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音楽をはじめよう!「歌ってみた」に挑戦しよう!(PDF)

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音楽をはじめよう!「歌ってみた」に挑戦しよう!(PDF)
を
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」に
楽
う
た
音 めよ 「歌って戦みしよう!
挑
じ
は
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Q
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DIO
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ST
STU
2
DVD
「SONAR X1 POWER STUDIO QUAD」
インストールガイド&「歌ってみた」ボーカル補正デモ収録!
収録フォルダ
記事連動データ>cakewalkheadline
パッケージを開けてから、ソフトのインストール、認証までの作業の模様を紹介した「SONAR X1
POWER STUDIO QUAD」インストールマニュアルムービーと、今回紹介した「歌ってみた」のデモ
を収録! インストール手順から、データの作り方までひととおりわかる!
パソコンで音楽を作るために必要な機材を 1 パッケージにバンドルし、す
ぐに本格的な音楽制作をスタートできるDAW ソリューション・パッケージ
「SONAR X1 POWER STUDIO QUAD」
。今月からは毎月のテーマに沿って、具
体的な操作方法や作業のポイントなどを紹介していこう。今回は動画投稿サ
イトでも人気のコンテンツである「歌ってみた」をテーマに、ボーカル・レ
コーディングと簡単なミキシングに挑戦! 簡単な操作でハイクオリティな
レコーディングができるので、これからDTMに挑戦したい方は必見だ!
Product Info
Info.
Roland
SONAR X1 POWER STUDIO QUAD
■発売中 ■価格:OP(市場予想価格:5 万 5,000 円前後)
7 / Vista SP2 以降/ XP SP3
「SONAR X1 STUDIO」動作条件 ■OS:Windows
動作条件 以降 ※すべて日本語版 ※XP Media Center Edition/Professional x64 Edition
には対応していません。
■ CPU:Intel Core プロセッサー/互換 Processor2.6G
Hz 以上 ■メモリー:2GB 以上 ※ 4GB 以上を推奨 ■ HDD 空き容量:30GB
以上 ■画面解像度/色数:1,280 × 800 /High Color(16 ビット)以上 ※ 1,920
× 1,080 以上を推奨
STEP
1
手順
01
レコーディングの下準備
∼バックトラックの読み込みとプロジェクトの作成
プロジェクトを作成する
択。画面が開いたら「名前」の部分に、
今から作成する曲名を付けておこう。
手順
02
CD やオーディオ・ファイルか
ら伴奏を読み込む
mp3やWavなどのオーディオ・ファ
イルの場合は、いくつかやり方があ
まずは「プロジェクト」を作成しよ
また、
「場所」をクリックすれば、プ
次に、伴奏となるオーディオ・ファ
う。プロジェクトとは、SONAR が扱
ロジェクトの保存場所を変更するこ
イルを SONAR 上に取り込もう。使用
る。1 つ目は画面右側の「ブラウザ」
の「Media」から使いたいオーディオ・
う曲ファイルの単位。新しくレコー
とも可能だ。
したい伴奏ファイルがオーディオ CD
ファイルを見つけ、トラック上の「Au
ディングや曲作りを行なうときには、
テンプレートは、あらかじめ用途
の場合は、CD をパソコンのドライブ
dio」トラック上にドラッグ & ドロッ
まず空のプロジェクトを作成する
に最適なトラック設定が保存された
に入れたら「ファイル」メニューから
プする方法(図 3)
。2 つ目は「ファイ
必要がある。SONAR を起動し、
「ク
プリセット・ファイル。特に指定の
「インポート」>「オーディオ CD」を
ル」メニューの「インポート」>「オー
イックスタート」画面が表示された
ない場合は「Normal」を選んでおこう
選択し、読み込みたいトラックを選
