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その他製造業(ストッキング)|省エネ診断事例| shindan

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その他製造業(ストッキング)|省エネ診断事例| shindan
その他製造業(ストッキング)
ストッキング製造会社のケース:香川シームレス株式会社 本社工場 様
地域:四国
従業員:約160名
香川シームレス株式会社 本社工場様では、省エネ対策としてポンプ・ファンへのインバータ導入、デマン
ド監視装置の導入等を実施されております。今回、高効率照明の導入、高効率空調機の導入等を目的に受
診されました。診断の結果、高効率照明への交換(LED化)、冷凍機の更新、コンプレッサの台数制御、
中間期における外気冷房の活用強化等をご提案しました。
・エネルギー使用状況
内訳
電気
(千kWh/年)
LPG
(千kg/年)
改善前
3,600
29
改善後
3,241
28
・提案項目ダイジェスト
運用改善
提案1(空調設備)
中間期における外気冷房の活用強化
投資改善
提案2(空調設備)
冷水ポンプと冷凍機の連動運転
提案3(空調設備)
冷凍機の更新
提案4(空調設備)
編成室空調用冷水ポンプの冷凍機との連動運転化
提案5(蒸気配管)
保温対策
提案6(コンプレッサ)
吸気温度の低減
提案7(コンプレッサ)
台数制御
提案8(照明)
高効率照明への交換(LED化)
提案9(照明)
タスクアンビエント照明の導入
提案10(照明)
事務所照明器具の点滅方式見直し
提案1(空調設備)
中間期における外気冷房の活用強化
省エネ効果:5.0kL/年
キーワード:
削減金額:276千円/年
吸気温度の低減
設備概要:空調機(COP4.31、能力447kw)
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編成室は室内の発熱が大きいため、1,2月を除いて冷房運転を行っている。一方、外気導入弁は夏季に全
閉、冬季1,2月は全開、中間期は手動で開度調整を行っている。中間期の外気導入量を増加し、冷房負荷
を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
提案2(空調設備)
冷水ポンプと冷凍機の連動運転
省エネ効果:1.2kL/年
キーワード:
削減金額:67千円/年
間欠運転、交互運転
設備投資額:100千円(回収1.5年)
設備概要:冷水ポンプ(7.5kW)
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編成室の空調機は編み機の発熱のため、厳寒期を除き連続稼働している。厳寒期では冷凍機は自動停止す
るが、冷水ポンプは連続運転している。冷水ポンプと冷凍機との連動運転を行うことにより、電力消費量
を低減することを提案。
提案3(空調設備)
冷凍機の更新
省エネ効果:26.7kL/年
キーワード:
削減金額:1,471千円/年
高効率空調機への更新
設備投資額:8,000千円(回収5.4年)
設備概要:冷凍機(119kW、COP2.86)→COP6.0
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編成室空調用冷凍機2台の内、COPの低い方の1台を高効率型への更新し、電力消費量を低減することを
提案。
提案4(空調設備)
編成室空調用冷水ポンプの冷凍機との連動運転化
省エネ効果:1.2kL/年
キーワード:
削減金額:67千円/年
運転時間の短縮(待機時)
設備投資額:100千円(回収1.5年)
設備概要:冷水ポンプ(7.5kW)
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編成室の空調システムは編み機の発熱のため、厳寒期を除き連続運転している。厳寒期、冷凍機は自動停
止するが、冷水ポンプは連続運転されている。冷凍機と連動運転することにより、冷水ポンプの電力消費
量を削減することを提案。
提案5(蒸気配管)
保温対策
省エネ効果:1.3kL/年
キーワード:
削減金額:91千円/年
保温対策
設備投資額:293千円(回収3.2年)
設備概要:蒸気配管・バルブ
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①常圧プリセットの扉 ②常圧プリセット、真空プリセットの上部の蒸気配管・バルブ への保温対策に
より、エネルギー消費量を低減することを提案。
現状→更新案
投資
(千円)
効果
(千円/年)
回収年数
①常圧プリセット扉(表面積5m2、表面50℃)→25℃
13
4
3.3
②配管(100A 1m、50A 1m、25A 2m)、仕切弁(50A 4個、25A 2個)
280
87
3.2
提案6(コンプレッサ)
吸気温度の低減
省エネ効果:1.1kL/年
キーワード:
削減金額:63千円/年
吸気温度の低減
設備投資額:300千円(回収4.8年)
設備概要:コンプレッサ(37kW 5台)
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コンプレッサは機械室内に設置され、冷凍機/ターボーファン等の排熱等により吸気温度が高い。換気扇2
台、吸気ガラリを設置して機械室内温度を低下させることにより、コンプレッサの吸気温度の低減を図
り、電力消費量を低減することを提案。
提案7(コンプレッサ)
台数制御
省エネ効果:31.8kL/年
キーワード:
削減金額:1,754千円/年
台数制御
設備投資額:500千円(回収0.3年)
設備概要:コンプレッサ(37kW 4台)
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自動縫製機、自動編み機等のエア源として、一定速のコンプレッサ4台でエアを供給している。夜間は縫
製機が停止するためエア消費量が減り、アンロード運転になる。台数制御することで夜間コンプレッサを
自動停止し、電力消費量を低減することを提案。
提案8(照明)
高効率照明への交換(LED化)
省エネ効果:20.8kL/年
削減金額:1,151千円/年
キーワード:
高効率照明への更新
設備投資額:6,000千円(回収5.2年)
設備概要:蛍光灯236台(40W 2灯、88W)→LED照明(46W)
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編成室の蛍光灯を高効率のLED照明の更新することで、照明用の電力消費量を低減することを提案。ま
た、照明器具の省エネ化に伴い発熱が小さくなり、空調負荷も低減する。
提案9(照明)
タスクアンビエント照明の導入
省エネ効果:4.0kL/年
キーワード:
削減金額:219千円/年
タスクアンビエント照明の導
入
設備投資額:164千円(回収0.7年)
設備概要:蛍光灯(40W 2灯、88W)110台→66台
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縫製室の照明方式は全般照明方式であるが、作業場所は縫製機周囲である。天井照明を1/3程度間引き
し、縫製機毎の真上に蛍光灯を移設することで、電力消費量を低減することを提案。
提案10(照明)
事務所照明器具の点滅方式見直し
省エネ効果:0.7kL/年
削減金額:31千円/年
キーワード:
個別スイッチ設置
設備投資額:70千円(回収2.3年)
設備概要:蛍光灯35台(40W 2灯、88W)
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事務所照明の点滅区分は大きいため、不在時の場所(席)においても点灯されている。照明器具毎に点滅
SWを設け、離席時の消灯徹底により照明電力を削減することを提案。
※省エネルギー量は、原油換算で表示しております。
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