被災地へ送る1000枚のハッピークリスマスカード

被災地復興に係る児童生徒の活動事例
「被災地へ送る１０００枚のハッピークリスマスカード」
福岡県太宰府市立太宰府西小学校
１. 活動の概要
東日本大震災に対してずっと「何か小学生
２．活動の成果
○みんなで一つの大きなプロジェクトをやり
の自分達にできることはないか。」という課題
とげることで，クラスの絆が深まった。
意識をもって，できそうなことを考えていた。
○子どもでも災害に遭った人達へのボランテ
９月。担任がてんつくまんのもとで活動し
ィアができることの喜びを心から感じること
ている「め組ジャパン」の橋之口みゆきさん
ができた。
の現地報告会を聞きにいった際に『７０００
○すべて自分達でするのではなく，多くの人
枚のクリスマスカードを宮城県石巻市の仮設
の協力を得て活動することのよさや，有り難
住宅に送る』というプロジェクトに出会う。
さを感じることができた。
被災地の現状，地震の映像，１学期や夏休み
○どんなに大変なことでも人のためにがんば
に動いた福岡市の小学校や中間市の高校のぞ
ること，最後まで続けることの素晴らしさを
うきんプロジェクトを見て，クリスマスカー
感じることができた。
ドを１０００枚送ることにした。太宰府西小
○被災者の方の一人からお礼のハガキが届き，
学校からのカードと分かるように，共通の形
クラスとの文通が続いている。お手紙や，国
を作る。
語の時間に作ったかるたや，被災された地域
の方々へ名刺サイズの幸せミニカードを送っ
①色画用紙と白画用紙をハガキサイズに切る
たりしている。
②その二枚を両面テープで貼り合わせる。
○繋がった被災地の方の思いや，この活動を
③共通のマスコットキャラクターを使ったか
教材化して，映像にまとめ，道徳の授業を行
わいい絵を右下に描く。
った。
④手作りのクリスマスツリーを左下にはる。
○遠く離れた九州だが，この活動を通して学
⑤友人，知人，全校生徒に呼びかけ１０００
校での意識も少し高まり，自衛隊やレスキュ
枚のカードにﾒｯｾｰｼﾞを書いてもらう。
ー隊などの活躍をまとめた映像も全校で見せ
⑥集まったｶｰﾄﾞを被災地へ送る。
ようと検討していただいている。
「やった～！千枚達成！！」
１０００枚集まったハッピークリスマスカード