Comments
Description
Transcript
環境報告書 - 三井精機工業株式会社
MITSUI SEIKI 環境報告書 Environmental Report 2010 目次・会社概要 目 次 ■ 会社概要 ■ 社長メッセージ 1 2 ■ 生産活動における環境への取組み ■ 物流活動における環境取組み 7 9 2 3 3 ■ コミュニケーション・社会貢献活動 ■ 従業員の健康と安全 ■ 環境データ 10 10 11 ■ 環境取組み活動の歴史 12 ■ 企業理念 ■ 環境方針 ■ 環境マネジメントの推進体制 ■ 製品開発における環境取組み 5、 6 会社概要 ■ 社 名 三井精機工業株式会社 ■ 資 本 金 9億4800万円 ■ 創 業 昭和3年12月29日 ■ 従 業 員 555名(2011年3月末現在) ■ 本 店 〒111-0052 東京都台東区柳橋1-11-11 ■ 本社工場 〒350-0193 埼玉県比企郡川島町八幡6-13 ■ 製 品 ●精密工作機械 マシニングセンタ、ジグ中ぐり盤、ジグ研削盤、ねじ研削盤、専用機 ●産業機械 定置式空気圧縮機 (コンプレッサ) ■ 精密工作機械 ■ 水潤滑式(オイルフリーコンプレッサ) ■ ターボ式コンプレッサ ■ 油潤滑式コンプレッサ 編集にあたって 三井精機工業では事業活動に伴う環境への取組みについて、様々な活動を推進して参りました。 その活動を開示する目的で今回第1回目の環境報告書を発行する運びとなりました。 本報告書作成に当たり環境省の「環境報告書ガイドライン」を参考にしておりますが、できるだけ分かり易 い表現を用い一般の方でも理解できる内容にまとめさせていただきました。 報告内容の対象期間は2011年3月までの環境取組活動を対象にしております。 対象範囲は三井精機工業株式会社本社工場を対象としております。 三井精機工業株式会社 本社工場環境分科会 −1− 三井精機工業環境報告書 トップメッセージ 目次・会社概要 企業理念 ごあいさつ 「安全・品質・環境」をキーワードに 社会から信頼されるものづくり企業として 三井精機工業は1928年(昭和3年)の創業以来、産業の基幹となる マザーマシンとしての工作機械と動力源としての空気圧縮機を産業界 に供給することを通じて社会に貢献して参りました。 三井精機工業が開発、生産、販売する工作機械、コンプレッサーは世 界各国で豊かな社会の実現の為活躍しています。 私達は製品の開発、製造にあたり環境負荷を減らすことを常に念頭に おき、地球環境、地域社会の改善に取組んでいます。 代表取締役 岩倉 幸一 開発の段階から「環境にやさしく」をモットーに商品開発にあたり、 特にコンプレッサーでは省エネルギーを心掛け、またオイルレスの水 潤滑コンプレッサーをいち早く世に送り出しました。 生産活動、設備においても常に効率化に努め、省エネルギー、省資源を推進して参りました。 また、産業廃棄物の削減ではゼロエミッションを目指し活動を進め、化学物質の適正管理や環境汚染予防の 取組みにも力を入れ、環境法規制、行政との協定を尊重し、地域社会との共存を推進して参りました。 私達は今後も社会の期待に応え、共感され信頼される企業を目指し、全社一丸となって「安全・品質・環境」 をキーワードにしたものづくり企業グローバル企業として成長、発展して参ります。 今後とも、弊社の活動に対しまして、皆様のご理解、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 企 業 理 念 産業の基幹となるマザーマシンとしての工作機械と動力源と しての空気圧縮機を、産業界に供給することを通じて社会に 貢献していく。 三井精機工業環境報告書 −2− 三井精機工業環境報告書 環境方針・環境マネジメント 環 境 方 針 三井精機工業 ㈱ 本社工場は、工作機械・コンプレッサーの製造を通じ環境負荷を減らす商品 開発・生産活動を行ない、地球環境・地域改善に貢献することを目的とし、環境方針を定める。 1.環境影響に対して負荷軽減商品の開発・提供及びサービスの向上を目指す。 2.環境影響の継続的な改善体制を整備し、生産活動において生じる環境管理を行い環境汚染 の予防を推進する。 1)生産活動、設備における効率化に努め、省エネルギー・省資源を推進する。 2)産業廃棄物の削減とリサイクルを推進し、資源の有効利用に努める。 3)有機物質・化学薬品・等の適切な管理を行い、環境汚染の予防に努める。 3.環境法規制・行政との協定・その他当社が同意する業界の規範を遵守する。 4.環境目的・目標を設定し、達成状況の評価・見直しを行い継続的向上を図る。 5.