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27 FRS40 投資不動産 - J-DESK PREMIUM PTE LTDは
シンガポールの会計基準(FRS) FRS40 投資不動産 Investment Property 投資不動産とは一般的に土地や建物のことで、賃貸収入やキャピタルゲイ ンの一方又は双方を目的として保有するものをいいます、 なお、賃貸不動産については、ファイナンス・リースの場合は FRS11 に従 って処理すべきで、オペレーティング・リースは本規定に従って処理をしま す。 当該資産による将来の経済的便益の流入の可能性が高く、当該不動産のコ ストが信頼できる方法で測定できる場合は本基準により認識すべきことにな ります。そして、当初は取得原価で認識され、その後の評価については原価 モデルと公正価値モデルを選択して適用します。 原価モデルの場合、FRS16 に従った処理がなされ、取得原価から減価償却 累計額と減損累計額を控除した金額で繰り越されます。そして公正価値が注 記事項となります。 公正価値モデルの場合、貸借対照表日の市場価格を反映するように評価さ れ、評価損益はその期の損益として認識されます。 本規定では、投資不動産と自己使用不動産の間の振替についても規定して います。 自己使用への振替の場合、所有者の使用開始の証跡が、逆の場合は所有者 の使用終了の証跡がそれぞれ必要になります。 原価モデルを採用している場合は、金額に変更はありません。 公正価値モデルを採用している場合で、投資不動産へ振り替える場合は公 正価値で測定して FRS16 にある公正価値モデルの処理を行います。自己使用 へ振り替える場合は公正価値で評価し、評価損益はその期の損益として認識 されます。 本文書は最新の関連法規等に基づいて記載されておりますが、読者の基本的 理解のためにある程度分かり安い表現を採用しておりますので、具体的問題 解決には本文の内容にかかわらず専門家のアドバイスを受けることをお勧め します。 2015 年 6 月末作成 Copyright@2015 J-DESK PREMIUM PTE LTD. All Rights Reserved.