会 水分科会及び講演会
⑴ 分科会
活動の進捗状況について確認を行った。
⑵ 講演会
次の事項について検討を行った。
次の講演会を行った。
⑴ 安全マニュアル
テーマ:
「次世代社会に向けた東京ガスの環境・
⑵ JIS M 0103(ボーリング用機械・器具用語)改正
⑶ リスクアセスメントに係るガイドラインの作成
⑷ ボーリングマシンの標準的検査のあり方
⑸ 平成25年度事業計画(案)
2月27日 部会幹事会
平成24年度事業報告(案)及び平成25年度事業計画
(案)について審議を行った。
エネルギー技術への取り組み」
講 師:東京ガス㈱ 技術戦略部長 浜田滋 殿
2月15日 環境ビジネス委員会 CO2削減検討分科会
活動の進捗状況について確認を行った。
2月19日 環境ビジネス委員会 CO2削減検討分科会
ヒアリング調査
北九州市を訪問し、環境未来都市への取り組みに関す
るヒアリング調査を行った。
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行事報告
行事予定
2月20日 環境ビジネス委員会 将来市場予測分科会
活動の進捗状況について確認を行った。
2月21日 部会講演会
書籍・報告書情報
統計資料
プラスチック機械部会
2月1日 ブロー成形機需要予測委員会
次の講演会を行った。
次の事項について報告及び検討を行った。
テーマ:
「除染に関する環境省の取り組み」
⑴ ブロー成形機中期需要予測
講 師:環境省 福島除染推進チーム 次長 西山英彦 殿
⑵ ブロー成形機の現状と課題
2月22日 3Rリサイクルセミナー
⑶ ISO/TC270への対応
次の講演を行った。
⑷ JIS B 8650(プラスチック加工機械-用語)の改正
⑴ テーマ:
「3Rへの取組の進展と今後の展望」
⑸ 政府による優遇税制策及び補助金事業の活用
講 師:経済産業省 産業技術環境局 リサイクル
推進課 総括補佐 宮部勝弘 殿
⑵ テーマ:
「小型家電リサイクル制度と回収品目の
検討について」
講 師:㈱早稲田環境研究所 代表取締役社長 兼
早稲田大学 環境エネルギー研究科 永
田・小野田研究室 中嶋崇史 殿
⑶ テーマ:
「構造的な需要減少に対応する供給能力
2月13日 ISO/TC270国内審議委員会
次の事項について報告及び検討を行った。
⑴ ISO/TC270(プラスチック加工機械及びゴム加
工機械)の設立経緯及び現状
⑵ 国内審議委員会の組織及び運営
⑶ 役員選任
次の通り選任した。
・委員長:齋藤泰史 殿(住友重機械工業㈱ プラス
チック機械事業部 技術部 主任技師)
の調整」
講 師:野村リサーチ・アンド・アドバイザリー
㈱ シニアリサーチオフィサー 平沼亮 殿
⑷ テーマ:
「破砕・選別装置の最新技術等について」
講 師:近畿工業㈱ 開発部 高見敬太 殿
2月26日 環境技術水準の国際比較に関する調査研究
委員会 幹事会
活動の進捗状況について確認を行った。
2月27日 環境ビジネス委員会 有望ビジネス分科会
個別施設調査
成田富里いずみ清掃工場(千葉県成田市)を訪問し、
ごみ処理施設(ガス化溶融炉)について調査を行った。
タンク部会
⑷ 分科会の設置
2月13日 ISO/TC270国内審議委員会 射出成形機
分科会
次の事項について報告及び検討を行った。
⑴ ISO/TC270/WG1(射出成形機の安全)エキス
パートの選出
⑵ 分科会活動スケジュール
2月14日 部会幹事会
次の事項について報告及び検討を行った。
⑴ 平成24年度事業報告(案)及び平成25年度事業計
画(案)
⑵ 「プラスチック機械中期需要予測」
(案)
⑶ 「プラスチック機械産業の現状と課題」
(案)
2月13日 技術分科会
⑷ ISO/TC270国内審議委員会の設置
JIS B 8501(鋼製石油貯槽の構造)原案作成について
⑸ 政府による優遇税制策及び補助金事業の活用
検討及び審議を行った。
2月25日 拡大幹事会
次の事項について検討及び審議を行った。
⑴ 平成25年度事業計画(案)
⑵ 平成24年度決算報告(案)及び平成25年度収支予
算(案)
2月14日 部会総会
次の事項について報告及び審議を行い、承認した。
⑴ 平成24年度事業報告(案)及び平成25年度事業計
画(案)
⑵ 「プラスチック機械中期需要予測」
(案)
⑶ 「プラスチック機械産業の現状と課題」
(案)
⑷ ISO/TC270国内審議委員会の設置
2月22日 技術委員会 見学会及び委員会
⑴ 見学会
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
グループ 主任 前田祐樹 殿
トヨタ自動車九州㈱ 宮田工場(福岡県宮若市)を
訪問し、自動車組立ラインや技能教育施設等を見学
統計資料
⑶ テーマ:
「減速機搭載型立軸ポンプ(ラムダ21)の
紹介」
した。
講 師:㈱電業社機械製作所 水力機械設計部 水
⑵ 委員会
力機械-1グループ 田代崇 殿
次の事項について報告及び検討を行った。
① 平成24年度事業報告(案)及び平成25年度事業
⑷ テーマ:
「高効率・高通過性水中ポンプ」
講 師:新明和工業㈱ 流体事業部 小野工場 設計
計画(案)
部 開発グループ 橘木高尚 殿
② 機械安全規格の改正状況
⑸ テーマ:
「手押しポンプについて」
③ 役員選任
講 師:㈱川本製作所 技術部 設計2課 柳川英明 殿
次の通り選任した。
・委員長:根子哲明 殿(ファナック㈱ ロボショ
⑹ テーマ:
「新機構一軸ねじポンプ「PiCOポンプ」
の紹介」
ット研究所 主任)
講 師:古河産機システムズ㈱ 設計部 ポンプ設
・副委員長:菊川健治 殿(㈱日本製鋼所 産業機
計課 大坪諭史 殿
械事業部 射出機販売部 部長)
2月28日 メンテナンス委員会
⑺ テーマ:
「ボイラ循環ポンプの紹介(HLAV)
」
講 師:㈱酉島製作所 第一ポンプ技術部 ポンプ
次の事項について報告及び検討を行った。
設計三課 齋藤宏太 殿
⑴ 射出成形機の主要項目測定法
⑵ 射出成形機の主要点検項目
⑻ テーマ:
「プラント用大容量高圧ポンプ及び動力
回収タービン」
⑶ 射出成形機点検シートの活用状況
講 師:三菱重工業㈱ 原動機事業本部 水・エネ
⑷ 平成24年度事業報告(案)及び平成25年度事業計
ルギー部 民需ポンプグループ 岡本郷 殿
画(案)
⑸ 幹事会社の選出
⑼ テーマ:
「ポンプ診断技術の紹介」
講 師:㈱ 日立プラントテクノロジー ポンプ・
平成25年度の幹事会社に東芝機械㈱及び東芝機
送風機技術本部 ポンプシステム部 吉田
械エンジニアリング㈱を選出した。
風水力機械部会
2月6日 部会拡大常任幹事会
洋介 殿
2月13日 ポンプ技術者連盟 年度幹事会
平成25年度春季総会の開催内容について審議を行っ
次の事項について報告及び審議を行った。
た。
⑴ 部会役員体制
2月13日 汎用送風機委員会
⑵ 平成25年度事業計画(案)
次の事項について報告及び審議を行った。
⑶ 会誌「産業機械」風水力機械特集号への対応
⑴ 一般社団法人 公共建築協会「機械設備工事監理指
2月8日 ポンプ技術者連盟 若手幹事会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 平成24年度技術セミナーのテーマ
⑵ 技術交流会役割分担
2月8日 ポンプ技術者連盟 技術交流会
次の事例発表を行った。
⑴ テーマ:
「大型キャンドモータポンプの開発」
講 師:㈱帝国電機製作所 開発部 係長 明石健 殿
⑵ テーマ:
「ドライ運転対応メカニカルシールの紹
介」
針平成25年版」改訂
⑵ 「送風機パンフレット」改訂
2月14日 ロータリ・ブロワ委員会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 平成24年度事業報告(案)及び平成25年度事業計
画(案)
⑵ 平成24年度決算報告(案)及び平成25年度収支予
算(案)
⑶ 機械のリスクマネジメント事例
⑷ 会誌「産業機械」風水力機械特集号への対応
講 師:日 本ピラー工業㈱ 三田技術部 MS技術
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
2月15日 メカニカルシール委員会 企画・特命分合
同科会
算(案)
⑶ 財団法人 下水道新技術推進機構「真空式下水道収
次の事項について報告及び審議を行った。
集システム技術マニュアル」改訂
⑴ メカニカルシール講習会
2月21日 送風機技術者連盟 年度幹事会
⑵ 平成24年度秋季総会決算報告
平成25年度春季総会の開催内容について審議を行っ
⑶ 平成24年度事業報告(案)及び平成25年度事業計
た。
画(案)
⑷ 平成24年度決算報告(案)及び平成25年度収支予
算(案)
2月27日 プロセス用圧縮機委員会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 平成25年度事業計画(案)
⑸ 平成25年度春季総会の開催内容
⑵ 平成25年度会議日程
⑹ 委員会30周年記念行事の開催内容
⑶ 平成25年度春季総会の開催内容
⑺ メカニカルシールの安全な使用を啓発するための
方策
2月18日 排水用水中ポンプシステム委員会
次の事項について報告及び審議を行った。
2月27日 プロセス用圧縮機委員会 講演会
次の講演会を行った。
テーマ:
「高速モータ技術の近況」
講 師:東 芝三菱電機産業システム㈱ 産業第1シス
⑴ 平成24年度事業報告(案)及び平成25年度事業計
画(案)
⑵ 平成24年度決算報告(案)及び平成25年度収支予
算(案)
⑶ 一般社団法人 公共建築協会「機械設備工事監理指
針平成25年版」改訂
テム事業部 技監 増田博之 殿
運搬機械部会
2月6日 流通設備委員会 建築分科会
ユニット式ラック構造設計基準解説書作成に向け検討
を行った。
⑷ 国土交通省「公共住宅建設工事共通仕様書」改定
2月7日 コンベヤ技術委員会 JIS B 8950改正WG
⑸ 公益社団法人 日本下水道協会「下水道維持管理指
JIS B 8950(ユニットロード用垂直コンベヤ)改正つ
針」改訂
⑹ JIS B 8325(設備排水用水中モーターポンプ)の
内容
2月19日 汎用ポンプ委員会
いて検討を行った。
2月15日 部会幹事会
次の事項について審議を行った。
⑴ 平成25年度事業計画(案)
次の事項について報告及び審議を行った。
⑵ 「バルク運搬用ベルトコンベヤ検査基準」の改正
⑴ 一般社団法人 公共建築協会「機械設備工事監理指
⑶ 「バルク運搬用ベルトコンベヤ設備保守・点検業
針平成25年版」改訂
⑵ 公益社団法人 空気調和・衛生工学会「空気調和・
衛生設備工事標準仕様書」改訂
⑶ 厚生労働省「労働安全衛生規則」改正に関する各
社の対応状況
⑷ 電気用品安全法の質問事項
⑸ 電動機効率規制の内容
⑹ ポンプJIS5規格改正 進捗状況
2月20日 真空式下水道システム委員会
務に関するガイドライン」の作成
2月19日 チェーンブロック企画委員会
次の事項について検討を行った。
⑴ 最近のチェーンブロック動向
⑵ 巻上機の特別アセスメントに係るガイドラインの
作成
⑶ 平成25年度事業計画(案)
2月19日 ISO/TC111国内審議委員会
㈱レーザックス 本社工場(愛知県知立市)を訪問し、
次の事項について報告及び審議を行った。
リンクチェーンの靱性試験に係る試験片のレーザー溶接
⑴ 平成24年度事業報告(案)及び平成25年度事業計
工程を見学した。
画(案)
⑵ 平成24年度決算報告(案)及び平成25年度収支予
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統計資料
2月22日 流通設備委員会 クレーン分科会
次の事項について検討を行った。
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行事報告
行事予定
⑴ リスクアセスメントに係るガイドラインの作成
⑵ 特別アセスメントに係るガイドラインの作成
2月22日 コンベヤ技術委員会 次の事項について審議及び検討を行った。
⑴ リスクアセスメントに係るガイドラインの作成
書籍・報告書情報
統計資料
委員会
政策委員会
2月20日 委員会
⑵ 機械安全警告ラベル等の見直し
次の事項について審議及び報告を行った。
⑶ コンベヤ関係JIS規格改正 ⑴ 統計関係報告(平成24年12月分及び1~12月分)
2月26日 昇降機委員会
① 産業機械の受注状況
次の事項について検討を行った。
② 産業機械の輸出契約状況
⑴ 昇降機消費電力性能
③ 環境装置の受注状況
⑵ 省エネ効果算出のための資料
2月27日 流 通 設 備 委 員 会 JIS Z 0620、JIS Z
0110改正WG
JIS Z 0620(産業用ラック)
、JIS Z 0110(産業用
