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CF ジョイントの試験成績書 CF ジョイントの試験成績書
CF ジョイントの試験成績書 目 次 1、漏れ試験(消防認定試験基準)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P3 2、耐圧試験(消防認定試験基準)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P3 3、破壊試験(消防認定試験基準)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P4 4、曲げ試験(消防認定試験基準)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P5 5、引張り試験(SAS 363 管端つば出しステンレス鋼管継手試験基準)・・・・・・P7 6、振動試験・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P8 7、負圧試験(SAS 363 管端つば出しステンレス鋼管継手試験基準、他)・・・・・P8 8、真空試験・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P9 9、水撃圧試験(消防認定試験基準)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P10 10、エア残留状態における耐圧、破壊試験・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P11 11、冷温水繰返し試験(ステンレス協会規格及び日本金属継手協会規格試験基準)・P12 12、ボルトを1本締め忘れた場合を想定した耐圧試験・・・・・・・・・・・・・・P12 13、ボルトが緩んだ場合を想定した耐圧試験・・・・・・・・・・・・・・・・・・P13 14、耐腐食性試験(SAS 363 管端つば出しステンレス鋼管継手試験基準、他)・・P14 ※ 注)消防認定品のサイズは、65A(75Su)∼200A(200Su)です。 15、参考(施工事例写真)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P15 2 1、漏れ試験(消防認定試験規準) 1.1 試験条件 管等に 0.1MPa の水圧力を 3 分間加える試験において、漏れが生じないことを確認する。 1.2 試験結果 試料 ステンレス鋼管 サイズ 炭素鋼鋼管 JIS G 3448、JIS G 3459 65A ∼400A 異常なし JIS G 3452、JIS G 3454 異常なし 注)JIS G 3448 は 75Su∼300Su まで、JIS G 3454 は 200A まで 1.3 試験結果写真(代表例) 一般配管用ステンレス鋼管 100Su 0.1MPa 漏れ試験 配管用炭素鋼鋼管 SGP 125A2枚重ね割りフランジ 0.1MPa 漏れ試験 圧力配管用炭素鋼鋼管 STPG370 150A Sch 40 0.1MPa 漏れ試験 配管用炭素鋼鋼管 SGP 300A 0.1MPa 漏れ試験 2、耐圧試験(消防認定試験規準) 2.1 試験条件 漏れ試験に合格した管等に対して、内部に空気が残らないように水を満たし、最高使用圧力(2.0MPa)の1.5倍 (2.0MPa×1.5=3.0MPa) の水圧力を3分間加える試験において、ひび、割れ、漏れ又は脱管を生じないことを確認す る。 但し、250A 以上は最高使用圧力が 1.0MPa につき( 、1.0MPa×1.5)1.5MPa とする 2.2 試験結果 試料 ステンレス鋼管 サイズ JIS G 3448、JIS G 3459 炭素鋼鋼管 JIS G 3452、JIS G 3454 65A ∼200A 異常なし 異常なし 250A ∼400A 異常なし 異常なし 注)JIS G 3448 は 75Su∼300Su まで、JIS G 3454 は 200A まで 3 2.3 試験結果写真(代表例) 一般配管用ステンレス鋼管 配管用炭素鋼鋼管 SGP 200Su 3.0MPa 耐圧試験 350A 1.5MPa 耐圧試験 配管用炭素鋼鋼管 SGP 配管用炭素鋼鋼管 SGP 150A 3.0MPa 耐圧試験 200A 2枚重ね割りフランジ 3.0MPa 耐圧試験 3、破壊試験(消防認定試験規準) 3.1 試験条件 漏れ試験と耐圧試験に合格した管等に対し、管等の内部に空気が残らないように水を満たし、最高使用圧力の4倍 (2.0×4.0=8.0MPa)となる水圧力を1分間加える試験において、当該管等にひび、割れ、漏れ又は脱管が生じないこ とを確認する。