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題材名「氷のお城」(2時間)
実践事例−小学校中学年⑤(第4学年) 題材名「氷のお城」 (2時間) 1 題材設定の理由 学年初めなので、絵の具の基本である筆洗、パレット等の道具の使い方を全員に確認させたかっ たことと、絵の具を水の量の加減だけでもたくさんの変化が出せることを体験させたかった。 2 題材の目標 ① 絵の具の量と水の量の加減で色の変化を楽しむ。 ② 筆洗やパレット等の道具の使い方を知る。 3 本題材の準備物 ① 指導者が用意するもの 画用紙 ② 児童が用意するもの 絵の具 4 水晶の結晶 パス 本題材の指導計画(全2時間) 第1次 「氷のお城を描こう」 5 本題材の学習指導 児童の活動 指導者の支援 評価の観点・方法 ・「氷のお城」を想像す ・水晶の結晶を見せながら「氷のお城」がどんな色 ・自分なりの「氷のお城」 る。 や形をしているのかを想像させる。 をイメージできたか。 ・自分なりの城になっているかを確認する。 ・パスの進まない児童に声かけしていく。 ・白いパスを使って自分 の想う氷のお城を線描 第 きする。 ・パレットや筆洗の使い方を確認させる。 ・水加減で色も変化していくことを気付くように声 かけしていく。 使い方ができているか。 1 次 ・正しいパレット、筆洗の ・水加減による色の変化に ・好きな色2色を選ぶ。 気付いているか。 ・白いパスの線を残しな ・自分や友だちの作品のよ がら、1色ずつ描い さに気付いているか。 ていく。 ・作品の意図を発表す る。 ・自分の考えを発表したり、友だちの作品のよいと ころを認め合えたりするように声かけする。 75 実践事例−小学校中学年⑥ 題材名「木をかこう」 1 学習目標 2 ① 三原色を混ぜて茶色をつくる。混ぜることによっていろいろな茶色ができることに気付く。 ② パレットの使い方、混色の仕方を身に付ける。 実践内容 (1) 色をつくることに興味をもたせる。 ① 三原色(赤・青・黄)が在ることを知る。 ② それを混ぜて、紫・緑・だいだい色ができることを知る。 ③ また混ぜて、赤紫・青紫、黄緑・青緑、黄だいだい・赤だいだい色ができることを知る。 (2) パレットの使い方、絵の具の混ぜ方を確認する。 ① パレットの小さい部屋(各色を入れるところ)とパレットの大きい広場(混色するところ) の使い分け、筆先に付ける絵の具の量等を説明する。 ② 「三角混ぜ」(2色の絵の具を少しずつたし、混色して新しい色をつくること)を図解して 説明する。 (3) ① 赤・青・黄色を使って茶色ができることを知る。 ② 赤+青→赤紫 ③ 友だちのつくった色と比べ合い、いろいろな茶色があることを知る。 ④ 筆を横に動かして積み上げ、木を描いていく。 (4) ① (5) ① 3 茶色の色をつくって、木をかく。 赤紫+黄→茶色とつくっていく。 木に葉っぱを付ける。 青、黄色を使って、黄緑・緑・青緑の3種類をつくって木に葉を付ける。 この木であそぶ。 その木の回りで起こるお話、木で遊ぶ様子を想像して絵に表す。 作 品 例 76 実践事例−小学校中学年⑦ 題材名「一版多色刷りで∼風神雷神∼」 1 学習目標 子どもの持っている絵の具の色から、不透明な色を作る。重色を楽しむ。 2 準 備 物 油性マーカー 彫刻刀(三角刀) い画用紙も) 止めるテープ 絵の具セット 3 シナベニヤ 滑り止めシート 黒い画用紙(時間があれば白 白の絵の具(教師が多めに用意するといい) 実践内容 シナベニヤにテーマ(たとば風神雷神)になるものを、油性マーカーで描く。 (2) 滑り止めシートを必ず敷いて、三角刀で線を彫っていく。 (3) 黒い画用紙をシナベニヤに、ずれないようにテープで張る。 (4) 画用紙をめくっては、板に白い絵の具を塗り、他の色を塗り重ね手、画用紙の上から手で刷る。 (5) 時間があれば白い画用紙にも刷り、透明な色と不透明な色の感じを知る。 4 (1) 作 品 例 77 実践事例−小学校中学年⑧ 題材名「紙のパッチワーク∼チラシや色紙などの色を活用した模様づくり∼」 1 学習目標 配色を考えながら、色紙を貼っていき、色と色との響き合いを感じ取る。 2 準 備 物 16切り画用紙 3 のり はさみ チラシ 色紙 のり台用紙 実践内容 (1) 布のパッチワークと同じ方法で紙によるパッチワークを制作する。(のりの付け方、圧着の仕 方を知る。) 好きなように貼ってもよいし、できそうなら規則正しく貼ってもよい。 (3) 同じような素材でも、組み合わせが違うことで、作品のイメージが違うことを知る。 4 (2) 作 品 例 78