ラック用語)改正について検討を行った。
2月27日 ISO/TC111国内審議委員会
⑵ 工業会の活動状況(平成25年2月分)
⑶ 平成25年度事業計画(案)
⑷ 平成25年度産業機械の受注見通し(案)
貿易委員会
2月9日~19日 第25回(平成25年度)海外貿易会議
事前調査
㈱コベルコ科研 高砂事業所(兵庫県高砂市)を訪問し、
リンクチェーンの靱性試験設備を見学した。
動力伝導装置部会
2月15日 減速機委員会
次の事項について報告及び検討を行った。
第25回(平成25年度)海外貿易会議の事前調査のた
め、トルコのイスタンブール及びカイセリ等を訪問した。
エコスラグ利用普及委員会
2月4日 委員会
⑴ 今後の業界動向
次の事項について報告及び審議を行った。
⑵ 三相誘導電動機効率値規制の動向
⑴ 利用普及分科会及び標準化分科会の活動内容
⑶ 平成25年度会議日程
⑵ 平成25年度事業計画(案)及び平成25年度収支予
算(案)
製鉄機械部会
2月13日 委員会 JIS A 5032 改正WG
2月8日 幹事会
次の事項について報告及び検討を行った。
次の事項について報告及び検討を行った。
⑴ 関連部署との協議結果
⑴ 技術委員会の活動
⑵ 経済産業省「建設分野の規格への環境側面の導入
⑵ 平成24年度事業報告(案)及び平成25年度事業計
画(案)
⑶ 平成25年度会議日程
業務用洗濯機部会
2月19日 技術委員会
次の事項について検討及び審議を行った。
⑴ 安全対策ガイド
⑵ 今後の活動テーマ
に関する指針 附属書Ⅱ」への対応
⑶ JIS A 5032(一般廃棄物、下水汚泥又はそれら
の焼却灰を溶融固化した道路用溶融スラグ)改正
2月18日 利用普及分科会 編集WG
次の事項について報告及び検討を行った。
⑴ 2012年度アンケート回収状況と今後の対応
⑵ 「2012年度版エコスラグ有効利用の現状とデー
タ集」の企画
⑶ 施設調査の実施
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
関西支部
委員会
政策委員会
2月25日 委員会 次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 統計関係報告(平成24年12月分及び1~12月
分)
① 産業機械の受注状況
② 産業機械の輸出契約状況
③ 環境装置の受注状況
⑵ 工業会の活動状況(平成25年1月分)
⑶ 海外情報(平成25年2月号)
⑷ 平成25年度産業機械の受注見通し(案)
労務委員会
2月15日 講演会
次の講演会を開催し、意見交換を行った。
テーマ:
「最近の労働関連法改正とその対策」
講 師:㈱ビジネススタイリスト 代表取締役 大西美
佳殿
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工業会情報
行事報告
行事予定
5月中旬
第39回優秀環境装置審査委員会
平成25年度通常総会
23日
書籍・報告書情報
統計資料
改正WG
〃コンベヤ技術委員会 仕分けコンベヤ
JIS改正WG
部 会
ボイラ・原動機部会
下旬
流通設備委員会 クレーン分科会
〃
昇降機委員会
〃
クレーン企画委員会
〃
流通設備委員会 建築分科会
5月8日
ボイラ幹事会
ボイラ技術委員会
6月上旬コンベヤ技術委員会 垂直コンベヤJIS
15日
6月6日
部会総会
鉱山機械部会
改正WG
中旬流通設備委員会 産業用ラックJIS改正
WG
5月中旬
骨材機械委員会
〃
ボーリング技術委員会
〃コンベヤ技術委員会 コンベヤ用語JIS
〃
6月下旬
ボーリング技術委員会
環境装置部会
6月上旬
環境ビジネス委員会
プラスチック機械部会
5月下旬 メンテナンス委員会
6月上旬 特許委員会
風水力機械部会
コンベヤ技術委員会
改正WG
〃コンベヤ技術委員会 仕分コンベヤJIS
改正WG
下旬
流通設備委員会 クレーン分科会
〃
昇降機委員会
〃
流通設備委員会
動力伝導装置部会
5月下旬
減速機委員会
部会総会
〃
5月14日
汎用送風機委員会
15日
汎用圧縮機委員会
中旬
排水用水中ポンプ委員会
〃
汎用ポンプ委員会
6月上旬
部会総会
21日
送風機技術者連盟 春季総会
幹事会
30日
ポンプ技術者連盟 春季総会
〃
メカニカルシール委員会 春季総会
6月中旬
減速機委員会
製鉄機械部会
〃
業務用洗濯機部会
6月4日
排水用水中ポンプシステム委員会
5月16日
部会総会
12日
ロータリ・ブロワ委員会 総会
6月17日
定例部会
13日
プロセス用圧縮機委員会 春季総会
記者発表会
19日
真空式下水道システム委員会 春季総会
20日
汎用圧縮機委員会 春季総会
27日
汎用ポンプ委員会 春季総会
運搬機械部会
5月中旬流通設備委員会 産業用ラックJIS改正
〃
委員会
エコスラグ利用普及委員会
5月上旬
JIS A 5032改正WG
利用普及分科会
中旬
WG
6月上旬
エコスラグ利用普及委員会
コンベヤ技術委員会
中旬
標準化分科会
下旬
利用普及分科会
〃
〃コンベヤ技術委員会 コンベヤ用語JIS
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
関西支部
部 会
ボイラ・原動機部会
6月13日
総会・施設調査
運搬機械部会
5月中旬
繊維スリング分科会 総会
委員会
政策委員会
6月24日
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委員会
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工業会情報
行事報告
行事予定
会員名簿2013
頒 価:1,050円(税込)
連絡先:総務部(TEL:03-3434-6821)
工業会会員の本社と支社所在地、取扱機種の一覧等をま
とめたもの。
風力発電関連機器産業に関する調査研究報告書
頒 価:3,000円(税込)
連絡先:環境装置部(TEL:03-3434-7579)
風力発電機の本体から部品などまで含めた風力発電関連
機器産業に関する生産実態等の調査を実施し、各分野に
書籍・報告書情報
統計資料
(2006年10月発行)。
メカニカル・シールハンドブック
初・中級編(改訂第3版)
頒 価:2,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
メカニカルシールに関する用語、分類、基本特性、寸法、
材料選定等についてまとめたもの(2010年10月発行)
。
風水力機械産業の現状と将来展望
— 2011年〜2015年 —
おける産業規模や市場予測、現状での課題等を分析し、
頒 価:会員/1,500円(税込)
会員外/2,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
本報告書にまとめた。
1980年より約5年に1度、風水力機械部会より発行し
平成23年度 環境装置の生産実績
ている報告書の最新版。本報告書は、風水力機械産業の
代表的な機種であるポンプ、送風機、汎用圧縮機、プロ
頒 価:実費頒布
連絡先:環境装置部(TEL:03-3434-6820)
セス用圧縮機、メカニカルシールのそれぞれの機種毎に
日本の環境装置の生産額を装置別、需要部門別(輸出含
需要動向と予測、技術動向、国際化を含めた今後の課題
む)
、
企業規模別、
研究開発費等で集計し図表化。その他、
と対応についてまとめている。風水力機械メーカはもと
前年度との比較や過去20年間における生産実績の推移
より官公庁、エンジニアリング会社、ユーザ会社等の方々
を掲載。
にも有益な内容である。
2011年度版 エコスラグ有効利用の現状と
データ集
頒 価:5,000円
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
化学機械製作の共通課題に関する調査研究報
告書(第8版 平成20年度版)
〜化学機械分野における輸出管理手続き〜
全国におけるエコスラグの生産状況、利用状況、分析デ
頒 価:1,000円
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
ータ等をアンケート調査からまとめた。また、委員会の
化学機械製作に関する共通の課題・問題点を抽出し、取
活動についても報告している(2012年6月発行)。
りまとめたもの。
道路用溶融スラグ品質管理及び
設計施工マニュアル
頒 価:3,000円
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
2006年7月20日に制定されたJIS A 5032「一般廃棄
物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融個化した道路用
溶融スラグ」について、溶融スラグの製造者及び道路の
設計施工者向けに関連したデータを加えて解説した
(2007年9月発行)
。
港湾工事用エコスラグ利用手引書
今回は強化されつつある輸出管理について、化学機械分
野に限定して申請手続きの流れや実際の手続きの例を示
した。実際に手続きに携わる者への参考書となる一冊。
JIMS H 3002業務用洗濯機械の性能に係る
試験方法(平成20年8月制定)
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
物流システム機器ハンドブック
頒 価:3,990円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
(1)各システム機器の分類、用語の統一
頒 価:実費頒布
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
(2)能力表示方法の統一、標準化
エコスラグを港湾工事用材料として有効利用するため
(3)各機器の安全基準と関連法規・規格
に、設計・施工に必要なエコスラグの物理的・化学的特
(4)取扱説明書、安全マニュアル
性をまとめた。工法としては、サンドコンパクションパ
(5)物流施設の計画における寸法算出基準
イル工法とバーチカルドレーン工法を対象としている
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13.4.15 11:02:30 AM
行事報告
行事予定
コンベヤ機器保守・点検業務に関する
ガイドライン
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
コンベヤ機器の使用における事業者の最小限の保守・点検
レベルを確保するためガイドラインとしてまとめたもの。
チェーン・ローラ・ベルトコンベヤ、
仕分コンベヤ、
垂直コンベヤ、
及びパレタイザ検査要領書
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
ばら物コンベヤを除くコンベヤ機器については、検査要
書籍・報告書情報
統計資料
準拠して改正されたが、旧JIS(JIS B 8805-1976)と
計算手順が異なるため、これをマニュアル化したもの。
ユニバーサルデザインを活かしたエレベータ
のガイドライン
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
ユニバーサルデザインの理念に基づいた具体的な方法を
ガイドラインとして提案したもの。
東京直下地震のエレベーター被害予測に
関する研究
領の客観的な指針がないため、設備納入メーカや購入者
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
のガイドラインとして作成したもの。
東京湾北部を震源としたマグニチュード7程度の地震が
バルク運搬用 ベルトコンベヤ設備保守・点検
業務に関するガイドライン
頒 価:500円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
コンベヤ機器を利用目的に応じて、安全にかつ支障なく
稼動させるには日常の保守点検は事業者にとって必須条
件であり、義務であるが、事業者や事業内容によって保
予測されていることから、所有者、利用者にエレベータ
ーの被害状況を提示し、対策の一助になることを目的と
して、エレベーターの閉じ込め被害状況の推定を行った
もの。
プラスチック機械中期需要予測
(平成25年2月発行版)
守・点検の実施レベルに大きな差が在るのが実情である。
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
本ガイドラインは、この様な情況からコンベヤ機器の使
射出成形機、押出成形機、ブロー成形機に関する平成
用における事業者の最小限度の保守・点検レベルを確保