但し、250A 以上は最高使用圧力が 1.0MPa につき( 、1.0×4.0)4.0MPa とする。 3.2 試験結果 試料 ステンレス鋼管 サイズ JIS G 3448、JIS G 3459 炭素鋼鋼管 JIS G 3452、JIS G 3454 65A ∼200A 異常なし 異常なし 250A ∼400A 異常なし 異常なし 注)JIS G 3448 は 75Su∼300Su まで、JIS G 3454 は 200A まで 4 3.3 試験結果写真(代表例) 一般配管用ステンレス鋼管 配管用炭素鋼鋼管 SGP 200Su 8.0MPa 破壊試験 400A 4.0MPa 破壊試験 炭素鋼鋼管 SGP 一般配管用ステンレス鋼管 200A 2 枚重ね割りフランジ 8.0MPa 破壊試験 300Su 4.0MPa 破壊試験 4、曲げ試験(消防認定試験規準) 4.1 試験条件 正常に組み合せられた当該試料に空気が残らない様に水を満たし、最高使用圧力(2.0MPa)水圧力を加えた状態で、 次に揚げる要領により試験を行う。 次図に示すように、試料(試験体及び管をいう。)の両端を支持し中央に徐々に荷重を加え、表の曲げモーメントに なったとき、又は管が座屈変形するまで荷重を加えたとき試験体に漏れがなく、かつ試験体各部に異常がないことを 確認する。但し、250A以上は最高使用圧力を1.0MPaとする。 管端つば出し管継手 ( CF ジョイント ) 荷重(W) 試料 L=1000mm とする。 支点 L L 5 呼び径 規定曲げモーメント L=1000mmの場合の曲げ A (N-m) 荷重 w(N) 65A(75su) 2,400 4,800 80A(80su) 3,300 6,600 100A(100su) 5,000 10,000 125A(125su) 7,200 14,400 150A(150su) 9,700 19,400 200A(200su) 15,400 30,800 250A(250su) 22,800 45,600 300A(300su) 31,200 62,400 4.2 試験結果 試料 ステンレス鋼管 サイズ JIS G 3448、JIS G 3459 炭素鋼鋼管 JIS G 3452、JIS G 3454 65A ∼200A 異常なし 異常なし 250A ∼300A 異常なし 異常なし 注)JIS G 3448 は 75Su∼300Su まで、JIS G 3454 は 200A まで 4.3 試験結果写真(代表例) 一般配管用ステンレス鋼管 一般配管用ステンレス鋼管 75Su 2.0MPa 曲げ試験 100Su 2.0MPa 曲げ試験 圧力配管用炭素鋼鋼管 STPG370 圧力配管用炭素鋼鋼管 STPG370 150A Sch40 2.0MPa 曲げ試験 200A Sch40 2.0MPa 曲げ試験 6 5、引張り試験(SAS 363 管端つば出しステンレス鋼管継手試験基準) 管内に0.2MPaの空気を封入し、次表に示す引張り条件で引張ったとき、引き抜き阻止力が次表に示す以 下で漏れがあってはならない。(1.0MPa、2.0MPa形共通試験) 200 200 エアー 5.1試験管種:JIS G3448一般配管用ステンレス鋼管 Su管 サイズ 引張り条件 引き抜き阻止力 mm/min KN kg 65A(75Su) 約2.0mm/min 19.8 2,019 100A(100Su) 約2.0mm/min 39.7 4,049 200A(200Su) 約2.0mm/min 112.8 11,503 300A(300Su) 約2.0mm/min 165.7 16,897 5.2 試験結果 サイズ 試験結果 65A(75Su) 異常なし 100A(100Su) 異常なし 200A(200Su) 異常なし 300A(300Su) 異常なし 備考 5.3 試験結果写真(代表例) 一般配管用ステンレス鋼管 75Su 割りフランジ 引張り試験 一般配管用ステンレス鋼管 100Su 引張り試験 一般配管用ステンレス鋼管 200Su 引張り試験 一般配管用ステンレス鋼管 300Su 引張り試験 7 6、振動試験 6.1 試験条件 (1) 試験サイズ:100Su JIS G3448一般配管用ステンレス鋼管 (2) 試験装置 図示の如く、1,000Lの管の中央部をCFジョイントで接続し、水圧2.0MPaを掛けた状態で ジョイント部を加振機で次の条件で振動させる。 