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氏 名:野里 桃花 所 属:地域教育文化学部 地域教育文化学科 1 年 派遣先

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氏 名:野里 桃花 所 属:地域教育文化学部 地域教育文化学科 1 年 派遣先
氏
名:野里 桃花
所
属:地域教育文化学部 地域教育文化学科 1 年
派 遣 先:ベトナム国家農業大学(ベトナム)
派遣期間:2015 年 3 月 15 日~3 月 29 日(14 日間)
*日本語教室での指導内容
月・水・金曜日の午前中2つの Class では、チャ
ムアインという先生が日本語の Class を開いており、
私たち日本人学生はそれぞれ5~6人くらいにま
とまっているグループに入り、生徒からの質問に答
えたり授業で取り扱った文法の例を挙げたりした。
火・木の午前中1つの Class と、月~金曜日午後
1 つの Class は日本人学生に任された Class で、そ
の日に来た学生の人数を見てそれぞれ Free(ひらが
な、カタカナ、漢字、日本語 Class の宿題、流行り・若者言葉、日常会話など)で教える
か、「今日のトピック」(例:昨日の一日など)を提示してグループで教えるかを判断して
授業を行った。Class の進め方としては、今日の日付・曜日の確認から始め、日本人学生の
指導を行い、授業の後半では日本の曲(カントリー・ロード、ベストフレンド、3 月 9 日な
ど)を紹介してみんなで歌ってみることもした。
日本語を教えるとき、英語で言葉の意味を説明する場面が多くあったが、ベトナム人と
日本人の英語発音に互いの母語の癖がでるので聞き取りにくく、苦労することがあった。
また、日本語と英語があまり話せない学生に教えるのは大変難しく、周りのベトナム人学
生に助けてもらいながら教えることもよくあった。
*日本語教室以外での現地での交流活動
ベトナムには昼頃到着し、荷物を置くとすぐにハンちゃんとい
う 2 人とも同じ名前の女の子たちがご飯に誘ってくれた。「バイ
ンミー」というパンや有名な「フォー」を食べさせてくれたり、
お茶を飲んだりしてもてなしてくれた。その後、ラム先生が開講
している日本語上級者の Class に参加させてもらい、どのような授業が行われているかを
見る事が出来た。ラム先生はとても可愛く日本語が上手で、こんなに素敵な先生がいるの
だとびっくりした。ゲストハウスでは夜にミーティングをして、次の日の授業内容の確認
を行った。ゲストハウスにはほぼ毎日のようにハンちゃんや日本語 Class の学生たちが訪
ねてきて、「ご飯に行きましょう!」「どこに行きたい?」などと言い、積極的に日本人学
生に話しかけてくれた。また私の場合、事前に『はじめてのベトナム語』という本を購入
し、少しだけ勉強していたことと初日にハンちゃんに教えてもらったこともあり、ベトナ
ム人学生にベトナム語で話してみると「あなたベトナム語話せるの!」ととても喜んでも
らえてすごく嬉しかった。
食事に関しては、私はお腹が弱いのでお腹を壊すことを覚悟の上で食べていたが、そん
なに体調を崩すことなく過ごすことが出来た。ただ、日本人学生の中にはお腹を壊したり
体調不良になる人もいた。ベトナムでは、犬肉・猫肉・カエル・あひる・ひよこ…など日
本ではなかなか食べることの出来ない料理をたくさん食べることが出来た。犬肉や猫肉は
ベトナム人でも食べる人と食べない人が分かれるため、希望者のみでお店に行って食べた。
全て美味しかったが、個人的には特に犬肉の唐揚げのようなものが一番美味しかった。し
かし、どこかから摘んできた緑の果物は苦くて食べきれなかった。
軽食で特におすすめするのは「バインミー」と「バインバオ」
(肉
まん)で、これらはとても美味しく、日本人学生は毎日のように
食べていた。
大学内は店や学生寮が多くありとても広いので、よくバイクに乗せてもらって移動した。
ベトナムの交通規制はとてもゆるくバイクが常に行きかっているので、道路を渡るときに
は現地の学生と手をつないで渡ってもらわないと怖くて渡れなかった。もう一つ手軽な乗
り物として電気自転車があったのだが、これが日本のものよりはるかに早く、バイクと同
じ速度で走るのでとても驚いた。もう一つカルチャーショックを受けたのは、
『カラオケ』
。
場所によって違うが、ベトナムのカラオケは 1 部屋がとても広く、照明が充実していてま
