...

12月 - 那覇市

by user

on
Category: Documents
33

views

Report

Comments

Transcript

12月 - 那覇市
発行:アースの会 2015 年 12 月(H27 年)
エコマール那覇プラザ棟ニュース NO.223
〒901-1105
南風原町字新川 641
( 電 話 ) 098-889-5396
(開館) 8:30~17:15(月~金)
(ファックス) 098-835-6253
10:00~15:00(第 2・第 4 土・日)
( e-mail) re-plaza@m1.cosmos.ne.jp
(休館) 第 2・第 4 以外の土・日、祝日、年末年始
(ホームページ) http://www.city.naha.okinawa.jp/kakuka/ haikibututaisaku/20141222purazatou.html
12月の講座
日
6
閉館
プラザ棟の講座を通して、ごみ減量・環境問題の取り組みにお役立てください。
月
火
水
木
金
土
5
1
2
3
4
閉館
7
8
9
10
11
12
◆再生工房
開館
「なんくるどうくるコーナー」について
布ぞうりや裂き織りコースターなど、ご自分で自分のペースで
体験したい方は、このコーナーをご利用下さい。説明用の DVD
の貸出もしています。ミシンの利用は、リメイク講座の補習の
方のみ使用できます。 (要予約)
13
開館
古着・古布で作る
布ぞうり(定員5人)
10 時~14時
・T シャツ5枚布
切ハサミ持参
14
リメイク講座
15
刃物の研ぎ講座
①(3回講座)
10 時~12 時
(無料)定員 10 人
(無料)定員 10 人
古 着 でモ ンペ 作 り
包 丁 ・ハ サミ 持 参
10時~12時
・ハトロン紙、古着、
裁縫道具持参
・ヒモ代30円
20
閉館
21
22
16
17
リメイク講座
②(3回講座)
古 着 でモ ンペ 作 り
10時~12時
生ごみ減量と
処理講座(無料)
14時~15時
初心者対象
・水を切った
生ごみ持参
23
閉館
天皇誕生日
古布を使った
お正月飾り
10 時~13時
(無料)
定員 10 人
裁縫道具持参
24
◆再生工房
家具抽選会 (第2回目)
家具抽選会
(第1回目)
古着・古布の藍染め
講座(定員10人)
10時~12時
200g程度の
古着で 300 円
18
リメイク講座
19
閉館
③(3回講座)
古着でモンペ
作り
10時~12時
25
古着で作る
布ぞうり
午前 11 時 50 分頃(定員5人)
9時~13時
に行ないます
・T シャツ5枚
布切ハサミ持参
・ヒモ代 30 円
26
開館
簡単リサイクル講座
(無料) 10 時~12時
裂き織りコースター、廃
油石けん、牛乳パッ
クでハガキ作り
合同見学
13 時~15 時
エコマール那覇
①リサイクル棟
②プラザ棟
27
開館
28
閉館
29
閉館
30
閉館
31
閉館
館内清掃の為
臨時休館
・電話対応は
行ないます
■リユース市(資源化物衣類の中からスタッフが選り分けたものを販売します。)
・オープン時間:月曜日~金曜日:午後 1 時~3 時
第4日曜日
:午前 10 時~12 時
■再生工房(再利用可能な家具の展示販売)
・見 学:開館時間中は、いつでも見学ができます。
・抽選会: 12/11(金)と 12/24(木)
※両日とも午前 11 時 50 分頃
※再生工房の抽選会(2 回目)は、譲受者の引取期間を確保する
ため、日程を変更しました。
■講座参加に関するお願い■
◎講座受付は那覇市内在住・在勤の方を優先します。
(市外の方は、同じ月に受講できる講座は2講座までです。)
◎各講座は、講座の2週間前からの受付です。
