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VHF受信用ジャーマン・クワッドをつくるぞ!!
VHF受信用ジャーマン・クワッドをつくるぞ!! このアンテナは、使用下限周波数をFmin(MHz)に決めると、使用上限周 波数Fmax(MHz)が Fmin (MHz)の2.5倍 と広帯域をカバーする。 L ここで、使用下限周波数Fmin(MHz)の波長をλ(m)とすると、下記式で 求まる。 λ= 300/ Fmin F G (m) 1片の長さは、L = λ/4 (m)で計算する。以下、計算例。 No. L Fmin (MHz) Fmax (MHz) L(m) 1 44 110 1.7 2 50 150 1.5 3 76 190 1.0 No.1---AR5000等の広帯域RX+海外TV受像、に最適な寸法。 (この図は水平偏波) << 給電方法 >> A: TV用300Ω平衡フィーダ直結する。 (簡易的) B:3C-2V、3D-2V、5C-FB、5D-2Vなどの 同軸ケーブルを直結する(準簡易的)。 C:TV用インピーダンス変換器を使い、ANT 側を給電部へ、TV側を上記同軸ケーブル に接続する(準本格的)。 海外TVでの下限がNZ1chVideo45.25/Audio50.75MHz、海 外FM帯(韓国、中国、フィリピン等で使用)の上限が108MHz なので、45.25∼108MHzをカバーするように設計した。 受風面積が大きいので強風でも倒れないようにスプレッダ (十字の骨組み)をしっかりとつくりやステーをきちんと張る。 No.2---同上で、少し小さめだが十分実用になる。 No.3---ICF-SW7600GR等のFM帯76∼108MHz用。60MHz台の国内 STLやロシアFMでも十分使用可能。1片が1mと、割と小型にで き、移動用にもお薦め。 ※TV用300Ω平衡フィーダを(L+1.4×L+L)m用意し、両端部 から各L(m)の長さを、カッター等で被覆部中央を切り、 1本の線に分離し、F、Gで半田付すると、クワッド部が 完成。あとは左の給電方法でケーブルと接続し、スプレッ Copyright 2007 HUKUNAGA Mituhiro ダに取り付け、屋根馬等で固定すれば出来上がり。 Ref)「キュービカル・クワッド 増補改訂版」、鈴木 肇著、1977年、CQ出版社、 D:ANT給電部で計測したインピーダンスに基 づいてバランを自作し上記同軸ケーブル に接続する。(本格的) 残念ながら絶版。1996年改訂版にはこのアンテナの掲載なし。