ディオ」を選択する方法。自分がやり
択しよう(図 2)
。
やすい方法で OK だ。
ら、
「新規プロジェクトの作成」を選
(図 1)
。
図 2 オーディオCDの取り込みもOK。
プロジェクトの名前
プ ロジ ェクトの 保 存
場所
録音するオーディオ・
ファイルの保存場所。
通常はそのままで OK
図 1 新規プロジェクト作成時。
020
2 012 04
トラック 設 定 が プ リ
セットさ れ た テン プ
レートを選ぶこともで
きる
図 3 ハードディス
ク内のオーディオ・
ファイルは、ブラウ
ザからトラック上
にドラッグ &ドロッ
プしよう。
SONAR X1 POWER STUDIO QUAD
STEP
2
手順
03
オーディオ(ボーカル)のレコーディング
∼マイクを接続して、SONAR 上にボーカルをレコーディングしよう
ボーカルをレコーディングす
るトラックを作成する
次に、SONAR 上にボーカル用の
トラックを作成しよう。トラックと
は、演奏を保存する場所のようなも
図 4 トラック 1 が伴奏
で、トラック 2 がこれか
らボーカルを録音する
トラックだ。
伴奏用のトラック
ので、1 つのボーカルに対して 1 つ
のトラックを用意する必要がある。
SONAR のトラックには、オーディ
オや MIDI、プラグイン・シンセなど
いくつかの種類があるが、ボーカル
ボーカルを録音するた
めのトラック
やギターなどの生演奏をレコーディ
ングするときには「オーディオ」ト
ラックを使用する。
「挿入」メニューから「オーディオ
マイクの種類や特性によっても変
トラック」を選択すると、「Track 3」
わってくるが大体 10 ∼ 20cm 前後が
というオーディオ・トラックが作成
目安。傾向としてはマイクに近づく
される。Track 3という文字をダブル
ほど低音が強調され、離れるほどク
クリックすれば、好きな文字を入力
リアな音になっていく。
することができるので、わかりやす
1cm 変わっただけでも音は変わっ
いように「Vocal」と入力しておくの
てしまうので、距離が決まったら床
がオススメだ(図 4)。
に立ち位置をマークしておくとわか
りやすい。
手順
04
QUAD-CAPTURE の
入力ポートを指定する
こ こ ま で で き た ら Q U A D -
ダイナミック・マイクの場合はス
タンドに立てるだけで OK だが、コ
ンデンサーマイクを使用する場合は
マイク・スタンドからの振動をマイ
C A P T U R E に マ イ ク を 接 続 し、
クが拾わないようにする「サスペン
S O N A R 上 に 設 定 し よ う。Q U A D -
ション・ホルダー」や、息などのノ
CAPTUREには 4 つの入力端子が搭載
イズを防ぐ「ポップガード(ウィン
されているため、どこの入力端子に
ド・スクリーン)」も合わせて用意し
接続された楽器をレコーディングす
ておこう。
図 5 マイクが接続されたインプットを設定しよう。
図 6 マイクを立てて録音しよう。
マイクと口の距離は
10 ∼ 20cm 前後
るのかを決める必要がある。
Vocal のトラックを選択したら、
画面左側の「インスペクタ」下部に
ある、インプット項目をクリックし
手順
06
AUTO-SENS で
録音レベルを調整する
よう。リスト内の QUAD-CAPTURE
入力ポートの設定ができたら、マ
から、 マイクを接続したインプッ
イ ク の 録 音 レ ベ ル を 設 定 し よ う。
トを指定する。 リストには色々な
QUAD-CAPTURE には、最適な録音
項目が表示されているが、QUAD-
レベルを自動的に設定してくれる
CAPTURE の INPUT 1 を使う場合は
「AUTO-SENS」機能が付いているの
「Left 1 - 2 (QUAD-CAPTURE)」、IN
で、それを使えば簡単で失敗のない
PUT 2 の場合は「Right 1 - 2 (QUADCAPTURE)」を選ぼう(図 5)。
ポップガード
マイクスタンド
レベル決めが可能だ。
QUAD-CAPTURE フロントパネル
中央にある「AUTO-SENS(図 7)」ボ
手順
05
マイクを立てる
タンを押して点滅させ、マイクに向
かって歌を歌ってみよう。 このと
き、自分の歌う一番大きな音量を出
ボーカルを録音するときは、カラ
すのがポイント! ある程度歌った
オケなどと違い「マイクスタンド」を
らもう一度 AUTO-SENS ボタンを押
使おう。マイクスタンドは歌いやす