環境方針は、組織で働く又は組織の為に働く全ての人に周知徹底させると共に環境意識の 向上を図り、一般に公開する。 2010年 4 月10日 環境マネジメント推進組織 社 長 環境管理責任者 公害防止監督者 ISO委員会 環境事務局 内 部 監 査 環境分科会 産機生産本部 精機生産本部 営業本部 事業企画本部 管理本部 人事総務部 経営管理部 品質保証部 部 エンジニアリング部 務 海外営業部 業 部 営業推進部 造 部 サービス部 製 計 部 設 造 部 生産管理部 製 計 サ ン テッ ク 設 生産管理部 注)商品企画は精機及び産機の設計部に含み組織する。 注)国内営業部は営業推進部に含み組織する。 −3 − 三井精機工業環境報告書 環境マネジメント・その他 環境教育・啓発活動 環境マネジメントシステムを有効に機能させる為、各部署は推進計画を作成し、その実施状況 をフォローし毎月ISO14001事務局へ報告しております。全社員は自ら環境保全意識を高めて、 行動するよう環境方針を記載したポケット版のカードを携帯し、カードにはそれぞれ個人の環 境保全行動指針を明記し、環境に対する意識を高めるよう努めております。又、職場では小集 団活動であるアソシエイツ活動において様々な改善活動を展開し、毎月報告の場を設けており ますが、その活動の中にも省エネ、省資源など環境をテーマにした改善がおこなわれております。 更に環境汚染防止教育や緊急対応教育も部署単位で計画をくみ継続的に実施しております。 環境事故・苦情 三井精機工業は工作機械やコンプレッサーを生産する為に特別高圧変電所、ボイラー、表面処 理施設、排水処理施設などの環境重要施設を利用し、数多くの生産設備を稼働させ工場を運営 しております。これらの生産活動により発生する環境負荷物質については関連法規制、県条例、 町の公害防止協定を遵守し、定期的に監視測定し、その基準をクリアしております。2010年 度に於いて環境に関する事故及び苦情はありません。事故及び苦情が発生した場合にはその解 決に向け速やかに対処して参ります。 白鳥便り 本社工場に隣接する越辺川には秋になると数年前より白鳥が飛来します。 当社ホームページでは「白鳥便り」として周辺の自然環境とともに白鳥の様子を写真で紹介し ております。 三井精機工業環境報告書 −4− 製品開発における環境取組み 環境にやさしい製品の開発 ●i-14000シリーズ開発・販売 地球温暖化防止や環境負荷低減及び安全対策 国内のエアコンプレッサー消費電力量は日本の総消費電力量の約5%に相当します。 特に工場のコンプレッサー電力は20~30%を占めるため、コンプレッサー電力削減は最も効 果的な省エネになります。高効率で省エネ効果の高い弊社オイルフリーコンプレッサーはCO2 を削減し地球温暖化防止に貢献しています。またオイルを使用していないため、環境対策の根 本解決、省資源、ISO14000に係る水質汚濁防止、廃棄物処理対策やHACCP運用での衛星管 理などに最適です。しかも圧縮温度は約40℃の低温度、加熱・発火の恐れが無くとても安全です。 三井精機工業のオイルフリーコンプレッサは1982年に世界初の水潤滑オイルフリーとして発 売して以来その確かな性能を実証してまいりました。 スクリューコンプレッサで頂点を極めたZスクリューに先端技術を導入、水を直接圧縮室に噴射 して潤滑とシール、圧縮熱を吸収・冷却することによりクリーンで高効率・長寿命・省メンテ ナンスなど従来のオイルフリーコンプレッサの性能を凌駕しました。 −5− 三井精機工業環境報告書 製品開発における環境取組み ●Vertex シリーズの開発・販売 地球と人に優しい環境仕様 ⇨ ⇨ ● 油圧駆動機器の削減により、油圧ユニットを小 型化し、30%省エネ。 ● リテーナー入りローラーガイドの採用により、 低騒音化。 ● 摺動面グリース潤滑により使用油量の削減。 ● 省電力インバーター制御オイルコントローラー の標準採用による、40%省エネ。 ● 機内照明のLED化。 三井精機工業環境報告書 ● 作業性の改善、ハンドリフターによるワーク脱 着を可能とした。天井カバーを自動開閉とした。 ● 2200×3440の省スペース。当社同等機29% 削減。 ● 最大加工ワークアップ。当社同等機50%アップ。 ● 直下型ベットによる切粉の回収効率の改善をは かり、ポンプ容量を低減。 −6− 生産活動における環境への取組み ●地球温暖化防止(CO2排出量低減) 2010年度は生産の増加に伴い09年度よりも20%増のCO2を排出する結果となりました。 2011年度からは埼玉県地球温暖化対策推進条例が施行される見通しが立ち、三井精機としても今一度 目標の見直しを図り、達成に向けてCO2排出の抑制に取り組んでいきます。 