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本が大好き。﹂子どもたちに本の楽しさ、 豊かさを伝えよう

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本が大好き。﹂子どもたちに本の楽しさ、 豊かさを伝えよう
﹁本が大好き。
﹂
子どもたちに本の楽しさ、
豊かさを伝えよう
一冊の本との出会いが人生を大きく変えるこ
と が あ り ま す。
子 ど も の こ ろ 夢 中 に な っ て 読 ん だ 本 は、 大 人
に な っ て も な ぜ か よ く 覚 え て い ま す。
そ し て、 と き に、 生 き る た め の 勇 気 や 力 を 湧
か せ、 道 を 示 す 羅 針 盤 に も な り ま す。
市 で は、 子 ど も た ち が 本 と の 豊 か な 出 会 い を
持 て る よ う 、﹁ 子 ど も 読 書 活 動 推 進 計 画 ﹂︵ 平 成
年 3 月 策 定︶ に 基 づ き、 さ ま ざ ま な 取 り 組 み を
行 っ て い ま す 。 家 庭 ・ 地 域 で﹁ 育 む ﹂読 書 、 幼 稚
園 ・ 保 育 園 で﹁ 楽 し む ﹂読 書 、 学 校 で﹁ 広 が る ﹂読
書 と 、 図 書 館 で﹁ 出 会 う ﹂読 書 。 子 ど も た ち の 手
が 届 く と こ ろ に、 い つ も 本 が あ る 環 境 づ く り に
取 り 組 ん で い ま す。
・0658
未 来 を 担 う 子 ど も た ち が 本 に 親 し み、 楽 し む
習 慣 を 身 に 付 け、 生 涯 を 通 じ た 宝 物 を 得 ら れ る
よ う に 願 っ て い ま す。
問中央図書館☎
る、 広 く て 深 い 宇 宙 み た い な も の に
対して向き合っていくことができな
く な り ま す。
いっぱい読んで
想像力豊かに
いっぱい読んであげると子どもは
想 像 力 豊 か に 育 ち ま す。 人 間 が 人 間
は 全 く 別 で す。
めることと本が読めることというの
う 権 利 を 持 っ て い る ん で す。 字 が 読
子ども と 未 来 の た め に
歳までは読み聞かせを
小 さ い こ ろ、 お 話 を 聞 く こ と が 一
番 の 喜 び で し た。 祖 母 の 話 を 聞 き な
が ら、 物 語 と い う の は 面 白 い も の だ
と 体 感 し ま し た。 小 学 校 に 入 っ て か
読 み 聞 か せ は、 全 身 を 耳 に し て い
れ ば い い か ら 一 番 楽。 全 部 心 の 中 に
の口から発せられる言葉や物語を聞
読 み 続 け て く れ た ん で す。 3 人 が 僕
時出版されていた中でも最高の本を
実 に よ く 本 を 読 ん で く れ ま し た。 当
で す。 物 語 の ほ と ん ど は 一 番 安 心 で
す。 登 場 人 物 に 自 己 同 一 化 す る か ら
までの子どもは本に付添人が必要で
入 り 込 ん で い き ま す。 そ し て、
本を変えていく原動力になると思い
子どもたちにさせてあげることが日
くという楽しい経験をいっぱい今の
い て 育 つ こ と が ど ん な に 大 切 か。 聞
ら は 母 が、 そ し て、 小 学 校 の 先 生 が
歳
に と っ て は 本 へ の 道 案 内 で し た。
き る 場 所 か ら ス タ ー ト し て、 と ん で
霊で入って行かなければならなくな
た ち に い っ ぱ い 経 験 さ せ て ほ し い。 読 め る よ う に な っ た た め に、 全 身 全
今 の 時 代 は メ デ ィ ア に 触 れ る 前 に、 ン。 子 ど も た ち は 主 人 公 と し て、 そ
すてきな言葉とすてきな絵を子ども
れ を 深 く 感 じ て い る わ け で す。 字 が
安心できる場所に帰るというパター
とを丹念にみんなでやり始めないと
る。 時 間 は か か る け れ ど も、 そ の こ
残 し、 い い 絵 を 鑑 賞 で き る よ う に な
敏 感 に な っ て、 優 れ た 言 葉 や 物 語 を
残 る 本 を 買 っ て く だ さ い。 そ れ が 親