振動数:344回/分=5.73サイクル 振幅:±0.3mm(全幅=0.6mm) 加振アーム ±0.3 自由支持 CFジョイント 500 500 6.2 試験結果 振動回数1,500万回 試験後CFジョイント部からの漏れ及びボルト等の緩みも無く、異常は無かった。 6.3 試験結果写真(代表例) 振動試験機 全景 マイクロメーターによる振幅測定 7、負圧試験(SAS 363 管端つば出しステンレス鋼管継手試験基準、他) 管継手を徐々にー54KPa(−405mmHG)まで減圧し、1分間保持した後、空気の吸い込み等、異常が ないかを目視及び真空計で調べる。(1.0MPa、2.0MPa仕様共 同条件) 真空ポンプ 300 300 7.1 試験管種:JIS G3448 一般配管用ステンレス鋼管 Su管 7.2 試験結果 サイズ 試験結果 65A(Sch5S) 異常なし 100A(100Su) 異常なし 200A(200Su) 異常なし 300A(300Su) 異常なし 8 備考 7.3 試験結果写真(代表例) 一般配管用ステンレス鋼管 100Su 負圧試験 一般配管用ステンレス鋼管 300Su 負圧試験 8、真空試験 8.1 試験条件 配管内が一時的に−圧力になることを想定して、CFジョイントで接続した管の両端を閉じた状態で、 真空ポンプにて−0.09MPaまで減圧して漏洩の有無を調べる。 真空計 真空ポンプへ CFジョイント 試験の真空圧と保持時間 真空ポンプ:滋賀県東北部工業技術センターの設備にて試験を行なう。 真空圧力:−0.09MPa 圧力保持時間と漏洩のチェック:−0.09MPaに減圧後、それぞれ1分、2分、3分、5分、 10分、20分、30分 後に漏洩の有無を調べる。 8.2 試験結果 試験結果 試験サイズ 1分∼30分 100Su 一般配管用ステンレス鋼管 漏洩無し 200Su 一般配管用ステンレス鋼管 漏洩無し 8.3 試験結果写真(代表例) 100Su 30分間保持 9 200Su 30分間保持 9、水撃圧試験(ウォーターハンマ) (消防認定試験基準) 9.1 試験条件 管継手等の内部に空気が残らないように水又は油を満たし、当該管継手等を固定(締結)した状態で0.1MPa 以下から最高使用圧力の3.5倍(2.0MPa×3.5倍=7.0MPa)の圧力となるまで1秒で昇圧し、その後0.1MPa 以下まで減圧する水撃圧の繰り返しを100回加えた後において、0.1MPa 3分間の漏れ試験及び最高使用圧力の 1.5倍(2.0MPa×1.5=3.0MPa)の耐圧試験を3分間行なう。 水撃圧サイクル 試験体 2∼3秒 7.0MPa CFジョイント 0.1MPa以下 0.5∼1秒 水撃圧ポンプ 1秒 100回 9.2 試験結果 試験体は、最高使用圧力 2.0MPa 仕様の次表の管種と接続形態について行なった。 サイズ 65A(75Su) 80A(80Su) 100A(100Su) 試験管種 接続の形態 試験結果 Su、SGP、STPGSch40 標準接続 異常なし Su 割りフランジ接続 同上 Su 標準接続 同上 Su、SGP、STPGSch40 標準接続 同上 Su 割りフランジ接続 同上 125A(125Su) Su 標準接続 同上 150A(150Su) Su 標準接続 同上 Su、SGP、STPGSch40 標準接続 同上 Su 割りフランジ接続 異常なし 200A(200Su) 9.3 試験結果写真(代表例) 水撃圧試験装置 150Su 標準接続 10 10、 エアー残留状態における耐圧・破壊試験 10.1 試験条件 施工現場におけるエアー溜りを想定して、CFジョイントで接続した管内に、全体の容積の20%のエアー溜り を設けた状態で、消防認定の基準に基づいて、漏れ試験、耐圧試験、破壊試験を行なう。 20%エアー溜り 加圧ポンプより CFジョイント 試験体サイズ 150Su 一般配管用ステンレス鋼管とCFジョイントの組み合わせ 消防認定試験基準に基づいた以下の試験を行なう。 ①漏れ試験:0.1MPa 3分間保持 ②耐圧試験:①の試験に合格後、更に3.0MPaまで昇圧して 3分間保持 ③破壊試験:②の試験に合格後、更に8.0MPaまで昇圧して 1分間保持 10.2 試験結果 試験項目 試験結果 0.1MPa 3分保持 合格 3.0MPa 3分保持 合格 8.0MPa 1分保持 合格 いずれの試験もエアー漏れや脱管等の異常は無かった。 この試験から、CFジョイントは局部的とは言え、8.0MPaのエアーに対しても漏れが無く、優れたシール 性能を有する共に、フランジ継手と同様に脱管に強い継手であると言える。 