3.11に東日本大震災が発生し夏季には電力不足が懸念される中、発電機による電力確保とそれに伴う CO2の排出増加が、新たに取り組むべき緊急課題となりました。 ●より循環型社会に近づけた生産活動 地球と人に優しい環境仕様 2009年度はリーマンショックの影響により生産が激減し、それに伴い排出量も大幅に減少しました。 2010年度は生産の回復と同時に排出量の方も増加し始め、2008年度に近い排出をしています。 今後、産業廃棄物の中で約80%を占める金属くずに着目し、削減に取り組んでいきます。 −7− 三井精機工業環境報告書 生産活動における環境への取組み ● 水資源の節約 工場で使用する水を節約する為、排水処理場で浄化処理した水や、溜めた雨水を冷却水に利用するなどし て、使用量の削減に取り組んでいます。 ● 化学物質の管理 化学物質の削減活動においては生産の回復や製品のモデルチェンジの影響により2010年度は09年度に 比べ取扱量が増加傾向にあります。 今後、特定化学物質(PRTR法対象物)の含有量が少ない塗料への変更を行い排出量削減に取り組んでい きます。 ● 土壌・地下水への取り組み 洗浄剤として使用していた有機塩素系化合物の1.1.1トリクロロエタンを、1995年に全廃しております。 1997年には当工場敷地内の土壌、特に使用場所及び保管場所周辺が汚染されているか、表層土壌ガス調査 を実施しましたが、有機塩素系化合物による土壌の汚染はありませんでした。 又、 PCB(ポリ塩化ビフェニール)保管庫周辺の土壌についても、 PCBによる土壌の汚染はありませんでした。 地下水については、2008年に水質調査を実施しておりますが、砒素、フッ素、ホウ素が微量検出されまし たが地下水基準に適合しております。その他の項目は全て不検出で地下水汚染が無いことが確認されました。 今後も、定期的に監視をして参ります。 三井精機工業環境報告書 −8− 物流活動における環境取組み ● 製品輸送におけるCO2 低減 1)工作機械関連 輸送の効率化でCO2 を削減するとともに、包装材を削減して廃棄物を減らすよう取組んでいます。 ■ 主な取り組み ◦積荷の集約化による、トラック台数の削減 ◦経済的な配車による トラック便数の削減 ◦梱包材の回収 ◦梱包材の削減 ■ 物流におけるCO2 排出量・原単位推移 CO2 排 出 量 CO2 原 単 位 t ー CO2 t ー CO2 2)産業機械関連 物流CO2 排出量においては、製品本体の出荷における専用便の2箇所配送や、混載便の拡大及びデポ 化と生産においては、部品のミルクランとフォークリフトでの運搬性向上により総量と台当りCO2 に おける前期比2%Downを目標に改善活動を実施しています。 −9− 三井精機工業環境報告書 コミュニケーション・社会貢献活動 ● 地域コミュニケーション ■ 三井精機工業を町の方々により理解していただく為に毎年11月に川島町農業商工祭に地元企業として 出展し、弊社の製品について紹介すると共に町民とのコミュニケーションを図っております。 ― 川島町農業商工祭 ― ― 中山地区マラソン大会 ― ■ 地域住民の健康増進をサポートすべく毎年2月に地区のマラソン大会に工場を開放し、地域住民との親 睦を図っております。 従業員の健康と安全 ● 安全衛生活動の推進 三井精機工業は安全は何ものにも優先するとのトップの思想のもと、常に安全を第一に考えると共に、従 業員の健康管理、健康増進に取組んでおります。 安全については毎月開催の安全衛生委員会、役員参加による安全パトロール、構内安全運転チェックな どを中心に安全意識の徹底を図っております。また災害の未然防止を確実なものとするため、職場単位で のリスクアセスメント活動を実施しております。 また、衛生面では各種健康診断を実施すると共に職場の環境測定の充実を目指しております。 今後は管理職へのメンタルヘルス講習会、相談窓口を儲けるなど従業員のメンタルヘルスにも重点を置い て取組んでいきます。 三井精機工業㈱ 安全衛生管理体制 三井精機工業環境報告書 − 10 − 環境データ ● 水質 ■ 工場系排水は、廃水処理場で処理し、水質汚濁防止法、下水道法並びに川島町との公害防止協定をクリア し、最終放流槽より公共下水道に放流しています。 