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vol.01 まばゆい光と深い緑の中で、健やかに
^け ― よば ゆい光 と深 い緑 の中Q健 や かに。 湘 南 の 丘 に 建 つ 学 園 か ら、 新 し い 地 平 を 見 つ め る。 湘南 の海 から潮 の香りが漂 い、 江 ノ電が街を走 りぬける。 丘 から見おろすま ぶし い風景 に、 清らかな聖歌が こだまする。 フランスの小さな村 で生まれた 修道女会を ルー ツに持 つ、 緑 にか こまれたやさ し い学園は、 神 とのつながりを縦軸 に、 仲間 とのつながりを横軸 に、 罫 跡一疇訂 氣 秘 湘南 の新基準 を打ちた てる。 ダ たしかに、シスターの水原洋子校 長が現れると、そ の場がおだやか な雰囲気 に包 まれる。﹁ 修道院 に 帰れば皿洗 いもする﹂と いう水原 校長は、3 つの誓願、﹁ 清貧 ・ 貞潔 ・ 従順﹂を守り、学園 のルーツであ るシャルトル聖パウ ロ修道女会 の 精神を今 に伝え て いる。 ﹁ 私 は 一生を神 さま に捧げる の で、結婚 して家族を持 つことはあ りませんが、生徒 ひとりひとりが 自分 の子どもだと思 って います﹂ と語る水原校長 に、シャルトル聖 パウ ロ修道女会 の歴史 に ついて聞 いてみると、彼女 はある本をひら き、1枚 の写宣︵ を指さした。 。 ﹁ これが修道女会 のルーツです﹂ 写 って いた のは小さな地下 の穴蔵 に飾 られた十字架 と数脚 の椅子。 興 ヽ およそ300年ユ ンャルトル聖 14 I1001 2006 vo101 S(〕 rL 一一 碁 ´ ″ 南 自百合 学 園中学・高等 学校 ] [湘 ψ ヽ ´ ﹁ 一 パ ウ ロ修道女会 が最初 に宣 教活動 を始 めた場所 が、 フラ ンス のルヴ エヴ イルと いう小 さな村 に今 も当 時 のまま残 って いる のだ。あ まり に小 さく簡素 だ が、限り なく やさ し い空気 の流 れる場 所 ∪そ の雰 囲 気が写真からも伝 わ ってくる。 歴史 を たど ると、 169 6年 に ルイ ・シ ョーヴ ェ神 父 が、貧 し い 病気 の人 々 子どもたち の世話を し、 に奉 仕 した こと が起 こり。神 父 の 活動 に共鳴 した村 の娘 たち 4人 が 共 同生活 を始 め、 ここに修道 女会 が誕生 した のであ る。娘 たち は質 素 な家 に住 み、暮 ら しを支 え るた め に編 みも のなどを し て働 き、病 気 の人 々を見舞 ったり、子 どもた ち に読 み書 きを教え な がら、 こ の 穴蔵 で宣 教活動を つづけ た。 リー 9歳 の若 さ で亡くなり、 ダー の娘 は1 あとを継 いだ者 も翌年 には亡く な ってしまう が、 2人 の死 はけ っし て無 駄 にな ることはなく、 そ の後 は多 く の娘 たち が入会 を願 いでる 2 ケ国 よう にな った。 現在 では、 3 で4000人 が活 躍す る世界的 な 白 百合 には校長を含 め てシ スタ 修道女会 に成長 して いる。 ーが 2人 いる。昨年 ま で箱根 の養 護施 設 で働 いた経験 を持 つシ スタ 身 を粉 にし て働 き 、奉仕 活 ーは ﹁ 動 を し、命 を落 と し てしまう。当 時 の娘 たち の話 を聞 くと 、 い つも SCII()OL 2006 vo101 15 重 膠貯 「 一 ■ 摯島絆 午ヘ 一 一 ﹂ ︺ ´ 一 4 ¬ いう こと。そ の安心感 は、学園 の ではな い人 が いると安心 でき ると 自 分 のためだけ に生 き て いるわけ 涙 が出 てき てしま います﹂と話 す。 一貫教育の土台が築かれた。 設を皮切り に、小 。中 上局ま での そ の2年前 の片瀬乃木幼稚園 の開 々杢畳千文字校は1938年由駅鶴 一 に フラ ンスの小 さな村 で宣 教活動 そ こにはま る で、 300年 以上前 さと同時 に強 い信念 が感 じられる。 水 原校長 の回調 には、 おだ やか わるほう のまじめさに対し、もち の自慢は生徒たち﹂ のようだ。教 いにまじめな子が多 いですね。 ﹂ 先生 たち の言葉 どおり、﹁ 学校 生徒 たち にももたら され て いるも お話しすることにしています。ま ず、十字架 の横軸 はみんなで横 に って次 のような基本精神 に ついて 護者 の方から質問 があると、決ま ﹁カトリ ック の教育 に ついて保 と声 を かけ てく れ る。 さり げ な い を着 た生徒 たち が ﹁﹂きげ んよう ﹂ 舎 に入ると、タプリ エ ︵ ス 校 に通わず校内 の補講だけで実力 う補講 によると ころが大き いよう だ。﹁ 東大合格者 の中 にも、予備 ろん教えるほうも教育熱心。 ここ のな のだ ろう。彼女 たち の落ち つ 手を つな いで力を合わせることが 校 の勉強だけで志望大学 に合格 で を始 めた神父と娘 たち の情 熱 がそ いた様子を見 ればそ のことがよく 大切だと いう ことを示 して いる。 でもそ のとき、みんながそれぞれ、 し ぐ さ に品 のよ さ を 感 じ る ″淑 女 ばかりだ。 ″ ﹁ 生徒 たち に共通 し て いる のは、 きるのが理想的だと思 います﹂と、 年 5月8日、シャルト ル聖パウロ モ ックを さす フラ ンス語 ︶ のまま生き つづけ て いるようだ。 わ かる。 命 の根源、 つまり神と のつながり 自 分 だけ前 に出 て積極 的 に アピ ー さらなる教育内容 の充実をはかる 徒会 や部活動 で活躍しながら、学 を つけてい った生徒が います。生 数年東大︿口脩者数が増え て いるの は、先生たちがボ ランテイアで行 修道女会 のフランス人修道女 3人 を持 って いなければ つぶれてしま ルす るタイプ ではな いと いう こと 先生たち の目は輝 いて見え る。 醐 亀 糾 脱 ﹁μ 鋒 が北海道 の函館港 に降り てから、 う。十字架 の縦軸が示しているの です。高校 生 でも幼 く感 じ るく ら 全 診療所が設けられ、孤児院と乳児 はその神と の つながりな のです。 ﹂ ・中 評 ´ 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 一 L 院ができ、やがて学校も創設され た。湘南白百合学園 の前身 である ぽ´ し [湘 南 白百 合 学 園 中 学 。 高 キ L ︲ m︰ 薔 ・ ︱ . 中 一 一 一 . 一一 一 一. .一 . . . . . . ■一 削 ・ ︶ ι′11菫 J つ 螢 nl¬ 百 17 11 SCH00L 2006vo101