25年、26年の需要予測を取りまとめたもの。
するためのガイドラインとしてまとめたものである。
バルク運搬用 ベルトコンベヤ検査基準
2012年度 環境活動報告書
頒 価:無償頒布
連絡先:企画調査部(TEL:03-3434-6823)
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
環境委員会が会員企業を対象に実施する各種環境関連調
バルク運搬用ベルトコンベヤの製作、設置に関する部品
査の結果報告の他、会員企業の環境保全への取り組み等
ならびに設備の機能を満足するための検査項目、検査個
を紹介している。
所および検査要領とその判定基準について規定したも
の。
ラック式倉庫のスプリンクラー設備の解説書
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
平成10年7月の消防法令の改正に伴い、
「ラック式倉庫」
の技術基準、ガイドラインについて、わかりやすく解説
したもの。
ゴムベルトコンベヤの計算式
(JIS B 8805-1992)計算マニュアル
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
現行JIS(JIS B 8805-1992)の内容は、ISO5048に
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INDUSTRIAL MACHINERY 2013.4
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工業会情報
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
産業機械受注状況(平成25年1月)
企画調査部
1.概 要
1 月 の 受 注 高 は 3,495 億 4,300 万 円、 前 年 同 月 比
51.1%となった。
内需は、1,358億4,500万円、前年同月比72.0%と
2.機種別の動向
①ボイラ・原動機
電力、外需の減少により前年同月比52.0%となっ
た。
なった。
②鉱山機械
内需のうち、製造業向けは前年同月比66.1%、非製
窯業土石、鉱業の増加により同123.1%となった。
造業向けは同77.0%、官公需向けは同57.8%、代理店
③化学機械(冷凍機械を含む)
向けは同107.2%であった。
外需の減少により同41.9%となった。
増加した機種は、鉱山機械(128.4%)
、タンク(349.8
④タンク
%)
、プラスチック加工機械(121.2%)
、送風機(174.6
石油・石炭、外需の増加により同570.0%となった。
%)の4機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機
⑤プラスチック加工機械
(62.1%)
、化学機械(90.3%)
、ポンプ(89.4%)、圧
外需の減少により同85.9%となった。
縮機(73.9%)
、運搬機械(52.8%)
、変速機(90.1%)、
⑥ポンプ
金属加工機械(61.1%)
、その他機械(45.1%)の8機種
電力、官公需の減少により同89.6%となった。
であった(括弧の数字は前年同月比)
。
⑦圧縮機
外需は、2,136億9,800万円、前年同月比43.1%と
はん用・生産用、自動車の減少により同97.4%と
なった。
なった。
プラントは2件、1,083億2,600万円、前年同月比
⑧送風機
27.0%となった。
運輸・郵便の増加により同181.8%となった。
増加した機種は、タンク(前年同月の受注金額がマイ
⑨運搬機械
ナスのため、比率を計上できず)
、圧縮機(120.7%)、
食品、自動車、造船、建設、電力、情報サービスの
送風機(240.0%)
、その他機械(142.2%)の4機種で
減少により同73.6%となった。
あり、減少した機種は、ボイラ・原動機(36.4%)、鉱
⑩変速機
山機械(93.8%)
、化学機械(36.5%)
、プラスチック加
その他輸送機械、その他製造業、外需の減少により
工機械(70.4%)
、ポンプ(90.2%)
、運搬機械(98.7%)、
同82.8%となった。
変速機(58.1%)
、金属加工機械(47.9%)の8機種であ
⑪金属加工機械
った(括弧の数字は前年同月比)
。
鉄鋼、外需の減少により同52.3%となった。
産業機械 2013.4
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表1)
産業機械 需要部門別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
①製造業
②非製造業
③民需計
④官公需
⑤代理店
⑥内需計
⑦外 需
(金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比)
⑧総 額
(金額) (前年比) (金額) (前年比)
平成21年度
935,045
72.0 1,148,693
99.0 2,083,738
84.7 537,840
81.3 248,074
82.1 2,869,652
83.8
1,731,394
78.8 4,601,046
81.9
22年度
965,101
103.2 1,166,815
101.6 2,131,916
102.3 536,088
99.7 274,581
110.7 2,942,585
102.5
1,803,752
104.2 4,746,337
103.2
109.6 1,257,609
107.8 2,315,267
108.6 602,421
112.4 287,882
104.8 3,205,570
108.9
2,721,479
150.9 5,927,049
124.9
109.9 1,130,578
96.5 2,096,331
102.2 597,133
105.6 266,682
105.8 2,960,146
103.2
1,812,963
141.3 4,773,109
115.0
107.5 1,286,862(113.8) 2,324,569(110.9) 559,959 (93.8) 279,829
104.9 3,164,357
106.9
2,101,280
115.9 5,265,637
110.3
23年度 1,057,658
平成22年
965,753
23年 1,037,707
24年
973,123
93.8
平成23年10~12月
248,546
116.3
平成24年1~3月
283,281
107.6
4~6月
226,802
87.1
7~9月
242,994
91.6
10~12月
220,046
H24.4~H25.1累計
平成24年11月
941,328 (73.1) 1,914,451 (82.4) 567,157(101.3) 327,629
117.1 2,809,237
251,404 (104.0)
88.8
2,429,994
115.6 5,239,231
99.5
499,950(109.8) 181,153(128.5)
73,414
106.4
754,517
113.4
441,157
116.2 1,195,674
114.4
338,805 (92.0)
622,086 (98.5) 166,227(134.3)
78,129
111.5
866,442
105.0
1,360,509
183.8 2,226,951
142.2
164,805
58.9
391,607
72.5 116,598
120.8
85,812
128.5
594,017
84.4
328,297
84.6
922,314
245,757
63.4
488,751
74.9 118,900
75.0
82,790
119.0
690,441
78.4
291,199
54.8
981,640
69.5
88.5
191,961
76.4
412,007
82.4 165,432
91.3
80,898
110.2
658,337
87.3
449,989
102.0 1,108,326
92.7
739,400
87.1
642,163
66.2 1,381,563
75.9 424,413
89.0 272,664
117.9 2,078,640
82.2
1,283,183
87,264
107.3
41,327
55.6
128,591
82.6
75.1
110.8
83.5
154,473
136.2
360,227
100.1
12月
79,927
82.7
106,872
102.6
186,799
93.0
50,943
75.9
26,084
103.5
263,826
90.0
156,802
62.1
420,628
77.1
平成25年1月
49,558
66.1
39,640
77.0
89,198
70.6
23,483
57.8
23,164
107.2
135,845
72.0
213,698
43.1
349,543
51.1
49,150
28,013
205,754
84.5
69.1 3,361,823
76.7
【注】
平成23年4月より需要者分類を変更したことから、②非製造業③民需計④官公需の金額に不連続が発生している。なお、括弧の比率は前年の実績を新分類に再集計して計算して
いる。
(表2)
産業機械 機種別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
①ボイラ・原動機
金額
前年比
③化学機械
(冷凍機械を含む)
②鉱山機械
金額
前年比
金額
前年比
③-1 内 化学機械
金額
前年比
④タンク
金額
⑤プラスチック加工機械
前年比
金額
前年比
⑥ポンプ
金額
前年比
平成21年度
1,482,358
82.5
20,016
71.9
1,427,855
95.1
1,088,480
99.7
38,270
77.1
117,734
96.7
273,496
87.8
22年度
1,536,364
103.6
16,166
80.8
1,270,926
89.0
896,646
82.4
33,488
87.5
180,419
153.2
273,936
100.2
108.8
23年度
1,679,171
109.3
15,652
96.8
2,076,524
163.4
1,712,822
191.0
76,075
227.2
185,666
102.9
298,061
平成22年
1,490,788
104.5
17,715
98.4
1,314,212
115.6
948,857
118.5
29,788
70.4
176,714
201.1
273,881
98.2
23年
1,742,452
116.9
14,725
83.1
1,409,639
107.3
1,041,982
109.8
84,350
283.2
177,102
100.2
292,842
106.9
111.1
24年
1,327,448
76.2
23,341
158.5
1,961,627
139.2
1,591,207
152.7
26,960
32.0
174,247
98.4
325,328
平成23年10~12月
360,235
109.5
4,084
71.8
296,992
126.3
217,205
145.1
43,056
893.3
46,204
107.0
76,237
112.8
平成24年1~3月
469,142
88.1
4,405
126.7
1,184,395
228.9
1,092,352
259.2
6,017
42.1
52,775
119.4
82,024
106.8
4~6月
224,383
72.6
3,483
110.9
264,046
119.5
168,809
132.7
5,253
29.9
41,775
95.1
71,515
114.8
7~9月
272,585
50.4
5,295
131.6
229,142
61.2
127,830
46.3
11,835
125.5
40,752
95.3
83,846
108.2
10~12月
361,338
100.3
10,158
248.7
284,044
95.6
202,216
93.1
3,855
9.0
38,945
84.3
87,943
115.4
H24.4~H25.1累計
901,263
69.7
20,484
163.8
967,138
71.9
665,378
63.4
22,499
32.0
135,401
90.8
264,055
110.4
平成24年11月
141,325
185.8
7,881
658.9
66,561
80.3
38,240
68.4
1,887
6.3
14,115
79.4
28,115
101.0
12月
167,692
