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共進化社会システム創成拠点

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共進化社会システム創成拠点
九州大学
「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」
共進化社会システム創成拠点
2014年2月24日(月)
Center for Co-Evolutional Social Systems
共進化社会システム創成拠点
Co-evolution
共進化とは?
Co-evolution
何を共進化させるのか?
・人と技術
・高齢者と若年者
・外国人と日本人
・平時と災害時
・個人の自由と公共の最適化
本日お話すること
1. 「共進化社会システム創成拠点」の
目指すもの
2. 社会実装の最初のターゲット:福岡市
3.「共進化社会」実現に向けた
実用化・社会実装のしくみ
10年後の日本が目指すべき3つの社会ビジョン
10年後の日本が目指すべき3つの社会ビジョン
ビジョン、課題抽出、バックキャスティング、出口戦略
“ビジョン3:
“ビジョン3:
活気ある持続可能な社会の構築”
活気ある持続可能な社会の構築”
からのバックキャスト
社会・都市問題か
らのシナリオ
横国大
九大
都市システムの課題
東大
ヒト/モノのモビリティの課題
既存シーズ・ニーズの潜在化
歩行者、
歩行者、自転車、
自転車、車、公共交通機関の混在
地球環境問題、防災問題
国際化、多様化、災害時の対応
都市システムの構造的限界
都市システムの構造的限界
交通システムの効率化、無駄の排除
エネルギーコストの課題
少子高齢化による社会コスト
の増加
化石燃料価格の上昇
省エネ・新エネビジネスの停滞
未来の社会像
未来の社会像
未来の社会像
誰もが主役として輝く
持続可能な社会
すべての人々がいきいきと活動し、
いつでも、どこでも自由に移動できる
持続可能で安心•安全な豊かな社会
安心・安全で豊かな
低炭素社会の創成
共進化社会システム創成拠点
3つの視点
1 ヒト/モノ
2 エネルギー
3 情報
ビジョン3
ビジョン3.
活気ある持続可能な
(Active Sustainability)
社会の構築
社会が変わる
活気ある持続可能な社会の構築
全ての人が、
いつでも、どこでも、
いかなる状況でも
安心して利用できる
安全なエネルギーシステム
都市OS
安心して利用できる
高効率・省エネの交通・物流システムや快適居住空間
革新的な社会基盤システムの構築:コンセプト
社会構造と人々のマインドをゼロからリニューアルする
革新的な社会基盤システムの構築
科学技術
イノべーション政策の検
討
情報
モビリティ
エネルギー
モビリティ
九大
九大・東大
東工大
スムーズな
社会実装
トランスポーテーション
マネジメントシステム
(TMS):横国大
ヒト/モノの
モビリティ
エネルギー
マネジメントシステム
(EMS):東大
九大
都市デザインと
移動体の新しい
ソリューション
サイバーフィジカルシステム
マネジメントプラットフォーム(CPS-MP):九大
産業数学の活用による
技術・社会イノベーション
現状・課題・目標:ヒト/モノのモビリティ
ヒト/モノのモビリティーの具体例
高効率・省エネのパーソナルモビリティシステム
都市OS
現状・課題・目標:エネルギーモビリティ
エネルギーモビリティーの具体例
「個人のモビリティ向け発電可能な「ポータブル・モバイル燃料電池」
現状・課題・目標:情報モビリティ
情報モビリティーの具体例
デジタルサイネージの活用、ネットワーク連携
革新的な社会基盤システムの構築:社会実装
多様なニーズに応え、社会を活性化する都市オペレーティングシステム
ヒト/モノモビリティ
の最適化
TMS
EMS
SA/PA
入退館ゲート
トンネル
グリーンパワーモ
デレータ
仮想都市モデル
スマート&マルチ
モータルシステム
都市OS
その他の
オープンデータ
センサーデータ
交通情報
エネルギー消費
航空管制
オフィスビル
空港
産地
農業用水路
SA/PA
農業
住宅
病院
マンション
商業複合ビル
EV
監視カメラ
医療
河川
橋
倉庫
駅
堤防
浄水場
ゴミ
処理場
車道
コンビニ
商店街
入退館ゲート
ESC
高齢化社会
電力消費
トンネル
高速道路
