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米大統領選挙とマーケット
米大統領選挙とマーケット オンラインセミナー 志摩力男 2016年11月2日 拮抗する支持率 セクハラ問題等で 支持率を落とした トランプ氏だが、 次第に差は詰まっ てきている。 しかし、意外に差が広がりそうな選挙結果 Bloomberg調査による 選挙結果予想。 青色はクリントン候補 （民主党）優勢。赤色 はトランプ候補（共和 党）優勢。 クリントン候補は、従 来からの民主党支持基 盤である北部東海岸、 西海岸の大票田を抑え ている。 トランプ候補は、スイ ング・ステートと呼ば れる、オハイオ、フロ リダ、バージニア、 ノースキャロライナを ひっくり返さないと難 しい。 ラリー・サバト教授の予測 定評ある、ラリー・サバト 教授の運営する ”Sabato`s Crystal Ball” からの転載。 http://www.centerforpolitics.or g/crystalball/ サバト教授（2000年以降の 米国選挙の98％を正しく予 想した選挙の天才？）。 教授の予想では、一般に考 えられている以上にクリン トン氏が大勝すると予想し ている。 徐々に拡大する民主党支持基盤 定評あるCook Political Reportから、 http://cookpolitical.com/presidential/c harts/scorecard カリフォルニアやNY州は、相当な ことがない限り民主党支持。同様 に、南部の州は共和党支持。これ らの州の支持が動くことは滅多に ない。 問題は、スイング・ステートと呼 ばれる州が、誰を支持するか。 アリゾナは過去5回、全て共和党 支持だったが、今回は民主党支持 になる可能性。同様に共和党の岩 盤と見られたノースキャロライナ も民主党支持へ。 トランプ氏が勝つには、Toss Upの 州を全て勝ち、尚且つ、ペンシル ベニアか、ノースキャロライナと 言った大きな州を勝ち取らないと いけない。すなわち、かなりハー ドルが高い。 それでもトランプ氏予想は消えない • 優秀な副大統領候補、マイク・ペンス氏の存在。 • 聡明で美人な娘達、とりわけIvanka Trumpは人気が高い。 • 新債券王ガンドロック氏（ダブルラインキャピタルCEO)、「ト ランプ氏が勝利し、財政赤字を拡大させるだろう」 今回は議会が重要 • 実際に財政・法律を決定するのは議会。大統領の選挙公約が、 そのまま政策になるわけではない（よって、トランプ候補が当 選したとしても、思い通りの政策が実現するわけではない）。 • 大統領と議会の多数派が違う政党となり、米国政治はマヒして きたが、今回も「ねじれ」が続く可能性が高い。 議会選挙予想 下院 現有議席 確実（Solid) 共和党 共和 上院 247 民主党 186 共和党 54 民主党 46 （改選議席、共和24 民主10 非改選議席、共和30 民主36） 201 民主 177 共和 11 民主 8 共和 5 民主 1 ほぼ確実（Likely) 共和 26 民主 ７ 拮抗（Toss Ups) 共和 20 民主 4 結論 共和党 民主党 227－252 184－208 共和 共和党 民主党 8 民主1 46－53 47－54 下院は共 和党。 上院は拮 抗してい るが、民 主党過半 数の可能 性大。 両候補の政策を比較する クリントン候補 トランプ候補 移民政策 自由化維持 特になし 規制強化 メキシコとの国境に壁 円高 財政政策 インフラ投資促進 ドル高 円安 クリントン氏以上の インフラ投資 強いドル 高円安 税制 富裕層増税 円高 市場混乱 家計・企業減税 ドル高 円安 通商政策 TPP反対（本音は賛成？） やや円高 TPP反対 円高 金融規制 規制強化（金融界から多額 の献金） やや円高 規制緩和 やや円安 為替政策 日本は為替操作国 円高 日本と中国は為替操作国に即 座に認定 ドル円 暴落 判定 やや円高 短期円高、長期円安 上院 民主党 クリントン氏 勝利 下院 共和党 上院 共和党 上院 民主党 トランプ氏 勝利 下院 共和党 上院 共和党 ・規制強化、税負担増 ・インフラ投資プログラム（議会 は反対、実現可能性50％） ・金融政策は透明かつ緩和的 どちらかと言うとドル安・株安 ・議会がトランプ政策を「ストッ プ」。トランプ氏何もできず。 ・NAFTA離脱は大統領権限だけで可 能 ⇒ドル安へ。 ・FRBと対立、混乱から金融緩和 ・財政拡大、超減税 ・景気は確実に拡大 ・FRBとは対立へ、イエレン議長退 任。それでも金融引締めに向かい そう。 ・最終的にドル高へ クリントン氏が大統領になったら 新大統領の 採る政策 最初の1-2年 構造調整期間 後半3－4年目 株価を上昇させ 再選を目指す クリントン氏が採るで あろう政策 金融規制強化 富裕層増税、最低賃金12ドルへ 処方薬価格引き下げへ、 就任前半は株価調整か？ 特に医薬品セクターは下落圧 力に晒される ブッシュ大統領第1期の株価推移 大統領選 再選！ クリントン大統領第1期の株価推移 再選！ 大統領選 オバマ大統領第1期の株価推移 再選！ リーマン・ ショック 大統領選 ブッシュ（父）大 統領同様、就任前 にリーマン・ ショックがあり、 株価を調整させる ような余裕はな かった。 ヒラリー・クリントン大統領の時はどうなる？ 大統領選 ？ FRB利上げ ドル円チャート トランプ氏勝利の場合 の想定 クリントン氏勝利の場合 のドル円の想定図 選挙直後は少しドル円上 昇だが、その後は長い円 高 セミナーに関する注意事項 本資料中の分析·意見等は、その前提が変更された場合には、変更が必要となる性質を含んでいます。本資料に掲載された意見、推定、見通しは、講演 者の講演日付時点における判断に基づいており、予告無しに変更される場合があります。また、当該意見、推定、見通しが実勢と乖離し、不正確となった 場合でも本レポートを更新、修正、変更し、受取人或いは閲覧人にその旨を通知する義務は生じません。 本資料中の情報は、当社および講演者において信頼できると考える情報源に基づいて作成していますが、当社および講演者は、本資料に記載された情 報、意見等の公正性、正確性、妥当性、完全性等を明示的にも、黙示的にも一切保証するものではありません。かかる情報、意見等に依拠したことにより 生じる一切の損害について、当社および講演者は、一切責任を負いません。 本セミナーは、情報提供のみを目的としたものであり、特定の金融商品等の売買等を勧奨するものではありません。投資のご判断は、あくまでお客様ご自 身で行なってください。 本資料および本資料中の情報は秘密であり、著作権は講演者が有します。講演者の文書による事前の同意がない限り、その全部又は一部をコピーする ことや、配布することはできません。 17 取引に関する注意事項 ■店頭外国為替証拠金取引「みんなのＦＸ」「みんなのシストレ」及び店頭外国為替オプション取引「みんなのバイナリー」「みんなのオプション」は金融商品取引法に規 定される店頭デリバティブ取引です。本取引は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動等により損失が生ずる場合がございます。お取引にあたっては契約締 結前交付書面及び約款を十分にご理解頂き、ご自身の責任と判断にてお願いいたします。 ■「みんなのＦＸ」の証拠金必要額は、各通貨のレートを基に、個人のお客様はお取引額の4％（レバレッジ25倍）以上、法人のお客様はお取引額の1％（レバレッジ100 倍）以上となります。また、新規注文時に必要な証拠金は証拠金必要額の105％とさせていただきます。 ■「みんなのシストレ」の証拠金必要額は、各通貨のレートを基に、個人のお客様はお取引額の4％（レバレッジ25倍）、法人のお客様はお取引額の1％（レバレッジ100 倍）となります。 ■レバレッジの効果により預託する証拠金の額以上の取引が可能となりますが、預託した証拠金の額を上回る損失が発生するおそれがございます。 ■取引手数料および口座維持費は無料です。スワップポイントは金利情勢等に応じて日々変化するため、受取又は支払の金額が変動したり、受け払いの方向が逆転 する可能性がございます。 ■当社が提示する売付価格と買付価格には価格差（スプレッド）がございます。お客様の約定結果による実質的なスプレッドは、当社が広告で表示しているスプレッドと 必ずしも合致しない場合もございます。指標発表時や相場の変動時、流動性が低下している状況により、やむを得ずスプレッドが拡大する場合もございます。またマー ケットオープン・クローズ時は取引が成立しづらい場合がございます。お取引に際して、当社が広告で表示しているスプレッドを保証するものではありません。 ■ロスカットルールは、必ずしもお客様の損失を限定するものではなく、相場変動等により、預託した証拠金以上の損失が発生するおそれがございます。 ■「みんなのバイナリー」「みんなのオプション」は満期日が到来すると自動行使されるヨーロピアンタイプのバイナリーオプション取引です。オプション料を支払うことで 将来の一定 の権利を購入する取引であることから、その権利が消滅した場合、支払ったオプション料の全額を失うこととなります。購入金額は１Lotあたり50円から990 円となります。オプション購入後の注文取消は行う事ができませんが、取引可能期間であれば売却は可能です。ただし、売却価格と購入価格には価格差 （スプレッド） があり、売却時に損失を被る可能性があります。相場の変動により当社が提示する購入金額（チケット）よりもお客様に不利な金額で購入が成立する場合があります。 また当社の負うリスクの度合いによっては注文の一部もしくは全部を受け付けられない場合がございます。 トレイダーズ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長（金商）第123号 加入している協会：日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 18