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2016訪問レポート
平成 28 年度 ドイツ姉妹校訪問を終えて 平成 15 年に始まったマクシミリアンギムナジウム(以下マックス校)との交流訪問は今回で 11 回目と なりました。今年度は 7 月 15 日(金)から 23 日(土)の日程で実施しました。 1日目 羽田空港で最初の記念撮影。今回は1年生が3名、 ルフトハンザ航空(LH715 便)で成田から約 2年生が6名、合計で9名の生徒が訪問研修に参 11 時間のフライト。機内では映画鑑賞や研修準 加しました。 備をして過ごしました。 成田空港で最初の記念撮影。今回は1年生が5 ルフトハンザ航空(LH715 便)で成田から約1 名、2年生が7名、合計で12名の生徒が参加 1時間のフライト。機内では映画鑑賞や研修準 しました。 備をして過ごしました。 成田空港で最初の記念撮影。今回は1年生が5 2日目 名、2年生が7名、合計で12名の生徒が参加 しました。 ルフトハンザ航空(LH715 便)で成田から約1 1時間のフライト。機内では映画鑑賞や研修準 備をして過ごしました。 この日は各自ホストファミリーと過ごしました。ミュンヘン市内の観光地を訪れたり、郊外のBMW 成田空港で最初の記念撮影。今回は1年生が5 ルフトハンザ航空(LH715 便)で成田から約1 博物館を見学して過ごした生徒が多かったようです。 名、2年生が7名、合計で12名の生徒が参加 1時間のフライト。機内では映画鑑賞や研修準 しました。 備をして過ごしました。 ミュンヘン市内にある有名なビアホール。ドイツ ミュンヘンの中心部。旧市庁舎を中心に歴史のあ では 16 歳からビールが飲めるという話を聞き、 る建物が美しく印象的でした。雲ひとつない青空 参加した生徒は驚いていました。 に教会の鐘が鳴り響いていました。 3日目 ミュンヘン市内の英国公園で催されていた“Japan Festa”(日本祭り)に参加しました。日本の文化 はドイツではとても人気があるようで、剣道や柔道、茶道や華道の実演が行われていました。マックス 校の生徒は、 「となりのトトロ」の日本語劇を会場の舞台で発表していました。 マックス校日本語クラスの卒業生が本校の生徒に 会場には、アニメのコスプレや浴衣を着ている若 会いに来てくれました。彼らの日本語でのコミュ 者がたくさんいました。ドイツでは日本のアニメ ニケーション能力には驚かされます。 や漫画がとても人気があるようです。 「となりのトトロ」を日本語で演じる 日本語劇の最後は、本校の生徒とマックス校の生徒が舞台 マックス校の生徒たち。トトロ役は に上がり、 「となりのトトロ」のテーマソング「さんぽ」を Suzu ちゃんが担当しました。 合唱し、観客から大きな拍手をいただきました。 4日目 この日は朝9時にマリエン広場に集合。午前中はマックス校の校長先生への表敬訪問と授業見学を行 いました。市内のマーケットで昼食を楽しんだ後、午後はマックス校の日本語クラスに参加し、日本文 化についてのプレゼンテーションを行い、ドイツの生徒に日本の文化を楽しく体験してもらいました。 マクシミリアン・ギムナジウムの校長先生との記 3グループに分かれ、日本文化に関るプレゼンテ 念撮影。少々緊張気味ですが、しっかりドイツ語 ーションを行いました。ドイツの生徒も興味を持 で自己紹介をすることができました。 って、工夫を凝らした発表に耳を傾けていました。 マクシミリアンギムナジウム・日本語クラスの生徒と記念撮影 5日目 5日目と6日目はドイツの生徒と一緒にフィールド・トリップに出かけました。目的地はベルヒテス ガーデンというドイツとオーストリアの国境にある街です。独裁者ヒトラーの別荘もあったという場所 で、景勝地であるケーニヒス湖を訪れました。