歩道
実世界
交通システム
市街地道路
フィードバック
パーソナルモビリティ
システム
ヒト/モノ/ロボット
共生型快適空間
「共進化社会システム創成拠点」の目指すもの
九州大学COIは、
「共進化社会」の基盤となる
都市オペレーティングシステム
をつくります
本日お話すること
1. 「共進化社会システム創成拠点」の
目指すもの
2. 社会実装の最初のターゲット:福岡市
3.「共進化社会」実現に向けた
実用化・社会実装のしくみ
社会実装の最初のターゲット:福岡市
アジアに近く、コンパクトな
都市構造の街・福岡
PHOTO:Fumio Hashimoto
提供:福岡市
コンパクトな都市構造
都市機能と陸・海・空の広域交通機能が半径3km圏内に集積
九州自動車道
西鉄
JR
国際コンテナ
ターミナル
ウォーターフロントエリア
福岡空港
コンベンション施設(右)
国際旅客ターミナル(左)
JR福岡貨物
ターミナル
福岡IC
WF
天神 博多駅
JR博多シティ
福岡空港
市営地下鉄
天神地区の商業施設
九州新幹線
福岡都市高速道路
西鉄
JR
九州新幹線
福岡都市高速道路
出典:2013年3月福岡市長プレゼン資料
アジアに近い福岡市の地理的優位性
◎博多港:国際乗降客数20年連続日本一
H23年乗降客数66万人
H24年クルーズ船寄港91回 約10万人
◎世界有数のアクセスを誇る空港
国際コンベンションの開催件数 3年連続 全国第2位
釜山まで最速2時間55分
アジア最大級のクルーズ船
総乗客定員3,840人
アジア中心に世界20都市に就航
地下鉄で都心から空港まで5分
人 流
国際RORO船を活用した東アジア海上高速グリーン物流網
博多~上海 週2便 約28時間
JR福岡貨物ターミナルに近接
スピード
低コスト
環境負担
低減
物 流
出典:2013年3月福岡市長プレゼン資料
世界からの評価
【英MONOCLE】
2012年 世界で最も住みやすい
25の都市ランキング12位
1位 チューリヒ
2位 ヘルシンキ
3位 コペンハーゲン
・
・
7位 東京
・
・
12位福岡
【国連ハビタット】
福岡をアジア100万都市の
開発モデルとして位置づけ
アジア太平洋地域事務所を
福岡に設置
13位香港 14位パリ 15位シンガポール
【米USA TODAY】
(大手旅行ガイドFrommer’s )
2012年に訪れるべき旅行先トップ10で
日本で唯一福岡がランクイン!
出典:2013年3月福岡市長プレゼン資料
都市の課題と問題
確実に来る将来への備えと、不確実な未来への対応
地球規模の環境変化
交通問題
少子高齢化
災害時対応
外国人のための国際化
福岡都市圏の生産年齢人口は減少
15~
~64歳の生産年齢人口は
歳の生産年齢人口は7万人減少
万人→157万人)。
万人)。
歳の生産年齢人口は 万人減少(
万人減少(164万人
万人
65歳以上の高齢者人口は
歳以上の高齢者人口は18万人増加
万人→63万人)。
万人)。
歳以上の高齢者人口は 万人増加(
万人増加(45万人
万人
万人
25
2010(H22)
65歳以上18.4%
2020(H32)
65歳以上24.8%
20
15
10
5
85-
80-84
75-79
70-74
65-69
60-64
55-59
50-54
45-49
40-44
35-39
30-34
25-29
20-24
15-19
10-14
5-9
0-4
0
歳
福岡都市圏の年齢別⼈⼝構成(2010-2020)
データ出所: 国⽴社会保障・⼈⼝問題研究所(中位推計)
福岡を舞台にした社会実装
九州大学が参画する福岡市・地元経済界の戦略機関
福岡市総合計画審議会(2012)
福岡地域戦略推進協議会
【長期ビジョン・基本計画策定】
【産学官民連携による将来計画協議】
出典:福岡地域戦略推進協議会資料
福岡市が取り組むスマートシティのビジョン
FUKUOKA SOCIAL VISION
利用者がスタイルに合わせて参加し・決められる新しい公共
FUKUOKA MOBILITY VISION
出張者
在住外国人
外国人観光客
目的地までの
最適な行き方が
すぐ分かる
People/Community
言語の壁を感じない
ストレスフリーな
移動ができる
人、価値観、コミュニティ
知らない土地でも
スムーズに目的地
に行ける
自分の能力を
活かして
地域活性できる
バス
自転車
混雑状況を予測して
マルチモーダル対応
ユーザごとに