◎キャンセルの場合は必ずご連絡下さい。
◎準備・片付けのご協力をお願いします。
【休 館 日】12 月 28 日(月)~1月3日(日)
【業務開始】1月4日(月)
よしみじいちゃんのお知恵拝借
その17
=よしみじいちゃん、燻製器を作る=
最近は、自宅で肉や魚の燻製を作る人が増えてきました。自分で作ったベーコンは、
何とも言えない香ばしさで、やみつきになる人も多いそうです。
普通は、自宅にある深鍋やフライパン、市販の燻製器で、肉や魚をいぶすのですが、
よしみじいちゃんは、自分で作っちゃいました。
(
「作った」というより、
「作っちゃいました」
という表現が合っています。
)
よしみじいちゃんの身近な人たちで、偶然に手作りベーコンや燻製器の話が重なり、
「自分で燻製器を作ってみよう!」とひらめいたそうです。もちろん、材料は身近なものを考
えました。
まずは、本体。大抵の燻製器は寸胴鍋タイプのものなので、その形に合うものが、たまたま
よしみじいちゃんの家にあったのです。それは、娘さんの家で不用になった灯油タンク。
しっかりした作りなので、安心してスモークできます。そして、フタの部分と脂を受ける底
の部分は、なんとステンレスのお皿を使っています。皿の入手先も、聞いてびっくり。海洋博
で繁盛していたレストランが閉店の際、食器類を販売した時に購入したお皿だそうです(古い
ものを大切に保管してるんですね)足の部分や蓋の取っ手などの各部品は、ステンレスの切れ
端を利用しました。
金属なので、溶接をして組み立てるのですが、専門的な仕事は知り合いの鉄工所の方にお願
いし、細かい箇所は、すべてよしみじいちゃんの手で行いました。
「燻製器の話を聞いた」→「手作りベーコンを食べたい」→「燻製器を作る」→「材料は自前
で調達する」→「1週間で見事に完成させる」
・・・好奇心旺盛な 78 歳のよしみじいちゃん。
さて、ベーコンのお味のほどは?(よしみじいちゃん特製の燻製器は、プラザ棟2階に展示
してあります。
)
■沖縄タイムス住宅新聞に、よしみじいちゃんのリペア術を紹介した
『よしみじいちゃんの「R」な暮らし』が連載中(毎月第2金曜日に掲載)
T シャツって、とても重宝。いろいろなものに再利用できる!
資源化物衣類の中でも、とにかく量が多い T シャツ。その多くは、シミがついていたり、襟ぐりが
ダラ~ンと伸びてしまったり、と衣類としては着られないものが目立ちます。でも、T シャツの生地自
体は、とてもしっかりしているので、着用には適さない T シャツもリメイクの材料としてとても価値
があります。そこで、プラザ棟では、そのような T シャツを「裂き織りコースター」や「布ぞうり」
の材料として利用したり、そのハギレは雑巾としても使っています。また、リユース市では、野良着
(作業着)としても販売し、T シャツをとことん利用することを心がけています。
最近、T シャツ生地には、さらなる利用価値があることを知りました。11 月 22 日(日)に行われた
県の環境フェアで紹介された T シャツバッグ作りがきっかけです。必要な箇所をハサミで切れば、と
てもキュートなトートバッグが出来上がるのです。思い出が詰まった古い T シャツも、バッグに変身
させることで、また新たな形で利用できます。
インターネットで色々調べてみると、T シャツでクッションも出来るし(上下を縫い、綿を入れるだ
け)
、ヘアバンドやアクセサリーも出来ます。平成 27 年 1 月号でも紹介し、プラザ棟にも飾ってある
「ネコハウス」も T シャツの再利用です。裂いて紐状態を作っておけば、バスケットや敷物、プラン
ターハンガーの材料として使えます。T シャツ生地は、伸縮性もあり、肌ざわりもいいです。生活のあ
らゆる面で利用できる優れものですよ。
今回は、とっても簡単な T シャツバッグの作り方を紹介します。
