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降雨情報システム(東京アメッシュ)の 概要について

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降雨情報システム(東京アメッシュ)の 概要について
ようこそ 東京都下水道局へ
降雨情報システム(東京アメッシュ)の
概要について
東京都下水道局
施設管理部 施設管理課
運転情報管理係
降雨情報システム(東京アメッシュ)の
概要について
本日の内容
1.下水道にレーダー雨量計が必要な理由
2.降雨情報システム(東京アメッシュ)の概要
1.下水道にレーダー雨量計が必要な理由
東京の地形的要素、都市化の進展
ikebukuro
Ueno
Asakusa
Shinjyuku
Kinshicho
Tokyo
(Ootemachi)
Shibuya
Odaiba
東京都区部の地形
3
国土地理院「1:25,000デジタル標高地形図」より
1.下水道にレーダー雨量計が必要な理由

近年の気象変化
◦ 地球温暖化の影響による豪雨頻度の増加
◦ ヒートアイランド効果による局所豪雨の発生
都内における時間50ミリ以上の豪雨の数
ヒートアイランド効果による
区部北西部における
集中豪雨のメカニズム
4
1.下水道にレーダー雨量計が必要な理由

維持管理の効率化
◦ ポンプ所、水再生センターの遠方制御化
◦ 運転業務の集約化
13センター、83ポンプ所のうち、
1センター、67ポンプ所が遠方制御化
5
1.下水道にレーダー雨量計が必要な理由
東京の地形的要素、都市化の進展
 近年の気象変化(温暖化、ヒートアイランド現象)
 維持管理の効率化

降雨状況をリアルタイムで正確に把握する必要
局地的な雷雨や集中豪雨などの気象情報きめ細かく、
かつ迅速に把握し、降雨情報を雨水ポンプ等の運転等に活用する。
レーダー雨量計による
降雨情報システム「東京アメッシュ」
6
2.降雨情報システムの概要
2.1 降雨情報システムの構築経過
年度
1983年
1988年
経過
建設省レーダー雨量計の導入
「東京アメッシュ500」導入
・ 局独自レーダー2基(港、稲城)
・ 500mメッシュ、2.5分更新、端末92台
2001年
「東京アメッシュ」導入 (旧アメッシュ)
・ レーダー2基更新、地上雨量計43台設置
・ 250mメッシュ(~20km圏)、500mメッシュ(20~50km圏)
・ 1分更新、端末104台、地上雨量計43台
2002年
2007年
インターネット公開、携帯電話への配信開始
「東京アメッシュ」広域化 (新アメッシュ)
・ 近隣自治体レーダー5基、地上雨量計150台共有 7
2.降雨情報システムの概要
2.1 降雨情報システムの構築経過
8
2.降雨情報システムの概要
2.1 降雨情報システムの構築経過
9
2.降雨情報システムの概要
2.1 降雨情報システムの構築経過
2.降雨情報システムの概要
2.1 降雨情報システムの構築経過
11
2.降雨情報システムの概要
2.1 降雨情報システムの構築経過
2007年
2001年
1988年
1983年
12
2.降雨情報システムの概要
2.2 レーダー雨量観測のしくみ
地上雨量計
13
2.降雨情報システムの概要
2.2 レーダー雨量観測のしくみ(レーダー方程式)
C:レーダー性能及び雨粒の電気的性質から決まる定数
F: ビーム形状及び雨粒の形状・配列等に関する仮定の補正
B: 降雨強度と受信電力の比例定数
雨滴の空間密度分布(降雨強度)から観測により決まる
R: 降雨強度
KIR: 途中降雨による減衰係数
条件: 雨滴は完全に球形である。
: アンテナビームは、完全に雨滴によって充満されている。
: 雨滴の直径は波長に対して十分小さい。
等を満たすとき上記の関係が成立つ
14
2.降雨情報システムの概要
2.2 レーダー雨量観測のしくみ
15
2.降雨情報システムの概要
2.3 設備の概要
レドーム内部
パラボラアンテナ
港レーダー
稲城レーダー
2.降雨情報システムの概要
2.3 設備の概要
■レーダー設備主要諸元
空中線直径
3mΦ円形パラボラ
空中線回転
3rpm
ビーム幅
1.2°以下
送信周波数
9GHz帯(Xバンド)
送信尖塔出力
70kW
送信パルス幅
2μs
繰返し周波数
450pps
最小受信電力
-108dBm以下
観測単位メッシュ
距離方向 250m( 0~20km)
500m(20~50km)
方位方向 360°/256(約1.4°)
データ更新時間
1分
17
2.降雨情報システムの概要
2.3 設備の概要(システム構成)
都内
他自治体レーダー
(埼玉県、横浜市、川崎市)
合成処理
・
気象庁レーダー
携帯電話向け
配信サーバ
(日本気象協会)
携帯電話網
docomo
au
SoftBank
インターネット
配信サーバ
(日本気象協会)
インター
ネット
一般利用
(日本気象協会)
稲城レーダー
基地局
港レーダー 下水道局
基地局 地上雨量計
一般利用
アメッシュ
中央
処理装置
外部気象情報
広域レーダー雨量
一般気象データ
下水道局施設
水再生センター
ポンプ所など
2.降雨情報システムの概要
2.3 設備の概要(端末機能)
アメッシュ
(広域化合成)
広域アメッシュ
19
2.降雨情報システムの概要
2.3 設備の概要(端末機能)
トレンドグラフ
の表示
降雨状況の
履歴(動画)表示
20
2.降雨情報システムの概要
2.4 広域化合成(4自治体 = 東京都、埼玉県、横浜市、川崎市)
従来レーダー雨量計(~2007年)の課題
降雨減衰