必要な時に
街中で情報提供
Service/Technology
結節点ごとに
最適なモビリティ配置
モビリティ、サービス、技術
パーソナルモビリティ
タクシー
駅
病院
オフィス
展示会場
主要拠点間をつなぎ
アクセスしやすく
Environment/Infrastructure
環境、設備、インフラ
家
出典:福岡地域戦略推進協議会資料
スマートモビリティ社会サービスイメージ
出張者向けサービス
エリアクレジット
住民向けサービス
バスチャリコネクト
ICカード
スマートフォン
ベイエリア
⾃宅
天神
Aバス停
博多
シェアチャリ
ステーション
スーパー
単身者向けサービス
W定期
住民向けサービス
スムーズアクセスバス
W定期
急⾏バス
オフィス
⾃宅
⾃然
つり
タクシー
出典:福岡地域戦略推進協議会資料
社会実装のターゲット:福岡市
福岡市では
産官学一体となって
「持続性ある街づくり」に
取り組んでいます。
2016年ライオンズクラブ世界大会
(福岡市)
本日お話すること
1. 「共進化社会システム創成拠点」の
目指すもの
2. 社会実装の最初のターゲット:福岡市
3.「共進化社会」実現に向けた
実用化・社会実装のしくみ
九州大学伊都キャンパス
拠点体制
ヒト/モノの
モビリティ
ユニット
EMS
東大
サテライト
TMS
横浜国大
サテライト
エネルギー
モビリティ
ユニット
共進化社会
システム
創成拠点
イノベーション
ユニット
CPS-MP
ユニット
情報
モビリティ
ユニット
共進化社会システムイノベーションセンター予想図
数学モデルによる渋滞発生メカニズムの解明・解消
科学技術イノベーション(STI)政策研究の役割
サイエンスコミュニケーションの確立
イノベーションプロセスの研究
技術革新の社会的影響の研究
STI 政策に関する研究
学際的政策研究の推進
STI政策に関わる各種シンポジウム/ワークショップの開催
(社会デザイン、イノベーション政策、デザインマネジメント)
34
最終的な実用化までを見通した企業等の参画
37機関(4大学、7公共団体等、26
37機関(4大学、7公共団体等、26企業)
•
•
【申請機関名】
【参画機関名】
モヒ
ビト
リ ・
テモ
ィ ノ
の
情
報
モ
ビ
リ
テ
ィ
ー
モエ
ビネ
リ ル
テギ
ィ
数産
学業
T
M
S
【申請機関名】
【参画機関名】
横浜市
【申請機関名】
EMS
【参画機関名】
共進化社会システム創成拠点計画
第1フェーズ
第2フェーズ
第3フェーズ
H25年度 H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度 H31年度 H32年度 H33年度
2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
ショーケース
イベント
エネルギー
モビリティ
プラットホーム開発
東京
オリンピック
生活空間の構築・応用
要素技術・評価手法確立・材料開発
プロセス技術開発
情報
モビリティ
2020年7月24日
実証実験
デバイス技術確立・モビリティ用システ
ム検討
デバイス・ディスプレイのデモ
フレキシブル基板対応、有機半導体センシング、エネルギーデバイス試作・評価
製造装置事業立ち上げ
ディスプレイ・システム試作・デモ
CPS-MP
CPS&ビッグデータプラットホーム構築
CPS&ビッグデータプラットホーム発展
ユニット
実証実験
数理モデルシミュレーション
イノベーション
ユニット
TMS
サテライト
EMS
サテライト
科学技術イノベーション政策
SMMMシステム、ICTP、都
市デザイン手法の開発
SMMMシステム、ICTP、
都市デザイン手法の実験
SMMMシステム、ICTP、
都市デザイン手法の社会実
装
各種省エネルギー素材・システムの開発・
評価
日本版グリーンディールの制度設計と実
装
共進化社会システムの社会実装
ヒト/モノの
モビリティ
2016年6月24日
ライオンズクラブ
国際会議
(福岡)
「共進化社会」実現に向けた実用化・社会実装のしくみ
九州大学・伊都キャンパスでは
九州大学の総合力を活かして
研究開発・実証実験を行います
サテライト拠点、参画機関、自治体と
協力し「社会実装」を目指します
ご清聴ありがとうございました
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