すせば、QUAD-CAPTURE が歌った
い高さにマイクをセット(必ず立っ
音量を検出し、最適な録音レベルを
て歌うようにしよう!)するだけで
自動的に設定してくれる。
なく、マイクに触れることで生じる
なお、AUTO-SENS のオンオフは、
ノイズなどをカットするのが目的で、
QUAD-CAPTURE のコントロール・
ボーカル録音の必須アイテムだ。
パネルからリモート操作することも
マイクと口との距離は、使用する
可能だ(図 8)。
図7 QUAD-CAPTUREのAUTO-SENSボタン。
2012 04
021
手順
07
レコーディングを開始する
曲のテンポが分かっている場合はい
いが、不明な場合はメトロノームが
録音
録音時のメトロノーム
ON になっていると歌いにくいので、
すべての準備が完了したら、Vocal
「録音時のメトロノーム」ボタンを押
トラックにある「R(録音待機)ボタ
して消灯させ、OFFにしておこう。
ン」をクリックして赤く点灯させ、画
録音中は、ボーカルの音が画面内
面上部の「コントロールバー>トラ
に波形として表示されていくのがわ
ンスポート・モジュール」にある「録
。レコーディングが完了
かる(図 10)
音」ボタンを押してレコーディング
したり、途中で失敗してやり直した
をスタートしよう(図 9)
。
い場合など録音を中断する際には、
このとき、初期設定では曲に合わ
トランスポート・モジュールの「停
せてメトロノームが鳴ってしまう。元
止」ボタンを押そう。
図 9 録音ボタンを押すと、ボタンが赤く点灯する。
伴奏とボーカルの音量バランスを調整するには
録音中、自分が歌っている声は QUAD-CAPTURE
に接続されたヘッドフォンから聞こえているはず
だ。もし、伴奏と自分の声の音量バランスが悪く、
歌いにくい場合は、QUAD-CAPTURE 本体パネルに
ある「MIX」つまみを操作することで伴奏と歌の音量
バランスを調整できる。PLAYBACK 側にすれば伴奏
が、INPUT 側にすれば自分の声の音量が大きく聞こ
えるので、歌いやすいバランスに調整しよう。
図 10 録音中は、演奏がオーディオ波形として記録されていく様子が確認できる
STEP
3
手順
08
ボーカル編集で、ワンランク上のボーカルを作る
∼V-Vocal でピッチやタイミング、音量を補正していこう
V-Vocal でピッチ(音程)を
修正する
どんなに歌のうまい人でも、完全
可能になる。PITCH CORRECTION で
全体的に修正したあと、修正結果を
聞きながら微調整していくというの
がオススメだ。
な音程やタイミングで歌うのは難し
い。そこで、どうしてもうまく歌えな
い部分や、ずれてしまった音程は高
性能のボーカル編集機能「V-Vocal」
022
手順
09
V-Vocal でダイナミクス(音
量)を修正する
を使って補正していこう。
ボーカルをレコーディングしてみ
レ コ ー デ ィン グ し た ボ ー カ ル・
ると、歌詞の一部分が聞き取りにく
ファイルを選 択し、
「V - V o c a l」メ
かったり、口を開いたときや唇が離
ニューから「V-Vocal クリップの作
れるときに生じるリップノイズが耳
成」を選 択する。 すると、 レコー
障りに聞こえることもあるだろう。
ディングしたボーカルの音程が検出
そんなときは、V-Vocal の「DYNAMI
され、音程をグラフィック表示して
CS 編集機能」を使えば、簡単に修正
くれる。画面内の縦方向には音階が
可能だ。
表示されており、黄色の線をマウス
画面左下の「DYNAMICS」ボタン
で選択して上下にドラッグするだけ
を押すと、波形と、中央にオレンジ
で、簡単にピッチの修正が可能だ。
の線が表示される。マウスで音量を
再生しながら、気になる音程を正し
変更したい部分…例えば歌詞が聴
い音程に直していこう。
き取りにくい部分の波形をドラッグ
全体的に修正したい場合、1 つ 1
で選択し、オレンジの線を上方向に
つ作業していくと大変な作業。そこ
ドラッグすれば、その部分の音量だ
で、画面左下にある「PITCH CORREC
け大きくすることができる(図 13)
。
TION」という機能を使うことで、ピッ
リップノイズなどを消したい場合
チ全体をいっぺんに修正できる(図
は、逆に下方向にドラッグしよう。
12)
。初期設定だと、一番近い音に修
波形の振れ幅(音量)が、リアルタ
正されるが、曲のキーやスケールが
イムに変更されるので、どの位音量
わかる場合にはスケールを設定する
