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資料1(ファイル名:191101_1 サイズ:581.03 キロバイト)
資料1 検討テーマ4:交通利便性の高い公共交通機関のあり方について ≪公共交通の将来目標と基本理念≫ 公共交通網整備の基本理念 公共交通網の整備にあたっては、環境に配慮した交通網の実現を図ると ともに、定時性が高く乗り心地の良い交通手段の実現、利用者本位の利便 性の高い交通網づくりを進める。 〈公共交通網整備の基本理念〉 ○環境にやさしい交通網づくり ○快適性の高い交通網づくり ○利便性の高い交通網づくり 公共交通網整備の将来目標 地区整備の重要な課題として公共交通網の整備を位置づけ、将来目標を 明確にしながら、地区内への企業立地をはじめとする諸機能の集積や都市 活動の活発化の動向を見据えつつ、公共交通網の先行的な整備を推進して いく。 〈公共交通網整備の将来目標〉 ○油小路通への高水準な公共交通 ○地区内横軸を通る支線バス ○地区イメージをリードする人と環境にやさしい車両の導入 ○交通結節点の機能強化 ○公共交通を補完するレンタサイクルシステム 1 ≪油小路通への高水準な公共交通≫ 道路、高速道路等既存の公共施設ストックの活用により、イニシャルコス トを抑えつつ高水準な公共交通を実現 (ポイント) ○定時性を備えた、高頻度なサービスの実現 ○南北に長い高度集積地区を縦断し、地区全体に整備効果を波及 ○京都最大のターミナルである京都駅に直結し、各方面からの来訪者の利便性を確保 ※ 四条方面との連絡は、定時性等の確保に支障がある。 新たなバス路線の設定(BRT※を参考としたバスシステムの導入) ∼高度集積地区の中央を貫く油小路通を中心に、JR 京都駅と京阪中書島駅との 間を結ぶ基幹公共交通システムの整備∼(※ 3 ページを参照) ○京都駅∼中書島間を約25分で連絡 ○高速道路の活用により渋滞の影響を回避し、定時性を確保 ○当面は小型バス等で運行、その後、乗車人員の増加に対応し車両を大型化 ⇒ 今後5年間で具体的計画を策定 さらに、LRT、地下鉄等の軌道交通の導入についても引き続き検討を行う。 (参考)公共交通手段のコスト比較 ○BRT 舗装費 約0.2∼0.3億円/km 車両費 約 0.3 億円/台 (排水性カラー舗装∼玉砂利自然色舗装) ○LRT ○地下鉄 建設費 建設費 約 38億円/km 約235億円/km 車両費 車両費 約3億円/編成(2両編成の場合) 約10億円/編成(5両編成) 2 ■ 油小路通におけるバス専用レーンのイメージ BRTのイメージ ※ BRT:Bus Rapid Transit (専用走行路を持つ快速バスシステム) ボゴタ(コロンビア)のBRT 名古屋市の基幹バス 3 ≪地区内横軸を通る支線バス≫ 油小路通を通る基幹公共交通を補完し、油小路通から離れた所 や、最寄り駅へのアクセスを確保 (ポイント) ○地区東側に位置する主要駅からの西方面へのバス交通を充実 ○竹田、中書島駅へ向かう路線については、既存バス路線を最大限 活用し、PRの強化とあわせ、より利便性の高い形に発展 ○丹波橋駅へ向かう新路線については、道路事情に対応し小型バス を導入する Aルート 竹田⇒桂川右岸方面 Cルート 中書島⇒横大路方面 Bルート 丹波橋⇒東西方向 ⇒ 今後5年以内に実現 ・ニーズに沿った運行ダイ ヤの改善 ・企業、住民等へのPR 例)各社共通の時刻表の作 成・配布 ノーマイカーデーの設定 など、公共交通利用キャ ンペーンの実施 ・企業共同バスを利用した 社会実験の早期実施 ・実施後、新たなバスルー トの開設 ・バスルートにおける狭隘 箇所の解消など運行環境 の整備 ・丹波橋駅周辺におけるバ ス停車スペースの確保 4 ≪地区イメージをリードする人と環境にやさしい車両の導入≫ 《方針》 oバス利用促進につながる魅力的なバス車両の導入 o環境にやさしい地区のイメージを打ち出すバス車両の導入 ・乗ってみたいと思わせるようなユニークなデザインのバス車両や、 環境にやさしいハイブリッドや電気バスの車両の導入を検討 快適性を重視した中距離バス f-t-r(※Future の略) イギリス ヨーク ハイブリッドバス ニューカッスル イギリス ISO9001,ISO14001 採用電気バス Tecnobus イタリア ローマ 無人シャトルバス ParkShuttle オランダ リビウム ハイブリッド・自動ナビゲーションバス Phileas オランダ アイントホーヘン ⇒ 新たに開設される路線から順次導入 ⇒新たに開設される路線から順次導入 トヨタの未来志向バス IMTS(Intelligent Multimode Transit System) 5 岡山 MOMO 富山 ポートラム 広島 グリーンムーバー 鹿児島 ユートラム フランス ドイツ ボルドー フライブルク フランス スイス グルノーブル ジュネーブ 6 ≪交通結節点の機能強化≫ 竹田駅、中書島駅の交通連絡機能の強化と高質な各種サービスの提供を実現 (ポイント) ○ 鉄道とバスの乗り換え利便性の向上 ○ 駅周辺における各種サービス機能の向上 竹田駅 中書島駅 ・ 民間投資の誘導と周辺再開発の促進等によるにぎわいの創出、商業などの 生活利便機能の導入 ・ バス停に至る誘導案内表示板や各社ダイヤ共通掲示板の設置 ・ 周辺再開発による乗り換えスペース の拡充、にぎわいの創出、商業などの 生活利便機能の導入 ⇒今後5年以内に事業化の可能性を検討し、整備の優先順位・内容について合意形成 7 ≪公共交通を補完するレンタサイクルシステム≫ 観光利用及び日常生活の両面のニーズに対応 するレンタサイクルシステムの導入 (ポイント) o自転車通行環境の整備 o観光利用、日常利用双方への対応 o乗り捨てなど利用利便性の確保 東高瀬川 ○ 自転車走行路等の整備 ○ レンタサイクルターミナルの設置 ・ 貸し出し、返却拠点の整備 ○ 高度集積地区内と伏見中心市街地をつなぐモデル コースの設定 ・観光コース、歴史文化学習コースなどの設定 8