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7 悪質商法被害防止のために
7 悪質商法被害防止のために ■アパートで・・・ ■街角で・・・ かたり商法・悪質訪問販売 キャッチセールス商法・アンケート商法・無料商法 突然アパートに訪ねてきて、言葉巧みに説明し、 「アンケートをお願いします」などと声をかけ 又は景品を押しつけて、契約を取ろうとします。 られ、映画チケット等をその場で売りつけられた 「いらない」という意思表示をした途端、態度を り、喫茶店や営業所・店舗に連れて行かれ、高額 一変し、大声で怒鳴ったりドアを叩きつづけたり な化粧品やエステティック等の契約を迫られま する場合もあります。 す。 「無料体験」もほんの少しだけであとは有料。 [対策] 不用意にドアを開けない。はっきりと断 [対策]おいしい話はまず疑う。 わる。悪質な場合は警察へ通報を。 そして「きっぱり」断わる。 自己啓発商法・性格改造商法 送りつけ(ネガティブ・オプション)商法 注文していない商品を一方的に送りつけ、代金 「自分を変えてみませんか」などと声をかけら を請求します。これには、支払う義務も返送の義 れ、次々に高額な講座を受講させられ、いずれは 務も全くありません。14日経てば勝手に処分し 友人を勧誘するように強制されます。一度はまり ても構いません。ただし、使用・消費したり、代 込んだら抜けられなくなる怖さがあります。 金を支払ってしまった(代金引換)場合には、契 [対策]おかしいと思ったら、「きっぱり」断る。 約したことになります。 [対策]商品には手をつけないこと。 ■友達などに誘われて・・・ 代引商品には受け取り拒否 マルチ商法・紹介販売・ネズミ講 ■電話で・・・ 「入会して友人等を誘えばリベートがもらえる」 と勧誘され、気が付くと高額な商品を買わされて アポイントメント商法・当選商法・デート商法 その代金を稼ぐため友人を誘い、結果的には学生 知らない人から電話がかかってきて、「あなた ローンを組んだうえ、友人までも失うことに… が選ばれました」「アンケートにお答え下さい」 これがマルチ商法です。 から始まり、どこかに呼びだそうとします。いっ [対策]おいしい話はまず疑う。 「きっぱり」断る。 たん出向いたら、教材、会員権・貴金属などの購 入を勧められ、契約するまで帰してくれません。 ここに掲載したものは、ほんの一例です。 悪質業者は、このほかにも様々な手口で 消費者を狙っています。 [対策]とにかく「行かない」こと。 資格商法・電話勧誘販売・士(さむらい)商法 - 悪質商法被害防止ポイント - ●不要なものははっきり「ノー」 知らない人から電話がかかってきて、「国家資 格が得られる」等と強引に契約を迫ります。断わ ●相手の会社や事務所にはでかけない ●簡単に名前や住所を教えない ●「うまい話」はあり得ない ●「お金はなんとかなる」は甘い ●一人で決めず、家族や友人にまず相談 ったつもりで「結構です」「いいです」などあい まいな返事をすると、教材等が送られてきて、法 外な代金を請求されます。取ったはずの資格が役 立たずのことも。 [対策]あいまいな返事はだめ。 ●「今だけ特別期間」はまず疑う ●失敗したと思ったらクーリング・オフ いらないなら「いらない」と。 - 32 - ■インターネットで・・・ ■契約をしてしまった場合には 《クーリング・オフ制度》 契約してしまったけれど冷静に考えてみたら インターネットネズミ講 「不要なもの」や「無理な支払い」だと思った 場合には、「クーリング・オフ制度」がありま す。この制度は、訪問販売など営業所以外の場 所で契約した場合や特殊な取引を行った場合 に、一定の期間内であれば無条件で解約できる 「送信された電子メールの中に記入された数人 の銀行口座に金銭を振り込み、自分の銀行口座を 追加して、他の人に転送する」という「マネーゲ ーム」等は、メールに「違法性はない」と書かれ ていても、開設、運営、加入、勧誘すべてが法律 で禁止されている「無限連鎖講(ネズミ講)」に あたる可能性があります。「損をしてもたいした 金額じゃない」「面白そう」こんな軽い気持ちで 参加した結果は、 「犯罪者」となってしまいます。 [対策]おいしい話はやっぱり疑う。 制度です。 申し出は必ず文書(内容証明郵便など証拠の 残るもの)で行います。ただし、自分から店に 行って買った場合やネット通販等の通信販売、 小額の現金取引等はクーリング・オフの対象外 です。 スパムメール・チェーンメールは無視。 《未成年者契約》 詐 未成年者が親権者の同意を得ずに行った契約 は、原則として取り消すことができます。 欺 「インターネットオークションや個人売買の掲 《身に覚えのない架空請求》 示板で商品を購入することにして代金を支払った が品物が届かない。連絡もつかない」こんな事例 利用した覚えのない架空の有料サイト利用料 は、詐欺の可能性もありますので警察へ相談して 等の請求が、電子メールや封書等で届けられる 場合もあります。身に覚えのない場合は徹底的 に無視しましょう。また、悪質な取立ては警察 に届けましょう。 ください。 [対策]取引は記録を残す。 購入は代金引換を利用。 - 消費生活の相談は - 岡山県消費生活センター TEL 086-226-0999 インターネット通信販売 インターネット上で契約の申し込み等を行うインターネット通信販売(ネット通販)が普及し、自宅で手軽 に買い物ができるようになりました。 [事例] 通販のホームページで、ブランド物のバッグが格安で販売されていた。早速申し込み、代金も振り込んだ がなかなか商品が届かない。電子メールや電話で催促をしても「近日中に配送予定」と答えるばかり。やっ と届いた商品は、ニセブランド商品であった。 (1)ネット販売は便利になった反面、商品が届かない、事業者と連絡が取れなくなるなどのリスクもあります。 (2)利用する際は、支払総額、配送時期、返品条件や、会社名・所在地・電話番号等、トラブルが生じた場合 の連絡先を確認するとともに、注文内容、確認メール等の記録をプリントしておきましょう。 (3)ネット通販等、通信販売には特定商取引法によるクーリング・オフ制度はありません。 (4)なお、特定商取引法の遵守等、一定の基準を満たした事業者に社団法人日本通信販売協会から「オンライ ン・ショッピング・トラストマーク」が付与されています。安心できるネットショップかどうかを判断す る目安になります。 - 33 -