79.1
1,206
78.9
111,034
80.0
80,292
74.1
377
11.4
13,717
77.3
28,462
110.9
平成25年1月
42,957
52.0
1,548
123.1
189,906
41.9
166,523
38.8
1,556
570.0
13,929
85.9
20,751
89.6
会社数
15社
7社
43社
41社
4社
10社
22社
⑦圧縮機
⑧送風機
⑨運搬機械
⑩変速機
⑪金属加工機械
⑫その他機械
⑬合計
金額
前年比
金額
前年比
金額
前年比
金額
前年比
金額
前年比
金額
前年比
金額
前年比
平成21年度
248,926
77.5
21,552
84.5
277,079
75.2
45,452
69.8
95,019
26.5
553,289
82.3
4,601,046
81.9
22年度
288,576
115.9
26,283
122.0
339,608
122.6
57,903
127.4
199,776
210.2
522,892
94.5
4,746,337
103.2
23年度
316,135
109.5
20,983
79.8
352,891
103.9
55,032
95.0
226,626
113.4
624,233
119.4
5,927,049
124.9
平成22年
298,657
128.7
28,077
119.0
341,134
143.9
55,741
129.1
186,921
253.9
559,481
101.6
4,773,109
115.0
23年
309,001
103.5
20,855
74.3
344,247
100.9
57,284
102.8
244,105
130.6
569,035
101.7
5,265,637
110.3
24年
255,589
82.7
23,572
113.0
348,945
101.4
45,395
79.2
176,401
72.3
550,378
96.7
5,239,231
99.5
平成23年10~12月
73,180
99.0
4,070
40.1
79,261
100.7
12,571
86.1
40,298
85.2
159,486
118.4
1,195,674
114.4
平成24年1~3月
83,809
109.3
6,572
102.0
103,935
109.1
12,407
84.6
44,458
71.8
177,012
145.3
2,226,951
142.2
4~6月
49,158
67.6
4,167
116.9
73,514
79.3
11,269
72.2
44,111
37.9
129,640
96.7
922,314
84.5
7~9月
66,313
76.7
5,685
83.9
79,167
102.8
10,651
73.7
54,786
214.7
121,583
79.1
981,640
69.5
10~12月
56,309
76.9
7,148
175.6
92,329
116.5
11,068
88.0
33,046
82.0
122,143
76.6
1,108,326
92.7
H24.4~H25.1累計
191,612
75.8
20,104
124.7
268,191
95.6
36,272
77.9
138,326
71.2
396,478
81.6
3,361,823
76.7
平成24年11月
17,874
71.7
2,835
182.4
29,188
113.2
3,663
99.9
18,635
191.0
28,148
48.1
360,227
100.1
12月
23,079
88.3
2,313
183.1
26,427
87.2
3,689
89.6
6,398
28.0
36,234
58.4
420,628
77.1
平成25年1月
19,832
97.4
3,104
181.8
23,181
73.6
3,284
82.8
6,383
52.3
23,112
59.9
349,543
51.1
会社数
17社
9社
25社
7社
12社
38社
209社
【注】⑫その他機械には、業務用洗濯機、メカニカルシール、ごみ処理装置等が含まれているが、そのうち業務用洗濯機とメカニカルシールの受注金額は次の通りである。
業務用洗濯機:881百万円 メカニカルシール:3,058百万円
64
INDUSTRIAL MACHINERY 2013.4
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表3)
平成25年1月 需要部門別機種別受注額
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(単位 : 100万円)
※平成23年4月より需要者分類を改訂しました。
機種別
需要者別
化学機械
冷凍機械
プラスチック
加工機械
タンク
ポンプ
圧縮機
送風機
運搬機械
金属加工
機 械
変速機
その他
合
計
製
品
工
業
298
0
1,188
274
0
0
62
111
2
323
82
2
708
繊
維
工
業
76
0
150
83
0
64
60
7
0
15
7
0
110
572
紙・ パ ル プ 工 業
1,373
0
63
66
0
327
44
31
2
45
70
0
50
2,071
業
330
0
2,170
387
12
1,585
238
372
24
287
130
20
112
5,667
石油・石炭製品工業
645
0
1,930
264
774
732
130
358
9
441
▲4
0
34
5,313
石
27
415
117
67
0
0
23
17
11
18
118
11
9
833
業
669
26
248
136
0
0
182
135
258
147
225
646
118
2,790
1,082
学
民
窯
工
業
鉄
土
鋼
3,050
造
非
鉄
金
属
445
0
72
132
0
42
15
16
0
122
8
209
21
金
属
製
品
12
0
79
66
0
0
3
50
0
123
82
342
81
838
はん用・生産用機械
159
36
322
1,846
0
16
65
2,350
28
379
256
23
393
5,873
械
1
0
114
1,452
0
57
14
4
0
0
0
0
306
1,948
械
930
0
268
1,403
0
172
24
72
2
208
44
26
89
3,238
情 報 通 信 機 械
7
0
28
289
0
32
114
3
0
81
7
3
522
1,086
業
19
0
204
461
0
682
7
33
67
1,086
194
254
1,064
4,071
業
784
0
93
184
0
0
46
150
0
296
43
58
173
1,827
その他輸送機械工業
13
0
53
0
0
▲3
0
46
0
19
44
0
18
190
そ の 他 製 造 業
160
99
515
10
0
1,706
446
171
61
1,098
697
502
3,644
9,109
49,558
業
務
間
電
用
気
自
動
機
機
車
業
造
工
船
需
非
製
造
業
計
5,948
576
7,614
7,120
786
5,412
1,473
3,926
464
4,688
2,003
2,096
7,452
農
林
漁
業
9
0
6
99
0
0
10
1
1
38
2
0
6
172
鉱業・採石業・砂利採取業
0
644
26
0
0
0
23
1
2
3
2
1
2
704
製
建
設
業
52
146
35
134
0
0
139
413
2
74
27
2
790
1,814
電
力
業
19,213
0
1,157
1
4
0
976
235
163
116
322
1
71
22,259
運 輸 業・ 郵 便 業
105
0
27
833
0
0
14
25
1,453
746
61
2
368
3,634
通
業
261
0
0
110
0
0
0
0
0
1
2
0
7
381
卸 売 業・ 小 売 業
3
0
27
152
0
0
1,498
140
33
455
0
4
2
2,314
信
造
要
金 融 業・ 保 険 業
65
0
0
66
0
0
0
2
0
3
0
0
0
136
業
302
0
12
15
0
0
0
4
0
14
11
0
0
358
情 報 サ - ビ ス 業
20
0
49
66
0
0
0
0
0
94
0
0
0
229
業
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
83
83
そ の 他 非 製 造 業
1,253
0
1,178
603
170
4
1,559
92
9
675
9
27
1,977
7,556
不
動
業
リ
間
産
ー
非
製
需
ス
造
要
業
合
計
21,283
790
2,517
2,079
174
4
4,219
913
1,663
2,219
436
37
3,306
39,640
計
27,231
1,366
10,131
9,199
960
5,416
5,692
4,839
2,127
6,907
2,439
2,133
10,758
89,198
官
運
輸
業
0
0
0
0
0
0
7
0
2
5
0
0
0
14
防
衛
省
3,078
0
0
79
0
0
11
0
0
2
0
0
124
3,294
公
国
家
公
務
53
0
▲2
▲3
0
0
752
9
14
3
0
2
▲278
550
地
方
公
務
239
0
7,737
137
16
415
2,675
20
35
95
3
6
3,055
14,433
需
そ の 他 官 公 需
官
海
公
外
代
受
鉱山機械
食
化
民
ボイラ・
原動機
需
需
理
注
額
合
441
0
3,596
157
0
0
429
14
7
58
234
1
255
5,192
計
3,811
0
11,331
370
16
415
3,874
43
58
163
237
9
3,156
23,483
要
11,733
182
144,281
4,209
580
7,924
5,146
12,320
456
14,093
525
3,901
8,348
213,698
店
182
0
780
9,605
0
174
6,039
2,630
463
2,018
83
340
850
23,164
計
42,957
1,548
166,523
23,383
1,556
13,929
20,751
19,832
3,104
23,181
3,284
6,383
23,112
349,543
産業機械 2013.4
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65
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
産業機械輸出契約状況(平成25年1月)
企画調査部
1.概 要
アジアの増加により、前年同月比556.0%となった。
1月の主要約70社の輸出契約高は、2,062億2,200
④プラスチック加工機械
万円、前年同月比42.6%となった。
アジアの減少により、前年同月比70.4%となった。
プラントは2件、1,083億2,600万円、前年同月比
⑤風水力機械
27.0%となった。
中東、南米の増加により、前年同月比130.4%とな
単体は978億9,600万円、前年同月比118.3%とな
った。
った。
⑥運搬機械
地域別構成比は、アジア81.9%、中東10.6%、北ア
アジアの増加により、前年同月比188.5%となった。
メリカ2.7%、ヨーロッパ2.3%、南アメリカ1.3%、ロ
⑦変速機
シア・東欧0.5%となっている。
ア ジ ア、 北 ア メ リ カ の 減 少 に よ り、 前 年 同 月 比
58.7%となった。
2.機種別の動向
⑧金属加工機械
⑴ 単体機械
アジアの減少により、前年同月比49.5%となった。
①ボイラ・原動機
⑨冷凍機械
アジアの減少により、前年同月比33.5%となった。
ヨーロッパ、ロシア・東欧の減少により、前年同月
②鉱山機械
比91.1%となった。
南アメリカの減少により、前年同月比78.7%とな
⑵ プラント
った。
オセアニアの減少により、前年同月比27.0%とな
③化学機械
った。
(表1)
平成25年1月 産業機械輸出契約状況 機種別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円)
単 体 機 械
①ボイラ・原動機
金額
66
前年比
②鉱山機械
金額
③化学機械
前年比
金額
前年比
④プラスチック加工機械
金額
前年比
⑤風水力機械