も な い 冒 険 に 出 か け て 怖 い 目 に 遭 い、 ま す。 親 が 本 を 買 う と き は、 孫 ま で
親 御 さ ん の 中 に は ﹁字 が 読 め る ん だ
る と、 子 ど も た ち の 体 力、 知 力 で は
い け な い と き で す。 子 ど も た ち と 未
すてきな言葉と
すてきな絵を
か ら 自 分 で 読 み な さ い﹂ と 言 う 人 が
耐えきれないので本を読むのをやめ
長岡の「子ども読書活動推進計画」
学校で﹁広がる﹂読書
子どもたちの読書環境の整備、読書普及の拡大を目
指して、米百俵号が学校を訪れ、読み聞かせ( P6 上
写真)やブックトーク、図書の貸し出しをしています。
図書館から遠く、児童数がおおむね
200人以下の学校のうち、今年度は希
望校11校を巡回しています。学校巡回
校は子どもたちや先生が図書を選び、
他の学校へは図書館が選んだ学級文庫
米百俵号
用図書を年2回届けています。
市教育委員会が今年度から始めた「学校
司書」の派遣事業。9人のブックランドサ
ポーターが、今年は小・中学校35校に週1回
勤務。図書の整備や図書を活用した授業の
支援などに取り組んでいます。学校からは
「図書室の雰囲気が変わった」 「本が充実し
見やすくなった」 「行く子どもが増えた」 な
どの声が寄せられています。
問学校教育課☎39・2249
の 責 任。 子 ど も た ち は、 言 葉、 絵 に
歳まで読んであげる
多 い。 で も、
25
1940 年新潟市生まれ。小学校入学
から高校卒業まで長岡で過ごす。
上京して大学卒業後、大手電機メー
カーを経て福音館書店編集部に勤
務。のちに編集担当取締役を務めた。
児童書の編集に携わる一方、児童文
学者として活躍。'70 年 「グリック
の冒険」 ( 岩波書店 ) でデビューし
日本児童文学者協会新人賞を受賞。
'79 年 ※「 冒 険 者 た ち ガ ン バ と
15 ひきの仲間」(岩波書店)で国際
アンデルセン賞優良作品賞、'83 年
「ガンバとカワウソの冒険」(岩波書
店)で野間児童文芸賞・国際アンデ
ルセン賞優良作品賞を受賞。その後、
福音館書店を退職し創作活動に専念。
2010 年「哲夫の春休み」(岩波書店)
を 28 年ぶりに刊行。
「ふるさと長
岡はいつも心にある」と語る齋藤さ
ん。現在、信濃川を舞台にした新し
い物語を執筆中です。
「どれにしようかな」読みたい本を
探す越路西小1年生
32
来 の た め に。
の が 親 の 責 任。 子 ど も は 読 ん で も ら
齋藤惇夫さん
市政だより 2013.12
6
★詳しくは中央図書館ホームページをご覧くださいhttp://www.lib.city.nagaoka.niigata.jp/
※齋藤惇夫さんの 「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」 (岩波書店)は、昨年10月 「熱中!感動!
夢づくり教育」 の一環で市内の小学6年生全員が鑑賞した劇団四季ミュージカルの原作です
市政だより 2013.12
7
お
あ つ
子どもたちに読書の楽しさを伝え、読書習慣の向上につながる
さまざまな事業に取り組んでいます。
今年度から新たに学校司書の巡回による支援(ブックランドサ
、母子保健推進員などへの研修、中学校へのブッ
ポーター P7 )
クトーク(本の紹介)や調べ学習貸し出しなどを行っています。
【基本方針】
①市民と協働で子どもの読書環境の充実を図る
②家庭・地域、幼稚園・保育園、小・中学校、図書館のネット
ワークを生かした活動を推進する
③子どもの読書活動に関する理解と関心を深める
④子どもの読書活動を推進するための人材を育成する
★子どもたちが気軽に利用できる図書館を目指します。学校図書
館の活用を促進し、子どもたちの主体的な学習活動の形成に努
めます。保護者に絵本の選び方や、読み聞かせの大切さを伝え
ていきます。
本が自然と子どもたちの目に止ま
る工夫が施された越路西小図書室
図書館職員による読み聞かせに、
みんな真剣なまなざし
(11月14日 越路西小学校)
児童文学作家
10
たくさんの本を積んだ「米百俵号」が学校へ
ブックランドサポーターが活躍
10
10
て し ま う。 人 間 が 心 の 中 に 持 っ て い
特集 子どもと読書 「本が大好き。
」
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