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2016 年 11 月 23 日
Press release
PI 9483 RB Tho/af
汎用性の高い製造システム
国際的な研究パートナーと共同で
新しいモジュラー式生産システムの開発に取り組むボッシュ
 汎用性に優れ、ネットワーク化された設備により、さらにカスタマイズされた製造環
境を実現
 ラインの立上げ後、すぐに製造可能:「plug and produce(プラグ アンド プロデュー
ス)」モジュールで生産ラインの変更がより容易に
 製造開始までの時間短縮と収益力の向上を目指す
シュトゥットガルト(ドイツ) – ボッシュが主導する研究コンソーシアムが、新しい生産コン
セプトの開発を進めています。ReCaM と呼ばれるこのプロジェクトでは、9 つのパート
ナーが協力し、汎用性の高い生産システムの構築を目標として取り組んでいます。昨
今の製造業では、これまで以上に製造時間の短縮が求められていることもあり、このよ
うなシステムの実現が急務となっています。また、カスタマイズ製品の需要に加え、そ
のバリエーションの数も増える一方です。プロジェクトパートナーは、開発にあたってそ
れぞれが意欲的な目標を立てました。ボッシュの研究開発・先端エンジニアリング部門
のプロジェクトマネージャーを務める Sebastian Schröck は「当社は、より効率的かつ
利益性の高い生産システムを構築したいと考えています。目標は、システムを稼働状
態にするまでの時間を 30%短縮することです」と述べました。Schröck は、機械工学の
博士号を取得しており、2015 年 11 月から各方面のパートナーと共にこのプロジェクト
に携わってきました。プロジェクトは 2018 年 10 月まで続く予定です。将来的には、プレ
ス、穴あけ、組立といった個別のタスクに対応するモジュールが提供されることになる
でしょう。モジュールにはタスクに応じて必要なツールが含まれ、ツールの設定や、モ
ジュール間で関連するすべての製造工程の調整を行う機能も搭載されます。このよう
Robert Bosch GmbH
E-mail
[email protected]
Corporate Communications,
Postfach 10 60 50
Phone
+49 711 811-6268
Brand Management, and Sustainability
D-70049 Stuttgart
Fax
+49 711 811-5182157
Senior Vice President: Dr. Christoph Zemelka
www.bosch-press.com
な製造モジュールを組み合わせることで、カスタマイズされた汎用性の高い生産システ
ムの構築が可能になるというわけです。
スマートファクトリー向けのプラグ アンド プロデュース モジュール
現段階ではまだ、一般的な生産ラインは、一つの製品に対してのみ、またその製品の
特定のバッチサイズのみに合わせて設計されています。しかし、実際には、製品がより
カスタマイズされ、バッチサイズはますます変動し、バッチサイズ 1 になっていきます。
その結果、生産ラインをより頻繁に調整しなければならず、そのための時間がかかり、
エラーリスクが増加し、結果非稼働時間につながります。そこで、研究プロジェクトでは
対策として「プラグ アンド プロデュース」モジュールの導入が検討されました。これは、
コンピューターが「プラグ アンド プレイ」アプリケーションを介して個別にキーボードやプ
リンターを認識できるということから発想されたものです。このような方法であれば、作
業者が既存のモジュールを必要に応じて追加、削除するだけで、容易に生産システム
の調整が可能です。
生産システムのテストへ
ReCaM チームの目標は、前述のようにしてネットワーク化、調整された生産システム
が問題なく動作するかどうかを実際のアプリケーションで実証することです。それには、
研究コンソーシアムの 9 つすべてのパートナーが、それぞれの専門分野における知識
や技術を持ち寄って適切なソリューションを見つける必要があります。大学は規格の策
定、エンジニアはモジュールの構築、ボッシュのような製造会社は実際の環境における
コンセプトのテスト、といった具合です。
ReCaM プロジェクトは、研究・革新プログラム「ホライズン 2020」(贈与契約# 680759)
の一環として欧州連合から 530 万ユーロの助成金を受けているプロジェクトで、「rapid
reconfiguration of flexible production systems through capability-based adaptation,
auto-configuration, and integrated tools for production planning(生産計画に合わせ
た能力に基づく適合、自動設定、ツール統合による柔軟な生産システムの早期再構
築)」という意味を持ちます。スマートファクトリーの推進によって、国際的な競合に対し
て欧州の優位性を確保することを目的としています。
関連サイト
www.recam-project.eu
研究パートナー:
Robert Bosch GmbH
Fundacion Tecnalia Research & Innovation
Politecnico di Milano
Tampere University of Technology
NXT Control GmbH
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Campañia Española de Sistemas Aeronauticos
DGH Robotica, Automatizacion y Mantenimiento Industrial SA
Cosberg Spa
Enginsoft Spa
報道関係対応窓口:
Dr. Manuel Thomä
電話: +49 711 811-6268
世界のボッシュ・グループ概要
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカン
パニーです。2015 年の従業員数は約 37 万 5,000 人(2015 年 12 月 31 日現在)、2015 年の売上
高は 706 億ユーロを計上しています。現在、事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロ
ジー、消費財、エネルギー・建築関連テクノロジーの 4 事業セクター体制で運営しています。ボッシュ・
グループは、ロバート・ボッシュ GmbH とその子会社 440 社、世界約 60 カ国にあるドイツ国外の現
地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含む世界的な製造・販売ネットワークは約
150 カ国を網羅しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界約 118
の拠点で 5 万 5,800 人の従業員が研究開発に携わっています。私たちボッシュ・グループはコネク
テッドライフに向けたイノベーションの提供を戦略的な目標に定め、革新的で人々を魅了する全製品
とサービスを通じて生活の質の向上に貢献します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである
「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。
ボッシュの起源は、1886 年にロバート・ボッシュ(1861~1942 年)がシュトゥットガルトに設立した「精
密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュ GmbH の独自の株主構造は、ボッシュ・グ
ループの企業としての自立性を保証するものであり、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、
将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができます。ロバート・ボッシュ GmbH の
株式資本の 92%は慈善団体であるロバート・ボッシュ財団が保有しています。議決権の大半はロ
バート・ボッシュ工業信託合資会社が保有し、株主の事業機能を担っており、残りの株式は創業家で
あるボッシュ家とロバート・ボッシュ GmbH が保有しています。
さらに詳しい情報は 以下を参照してください。
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト (英語)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス (英語)
https://twitter.com/BoschPresse ボッシュ・メディア 公式ツイッター (ドイツ語)
www.bosch.co.jp/ ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト (日本語)
https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター (日本語)
https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック (日本語)
https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式 YouTube (日本語)
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