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講演資料
英米の低炭素型都市づくり -開発のあり方とモビリティ- 千葉大学大学院 村木美貴 都市づくりとモビリティを中心市街地で考えてみる 英国のタウンマネジメントにみる4つのA ①アクセシビリティ ③アトラクション イベントの開催 ②アメニティ ④アクション ビジネスプランの策定 アクションプランの策定 交通にかかわる都市づくりの評価指標は多様 評価 事業 歩行者数(場所別、通り別 数、時間別) 利用種別 (バス、自家用車、徒歩、 自転車、他人の車 等) 走行車両数 公共交通利用状況 電動車椅子利用者数 駐車場利用状況 4 オレゴン州ポートランド都市圏 開発規制と多様な交通手段の提供 交通手段の提供① 成長管理線の内側の 高い公共交通カバー率 2030年に向けた方針 低炭素開発+利便性高い都市+かしこいクルマ利用+低燃費 92010年以前の建築物のエネルギー使用量を25%削減 9新規建築物で温室効果ガス排出量を0%に 9マルトノマ・カウンティ内で敷地内で必要エネルギー量の 10%を再生可能エネルギーから 9ポートランド市民の90%が徒歩、または自転車で仕事を除く 生活を送る 9一人当たりのクルマ利用を2008年比30%減 9物流の効率化の推進 9道路システムの向上と燃費を1リットル16.8キロに City of Portland (2009) Climate Action Plan ロンドンの低炭素型都市づくり -積極的な再生可能エネルギーの 導入と交通手段への対応- 厳しい開発規制-コンパクトな市街地づくりから- 9開発は、デベロップメント・プランを元に個別審査 9開発は、既成市街地内に集約化 9商業開発は1996年より開発適地審査が導入。タウンセン ター、その隣接地、郊外と段階を経て敷地の有無が確認さ れる。 ロンドンの二酸化炭素排出量(2006) 2006年CO2排出量: 44,000,000トン(連合王国の8%) 人口増加と経済成長が続くと、2025年の予測: 51,000,000トンの排出量に Mayor of London (2003)Mayor’s Energy Strategy 2003 10 CO2排出量削減のために? ロンドンプランの規制は強化 2004 大規模開発で最低必要とされるエネルギーの10%を 敷地内でつくられる再生可能エネルギーからとする 2008 大規模開発で、 CO2排出量を敷地内でつくられる再生 可能エネルギーを用いて20%削減する。 11 エネルギー設備導入のための序列 ①省エネルギー、再生可能エネルギーの活用、エネルギー有効 利用を図る ②太陽光・太陽熱、コージェネ、地域冷暖房、ヒートポンプ活用に よるアセスメント ③敷地内で作られる再生可能エネルギーの、需要に占める割合 の提示 建物規制 2006 エネルギー 有効利用評価 省エネ CCHP 省エネ t.CO2 t.CO2における 再生可能エネルギー 20%という目標 省エネ t.CO2 t.CO2 減量 クリーン t.CO2 グリーン 最終的な CO2排出量 12 多様な車両への対応 電気自動車の普及を目指して、無料の充電設備が道路に 新たな課題 9オックスフォードストリートの見えないショーウィンドー 9輪タクと普通車両の事故 英米の都市づくりから学ぶこと 9多様な交通手段、選択肢を提供 公共交通、自転車、バイク、クルマ、徒歩。 9新たな交通手段への対応 駐輪施設、利用ルール、社会のニーズへの迅速な対応。 9人口増でも開発は集約化 集約していれば、公共交通が利用されやすい。 日本では? 高齢化社会への対応、どのような都市を創るか? 人が集まる都市づくり。インセンティブか、規制か? 新たな交通手段への対応。どのように将来を見越すか?