ブライトバンド
21
2.降雨情報システムの概要
2.4 広域化合成(4自治体 = 東京都、埼玉県、横浜市、川崎市)
新アメッシュ
(2007~)
レーダー台数
5台
+気象庁レー
ダー
キャリブレーション用 150台
地上雨量計
旧アメッシュ
(2001~2007)
2台
86台
22
2.降雨情報システムの概要
2.4 広域化合成(近隣3自治体レーダー)
埼玉レーダー
横浜レーダー
川崎レーダー
23
2.降雨情報システムの概要
2.4 広域化合成(各自治体レーダー観測範囲)
24
2.降雨情報システムの概要
2.5 広域化合成の効果(降雨減衰発生時の改善)
25
2.降雨情報システムの概要
2.5 広域化合成の効果(降雨減衰発生時の改善)
26
2.降雨情報システムの概要
2.5 広域化合成の効果(降雨減衰発生時の改善)
旧アメッシュ
新アメッシュ
2008年8月28日
27
2. 降雨情報システムの概要
2.6 インターネット・携帯電話による情報提供
・インターネット
・携帯電話
2002(平成14)年開始 2002(平成14)年開始
28
インターネット版東京アメッシュ
http://www.gesui.metro.tokyo.jp
29
インターネット版アメッシュアクセス数
万件
1,800
1,600
1,400
1,200
1,000
800
600
400
200
0
1,570万件
2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
(H14) (H15) (H16) (H17) (H18) (H19) (H20)
ご静聴ありがとうございました
質問用
1.下水道にレーダー雨量計が必要な理由
P
下水道整備当時
P
現在
雨水の約5割が下水道に流入 雨水の約8割が下水道に流入
(%)
100
80
60
40
20
0
雨水流出係数の推移
1922 (T11) 1976 (S51) 1997 (H9)
33
1.下水道にレーダー雨量計が必要な理由
ポンプ所における局所的豪雨時の水位変化
34
2.降雨情報システムの概要
2.4 広域化合成(降雨減衰の判定処理)
35
2.降雨情報システムの概要
2.4 広域化合成(レーダーデータの合成)
36
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