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特別実験資料 吸引法.doc 土の保水性(吸引法) 土壌は,土粒子間の

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特別実験資料 吸引法.doc 土の保水性(吸引法) 土壌は,土粒子間の
特別実験資料
吸引法.doc
土の保水性(吸引法)
土壌は,土粒子間の小さな間隙中に水を保持
する能力がある。この力は,粒子表面近くの,
水素結合力,クーロン力(電荷に基づく作用・
反作用力)などにより,土粒子に吸着された水
膜として観察され,一方,毛管力(液体の表面
h
張力と間隙の大きさに依存する)により,重力
に抗して間隙内に保持される水として観察さ
れる。そこで,ここでは,吸引法によって,土
試料円筒容器
壌の保水性を実験によって求める。
ビューレット
「実験方法」
1)100mL円筒,試料円筒容器(底部にフィ
スケール
ルタを有し,気密性のある容器),ビューレ
ット,マリオット給水装置,高さ4mの装
B
置支持台,脱気水,ピスコチューブを準備する。
2)圃場で不撹乱土壌を採集し,試料円筒容器にセ
A
三方コック
C
ットする。ナイロンフィルターと土壌との密着
D
性に細心の注意を払う。
3)マリオット給水装置に脱気水を満たし,ビュー
レットBとピスコチューブで接続し,Aを通し
E
て,試料円筒を飽和させる。(円筒の中心とマリ
オット管の先端を一致させる。)
4)ビューレットEF間のコックを閉じて,C(滴
下点)を試料円筒中心から 10cmにセットする。
F
5)平衡時のビューレットEの目盛を読む。
(ただし,
過剰な水は,計量してFから排水させる。)
ビューレット
6)随時,ビューレットCから試料円筒中心までの
距離hを段階的に 350cmまで増しながら,平衡時の水量を測定する。最後に,試料円
筒容器の底のコックを閉じて,試料の体積含水率を炉乾法で測定する。
7)
測定例(砂質土壌では,さらに,刻みを小さくすること。)
吸引圧水頭
10cm
30cm
60cm
120cm
240cm
350cm
ビューレットの読み
累積排水量
最終含水率
――――
――――
――――
――――
――――
(
)
体積含水率
注)体積含水率は,実験終了時の最終含水率と試料円筒からの累積排水量から計算される。
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