...

イララマタク - ワールド・ビジョン・ジャパン

by user

on
Category: Documents
9

views

Report

Comments

Transcript

イララマタク - ワールド・ビジョン・ジャパン
2016年 プログラム近況報告
Annual Program
g
Progress
2016
rogress
gress
ress
2201
ケニ
ニ
ア
イラ
ララマReport
タク
ク地域開発プログ
グラム
ム
ケニア イララマタク地域開発プログラム
ケニ
ラム
ご支援によりイララマタク地域の子どもたちの生活が改善しています
イララマタク地域開発プログラム マネージャー
シニーナ・シャ二
皆さまの温かいご支援により、イララマタク地域の8,500
人の子どもたちの生活に多くの変革をもたらすことがで
きました。心より感謝いたします。
ご支援による最大の成
果は、医療サービスに対する人々の態度を変え、妊婦や
乳幼児の死亡率を減少させることができたことです。ま
た、質の良い教育を通して、読み書きができない人々の
割合も下げることができました。
しかし、地域にはまだ多
くの課題が残っています。特に、女の子や女性たちを貶
めている、女性器切除などの根強い伝統的な慣習の廃
止が最大の課題です。
まだ若いうちに強制的に結婚させ
られる女の子の数を減らすための努力もしています。
こ
れらの重要な活動への、皆さまの尊いご支援に、あらた
めてお礼申し上げます。
2016 Highlightss ffor Children in Ilaramatak
2016年のイララマタク地域での主な成果
ご支援により、
イララマタク地域の子どもたちの生活に多くの変化がもたらされました
健康状態が改善しました
子どもたちが病気から守られています。感染症の蔓延を防ぐため、2つの学校に手を洗う
場所が整備されました。また、5歳未満のすべての子どもたちが、予防接種と健康診断を
受けました。さらに、巡回診療サービスのおかげで11,000人以上の地域住民の健康状態
が改善しました。
教育を受けました
子どもたちの学習環境が改善しました。小学校に4つの新しいトイレが建設され、250人以
上の生徒たちが利用しています。
また、別の複数の学校には400以上の机が整備され、学
習環境が良くなりました。
地域の人々の中で大切に保護されて成長しました
子どもたちが公共サービスを受けられるようになりました。1,200人以上の子どもたちが
出生証明証を取得し、法的な権利が認められました。
子どもたちが地域に変革をもたらしています。
子どもたちのグループや集会を通して、2人の子どもたちがリーダーとなり、児童虐待の問
題に目を向け、弱い立場に置かれた子どもたちを保護するための郡全体の計画を立てる
よう、地域の指導者に対して提言しました。
価値ある存在として尊重され愛情を受けました
子どもたちは自分たちが価値ある存在だということを学んでいます。地域の人々の協力の
下で、3,300人の女の子と3,500人の男の子が良い価値観について学びました。子どもたち
は、他者を思いやリ自分を大切にすることや、悪い態度や行いを避けることなど、正しい倫
理観を身につけています。
「巡回診療プログラムによって、
予防接種を受ける子どもの数を
増やすことができました。
また、母
親たちに産前産後のケアの重要
性を教えました。」
サイグランさん
(看護師)
「みんなに大切にされていると感
じることができて幸せです。学校へ
通い、友だちと遊び、たくさん勉強
したいと思います。」 タイオちゃん
(10歳、左から2番目)
「やる気を起こさせるのが上手な
先生が講演に来て、
『熱心に勉強
しなさい、学校に出席し続けなさ
い』とみんなを励ましてくれまし
た。今は、中等教育に進学して勉
強を続ける子が増えています。」
ナディーニャ君(13歳)
寄宿舎と良い教育
寄宿舎と良い教育
学校の新しい寄宿舎を背にするギデオン先生(一番左の縞模様のセー
ターを着た男性)
と生徒たち
「この村では、子どもたちを学校に入学させ、通わせ続けることが困難でした。教師
たちは苦労が報われないのでがっかりしていました」
と話すのは、イララマタク地域
の学校で教師をしているギデオン先生です。
「地域の教育レベルは非常に低く、子ど
もたちも家で重労働を担っており、学校の勉強をする時間がないので、中退してし
まう生徒が大勢いました。
そんな時、
ワールド・ビジョンの協力により、
この地域の家長で高等教育を受けた
人が非常に少ないことに気づきました。そこで、私たちは子どもたちの学びを支
援する方法を検討しました。地域の人々とワールド・ビジョンの助けを得て、私た
ちは男子生徒のための寄宿舎を建てました。
新しい寄宿舎は、伝統的な小屋に比べてずっと快適に過ごすことができます。伝
統的な小屋には、本を読んだり、宿題をしたり、授業の復習をしたり、試験前の勉
強を十分に行ったりする場所がありませんでした。新しい寄宿舎によって、生徒の
集中力が増し、勉強が好きになる生徒が増えました。年度末の試験では生徒が
きっと良い結果を出してくれると期待しています。」
プログラム番号: KEN-182381
お問合せ先
特定非営利活動法人 ワールド・ビジョン・ジャパン
電話: 03-5334-5351(平日9:30ᨺ17:00)
e-mail: [email protected]
ホームページ: www.worldvision.jp
ケニア イララマタク地域開発プログラム(KEN-182381)
2015年度(2014年 10月1日ー2015年 9月30日)
会計報告 活動内容 プログラム支援額
チャイルド・スポンサーシップ当期支援額
前期からの繰越額
プログラム支援額合計
(単位:円)
42,970,683
0
42,970,683
プログラム支出額
教育プロジェクト
保健衛生プロジェクト
スポンサーシップ・マネジメント・プロジェクト
プログラム支出額合計
次期繰越額
14,989,382
13,868,956
13,202,161
42,060,499
910,184
教育プロジェクト
・学習環境の整備(机やイスの供与、トイレの
建設など)
・教育の重要性や子どもの権利に関する地域
住民への啓発活動
・学生寮の建設
・FGM(女性器切除)や早婚の予防
保健衛生プロジェクト
・地域保健センターの建設
・エイズで親を亡くした子どもや脆弱な人たち
へのケア
・HIV/エイズ予防や母子保健に関する住民へ
の啓発
・村落保健員の能力強化研修
スポンサーシップ・マネジメント・プロジェクト
・手紙や成長報告を通したチャイルドとの交流
・チャイルドの定期的なモニタリング
・「子どもを中心とした開発」についての啓発活動
Fly UP