10.3 試験結果写真(代表例) 試験体の容積の80%の水と20%エアー空間の状態 0.1MPa 3分間保持の漏れ試験 3.0MPa 3分間保持の耐圧試験 8.0MPa 1分間保持の破壊試験 11 11、 冷温水繰返し試験(ステンレス協会規格及び日本金属継手協会規格試験基準) 11.1 試験条件 ハウジング形管継手並びに管端つば出しステンレス鋼管継手の試験基準に準じて、約80℃の温水を30分間 流した後、30℃以下の常温水を30分間流す試験を1,000回繰り返した後、最高使用圧力の1.5倍(2.0M Pa×1.5=3.0MPa)の水圧力を1分間加え、漏水の有無を調べる。 11.2 試験結果 試験管種 試験結果 1,000回繰り返し試験中 3.0MPa 水圧試験 100Su 漏水等異常なし 漏水等異常なし 200Su 同上 同上 11.3 冷温水試験装置 12、 ボルトを1本締め忘れた場合を想定した耐圧試験 ボルトを1本締め忘れた場合に漏れ、耐圧、限界圧力性能がどうかを、100ASGP と 150ASGP について 試験した。 12.1 試験結果 試験項目 100A SGP(白) ボルト4本 → 3本 150A SGP(白) ボルト4本 → 3本 漏れ試験 0.1MPa 3分保持 漏れ無し 漏れ無し 耐圧試験 1.5MPa 3分保持 漏れ無し 漏れ無し 耐圧試験 3.0MPa 3分保持 漏れ無し 漏れ無し 限界圧力試験 6.0MPa ま で 昇 圧 し た 時 に、 フランジの締め付け間隔が正 常よりも 2.5mm 広がり漏水。 瞬時に 1.8MPa まで減圧して 漏水は止まる。1.8MPa が保 持された状態で以降漏水無し。 4.0MPa ま で 昇 圧 し た 時 に、 フランジの締め付け間隔が正 常よりも 3.0mm 広がり漏水。 瞬時に 1.8MPa まで減圧して 漏水は止まる。1.8MPa が保 持された状態で以降漏水無し。 ボルト1本の取り付け忘れがあった場合も、最高使用圧力(2.0MPa)までは漏水せず、致命的な事故に至る ことはない。発見した段階であとから追加締め付けを行うことが可能である。 12 12.2 試験結果写真 100A 6.0MPa 漏水 150A 4.0MPa 漏水 1.8MPa で減圧して漏水止まる。 1.8MPa で減圧して漏水止まる。 13、 12、 ボルトが緩んだ場合を想定した耐圧試験 最高使用圧力(1.0MPa と 2.0MPa)をかけた状態からボルトを徐々に緩め、漏水が始まるときの緩み代 を100ASGP(白)と150ASGP(白)管について試験した。 13.1 試験結果 試験内容 漏水が始まるボルトの緩み代 100A SGP(白) 150A SGP(白) 1.0MPa 2.0MPa 1.0MPa 2.0MPa 4.0mm 4.0mm 6.0mm 5.0mm 13.2 試験結果写真 100A 2.0MPa 4.0mm 緩みで漏水 150A 2.0MPa 5.0mm 緩みで漏水 13 14、 耐腐食性試験(SAS 363 管端つば出しステンレス鋼管継手試験基準、他) 管継手を接続した状態で、次の試験条件で試験溶液を管内に満たした後、継手又は管に有害な孔食、すき間腐食、 又は応力腐食割れなどがあってはならない。 試験溶液:JIS K8150(塩化ナトリュウム「試薬」)に規定する特級品と蒸留水、又は脱イオン水によって、 200±20mg/L c l − の溶液に調整する。 試験温度:80±2℃ 試験期間:30 日間 試験溶液を満たす。 但し、試験溶液は 15 日目に交換する。 14.1 試験結果 試験管材質 試験結果 JIS G3448 一般配管用ステンレス鋼管 SUS 304 100Su 異常なし 14.2 試験結果写真 80℃恒温槽と試験状態 試験後のつば出し管のガスケットシール面 試験後のつば出し管のガスケットシール面(接写) 試験後のガスケット 14 15、 参考 (施工事例写真) 15.1 施工事例 ステンレス鋼管 15 15.2 施工事例 炭素鋼鋼管 東 京 本 社 〒102-0072 東 京 都 千 代 田 区 飯 田 橋 4 - 8 - 4 TEL:03-3221-1682 FAX:03-3221-3391 大 阪 本 社 〒533-0004 大阪府大阪市東淀川区小松 4-10-30 TEL:06-6328-5270 FAX:06-6328-5951 大阪営業所 〒533-0005 大阪府大阪市東淀川区瑞光 3-8-22 TEL:06-6815-1890 FAX:06-6815-1891 名古屋営業所 〒470-0162 愛知県愛知郡東郷町春木白土 1-1266 TEL:052-853-9258 FAX:052-853-9268 http://www.nowla.co.jp/ 2014.6.2000