金額
前年比
⑥運搬機械
金額
平成21年度
410,360
57.9
9,476
115.1
289,254
55.6
69,867
113.2
199,153
22年度
381,956
93.1
4,569
48.2
369,309
127.7
94,150
134.8
201,839
101.3 101,293
89.8
65,701
前年比
65.4
⑦変速機
金額
9,616
154.2 13,835
前年比
64.9
⑧金属加工機械
金額
前年比
23,866
40.0
143.9 102,364
428.9
23年度
589,370
154.3
2,928
64.1
203,022
55.0
100,321
106.6
226,660
112.3
97,549
96.3 11,920
86.2
52,645
51.4
平成22年
411,347
113.4
5,824
91.6
129,633
42.2
92,799
176.6
210,172
110.0 100,433
220.2 13,178
141.5
81,872
272.4
23年
564,736
137.3
2,484
42.7
435,255
335.8
93,454
100.7
226,496
107.8
94.1 12,683
24年
440,543
78.0
9,638
388.0
158,322
36.4
93,592
100.1
176,362
平成23年10~12月
133,667
190.2
1,230
51.6
50,470
108.4
24,022
105.2
50,265
101.9
平成24年1~3月
158,513
118.4
990
181.3
27,314
10.5
31,713
127.6
61,668
100.3
4~6月
49,460
69.1
262
88.5
31,534
103.0
22,306
110.3
30,176
94,484
96.2
58,958
72.0
115.2
8,301
65.4
69,924
118.6
22,069
67.2
2,300
74.3
7,500
45.8
32,569
110.4
2,722
78.1
22,772
78.3
60.9
20,924
88.8
2,332
64.1
25,180
160.8
77.9 108,875
7~9月
73,699
32.7
1,399
339.6
24,228
25.6
22,344
91.7
46,009
70.6
24,584
127.1
1,530
46.9
11,830
176.2
10~12月
158,871
118.9
6,987
568.0
75,246
149.1
17,229
71.7
38,509
76.6
30,798
139.6
1,717
74.7
10,142
135.2
H24.4~H25.1累計
292,568
63.3
8,788
415.3
165,791
91.1
68,790
87.7
130,961
73.8
89,775
124.5
6,100
60.5
49,288
144.2
平成24年8月
32,769
22.4
528
61.6
5,887
24.7
9,755
96.7
10,451
62.2
8,530
178.6
590
48.7
1,386
81.3
9月
18,301
41.5
674
-
12,438
20.6
6,299
95.0
24,066
100.2
6,090
69.7
446
54.1
8,716
308.9
10月
22,898
126.8
49
10.5
44,604
400.5
5,847
128.6
8,762
60.6
11,813
268.8
577
65.5
3,956
144.3
11月
93,083
271.2
6,907
4,371.5
5,274
34.9
5,406
53.5
10,373
57.1
11,789
151.5
566
86.0
4,918
400.5
12月
42,890
52.8
31
5.1
25,368
104.8
5,976
63.7
19,374
109.7
7,196
72.7
574
75.4
1,268
35.9
平成25年1月
10,538
33.5
140
78.7
34,783
556.0
6,911
70.4
16,267
130.4
13,469
188.5
521
58.7
2,136
49.5
INDUSTRIAL MACHINERY 2013.4
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13.4.15 11:02:56 AM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
単 体 機 械
⑨冷凍機械
金額
⑩その他
前年比
平成21年度
57,585
22年度
63.8
金額
⑫プラント
⑪単体合計
前年比
金額
前年比
金額
統計資料
⑬総 計
前年比
金額
前年比
86,964
96.8
1,221,842
65.1
419,048
197.3
1,640,890
78.6
70,851
123.0 104,265
119.9
1,444,431
118.2
227,136
54.2
1,671,567
101.9
23年度
71,500
100.9 103,475
99.2
1,459,390
101.0 1,145,086
504.1
2,604,476
155.8
平成22年
68,055
123.1 103,555
153.0
1,216,868
107.9
477,673
648.2
1,694,541
141.0
23年
72,311
106.3 107,824
104.1
1,668,685
137.1
310,841
65.1
1,979,526
116.8
24年
66,587
92.1
94,958
88.1
1,227,102
73.5 1,094,037
352.0
2,321,139
117.3
平成23年10~12月
15,382
90.5
26,341
69.3
333,246
111.5
78,796
150.2
412,042
117.3
平成24年1~3月
18,543
95.8
29,469
87.1
386,273
64.9
939,371
893.6
1,325,644
189.2
4~6月
16,751
88.2
23,107
82.2
222,032
84.7
82,411
83.6
304,443
84.4
7~9月
15,594
83.9
23,400
119.7
244,617
51.2
23,057
81.4
267,674
52.9
102.8
(備考)
※1月のプラントの内訳
(件数)
(金額)
1. 化学・石油
1
2. その他
1
18,326
2
108,326
合 計
90,000
10~12月
15,699
102.1
18,982
72.1
374,180
112.3
49,198
62.4
423,378
H24.4~H25.1累計
52,251
90.7
74,413
93.5
938,725
81.2
262,992
43.4
1,201,717
68.2
平成24年8月
4,797
70.4
7,704
82.2
82,397
37.2
0
-
82,397
36.0
国 内
27,733
25.6%
9月
5,453
97.2
6,767
157.9
89,250
56.9
23,057
459.5
112,307
69.3
海 外
57,828
53.4%
10月
5,201
111.2
5,800
103.8
109,507
163.6
21,431
-
130,938
195.6
その他
22,765
21.0%
11月
4,264
99.4
3,397
42.5
145,977
146.3
0
-
145,977
140.6
合 計
108,326
100.0%
12月
6,234
97.2
9,785
76.6
118,696
71.3
27,767
37.1
146,463
60.7
平成25年1月
4,207
91.1
8,924
158.9
97,896
118.3
108,326
27.0
206,222
42.6
(金額)
(構成比)
(表2)
平成25年1月 産業機械輸出契約状況 機種別・世界州別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円)
( 単 体 機 械)
ア
ジ
①ボイラ・原動機
件数
金額
②鉱 山 機 械
前年同月比
件数
金額
③化 学 機 械
前年同月比
件数
金額
④プラスチック加工機械
前年同月比
件数
金額
⑤風 水 力 機 械
前年同月比
件数
金額
前年同月比
ア
36
8,117
28.3%
14
123
1537.5%
95
33,474
813.9%
117
5,594
65.1%
1,096
9,939
102.2%
東
4
383
104.9%
0
0
-
8
159
206.5%
1
45
21.5%
165
2,807
248.6%
ヨーロッパ
3
▲297
-
0
0
-
8
49
32.9%
11
485
248.7%
76
153
26.8%
北アメリカ
8
2,092
512.7%
0
0
-
14
473
284.9%
23
570
139.4%
196
204
54.7%
南アメリカ
4
187
125.5%
0
0
-
3
256
15.1%
6
194
57.1%
30
1,685
810.1%
ア フ リ カ
2
6
0.4%
0
0
-
1
14
1400.0%
0
0
-
42
785
185.1%
オセアニア
6
43
45.7%
1
17
-
1
▲3
-
1
1
4.3%
9
88
2933.3%
2
7
10.8%
0
0
-
2
361
601.7%
7
22
733.3%
7
606
1442.9%
65
10,538
33.5%
15
140
78.7%
132
34,783
556.0%
166
6,911
70.4%
1,621
16,267
130.4%
中
ロシア・東欧
合
計
( 単 体 機 械)
ア
ジ
⑥運 搬 機 械
件数
金額
⑦変速機
前年同月比
件数
金額
⑧金属加工機械
前年同月比
件数
金額
⑨冷 凍 機 械
前年同月比
件数
金額
⑩そ の 他
前年同月比
件数
金額
前年同月比
ア
49
11,491
227.0%
18
272
79.3%
72
1,823
45.1%
4
1,569
104.5%
104
6,451
東
1
27
8.9%
0
0
-
0
0
-
2
183
105.2%
3
7
6.0%
ヨーロッパ
13
282
62.1%
7
108
87.1%
6
20
105.3%
4
1,680
85.1%
52
2,176
155.1%
北アメリカ
4
1,393
132.5%
7
107
39.3%
28
205
172.3%
3
332
105.7%
130
278
92.4%
南アメリカ
2
98
204.2%
2
31
36.0%
7
81
8100.0%
1
48
73.8%
2
6
600.0%
ア フ リ カ
1
59
107.3%
0
0
-
2
▲2
-
2
77
126.2%
0
0
-
オセアニア
2
19
24.1%
1
3
4.8%
0
0
-
2
311
82.7%
1
6
120.0%
2
100
105.3%
0
0
-
3
9
7.0%
1
7
4.5%
0
0
-
74
13,469
188.5%
35
521
58.7%
118
2,136
49.5%
19
4,207
91.1%
292
8,924
158.9%
中
ロシア・東欧
合
計
⑪単 体 合 計
件数
ア
中
ジ
ア 1,605
金額
⑫プ ラ ン ト
前年同月比
件数
金額
⑬総 計
前年同月比
件数
金額
78,853
119.7%
1
90,000
1164.9%
1,606 168,853
151.9%
1
18,326
139.1%
185
21,937
前年同月比
構成比
229.5%
81.9%
141.1%
10.6%
2.3%
東
184
3,611
ヨーロッパ
180
4,656
92.0%
0
0
-
180
4,656
92.0%
北アメリカ
413
5,654
165.7%
0
0
-
413
5,654
165.7%
2.7%
南アメリカ
57
2,586
95.9%
0
0
-
57
2,586
95.9%
1.3%
ア フ リ カ
50
939
43.6%
0
0
-
50
939
43.6%
0.5%
オセアニア
24
485
75.5%
0
0
-
24
485
0.1%
0.2%
ロシア・東欧
24
1,112
202.6%
0
0
-
24
1,112
202.6%
0.5%
計 2,537
