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シンガポール駐在員のためのバックオフィス業務 出納決裁 現金は不正が
シンガポール駐在員のためのバックオフィス業務 出納決裁 現金は不正が起こり得る勘定として、経理事務を担当する者、監査役、会 計監査人などの間であまりにも有名ですが、依然としてそのようなリスクが ありますし、特に海外子会社などのケースでは業界誌のみならず一般紙でも 報道されることも少なくありません。 したがって、支払の根拠とその決済、そして支払実行については、内部統 制がしっかりしていることが求められます。ところが、海外子会社をはじめ とする海外ビークルでは、人数に限りがあり、1 人が何役もこなしたり、ト ップが強い権限を持ちすぎたりして、牽制制度の整備は多くの企業で課題と なっています。 日本本社と相談しながら、海外ビークルの現有スタッフの中での役割を明 確にし、申請と承認及び支払実行についての権限と責任を文書化して、現実 にワークするかを確かめましょう。また、関与者の不在についての対応策も 講じているかを確認しましょう。 常日頃から、決められたた手続きが履行されることをウォッチする姿勢が 必要です。 出納決裁のコツ 1 不正が起こりやすい科目、手続きであることを自認する。 2 現有スタッフでどのように牽制をきかせるか、日本本社とも連携して検 討する。 3 申請と承認及び支払実行についての権限と責任を文書化 4 講じた手続きが適正に実行されているか監視する。 5 監視体制を絶やさない。 本文書は最新の関連法規等に基づいて記載されておりますが、概要を示して いるもので、具体的問題解決には本文の内容にかかわらず専門家のアドバイ スを受けることをお勧めします。 2015 年 8 月末作成 Copyright@2015 J-DESK PREMIUM PTE LTD. All Rights Reserved.