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当日の様子

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当日の様子
第6回 市長とお茶カフェ・トーク
平成25年10月8日(火)
in 駿河生涯学習センター 302会議室
平成 25年度 第6回の「市長とお茶カフェ・トーク」は、
“バディプロジェクト”の皆さんと市長が
“「『もう一人産みたい』と思える子育て支援とは」“
をテーマに意見交換をしました。
【参加者】
バディプロジェクト(10 人)
←【参加メンバー&市長】
「バディ」とは・・・
潜水士が命綱を持ちあう
ペアをバディと呼ぶこと
から、ママ同士が支え合い
たいと思い名づけました。
【バディプロジェクト】
一人目の出産後、
「赤ちゃんと二人きりで辛かった」
「なんで泣いているのか分からない」という苦
しい時期があったというお母さんたちの声を受け、知っていたら楽しく子育てができることを伝えた
いと思い発足。困ったときに相談を受け、気持ちに寄り添ってくれるサポーターを増やすための養成
講座を実施している。7年で200人以上の修了生を輩出。子育てにリスクを抱えている方は専門
機関で、私達はそれ以外の助け合う人を増やす役割を担いたい。また、二人目の妊娠時特有の不安
や困ったことの経験から、
“うちに赤ちゃんがやってくる”という経産婦向け講座を作り上げた。経
産婦向けの支援がなかなかない中、もう一人産みたいと思えるソフト面での支援が、もっと必要だと
考えている。
【バディプロジェクト】
中学生と赤ちゃんの交流会をしている。お母さんは自分の
【市 長】
今、教育現場で大変なのは、
赤ちゃんを「かわいい」と言ってもらえ嬉しく、中学生は「自
子どもたちに自己肯定感を持
分も大事に育てられた」と自己肯定感につながる。また、
“誕
たせること。自分の価値、産ま
生学”というプログラムで、赤ちゃん自身の力で生まれてき
れてきた価値そのものに気が
たことを伝えている。
付くことは大切。
学校には赤ちゃんに全く興味を感じていない子どももいる
子ども達にとって、学ぶ機会
ので、全員に体験してもらうというのは魅力的。3~5歳の
になるとともに、お母さんたち
保育実習はよくあるが、言葉でコミュニケーションを取れな
の自己肯定感、エネルギーの源
い小さい赤ちゃんに触れる機会は少なく、中学生、お母さん
になるということにも気づき
たちの両方にWin-Winの取り組み。
ました。
【バディプロジェクト】
【バディプロジェクト】
初産に対しての支援は充実しているが、経産婦へ
よい講座もスポンサーがないと続けられな
の支援がもう少しあるべきではないか。妊娠初期に
い。託児機能がないとお母さんは安心して受講
体が辛く、上の子を一時保育してほしくても、いっ
できない。スポンサーなしでやるには参加者負
ぱいで断られた。夫にも親にも頼れないとなると、
担か、赤字覚悟でやらなければならない。しか
どんどん負の連鎖に陥る。
し、お母さんが出費できる金額には限りがある
また、保健センターで行っていた「未就園児の育
児相談」が「0歳児育児相談」に変更となり、上の
子を連れて行きづらくなってしまった。
事は私達も経験している。
講座に対するニーズはあるが、安定して事業
継続していくことが課題。
【バディプロジェクト】
ママ友たちからの声を。
・一時保育のできる場所は、駐車場のある施設が
【バディプロジェクト】
ありがたい。
一番身近にいる「夫」の勤める会社が、
子育てに理解がないと、
「もう一人産もう」
・妊娠中にお腹が大きくて大変な時には、入り口
という気持ちにはなれない。夫婦で子育て
近くの駐車場を利用できるようにマタニティマ
をするために学んだことを夫に伝え、夫が
ークの表示がほしい。
「上司」になったとき若い人の子育てを理
・多機能トイレなどにもベビーカーのマークがあ
れば、男性も利用しやすい。
解できる人になってほしいと思っている。
・ウェブサイト“ちゃむ”をもっと利用しやすく。
【市 長】
私の中心にあるのは“人づくり”
。市が直営でサービスを
提供するだけでは、いくら予算があっても足りない。心あ
る市民の皆さんと協働でサービスを提供しなければならな
い。そのため、様々な分野でパートナーとなる市民を育て
ていくことが必要。
バディプロジェクトも、経産婦の皆さんの悩みに寄り添
えるような公共サービスができる団体に育ってもらいた
い。仲間を増やしながら、中身を充実して、ぜひ行政とパ
ートナーでやっていけたらと思う。
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