97,896
118.3%
2 108,326
27.0%
2,539 206,222
42.6%
100.0%
合
169.5%
産業機械 2013.4
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67
13.4.15 11:02:57 AM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
環境装置受注状況(平成25年1月)
企画調査部
2.装置別の動向(前年同月との比較)
1月の受注高は、205億3,900万円で、前年同月比
①大気汚染防止装置
55.9%となった。
電力、海外向け排煙脱硝装置の増加により、129.9
1.需要部門別の動向(前年同月との比較)
%となった。
①製造業
②水質汚濁防止装置
化学向け産業廃水処理装置の減少により、62.1%
官公需向け下水汚水処理装置、し尿処理装置の減少
となった。
により、74.9%となった。
②非製造業
③ごみ処理装置
電力向け産業廃水処理装置の減少により、96.9%
官公需向け都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装
となった。
置の減少により、27.6%となった。
③官公需
④騒音振動防止装置
下水汚水処理装置、都市ごみ処理装置、事業系廃棄
その他製造業、海外向け騒音防止装置の減少により、
物処理装置の減少により、50.4%となった。
56.6%となった。
④外需
排煙脱硝装置の増加により、134.5%となった。
(表1)
環境装置の需要部門別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
①製造業
②非製造業
③民需計
④官公需
⑤内需計
⑥外需
⑦合計
(金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比)
68
平成21年度
56,161
81.8
38,379
99.9
94,540
88.3
341,781
76.3
436,321
78.6
14,024
37.1
450,345
75.9
22年度
54,685
97.4
34,277
89.3
88,962
94.1
337,737
98.8
426,699
97.8
27,496
196.1
454,195
100.9
23年度
62,927
115.1
68,664
200.3
131,591
147.9
415,252
123.0
546,843
128.2
45,148
164.2
591,991
130.3
平成22年
57,460
117.5
29,152
88.1
86,612
105.6
378,382
103.1
464,994
103.6
25,469
131.9
490,463
104.8
23年
65,290
113.6
69,360
237.9
134,650
155.5
371,060
98.1
505,710
108.8
24,765
97.2
530,475
108.2
24年
53,584
82.1
35,412
51.1
88,996
66.1
366,845
98.9
455,841
90.1
46,372
187.2
502,213
94.7
平成23年10~12月
16,795
138.4
9,260
191.8
26,055
153.6
130,624
147.7
156,679
148.7
6,374
42.7
163,053
135.5
平成24年1~3月
15,185
86.5
15,021
95.6
30,206
90.8
107,799
169.5
138,005
142.5
26,925
411.6
164,930
159.5
4~6月
9,171
59.5
7,931
35.7
17,102
45.5
83,383
134.7
100,485
101.0
3,657
53.6
104,142
97.9
7~9月
16,507
106.2
5,423
24.4
21,930
58.1
77,908
67.8
99,838
65.4
10,537
209.9
110,375
70.0
10~12月
12,721
75.7
7,037
76.0
19,758
75.8
97,755
74.8
117,513
75.0
5,253
82.4
122,766
75.3
H24.4~H25.1累計
41,233
78.8
21,939
39.7
63,172
58.7
274,045
81.3
337,217
75.8
20,605
108.0
357,822
77.1
平成24年11月
3,674
60.1
1,915
99.1
5,589
69.5
21,331
47.7
26,920
51.0
2,165
68.8
29,085
52.0
12月
5,760
98.4
3,718
161.0
9,478
116.1
25,798
50.4
35,276
59.5
2,384
93.9
37,660
60.9
平成25年1月
2,834
62.1
1,548
96.9
4,382
71.2
14,999
50.4
19,381
54.0
1,158
134.5
20,539
55.9
INDUSTRIAL MACHINERY 2013.4
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表2)
環境装置の装置別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
①大気汚染防止装置
(金額)
②水質汚濁防止装置
(前年比)
(金額)
③ごみ処理装置
(前年比)
(金額)
④騒音振動防止装置
(前年比)
(金額)
⑤合計
(前年比)
(金額)
(前年比)
平成21年度
54,415
75.1
192,479
91.4
200,824
65.3
2,627
100.5
450,345
75.9
22年度
57,022
104.8
212,146
110.2
183,068
91.2
1,959
74.6
454,195
100.9
23年度
60,953
106.9
236,922
111.7
292,372
159.7
1,744
89.0
591,991
130.3
平成22年
50,205
100.6
215,252
118.4
222,604
95.0
2,402
105.9
490,463
104.8
108.2
23年
65,358
130.2
233,818
108.6
229,497
103.1
1,802
75.0
530,475
24年
50,536
77.3
191,792
82.0
257,919
112.4
1,966
109.1
502,213
94.7
平成23年10~12月
11,648
135.4
73,849
131.0
77,159
140.4
397
93.6
163,053
135.5
平成24年1~3月
16,531
79.0
66,450
104.9
81,390
439.6
559
90.6
164,930
159.5
4~6月
10,457
108.1
29,342
70.8
63,886
116.5
457
115.1
104,142
97.9
7~9月
12,527
54.2
45,107
81.7
52,277
66.2
464
118.7
110,375
70.0
10~12月
11,021
94.6
50,893
68.9
60,366
78.2
486
122.4
122,766
75.3
H24.4~H25.1累計
36,558
78.8
138,535
73.7
181,223
79.5
1,506
110.7
357,822
77.1
平成24年11月
3,999
81.4
14,650
73.3
10,347
33.6
89
55.3
29,085
52.0
12月
4,860
99.5
20,530
76.2
12,021
40.2
249
194.5
37,660
60.9
平成25年1月
2,553
129.9
13,193
74.9
4,694
27.6
99
56.6
20,539
55.9
(表3) 平成25年1月 環境装置需要部門別受注額
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(単位:100万円)
民
需要部門
製
機種
食品
集
じ
石油
化学
化学
要
官 公 需
窯業
鉄鋼
非 製 造 業
非鉄
金属
機械 その他
小計
電力
鉱業 その他
小計
地方
その他
自治体
計
要
外需
小計
合計
大気汚染防止装置
置
15
2
3
3
39
19
40
25
8
75
67
296
0
4
101
105
401
23
2
25
7
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
排 煙 脱 硫 装 置
0
0
0
0
0
0
0
25
0
0
122
147
116
0
0
116
263
2
0
2
144
409
排 煙 脱 硝 装 置
0
0
0
7
0
0
0
0
0
0
0
7
589
0
0
589
596
12
0
12
831
1,439
排 ガ ス 処 理 装 置
0
0
0
0
0
44
0
0
0
0
1
45
0
0
1
1
46
63
0
63
0
109
0
連
装
パルプ 石油
・紙
石炭
需
業
重・ 軽 油 脱 硫 装 置
関
ん
繊維
間
造
機
器
433
0
0
0
0
0
0
0
0
0
162
0
162
0
0
0
162
0
1
1
0
163
15
2
3
10
39
63
40
50
8
237
190
657
705
4
102
811 1,468
100
3
103
982
2,553
産業廃水処理装置
695
0
37
37
12
50
3
39
40
663
241 1,817
126
4
13
143 1,960
48
2
50
41
2,051
下水汚水処理装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
41
13
54
0
0
70
70
124
3,488
221
3,709
4
3,837
し 尿 処 理 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
7
7
0
0
0
0
7
272
0
272
0
279
汚 泥 処 理 装 置
103
0
0
0
0
0
0
4
0
0
5
112
0
0
32
32
144
3,448 3,200
6,648
3
6,795
海洋汚染防止装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
17
0
0
0
0
0
0
0
0
0
5
22
0
0
12
12
34
29
45
74
123
231
271 2,012
小
水質汚濁防止装置
関
計
連
小
機
器
計
ごみ処理装置
815
0
37
37
12
50
3
43
40
704
126
4
127
都市ごみ処理装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
0
5
5
6
3,063
256
3,319
0
3,325
事業系廃棄物処理装置
0
0
4
0
0
0
0
1
3
0
84
92
0
0
464
464
556
1
0
1
0
557
関
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
815
5
820
▲8
812
0
0
4
0
0
0
0
1
3
0
85
93
0
0
469
469
562
3,879
261
4,140
▲8
4,694
騒 音 防 止 装 置
0
0
0
2
0
1
0
0
0
0
69
72
9
1
1
11
83
3
0
3
13
99
振 動 防 止 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
関
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
計
0
0
0
2
0
1
0
0
0
0
69
72
9
1
1
11
83
3
0
3
13
99
合 計
830
2
44
49
51
114
43
94
51
941
615 2,834
840
9
連
小
機
器
計
騒音振動防止装置
連
小
機
器
257 2,269
7,285 3,468 10,753
699 1,548 4,382 11,267 3,732 14,999
171 13,193
1,158 20,539
産業機械 2013.4
P63-70_統計資料1.indd 69
69
