世界地図に電波の足跡が リアルタイムに！ Ultimate3S送信キット

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特集 電波解読マシン Pi ラジオの製作
世界地図に電波の足跡が
リアルタイムに！
Ultimate3S 送信キット
加藤 高広
Takahiro Kato
イントロダクション
第7章
地球の裏
まで飛んで
ピッと1W出すとアマチュア無線グループが
行け！
共有サーバで受信をドドッと知らせてくれる
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波長40m≒周波数7MHz帯
2016年8月27日，日本時間17時50分，周波数は7MHz帯の伝搬状況．
この時刻のこの周波数（7MHz帯）では，日本と北米の間，オセアニアと北
米の伝搬状況は良好だが，他の地域にはほとんど伝わらないことがわかる
図 1 自分が送信した電波が世界のどこまで届いたかを確認できる微弱電波伝搬報告システム「WSPR」
世界各地のアマチュア無線局からの報告を集計して地図上に表示している．WSPRnet のページで誰でも現在の電波伝搬状況を確認できる．どの周波数
帯を利用したら遠くまで交信できるのかを判断できる
宇宙観測に数十 MHz 以下の周波数は使われませ
ん．周波数が低いと，大気の上にある電離層に反射
されて地表に届かないからです．
地上から周波数が低い電波を送信したときも，電
離層によって反射されます．この反射をうまく使う
2017 年 1 月号
と，短波帯（3 M ∼ 30 MHz）の電波は，水平線の遠
く先まで届きます．電波は地上や海水面でも反射す
るので，反射を繰り返して地球の裏側まで届くこと
もあります．ただし，いつでも遠くへ届くわけでは
ありません．電離層の状態は天気のように不安定な
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