が変更されたかも視覚的に捉えるこ
ことで、より精度の高い自動修正が
とができて便利だ。
2 012 04
図 12 オレンジのラインが修正前、黄色のラインが修正されたピッチを表わしている。
図 13 部分的に音量を微調整していけ
ば、聞きやすいボーカルに補正できる。
SONAR X1 POWER STUDIO QUAD
STEP
4
手順
10
ミキシングで仕上げていこう
∼音量バランスや、プラグイン・エフェクトを使って、カッコ良いサウンドに仕上げよう
音量バランスを整える
だけで使用可能だ。
ボーカルでよく使われるエフェクト
は、低域や高域を強調したり声の明る
ここまでで、 かなり良い感じの
さをコントロールするEQや、音量差を
ボーカル作品ができていると思う
無くして安定したボーカルに聞かせる
が、最後にミキシング作業を行なえ
コンプレッサー、ホールで歌っている
ば、市販 CD のような迫力のあるサウ
かのようなサウンドに仕上げるリバー
ンドに仕上げることが可能だ。
ブなど。それぞれのエフェクトにはプ
コンソール画面を開くと、トラッ
リセットも付属しているので、それら
クごとにフェーダーが用意されてい
を切り替えながらイメージにあったサ
るので、ボーカルと伴奏の音量バラ
ウンドを作っていこう。
ンスを整えよう。このとき、
「Master」
エフェクターの種類や使い方など
トラックのレベルメーターが赤く点
については、今後の連載で詳しく紹
灯しないように注意しよう。
介する予定だ。
手順
11
プラグイン・エフェクターで
サウンドを補正する
手順
12
図 1 4 プ ラ グ イ
ン・エフェクトはブ
ラウザからドラッ
グ&ドロップするだ
けで OK。色々なエ
フェクトの組み合
わせを試して、 自
分なりのサウンド
作りを目指そう。
市販 CD に負けない
音圧に仕上げる
また SONAR X1 STUDIO には、40
最後に、市販 CDと比べても 色な
種類以上にも及ぶプロ・クオリティ
い音量に仕上げるために、Masterト
のプラグイン・エフェクトが収録さ
ラックのFX 欄に「Boost 11」というエ
れているので、それらを使ってサウ
フェクターを設定しておこう。Boost
ンドに磨きをかけていこう。プラグ
11 は左側の「BOOST」つまみを回すだ
イン・エフェクトは「ブラウザ」の「Pl
けで、簡単に音圧/音量を引き上げる
utIns > Audio FX」内に収納されてお
ことのできる便利なエフェクター。あ
り、使いたいエフェクトをトラック
まり掛けすぎるのも良くないので、図
の「FX 欄」にドラッグ &ドロップする
15 程度に留めておくのがオススメ。
図 15 Boost 11 を
使えば、 簡単に市
販 CD のような迫力
のあるサウンドに
仕上げられる。
NEW PRODUCT!
R-MIX
「耳コピー」や「歌ってみた」
「演奏してみた」に最適! マイナスワンが簡単に作成できる最先端音楽ソフトウェア
最近の CD などではカラオケ・ トラックが
入っていないことも多く、自分が歌いたい楽曲
のカラオケのファイルが入手できないことも多
いはず。そんなときに、ボーカル入りのトラッ
クから、簡単な操作でボーカルの音だけを削除
し、オリジナルのカラオケを作成できるのが、
ローランドが新たに開発した「R-MIX」
。
R-MIX に音声ファイルを取り込むと、ローラ
ンドの最新テクノロジー「V-Remastering」技術
によって音の「定位」
「周波数」
「音量」が視覚情
報として表現される。あとはマウスを使って、
抜き出したい、もしくは削除したい音の範囲を
選択。スライダーを上下するだけで簡単に特定
のパートだけを抜き出したり、削除したマイナ
スワンのカラオケ・ファイルを作成することが
できる。
また、V-Vocal でも採用されている「VariPhr
ase 技術」により、音程やテンポを自由に変更
して、自分の歌いやすいキーに変更するのも簡
単だ。編集結果はオーディオ・ファイルとして
書き出せるので、SONAR X1 POWER STUDIO
QUAD と組み合わせれば、高度な編集も可能。
耳コピーからカラオケの作成、REMIX まで様々
な用途で活用できる、注目のソフトウェアだ。
図 16 V-Remastering テクノロジーによって、音を可視化。従来では不可能だった高度な音声処理を実現している。
2012 04
023
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