13.4.15 11:02:57 AM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
プラスチック加工機械需要部門別受注状況
(平成14~23年度)
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
上段:金額
(百万円)
下段:前年度比
(%)
H14年度
製
造
業
H16年度
H17年度
H18年度
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
59,297
79,146
84,817
81,790
76,708
49,847
33,771
61,457
66,471
108.2
115.6
133.5
107.2
96.4
93.8
65.0
67.7
182.0
108.2
1,117
1,077
863
306
250
324
88
62
240
269
142.1
96.4
80.1
35.5
81.7
129.6
27.2
70.5
387.1
112.1
非
製
造
業
民
間
需
要
52,422
60,374
80,009
85,123
82,040
77,032
49,935
33,833
61,697
66,740
計
108.8
115.2
132.5
106.4
96.4
93.9
64.8
67.8
182.4
108.2
155
109
278
30
99
3
12
5
89
40
126.0
70.3
255.0
10.8
330.0
3.0
400.0
41.7
1780.0
44.9
5,582
7,022
7,458
6,934
5,984
4,846
2,620
2,136
3,194
2,351
129.9
125.8
106.2
93.0
86.3
81.0
54.1
81.5
149.5
73.6
58,159
67,505
87,745
92,087
88,123
81,881
52,567
35,974
64,980
69,131
合
官
公
需
代
理
店
内
海
受
需
合
外
需
注
合 70
51,305
H15年度
計
110.5
116.1
130.0
104.9
95.7
92.9
64.2
68.4
180.6
106.4
96,867
129,727
106,203
115,502
113,105
131,451
69,162
81,760
115,439
116,535
135.3
133.9
81.9
108.8
97.9
116.2
52.6
118.2
141.2
100.9
額
155,026
197,232
193,948
207,589
201,228
213,332
121,729
117,734
180,419
185,666
計
124.8
127.2
98.3
107.0
96.9
106.0
57.1
96.7
153.2
102.9
要
INDUSTRIAL MACHINERY 2013.4
P63-70_統計資料1.indd 70
13.4.15 11:02:57 AM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
産業機械機種別生産実績(平成25年1月)
(指定統計第11号)
付月間出荷在庫高(経済産業省 大臣官房調査統計グループ 鉱工業動態統計室調)
生産
製品名
数量
(台)
容量
金額(百万円)
ボイラ及び原動機(自動車用、二輪自動車用、鉄道車両用及び航空機用のものを除く)
88,448
ボイラ
6,664
一般用ボイラ
889
787t/h
1,274
水管ボイラ
842
721t/h
1,069
2t/h未満
700
354t/h
550
2t/h以上35t/h未満
138
343t/h
475
ー
ー
ー
490t/h以上
4
24t/h
44
その他の一般用ボイラ(煙管ボイラ、鋳鉄製ボイラ、丸ボイラ等)
47
66t/h
205
舶用ボイラ
19
64t/h
191
ボイラの部品・付属品(自己消費を除く)
…
…
35t/h以上490t/h未満
5,199
タービン
27,217
蒸気タービン
10,411
一般用蒸気タービン
12
422千kW
舶用蒸気タービン
13
27千kW
216
蒸気タービンの部品・付属品(自己消費を除く)
…
…
5,980
22
931千kW
16,806
408,012
8,874千PS
54,567
ガスタービン
内燃機関
4,215
生産
製品名
数量
(台)
重量
(t)
金額(百万円)
土木建設機械、鉱山機械及び破砕機
97,499
鉱山機械(せん孔機・さく岩機)
1,180
951
13
163
破砕機
製品名
生産
数量(台)
化学機械及び貯蔵槽
化学機械
重量(t)
7,492
金額
(百万円)
11,335 混合機、かくはん機及び粉砕機
4,418
ろ過機器
109
168
分離機器
382
295
1,388 塔槽機器
3,034
494
1,601 乾燥機器
637
1,233
とう(套)管式熱交換器
107
152
その他の熱交換器
530
1,081
熱交換器
生産
数量
(台)
重量
(t)
金額(百万円)
19,387
4,795
集じん機器
製品名
760 反応用機器
244
428
1,379
38
1,476
2,084
113
227
315
238
96
641
3,167 貯蔵槽
61基
3,074
8,052
1,199 固定式
36基
2,482
7,583
1,968 その他の貯蔵槽
25基
592
468
産業機械 2013.4
P71-75_統計資料2.indd 71
71
13.4.15 11:04:02 AM
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
生産
製品名
数量
(台)
重量
(t)
製紙機械・プラスチック加工機械
8,575
製紙機械
11,414
1
13
43
862
8,562
11,371
射出成形機(手動式を除く)
738
7,829
9,080
型締力100t未満
254
631
1,620
プラスチック加工機械
〃 100t以上200t未満
235
1,335
2,081
〃 200t以上500t未満
205
3,109
3,197
〃 500t以上
44
2,754
2,182
押出成形機(本体)
36
180
709
押出成形付属装置
49
286
567
ブロウ成形機(中空成形機)
39
267
1,015
製品名
生産
数量(台)
販売
重量
(t)
ポンプ、圧縮機及び送風機
ポンプ
(手動式及び消防ポンプを除く)
金額
(百万円)
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
29,655
金額
(百万円)
数量(台)
重量(t)
30,323
176,004
7,709
16,808
198,024
7,789
16,757
222,871
6,184
うず巻ポンプ(タービン形を含む)
40,030
4,024
7,373
40,091
3,816
7,169
48,745
2,814
単段式
32,169
2,494
3,901
32,130
2,282
3,669
41,744
1,762
多段式
7,861
1,530
3,472
7,961
1,534
3,500
7,001
1,053
軸・斜流ポンプ
95
1,215
2,533
78
1,157
2,290
40
174
回転ポンプ
17,730
386
651
19,149
418
702
6,739
167
耐しょく性ポンプ
56,250
383
2,921
62,289
404
2,901
30,080
138
水中ポンプ
35,019
1,112
1,939
53,085
1,471
2,455
98,651
2,459
汚水・土木用
32,418
975
1,486
50,369
1,333
1,969
95,436
2,328
2,601
137
453
2,716
138
486
3,215
131
26,880
589
1,390
23,332
524
1,239
38,616
432
3,558
…
1,932
3,872
…
2,406
1,584
…
圧縮機
16,470
2,902
7,548
15,855
2,919
7,813
12,862
2,830
往復圧縮機
14,132
1,024
1,495
13,592
994
1,533
10,386
750
可搬形
13,106
539
627
12,588
522
685
10,149
339
定置形
1,026
485
868
1,004
472
848
237
411
回転圧縮機
2,320
1,702
5,524
2,245
1,750
5,752
2,476
2,079
可搬形
942
781
1,080
914
898
1,384
1,180
1,144
定置形
1,378
921
4,444
1,331
852
4,368
1,296
935
その他の水中ポンプ(清水用を含む)
その他のポンプ
真空ポンプ
遠心・軸流圧縮機
送風機
(排風機を含み、電気ブロワを除く)
72
金額(百万円)
18
176
528
18
176
528
ー
ー
17,997
1,962
3,367
17,275
1,865
3,347
16,358
995
回転送風機
4,088
478
1,436
4,035
464
1,440
1,463
183
遠心送風機
11,946
1,182
1,530
10,736
1,093
1,465
13,450
635
軸流送風機
1,963
302
402
2,504
308
442
1,445
177
INDUSTRIAL MACHINERY 2013.4
P71-75_統計資料2.indd 72
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行事報告
製品名
行事予定
書籍・報告書情報
生産
数量(台)
重量
(t)
運搬機械及び産業用ロボット
運搬機械
44,589
天井走行クレーン
1,349
8,137
7,597
402
1,361
1,256
ジブクレーン
(水平引込、塔型を含み、脚部の橋
形を除く)
14
1,137
1,486
橋形クレーン
11
2,014
1,796
車両搭載形クレーン
826
968
1,110
ローダ・アンローダ
2
956
787
94
1,701
その他のクレーン
巻上機
34,089
舶用ウインチ
チェーンブロック
数量
(台)
重量
(t)
金額(百万円)
コンベヤ
ベルトコンベヤ
チェーンコンベヤ
1,783
2,017
2,378
16,769
1,721
1,444
その他のコンベヤ
575
8,225
6,831
2,674
20,420
15,728
エレベータ
(自動車用エレベータを除く)
エスカレータ
177
…
1,663
290
…
1,399
1,162
自動立体倉庫装置
129
…
2,827
産業用ロボット
…
1,482
シーケンスロボット
286
…
1,065
1,345
プレイバックロボット
4,797
…
12,406
数値制御ロボット
重量
(t)
1,176
…
5,701
知能ロボット
42
…
176
部品・付帯装置
…
…
3,194
23,220
30,258
15,901
モータ付のもの
205,537
6,203
5,707
モータなしのもの
232,129
5,718
10,194
スチールチェーン
重量
(t)
金額
(百万円)
数量
(台)
重量
(t)
金額(百万円)
10,637
6,556
9,434
3,819千m
4,743
4,924
販売
金属加工機械及び鋳造装置
月末在庫
重量
(t)
金額
(百万円)
数量
(台)
重量(t)
14,734
金属一次製品製造機械
3,150
圧延機械
87
11
66
49
…
…
…
…
…
…
…
38
…
…
…
…
…
2,458本
5,509
3,063
2,619本
5,737
3,148
499本
ー
第二次金属加工機械
液圧プレス(リベッティングマシンを含み
プラスチック加工用のものを除く)
数量
(千個)
歯車(粉末や金製品を除く)
(自己消費を除く)
生産
数量(台)
生産
製品名
金額
(百万円)
11,921
ベンディングマシン(矯正機を含む)
3,729
22,542
…
437,666
鉄鋼用ロール
993
機械式駐車装置
固定比減速機(自己消費を除く)
圧延機械の部品(ロールを除く)
11,646
387
96
数量(台)
圧延機械(本体又は一式のもの)及び
同付属装置(シャーはせん断機に含む)
12,350
4,630
ローラーコンベヤ
生産
製品名
23,757
33,993
動力伝導装置
