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氏 名:佐久間 達也 所 属:地域教育文化学部 地域教育文化学科 異文化

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氏 名:佐久間 達也 所 属:地域教育文化学部 地域教育文化学科 異文化
氏
名:佐久間 達也
所
属:地域教育文化学部 地域教育文化学科 異文化交流コース 1 年
派 遣 先:ベトナム国家農業大学 Vietnam National University of Agriculture
派遣期間:3 月 15 日~3 月 29 日 (14 日間)
(ベトナム)
○指導内容
・授業スケジュール
パターン⑴ 8:00~9:30 10:30~12:00 15:00~16:30
パターン⑵ 9:00~10:30 15:00~16:30
※ 17:30~ アドバンスクラスが開講される日もある。
午前中の授業は主に,
「みんなの日本語」という参考書を用いて,先生の授業のサポートを
した。午後の授業は,毎時間,自分たちでテーマを決めて教えて,授業後半は日本の歌を
歌った。
・授業内容
ひらがな,カタカナの発音練習
会話練習・作文練習(自己紹介,昨日したこと,明日の予定,好きな○○紹介,地図を
用いて距離や時間・移動方法について説明しあう.
..)
文法練習(助詞や疑問詞の解説)
授業内容に関しては,先生のサポートをする時間を除いて,ほとんどベトナムの学生と相
談して自由に決めていた。日本人学生 1 人につき 3,4 人の学生をみるので,そのグループ
ごとに自由に勉強していた(全体でテーマを決めてはいるが,学び方は自由だった)
。
自分はどちらかというと,実際に話したり作文をしたりする方法の学びを取り入れた.
○現地での交流活動
1 日目,まずひまわりの種を食べた。まるでナッツのようである。
2 日目にして,犬肉を食べた。犬肉を食べることは気が進まなかったが,せっかくベトナム
に来たのだからと思い,食べてみた。以外においしかった。その後カラオケに行った。日
本とは違いどちらかというとクラブのような部屋で,みんなでダンスを踊ったことをよく
覚えている。
4 日目,Toan くんとベトナムのジムに行き,汗を流した。なるほどベトナムの人がスタイ
リッシュな理由がよく分かる。
5 日目,校内コンサートを観に行った。校内の大きな教室を借りて,300 人ぐらいの学生で
賑わっていた。
6 日目,ハノイセンターに行った。ナイトマーケットはたくさんの観光客で賑わっていた。
7 日目,バッチャンに行った。伝統的な陶器は魅力的だった。また自分でろくろを回して陶
器作りをした。
8 日目,猫肉を食べた。犬肉よりも臭みがあるが,味は普通であった。その後,ベトナム式
のお茶を点ててもらった。
9 日目,地元の祭を見学した。木彫りの馬の神輿が走り抜けていく様は圧巻だった。
11 日目,ドンスワンという巨大な市場に行った。あまりにも大きすぎて目が回った。お土
産を買うなら,ここに来れば間違いないはず。
○感想
今回初めてチューターとしてベトナムに行くことができたが,私にとってこの旅が初の
海外であったということで,とても価値ある経験となった。ノイバイ国際空港に着いた時
は,まず上着を脱ぎ,その暑さと湿度を体感した。大学に着くと蚊の多さにも驚かされた。
たまに,シャワーのお湯がでないときもあった。なにより道路がバイクで溢れていること
には目を疑った。気候も生活環境も日本と大きく異なっており,ことあることにカルチャ
ーショックを受けた。しかし,それ以上に私は,ベトナムの人々の優しさ,まじめさを強
く感じることができた。例えば,私がごはんを食べたいときは,「何を食べたいか?」「パ
クチーは入れるか?」と聞いてくれて,椅子や箸,皿まで拭いて渡してくれる。私が何か
買いたいときは,商品を手に取って,その安全性や機能性を確かめてくれたり,値段交渉
をしてくれたりする。蚊に刺されていたり,少しあくびをしたり,しただけでも「大丈夫?」
と気遣ってくれる。あたりまえだと思いがちだが,ベトナムの友人は皆そのように私を気
遣ってくれた。私が退屈しないように困らないようにと,常にいっしょにいてくれたこと
は,何よりもありがたかった。そんなベトナムの友人がいてくれたからこそ,二週間を充
実したものにできた。
さて,ベトナムの料理についてだが,どれもおいしかった。私は特に腹に当たることも
なく,毎日肉まんや菓子パン,フォーを食べて,お茶を飲み満喫していた。ベトナム米は
少しもちもちしていて,パフェやケーキはとても甘かった。どの料理も多少くせはあるけ
れども,私にとって,ベトナム料理は最高である。
日本語の授業に関しては,知識が足りない分をジェスチャーや絵などを使い補った。た
だまじめに授業をしても面白くないと思ったので,厚かましいけれども,楽しく勉強でき
るように工夫してみた。ただ,やはり文法に関しては難しくて上手く説明できず,日本語
で日本語を初級者に教えなければならないときは困った。全体的にはよい雰囲気で学ぶこ
とができて,私自身楽しかった。
最後に,このプログラムに参加させてもらえて,本当に感謝している。一番はっきりし
たことは,笑顔は万国共通だということである。どんなときでも辛い顔をしているより笑
顔でいるほうが,自分にとっても,相手にとっても,よいことであるはずだ。このように,
あたりまえではあるけれども,人々の優しさ,笑顔の力などに関して強く再確認すること
ができた旅であった。またベトナムに行きたいし,このプログラムに参加したいと思いま
す。
○目標の達成度や努力した経緯
目標は大きく分けて 3 つあった。
一つ目は英語の活用である。これに関しては,自分にとってよくも悪くも,ベトナムの
学生が予想以上に日本語が上手であったため,あまり活用する機会を得ることができなか
った。しかし,そうであったとしても授業で英語を用いて説明することは不十分であった
ので,まだまだ勉強しなければならないと思った。
二つ目は楽しくおもしろい授業をすることであった。これに関しては,半分は成功した
と思えるが,学生にとって本当に意義ある授業ができたかは不安が残る結果となってしま
ったため,もう半分は失敗である。
三つ目はベトナム文化を知ること。これはよくできたと思う。どんなことでも否定的に
考えず,まずやってみる。食べてみる。このことを大切にして生活できたので,二週間を
充実できた。しかし,まだまだ知り得ていないことはたくさんあるので,またベトナムに
行きたいと思う。
○今後の課題
・英語力の向上
・日本語を学習する。ただ学習するのではなく,常に教えるためにはどのように説明す
るかなどを考えた学びを心がける。
・さらに様々な国へ足を運ぶ。もちろんベトナムへもまた行く。
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