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まちの活力の創出(PDF形式:1049KB)
Ⅴ.まちの活力の創出 1.広域幹線道路ネットワークの機能強化 (国土交通省) 関西がアジアのゲートウェイとして西日本の成長を牽引するためには、大阪湾ベイエ リアから内陸部にかけて広がりを持つ次世代産業の研究開発拠点の集積、国策で進める 国際コンテナ戦略港湾・阪神港の機能強化及び関西3空港の連携強化が求められていま す。 そのためには、大きなストック効果の発現が期待できる広域幹線道路ネットワークを 早期構築すること、あわせて「整備」と「利用」のバランスを見ながら、ネットワーク 機能を最大限発揮させる必要があります。 (1)広域幹線道路の早期整備 ○ 大阪湾岸道路西伸部の有料道路事業との合併施行及び有料道路事業枠の拡大による 早期整備と地方負担の軽減 ・コストの縮減及び出資金の償還繰延等による地方負担の軽減 ・事業実施における地域住民や港湾活動等への配慮 ・地域のまちづくりと連携した関連事業の実施 ○ 神戸西バイパス専用部における有料道路事業の導入及び一般部の整備促進 ○ 国道 175 号の早期全線供用 (2)高速道路を中心とした「道路を賢く使う取組」の推進 ○ 道路ネットワーク機能を最大限発揮する利用しやすい料金体系の平成 29 年度当初の 導入 ・渋滞している市街地から郊外への迂回を促す、同一発着同一料金 ・一般道路から高速道路への交通転換をはかる、短区間料金の低減 12 Ⅴ.まちの活力の創出 (幹線道路網図) 阪神高速3号神戸線 新名神高速道路 北大阪地区 [医療品] 神出バイパス 平野拡幅 H28 年度供用予定 神戸西バイパス 大阪駅 周辺地区 夢洲・咲洲地区 [バッテリー] 神戸医療 産業都市地区 [先端医療] 阪神港地区 [バッテリー] 凡例 事業中 計画中 関西イノベーション国際 戦略総合特区 国際コンテナ戦略港湾 神戸医療産業都市 関西国際 空港地区 [薬品物流] 建設局 道路部 計画課長 津島 秀郎(078-322-5386) 13 Ⅴ.まちの活力の創出 2.神戸経済の活性化 (内閣府、財務省、農林水産省、経済産業省) 市内基幹産業の低迷・縮小、海外企業との厳しい競争や人口減少社会の本格的な到来 など、中小企業を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況にあります。 地域経済を支える地元企業、商店街・小売市場の活性化のためには、創業・起業、成 長分野への参入促進、設備投資、人材育成、海外展開や販路拡大など、多様なニーズに 対応した幅広い支援策をさらに強化することが不可欠です。 神戸の未来を担い、活力を生み出す若い世代に選ばれるまちの実現に向け、「神戸経 済の活性化」をはかるため、国・神戸市が一体となり、特に次の事項に取り組んでいく 必要があります。 (1)航空機産業クラスター形成に向けた支援 ○ 中小企業と大手メーカーとのビジネスマッチングや中小企業グループによる一貫生 産体制の構築、部品製造を担う高度人材の育成に対する支援 ・産学官連携による中小企業の受注拡大に向けた取組みの展開 ・大手メーカーのニーズに沿ったサプライチェーンの形成に向けた取組みの展開 ○ 兵庫・神戸地域における航空機産業特区の創設等の支援 (2)商店街・小売市場への支援 ○ 地域・まちなか商業活性化支援事業の対象事業の拡充 ・老朽化した共同施設の撤去を対象に追加 ○ 地域商店街活性化事業(にぎわい補助金)及び商店街まちづくり事業(まちづくり 補助金)の再実施 (3)真珠取引きの活性化に向けた取組みの推進 ○ 真珠取引きの活性化に資する財政的支援及び制度要件の緩和 ・真珠取引きの拠点施設の整備に対する財政的支援 ・展示会出展などにかかる財政的支援の継続 ・真珠の輸出入円滑化に向けた保税制度の要件緩和 (1)経済観光局 経済部 工業課長 平野 敦司(078-322-5331) (2)経済観光局 経済部 商業流通課長 古泉 泰彦(078-322-5336) (3)経済観光局 観光コンベンション部 ファッション産業課長 河端 陽子(078-322-5369) 14 Ⅴ.