数値制御式(液圧プレス内数)
生産
製品名
金額
(百万円)
67,131
クレーン
製品名
統計資料
10,038
8,536
38
297
512
38
297
512
13
50
110
2,112
1,613
46
1,406
1,109
362
3,977
67
807
522
26
403
305
246
2,647
機械プレス
147
6,449
6,441
133
5,635
5,604
195
6,069
100t未満
108
1,069
1,574
92
836
1,350
183
3,001
100t以上500t未満
24
1,108
1,320
26
1,147
1,323
6
139
500t以上
15
4,272
3,547
15
3,652
2,931
6
2,929
産業機械 2013.4
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73
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行事報告
製品名
行事予定
書籍・報告書情報
生産
数量(台)
統計資料
販売
重量
(t)
金額
(百万円)
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
金額
(百万円)
数量(台)
重量(t)
金属加工機械及び鋳造装置つづき
数値制御式(機械プレス内数)
37
3,356
22
3,125
2,211
180
2,988
せん断機
8
68
73
8
…
73
1
…
鍛造機械
29
767
890
23
…
729
11
…
19
…
509
ー
…
ワイヤーフォーミングマシン
鋳造装置
ダイカストマシン
19
305
509
161
1,482
1,546
45
842
1,261
…
…
…
…
…
鋳型機械
砂処理・製品処理機械及び装置
3
21
50
…
…
…
…
…
113
619
235
…
…
…
…
…
製品名
生産
数量
(台)
冷凍機及び冷凍機応用製品
重量
(t)
販売
金額
(百万円)
数量
(台)
133,594
重量
(t)
月末在庫
金額
(百万円)
数量(台)
133,908
冷凍機
1,725,646
26,735
1,542,678
29,370
1,338,706
圧縮機(電動機付を含む)
1,720,604
22,742
1,537,275
25,191
1,330,257
247,753
5,439
175,294
3,344
882,500
1,472,851
17,303
1,361,981
21,847
447,757
35
1,128
35
1,128
3
102
717
102
704
15
4,905
2,148
5,266
2,347
8,431
冷凍機応用製品
1,287,076
103,687
1,414,117
101,714
1,511,078
エアコンディショナ
1,236,857
91,154
1,379,535
90,816
1,390,310
電気により圧縮機を駆動するもの
723,002
61,750
878,671
60,306
1,316,612
セパレート形
719,925
58,870
876,173
57,619
1,310,504
シングルパッケージ形(リモートコンデンサ形を含む)
3,077
2,880
2,498
2,687
6,108
エンジンにより圧縮機を駆動するもの
7,097
3,560
9,109
4,220
19,649
506,758
25,844
491,755
26,290
54,049
17,419
5,384
14,611
4,764
36,873
3,758
887
8,356
1,056
9,594
除湿機
21,392
824
3,675
249
64,574
製氷機
4,548
892
3,622
730
4,473
986
2,493
558
1,811
1,399
冷凍・冷蔵ユニット
2,116
2,053
3,760
2,288
3,855
補器
9,181
2,603
7,718
2,291
8,036
509
569
462
533
807
一般冷凍空調用
乗用車エアコン用(トラック用を含む)
遠心式冷凍機
吸収式冷凍機(冷温水機を含む)
コンデンシングユニット
輸送機械用
冷凍・冷蔵ショーケース
フリーザ
(業務用冷凍庫を含む)
チリングユニット(ヒートポンプ式を含む)
冷凍・空調用冷却塔
74
2,433
INDUSTRIAL MACHINERY 2013.4
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行事報告
行事予定
製品名
書籍・報告書情報
統計資料
生産
数量
(台)
重量
(t)
販売
金額
(百万円)
自動販売機、自動改札機・自動入場機
及び業務用洗濯機
数量
(台)
重量
(t)
8,971
月末在庫
金額
(百万円)
数量(台)
7,456
自動販売機
25,430
7,767
18,697
6,544
34,744
飲料用自動販売機
24,611
6,757
17,814
5,484
32,731
たばこ自動販売機
292
99
255
89
756
切符自動販売機
302
787
303
787
16
その他の自動販売機
225
124
325
184
1,241
自動改札機・自動入場機
274
471
327
498
47
業務用洗濯機
415
733
394
414
693
製品名
生産
数量
(台)
重量
(t)
金額(百万円)
鉄構物及び架線金物
鉄構物
114,758
30,876
鉄骨
78,209
14,659
軽量鉄骨
14,694
3,661
橋りょう(陸橋・水路橋・海洋橋等)
14,620
8,915
鉄塔
(送配電用・通信用・照明用・広告用等)
4,252
1,346
水門
(水門巻上機を含む)
1,507
1,880
鋼管(ベンディングロールで成型したものに限る)
1,476
415
架線金物
14,305
(千個)
3,962
この統計にある記号は、下記の区分によります。
—印:実績のないもの …印:不詳
末尾を四捨五入している為、積上げと合計が合わない場合があります。
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76
INDUSTRIAL MACHINERY 2013.4
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賛助会員制度のご案内
一般社団法人 日本産業機械工業会は、ボイラ・原動機、鉱山機械、化学機械、環境装置、タンク、プラ
スチック機械、風水力機械、運搬機械、動力伝動装置、製鉄機械、業務用洗濯機等の生産体制の整備及び生
産の合理化に関する施策の立案並びに推進等を行うことにより、産業機械産業と関連産業の健全な発展を図
ることを目的として事業活動を実施しております。
当工業会では従来から新入会員の募集を行っておりますが、正会員(産業機械製造業者)の他に、関連す
る法人及び個人並びに団体各位に対して事業活動の成果を提供できる賛助会員制度も設置しております。
本制度は当工業会の調査研究事業等の成果を優先利用する便宜が得られるなど、下表のような特典があり
ますので広く関係各位のご加入をお勧めいたします。
賛助会員の特典
出版物、行事等
備 考
1
機関誌
「産業機械」
年12回
2
会員名簿
和文:年1回
英文:隔年1回
3
工業会事業報告書・計画書
年1回
4
工業会決算書・予算書
年1回
5
自主統計資料
(1)
産業機械受注
(2)
産業機械輸出契約
(3)
環境装置受注
月次:年12回
年度上半期累計、暦年累計、年度累計:年間各1回
6
総会資料
(会議・講演)
年1回
7
運営幹事会資料
(会議・講演)
年9回
8
機種別部会の調査研究報告書
(自主事業・補助事業)
発刊のご案内:随時(送料等を実費ご負担いただきます)
9
各種講演会のご案内
随時(講演会によっては実費ご負担いただきます)
10
新年賀詞交歓会
東京・大阪で年1回開催
11
工業会総会懇親パーティ
年1回
12
関西大会懇親パーティ
年1回(関西大会:11月の理事会を大阪で開催)
13
関係省庁、関連団体からの各種資料
随時
14
その他
工業会ホームページ内の会員専用ページへの認証
(上記各資料の電子データをご利用いただけます)
≪お問い合わせ先≫
一般社団法人 日本産業機械工業会 総務部
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産業機械 2013.4
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77
13.4.15 11:04:50 AM
記事募集のご案内
当誌では、会員企業の相互の理解をより深め、会員各社のご活躍の様子を広く読者に紹介するという趣旨の下、各種
トピックスを設けており、会員の皆様からのご寄稿を募集しております(掲載料無料)
。ぜひ貴社のPRの場としていただ
けると幸いに存じます。ご寄稿に関するお問い合わせにつきましては下記までご連絡ください。
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一般社団法人 日本産業機械工業会 編集広報部
TEL:03-3434-6823 FAX:03-3434-4767
E-mail:[email protected]
編集後記
■4月号は「プラスチック機械」特集号として、部会長・
副部会長の対談をはじめ、多様な技術・装置等を紹介さ
荷されています。
(作り方)
せていただきました。部会長、副部会長、特集号ご執筆
提灯の張り型を
者及びご関係者の皆様にはご多忙のところ多大なご協力
組み立て、型に刻
をいただきました。誠にありがとうございました。
んである溝に沿っ
てらせん状に竹ひ
◎今月号の伝統工芸品は「八女提灯(やめちょうちん)
」
ごを巻きます。次
です。
に竹ひごに糊を付
け、和紙または絹を貼り、重なった部分を切り取ります。
(歴史)
八女提灯は、1816年頃に荒巻文右エ門が「場提灯」と
提灯が乾燥したら張り型を抜き取ります。手描きで絵付
いう素朴で簡単な絵を描いて作られたものが始まりとさ
けを行い、上下の輪を組み込んだ後、付属品を取り付け
れています。1854~59年には、吉永太平が竹骨を一
て完成します。
条螺施式に改め、薄紙(八女手漉き紙)を用いて、内部
(作り手から一言)
を透視できるようにして山水、草木、花鳥などを描き、
言い尽くせない静寂と感動の灯り。伝統の技法を守り、
涼み提灯として評判になりました。明治に入ると共に、
精緻を極めた手づくり提灯の傑作「八女提灯」。ほのか
吉永伊平が手書きによる遠描の絵画法を応用し、生産増
に揺れるともしびが日本人の心を呼び戻し、安息を与え
加の道を拓きました。
てくれます。
(主要製造地域)
福 岡県/八女市、柳川市、筑後市、
(特徴)
八女提灯は竹骨を一条螺施式に改め、厚紙を薄紙の八
八女郡上陽町・広川町・立花町、山
女手漉き紙に変え、内部が透視できるようにしました。
門群瀬高町・三橋町、三猪群三猪町
また、美しさと高級感を出すために絹を用いた絹張り提
(指定年月日)
平成13年7月3日
灯も創っています。絵付けは手描きで行っており、雅紋
(企業数・従業員数)28社230人
風流に富んだ趣は手描きならではの伝統技術と評価さ
(伝統工芸士数)
9人
れ、全国一の生産量を誇り、国内はもとより海外へも出
産業機械
No.751 Apr
平成25年4月15日印刷
平成25年4月22日発行
2013年4月号
発行人/一般社団法人
日本産業機械工業会 中澤 佐市
ホームページアドレス http://www.jsim.or.jp
発行所・販売所/本部
〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目5番8号
(機械振興会館4階)
TEL:
(03)3434-6821 FAX:
(03)3434-4767
販売所/関西支部
〒530-0047 大阪市北区西天満2丁目6番8号
(堂ビル2階)
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編集協力/株式会社 ダイヤ・ピーアール TEL:
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●無断転載を禁ず
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INDUSTRIAL MACHINERY 2013.4
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