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海外短期研修 レポート
海外短期研修 レポート 経済学部 多月 しおり 月 日から 月 日までの 週間にわたり、韓国への短期研修に参加しました。今までに海外 に行ったことがなかったため、この研修を通して海外はどんなものかを体験してみたかったのです。 本来は私が高校 年生のときに修学旅行で韓国へ行く予定でしたが、日韓関係が悪化していたため、 学校側の判断により韓国行きを断念することになりました。そのこともあり、この研修で韓国に行け ることがずっと楽しみでした。韓国に着いてからは博物館、サムスン、ビール工場などを見学して歴 史を学び、韓国そば作り、テコンドーの体験を通して文化や伝統を学ぶことができました。韓国での 食事はどれも辛いものが多かったですが美味しかったです。異文化体験は初めての経験で本当に韓国 人になれたような気がしました。研修中には風邪をひいたりお腹を壊したりしましたが、それも海外 ならではの経験だと思いました。 江原大学の学生と初めて会ったとき、彼らは私たち日本人学生に積極的に話しかけてくれました。 その積極性にも驚きましたが、なにより英語をとても流暢に話していたことに驚きました。それは中 国人学生にも言えることです。彼らも流暢な英語で積極的に話しかけてくれました。正直、私は怖気 づいてしまいました。そして、自分自身の語学力の低さを身に染みて痛感しました。話しかけてくれ たことに対してきちんと答えることができなかったこともありました。せっかく話しかけてくれてい るのにこんな自分で申し訳ないとさえ思いました。きっとそれは私だけではなかったと思います。し かし、このような経験は海外に出てみないと経験できないことでもあると思うので、学生のうちに経 験できたことはよかったと思います。さらに、この経験で英語の重要性を改めて認識するとともに、 学習意欲が湧きました。 語学力に関しては悔しい思いをしましたが、この研修中で嬉しかった出来事もありました。韓国人 学生も中国人学生も日本が好きだということです。具体的にはコナンやワンピースといったアニメ、 日本のドラマや音楽が好きだということですが、それをきっかけに日本を好きになった学生や、日本 語の勉強をしている学生もいました。そんな彼らに私たち日本人は「おはようございます」「ありが とう」 「どういたしまして」などの簡単な日本語を教えました。すると、私たちと一緒に過ごす中で その日本語を使ってくれていました。´7KDQN\RX´ と私が言うと、 「どういたしまして」と言ってく れたり、ご飯を食べて「おいしい」と言ってくれたりした。そのときは言葉にできない嬉しさを感じ ました。そしてなにより、国同士の関係が悪いとはいえ、必ずしもみんなが日本を悪く思っているわ けではないということに気づきました。正直なところ、私は韓国に対してあまり悪いイメージはあり ませんでしたが、中国に対してはあまりいいイメージはありませんでした。しかし、この研修で彼ら と過ごし、その人柄に触れて私の中での中国に対するイメージが大きく変わりました。それはこの研 修での大きな収穫です。さらに嬉しいことは、たった一週間で彼らと仲良くなれたことです。初日に 感じていた不安は一週間も経つと消えていました。語学力に自信はなかったものの最終的には彼らと 意思疎通ができるようになりました。最終日には彼らとの生活が楽しかった分、それが終わってしま うことが辛く、空港で涙を流してしまいました。こんなにも密度の濃い時間が過ごせるとは想像もし ていませんでした。現在は )DFHERRN やインスタグラムなどの 616 で繋がっていてたまにやりとりを することがあります。海外の友達がほしいと思っていたので非常に嬉しく思います。この研修に参加 できたこと、様々な経験ができたこと、彼らと出会えたことに感謝しています。