るでディスコのようだった。みんなノリノリで全員が楽しんでいる雰囲気がとても良かっ
た。
休日(土・日曜日)は都心のハノイセンターや、大きなショッピングモールのサビコ、
陶器で有名なバッチャンなどに、チャムアインや日本語 Class の学生たちが連れて行って
くれた。商品を選ぶ時も、
「ここの店は安いけど壊れやすい」などの情報をたくさん教えて
くれてとても助かった。ただ、22 時過ぎに大学に戻ると門が閉められてしまうので、みん
な
で塀を越えて帰ったこともあり、これも良い思い出になった。
*プログラムに参加した感想
私は今回が初めての海外で、ベトナムに行く前はとても不安だった。英語は全然出来な
いし、更に日本語を外国の人に教えた経験など全くなかった。ただ、海外にとても興味が
あり先輩たちに進められたことなどでベトナムへ行く決心がついた。
実際に行ってみるとベトナムの人々はみんな親切にしてくれて、どこへ行ってもほとん
ど不安を感じることがなかった。それに、日本語を学んでいる学生たちは日本語がとても
上手で、日本語で話したいと考える学生が多かったので現地ではほとんど日本語で会話し
ていた。初めて海外で日本語を教えてみて、日本語がいかに複雑な言語かを理解すること
が出来た。特に複数の意味をもつ言葉や、場面での使い分けを教えることは苦労した。(例
えば、
「どーも」や「すみません」など)
ベトナムの人々はボディータッチやスキンシップが日本と比べるととても多く、初対面
でもすぐに腕を組んだり、手をつないだりするので最初は少し驚いた。しかしそのおかげ
でほとんど不安を感じることなく生活できたのだと思う。些細なことでもなにかあるとす
ぐに「ももか!Dao oi!」(Dao はベトナム語で“桃”という意味。Oi は掛け声。)と呼んで
くれてすごく嬉しかった。また日本語 Class のときに、自分ではいつも通りにしていたつ
もりが、疲れと日本語を上手く教えられずに悩んでいたのが顔に出てしまっていたらしく、
「どうしたの?笑って!」と同じグループの学生た
ちが絵を描いたりして励ましてくれて、嬉しくて授
業中に泣きそうになってしまったこともあった。帰
国の次の日が私の誕生日と知り、誕生日の 2 日前に
サプライズで誕生日パーティーを開いて祝ってくれ
て、本当に嬉しくてこの人たちに会えて良かったと
心から思った。
ゲストハウスの管理人のタンという男性は、ベトナムであった人のなかで一番の Crazy
boy だった。彼は日本語が話せず、英語も通じないのでほとんどジェスチャーと Google 翻
訳で互いの思いを伝えていた。言葉が通じなくても、一緒に笑いあえたりご飯を食べたり
出来るのだ、と感動した。
私は今回このプログラムに参加して、今までの人生で最も濃い 2 週間を過ごすことが出
来た。ベトナムでの生活は、全てが新鮮であり毎日が発見と驚きの連続だった。そして一
番の収穫は、かけがえのない大切な友人たちと出会うことが出来たこと。彼らの向上心・
好奇心・熱心さ・考え方には尊敬できるものが多くあった。私は彼らと触れて学んだこと
や思ったことを忘れずに、これからの自分の成長に繋げていきたいと思う。
また、今回のプログラムに参加してベトナムで一緒に生活した日本人学生のみんなや、
海外へ行くことに賛成してくれた家族や関わって下さった様々な人たちに感謝したい。
*目標達成度
このプログラムに参加し、実際に現地で生活することで海外に対する自分の考えに何か
変化が起きることを期待した。結果としては、カルチャーショックを受けたり、自分の実
力や考えの甘さなどを理解することが出来たことは成長に繋がったと思うので良かった。
実践的な英語力を高めるという目標はあまり達成できたとは言えないが、自分の発音が
どれくらい海外の人に通じるのかを知る良い機会となった。
*今後の展望
『何事もやってみることが大切』とよく言われるが、今回の経験を通して本当にその通
りだと思った。そのため、これからも海外に関する取り組みには積極的に参加するように
しようと思っている。
またこのプログラムに参加してベトナムや他の国にも足を運び、経験を積んでいつか海
外で役に立てるような人材を目指していきたいと思う。
“Cảm ơn bạn vì hai tuần qua.
Tôi đã rất vui.
Tôi yêu các bạn.
Momoka Nhất định sẽ quay lại hà nội.
Hẹn gặp lại. ”
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