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米国中間選挙結果と市場動向について - 三井住友トラスト・アセット
ご参考資料 2014年11月6日 マーケットレポート 米国中間選挙結果と市場動向について ~共和党勝利により、米国企業活動の活発化に期待~ 米国中間選挙では共和党が上下両院で過半数を獲得 11月4日に実施された米国の中間選挙では、共和党が上院で過半数議席を確保、下院も過半数を維持 するなど大勝利を収めました。共和党が上下両院で多数党になったのは2006年の中間選挙以来であり、 上下院で多数党が異なる「ねじれ状態」が8年ぶりに解消されることとなりました。一方、民主党オバマ大統 領の政権運営は今後更に厳しさを増すものと見られます。 【図表1】米国中間選挙の獲得議席(日本時間6日9:00時点) 上院(100議席)36議席が改選 選挙前議席数 民主党 55 下院(435議席)全議席が改選 共和党45 民主党 199 共和党 233 空席3 選挙後議席数 民主党 45 共和党 52 民主党 180 未確定3 中間選挙結果を受けた市場動向 5日の米国株式市場では、米中間選挙での共和 党の勝利が米企業活動の活発化に繋がるとの期待 感が高まり、NYダウ平均株価は前日比+100.69米 ドル高の17,484.53米ドルと続伸し、史上最高値を 更新しました。また同日のNY外国為替市場では、 共和党から、より金融市場や企業に配慮した政策 が打ち出されるとの期待などから、米ドル/円相場は、 前日の東京市場における円安地合いを引き継ぎ、 114円台後半まで円安・米ドル高が進みました。 共和党 244 未確定11 【 図表2 】 株式・ 債券・ 為替の動き(前日比) 11月4日 11月5日 N Yダウ (ドル) 米国10年 国債利回り ( %) 為替 ( 米ドル/円) 17,383.84 2.334 113.60 (+17.60) (▲0.009) (▲0.45) 17,484.53 2.342 114.64 (+100.69) (+0.009) (+1.04) (出所)Bloomberg、為替はBloomberg終値ベース 今後の見通しについて 今回の選挙結果を受けてオバマ政権は議会との歩み寄りを余儀なくされますが、今後の最大の焦点は 2015年度の本予算審議と来年3月15日に期限を迎える連邦債務の上限引き上げ問題と考えられます。 昨年10月の債務上限到達時には予算案や債務上限引き上げ法案が議会を通過せず、一時政府機関閉鎖 や米国債のデフォルト懸念などが高まりましたが、今回は共和党のマコネル上院院内総務が「連邦債務上 限の引き上げ問題を巡っては政府機関の閉鎖や政府のデフォルトは引き起こさない」と明言するなど、先行 きの財政問題のリスクは着実に低下するものと見られます。また米企業の租税回避問題などに絡んで共和 党が「法人税減税」などを求めてくる可能性もあり、企業活動にとってはフレンドリーな政策運営が期待でき る状況です。 米国経済は着実な改善が続いており、FRBによる量的緩和が終了するなど金融政策の転換点を迎えるな か、「ねじれ解消」により財政問題の混乱が回避される可能性が高まったことは、米国株式市場にとっても 好材料と言えそうです。 以上 ※上記は過去のデータであり、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/2 ご参考資料 【 ご留意事項 】 ● 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取 引法に基づく開示書類ではありません。 ● ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ● 投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動します。 したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。 ● 投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証 券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ● 当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。ま た、今後予告なく変更される場合があります。 ● 当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証 するものではありません。 ● 当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表 元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 2/2