まちの活力の創出 3.大規模国際スポーツイベント開催等の推進 (内閣官房、総務省、文部科学省、国土交通省) 神戸も開催地に含まれるラグビーワールドカップ 2019 と関西ワールドマスターズゲ ームズ 2021、そして 2020 年の東京オリンピック・パラリンピックを含む 2019 年から 2021 年までの3か年は、世界から日本が注目を集めるゴールデン・スポーツイヤーズ と言われており、多くの外国人の方が日本を訪れることが期待されます。 大会の成功や日本全国に経済効果等を波及させるためにも、国際的に注目の高まるこ の期間を活かし、国・地方が一体となり積極的な広報・プロモーション活動を実施する など、国内外における機運醸成に向けた取組みが必要です。 (1)ラグビーワールドカップ 2019 神戸開催に向けた取組みの推進 ○ 普及啓発事業の促進及び開催都市分担金等に対する財政措置 ○ 神戸市御崎公園球技場における先進的な競技環境の整備及び改修にかかる事業費の 確保 ・社会資本整備総合交付金(補助率 1/2)の確保 ・スポーツ振興くじ助成金(toto)の確保 (2)東京 2020 オリンピック・パラリンピック開催効果を全国へ波及させる 取組みの推進 ○ ホストタウンに対する財政支援のさらなる充実 <神戸市のホストタウン登録> 英国(体操) ・オーストラリア(水泳) (3)関西ワールドマスターズゲームズ 2021 開催に向けた支援 ○ 大会準備・運営に対する新たな補助制度の創設 (1)~(3)教育委員会事務局 スポーツ体育課 国際スポーツ室長 (1)建設局 公園部 整備担当課長 原田 充(078-322-5429) 15 山田 裕之(078-322-6994) Ⅴ.まちの活力の創出 4.環境貢献都市KOBEの実現 (経済産業省、国土交通省) 平成 26 年に策定された国のエネルギー基本計画において「水素社会の実現」が掲げ られ、「水素・燃料電池戦略ロードマップ」に基づいて、次世代エネルギーとして水素 の利活用が進められています。 神戸市においても、水素サプライチェーン構築実証事業における公民連携や水素エネ ルギー利用システムの開発実証事業への参画など、水素エネルギーの利活用に関する取 組みを重点的に展開しています。 このような新しい時代を切り開いていくための先導的な取組みを、国・地方が一体と なり、積極的に進めていく必要があります。 (1)水素エネルギーの利活用促進 ○ 大規模水素エネルギー利用技術開発事業の継続 <水素サプライチェーン構築実証事業> 海外の未利用エネルギーを利用して液化水素を製造・貯蔵及び海上輸送し、日本で揚荷・供給 <水素エネルギー利用システム開発実証事業> 環境負荷を低減したエネルギー利活用システム(天然ガスと水素を燃料とするコージェネレー ションシステム)推進に向けた、公共施設への電気・熱供給システムの整備 ○ 水素サプライチェーン構築実証事業の施設整備にかかる支援 ・主な整備内容 岸壁整備(ドルフィン整備)、背後用地整備(地盤改良)等 (2)燃料電池自動車等の円滑な導入及び普及促進 ○ 燃料電池自動車、水素ステーション及び家庭用燃料電池(エネファーム)に対する 財政支援の継続 (1)~(2)環境局 環境貢献都市担当部長 米田 幹生(078-322-5281) (1)みなと総局 技術担当部長 山本 雄司(078-322-5676) 16