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FeliCa Liteによる イヤホンガイド会員サービス

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FeliCa Liteによる イヤホンガイド会員サービス
FeliCa Liteによる
イヤホンガイド会員サービス
2011年10月5日
株式会社イヤホンガイド
営業部
藤森 茂穂
株式会社イヤホンガイドについて
株式会社イヤホンガイドでは、日本の古典芸能を始め、演劇や音楽をお客様により一層
楽しんでいただくためのサービスを提供しています。
‹ 耳で観る(イヤホンガイド)
–
–
1975年古典芸能に対して日本語による同時解説を行うシステムとして放送開始
現在では古典芸能という枠組みを超え、日本で公演されている 国内外の全ての演劇・歌劇
等の舞台芸術のイヤホンガイド解説/機材貸出を一手に引き受けるまでに成長
‹ 目で聴く(G・マーク)
–
–
オペラ、ミュージカル等の耳で楽しむ演奏会や舞台において、より最適なガイドシステムとし
て、新電光字幕「G・マーク」を開発
国立能楽堂に導入された日本で初めて座席型字幕機を開発および運用
‹ 日本の伝統芸能の伝承・継承
–
日本の伝統文化の世界への発信を考え、外国人向けのイヤホンガイドの実施、日本の古典
芸能の海外公演でのイヤホンガイド / G・マークの実施等も積極的に行なっている
イヤホンガイド常設劇場
歌舞伎座(建替休館中)、新橋演舞場、松竹座、南座、 国立劇場、国立文楽劇場、 御園座、
博多座、 明治座
※その他実施劇場多数
2
会社沿革
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1975年
1976年
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1979年
1981年
1994年
1995年
1996年
2004年
2005年
2006年
2007年
2009年
歌舞伎座にて イヤホンガイド 試験放送開始
「朝日解説事業株式会社」として設立
国立劇場にて放送開始
中国京劇 等 外国演劇にて放送開始
オペラ、バレエにて放送開始
年間イヤホンガイド利用者100万人突破
新電光字幕「G・マーク」を完成
関西支社設立
舞台字幕シェア 90%突破 イヤホンガイド利用者200万人突破
社名を「株式会社イヤホンガイド」に改称
国立能楽堂に日本初 座席型字幕機(600席分)を納入
METライブビューイングでの字幕開始
東京芸術劇場にてポータブル字幕機のテスト利用開始
3
イヤホンガイド全体の利用状況(利用者数)
‹年間利用者 約 200万人
– 歌舞伎での利用
→ 150万人以上
• 常設7劇場にて実施、のべ40ヶ月/年
• 全国公共文化施設にて実施 、のべ10ヶ月/年
– 文楽 能(その他)での利用
→ 20万人以上
• 常設 3劇場にて実施、のべ10ヶ月/年
• 全国公共文化施設にて実施
– その他演劇
→ 20万人以上
4
イヤホンガイド全体の利用状況(利用者像)
‹利用者像
– 約60%がリピーター
• 30年近く利用を続けているイヤホンファンを含む
– 劇場入場者の平均30%~40%が利用
– 利用者全体の98%が日本人
(英語版イヤホンガイド利用者が2%)
日本人
外国人
利用は初めて
借りた人数
借りない人数
2~数回
10回以上(60%)
5
イヤホンガイドサービスの内容
‹ 提供サービス
– お芝居の同時解説の放送
– 幕間放送(前説明、企画インタビューなど)
– 言語: 日本語、英語の二ヶ国語
※ レクチャー等、観劇時間外のイベントへの解説者の派遣も行っています
‹ サービス提供方法
– 受信器を通じて音声コンテンツを配信
– 受信器は、レンタル
• 料金: 650円(保証金1,000円)
– 貸出・返却方法
• 貸出: 利用料と保証金を受け取って、個々のお客様へ受信器を手渡し
• 返却: 受信器を受取り保証金を返金
6
イヤホンガイド会員カードの役割と変遷
イヤホンガイドサービス開始当初、関係者やリピータ向けに、10回分の利用料金で11回利用
できる回数券を発行し「会員券」としたのが始まり。
スタンプを押すタイプの券でした。
‹ 会員は保証金必要なし
–
–
受信器の貸出時にカードを預かる現物交換方式
会員券に個人情報が記載されておりイヤホンガイドを借りた人の特定ができる
→ 万が一返却がない場合には追跡が可能
‹ 10年前に磁気のプリペイドカードへ移行
–
–
–
会員数増加に伴い磁気カードと個人情報を紐づけるシステムを構築
(システム構築後は登録者数約1万人まで増加)
会員券とは言え利用者の意識としてはこの時点でも「回数券」
会員の特典は割引料金でイヤホンガイドが借りられる、保証金が
いらない、ということのみ
→ 裏面に利用日と利用劇場と残数が印字されるようになっていて
会員にとってはそれが観劇の記録になるという副産物はあり
‹ 2011年5月よりFeliCa Liteへ移行(6月末で4,000人以上の移行完了)
–
–
プリペイドカードが一世代前の技術となりリーダーライターなどの機材の入手が困難になった
カードをIC化することにより幅広い使い方が可能に
•
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回数券としての利用だけではなくFeliCaの認証機能を利用して会員ならではの特典提供が可能に
(幅広い層への働きかけと囲い込みにつなげる)
より安定した運営が可能に
•
•
ハードウェアの汎用化ができたことにより機器トラブルが解消
磁気カードであったカード不良が解消
7
会員アンケート結果(抜粋)
会員を対象に2008年に実施したアンケート調査の結果です。
(サンプル数:373 実施劇場:歌舞伎座)
8
会員サービスにおけるFeliCaLiteの利用
当社の会員サービスでは、FeliCaLiteを以下のソリューション
として使用しています。
‹ 会員カード
– 会員証
• 機材貸し出し時の個人認証
• 会員サービス利用時の個人認証(今後)
– 利用回数管理(回数券)
• イヤホンガイド割引利用
‹ 機材管理ID
– イヤホンガイドの受信器内部にFeliCaLiteを入れて個体管理
– 貸出時に会員とイヤホンガイド受信器の紐付けを行う
+
9
現場での利用状況
‹ 磁気カード利用時の貸出方法
–
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–
カードをリーダー/ライターへ挿入
受信器のバーコードの読み込み(カードと受信器の紐づけ)
カードへの書き込み
‹ FeliCaLiteカードに変更してからの貸出方法
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受信器をパソリにかざしてFeliCa Liteの情報を読み取る
会員カードをかざして個人認証と台数減算
10
新しいソリューション(FeliCa Lite)の
利⽤状況を、動画でご紹介します。
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今後の展開イメージ
‹ 会員サービス
– 貸出の簡略化
• 自動販売機での貸出にFeliCa Liteを使用
– 座席での貸出対応
• 新劇場で、座席内蔵型の字幕およびイヤホンガイドサービスを展開する場
合に、各座席にて認証と貸出手続き
– Webサイトでのマイページ提供
• 利用残数の確認や、観劇の記録確認等
• イヤホンガイド事前予約
– 音声コンテンツの配信
– 各種イベント優待参加
– 歌舞伎招待券Last Minutesサービス
‹ 伝統芸能ポータルサイト
– 他社と協力体制を作り、伝統芸能系の情報のポータルサイト構築
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