項 目 2009年度 最大値 最小値 ℃ 45℃未満 28 15.6 - 5を越え9未満 7.5 7 mg/ℓ 600 未満 191 64.3 mg/ℓ 600 未満 42 20 mg/ℓ 5 以下 2.5未満 2.5未満 mg/ℓ 30以下 11 5.5 mg/ℓ 220未満 59 12 mg/ℓ 240未満 83 29 mg/ℓ 32以下 8.1 3.2 mg/ℓ 2 以下 0.1未満 0.1未満 mg/ℓ 10 以下 1.0未満 1.0未満 mg/ℓ 10 以下 1.0未満 1.0未満 mg/ℓ 10 以下 0.08 0.04 mg/ℓ 8 以下 0.8 0.8 mg/ℓ 0.1 以下 0.005未満 0.005未満 mg/ℓ 0.1 以下 0.005未満 0.005未満 mg/ℓ 380 未満 71 21 単 位 温 度 PH (水素イオン濃度) BOD (生物化学的酸素要求量) SS(浮遊物質量 ) n-ヘキサン(鉱油類) n-ヘキサン(動植物油類) 沃素消費量 窒素含有量 燐含有量 亜鉛及びその化合物 溶解性鉄及びその化合物 溶解性マンガン及びその化合物 ほう素及びその化合物 ふっ素及びその化合物 鉛及びその化合物 砒素及びその化合物 アンモニア、亜硝酸及び硝酸性窒素 規制値 2010年度 最大値 最小値 27.2 14.6 7.6 6.9 190 89.9 45 21 2.5未満 2.5未満 13 8.3 46 17 66 35 7.2 4.6 0.2 0.1未満 1.0未満 1.0未満 1.0未満 1.0未満 0.08 0.03 3.2 0.8 0.005未満 0.005未満 0.005未満 0.005未満 46 17 ● 大気 ■ 暖房や蒸気洗浄で使用の貫流ボイラ4台は、大気汚染防止法、県条例、ならびに川島町との公害防止協定 に定める規制値をクリアして運転をしています。 対象設備 項 目 単 位 貫流ボイラ (A重油) 煤 塵 濃 度 窒素酸化物濃度(Nox) g/m3N ppm 規制値 ( 大防法 ) 0.15 180 2009年度 最大値 最小値 0.034 0.011 92 53 2010年度 最大値 最小値 0.053 0.009 107 60 ● 騒音・振動 ■ 騒音は第四種区域(工業専用地域)に該当し、 敷地境界3ヶ所、 全ての時間区分で騒音防止法、 県条例 ならびに川島町との公害防止協定に定める規制値を、クリアしています。 項 目 単 位 規制値 昼 間 8時~19時 夕 19時~22時 夜 間 22時~6時 朝 6時~8時 dB(A) dB(A) dB(A) dB(A) 70 65 65 60 2009年度 最大値 最小値 57 *39 *38 *38 *42 *35 *44 *41 2010年度 最大値 最小値 59 *40 *38 *38 *39 *35 *41 *40 (*印は主音源が周辺環境騒音の為、実際に工場から発生していた騒音はこの数値より小さい) ❄ 振動は振動規制法の区域の区分には該当しない為、 規制基準値が定められておりませんが、第二種区域 の規制値を参考に評価を行っています。 結果は敷地境界3ヶ所、 全ての時間区分で規制値以下です。 項 目 単 位 昼 間 8時~19時 夜 間 19時~8時 dB dB 規制値 (大防法) 65 60 − 11 − 2009年度 最大値 最小値 37 30未満 33 30未満 2010年度 最大値 最小値 37 30未満 30未満 30未満 三井精機工業環境報告書 環境取組み活動の歴史 1979年 (昭和54年) 埼玉県比企郡川島町と公害防止協定を締結 1980年 (昭和55年) 埼玉県比企郡川島町に工場建設開始 1981年 (昭和56年) 埼玉県川島町に旧桶川工場を移転、川島工場を拡張開設 工場系廃水処理施設 (活性汚泥法) 設置 雨水 (油) 分離槽設置 1983年 (昭和58年) 世界初の水潤滑オイルフリーコンプレッサー生産開始 1993年 (平成 5 年) 日野関連会社生産環境委員会活動に参画 1994年 (平成 6 年) 本社を大田区下丸子に移転 1995年 (平成7年) 東京工場・川島工場「ISO9001」認証取得 部品洗浄の有機塩素系洗浄剤 (1.1.1トリクロロエタン) 全廃 1997年 (平成 9 年) 地下水観測井 設置 2000年 (平成12年) 廃棄物直接埋立て廃止の取り組み 2001年 (平成13年) 2002年 (平成14年) 本社及び旧東京工場を旧川島工場へ集約し、本社・本社工場とする 「ISO14001」認証取得準備開始 工場系廃水処理施設 活性汚泥処理施設を廃止し 凝集沈殿処理施設に変更 本社工場「ISO14001」認証取得 廃棄物焼却炉廃止 − 12 − 三井精機工業環境報告書 三井精機工業株式会社 お問い合わせ 〒350ー0192 埼玉県比企郡川島町八幡6-13 環境室 Tel:049-297-5555 Fax:049-297-4714 http://www.mitsuiseiki.co. jp 発行 : 2011年11月