このベルヒテスガーデンは、岩塩坑でも有名な場所です。 私たちは、この岩塩坑にある博物館を見学しました。博物館とはいうものの、ディズニーランドのセン ター・オブ・ジ・アースを彷彿させる施設になっています。鉱山夫が着ているユニフォームに着替え、 トロッコ列車に乗り、真っ暗な岩塩坑の中を見学しました。途中、滑り台をすべって移動する場所では、 引率教員も大きな悲鳴を上げてしまい、生徒の笑いを誘っていました。 ベルヒテスガーデンの景勝地、ケーニヒス湖の ベルヒテスガーデンの岩塩坑博物館での記念撮 前で記念撮影。快晴の天気に恵まれ、アルプスの 影。鉱山夫のユニフォームを着て、トロッコ列 風景を目に焼き付けました。 車にまたがり、岩塩坑の中を見学しました。 6日目 午前中は、ユースホステルの会議室を借りて、日本文化についてのプレゼンテーションを行いました。 茶道の体験、はしの使い方講座、ラーメンの試食、弓道体験、かるた大会など、本校の生徒たちはドイ ツの生徒に楽しんでもらえるよう体験を中心とした発表を行いました。 弓道部に所属している生徒が、弓矢の放ち方を指 ユースホステルの一室を借りて、日本文化につい 導していました。 「英語で説明するのは大変だけど ての発表を行いました。体験を中心とした発表だ 良い経験になった」とのコメントがありました。 ったので、ドイツの生徒たちも楽しめたようです。 午後はバードライヘンハルにあるアルペンザルツ博物館を訪れました。この博物館は、バイエルン王・ ルートヴィヒ1世によって建てられた製塩所の中にあります。前日に見学したベルヒテスガーデンから 塩水を運び、この施設で製塩しているそうです。1800 年代前期に建てられたという施設が、現在でも 稼働しているということを知り、私たちは当時の技術力に驚きました。 夕方にミュンヘン市内に戻り、市内でも人気のあるビアガーデンでお別れ会が開催されました。短い 期間ではありましたが、ドイツの生徒たちとの交流は、本校の生徒にとってはとても貴重な体験となり ました。 7日目 本校の生徒だけで、ミュンヘンからバスで2時間ほどの距離にあるフュッセン周辺を観光しました。 世界遺産に指定されているヴィース教会、ルートヴィッヒ 2 世が建設させたリンダーホーフ城やノイシ ュヴァンシュタイン城、ロマンティック街道とアルペン街道の"交差点"として知られるフュッセンの街を 訪れました。特にノイシュヴァンシュタイン城は、南ドイツ観光の目玉ともいわれる場所で、ガイドの 引率で城内の見学を楽しむことができました。 バイエルン王・ルートヴィッヒ 2 世が2番目に 「鞭打たれるキリスト」の木像が、涙を流した 建設させたリンダーホーフ城 という奇跡が伝わるヴィース教会 ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとも フュッセンの街では、カフェでのデザートと いわれるノイシュヴァンシュタイン城 ショッピングを楽しみました。 8日目 朝食後、パッキングを済ませてマリエン広場まで出かけました。ここにマックス校の Suzu さんが、 本校の生徒にお別れを告げに来てくれました。2時間ほどの自由時間をとり、お土産を買ったり、昼食 を食べたりして過ごしました。正午にホテルに戻ると、なんとマックス校の生徒がわざわざ見送りにか けつけてくれていました。嬉しい再会のひと時を過ごし、マックス校の生徒と一緒にミュンヘン国際空 港へ移動、チェックインもスムースに完了し、成田行きの飛行機へ乗り込みました。機内での生徒たち の表情は充実感に満ちていました。生徒たちは、今回の訪問研修を通して多くのことを学びました。 ミュンヘン市庁舎のあるマリエン広場で、 最終日、ホテルを出発する際にマックス校の マックス校の Suzu さんと記念撮影 生徒が見送りに集まってくれました。 9泊 10 日の研修を終え、無事羽田に到着