■沖縄の昔あれこれ■
26回目
モノが無くても工夫して楽しんで暮らしていた古き良き時代、その時代に生きたプラザ棟
スタッフの、今だから語れるエピソード。今回も先月に引き続き、裕ちゃんが幼いころ住んで
いた石垣島で、一緒に住んでいたおばあちゃんの話。
(裕ちゃんは、リユース市の担当です。)
=お金がかからない暮らし=
石垣島での祖母の暮らしぶりは、今でも私の脳裏に焼き付いています。祖母の家には、土間が
あり、そこにはかまどがあって、ごはんは羽釜で炊いていました。羽釜で炊くごはんって、今では
ごちそうですよね。私は、炊いたごはんの下にこびりついているおこげを食べるのが好きでした。
少し残ったごはんは、水で洗って粘り気を取り、干して乾燥させ、干飯(ほしいい)を作ってい
ました。これは、保存食になり、水やお湯を注げばまた元の通りのごはんになります。
残りごはんは、衣類の糊付けの材料にもなりました。おかゆ状にしてその液体部分を衣類に浸し、
アイロンをかければ、衣類がパリッとするのです。今では、手軽に衣類の洗濯糊を買うことができ
ますが、お米のデンプンを上手に利用した時代でした。
庭には、アロエや薬草も栽培していて、ちょっとした病気や怪我は、庭から採ってきた薬草で
治しました。あの頃は、家にあるものを使い、お金を必要としない暮らしだったのです。
今の私の生き方の原点になった、祖母の暮らし。いつか祖母と同じような暮らしをしてみたい、
と夢見ているところです。
「衣装のレンタル」
利用者の幅が広がる!
資源化物衣類から、着物やドレスなどを選別し、
イベントなどの衣装として貸し出しするようにな
って、早4年目。
学習発表会や結婚式の余興、デイケアなどの発
表会、市民劇などに利用されています。その中で
も、スタッフが密かにワクワクしているのは、現
在県内で撮影中の映画の衣装としての貸し出し。
この映画が上映されたら、「どれがプラザの衣
装?」と探してしまうかも。まさか、プラザ棟の
名前がエンドロールにも出たりして?と思いまし
たが、(多分出ないでしょうね。)
このレンタル衣装の特徴は、昔の人が着ていた
古い衣類があることです。資源化物衣類には、昭
和の時代に使っていた衣類も多く、レンタルコー
ナーで大切に保管しています。
また、民族衣装や色々な職業のユニフォームも
あり、10 月はハロウィンの衣装としても、大活躍
しました。11 月は、鳥取県と東京の小学校からの
依頼で、昔の農村の人の服と戦時中の人の衣装を
貸し出しました。全国的にも珍しいこの取り組み、
口コミやインターネットを通して、利用者の幅が
広がっています
~見学対応
今日このごろ~
夏休みが明けて、9 月までは小学校の見学対応で忙
しい時期なのですが、10 月以降は地域の団体や個人、
デイケアなどの施設の皆さんの見学対応に移って来
ています。
近頃の見学で、特に印象に残っているのは、沖縄に
研修にいらした外国の方々です。
リサイクル棟では、細分化された資源化物の分別や
圧縮作業を熱心に見入って、自国との比較をしながら
質問をする人もいました。
プラザ棟では、リユース市や再生工房の取り組みに
感動したり、衣類と食器のレンタルの仕組みについ
て、非常に関心を持ったりしていました。
南米からの見学者は、女性用の生理用布ナプキンに
関心が集まりました。そのグループの中に、先住民族
の方がいたのですが、通訳の方によると先住民族の人
たちにとって、布ナプキンはとても重要なものだとい
うことを聞きました。女性用布ナプキンは、ごみにな
らないという観点のほか、布ナプキンを自分で洗うこ
とで、自分自身の体調を管理できるメリットもありま
す。今でも、自分たちのライフスタイルを大切にし、
環境と体にやさしいものを大切にする先住民族の暮
らしを、見学対応を通して知りました。
その他、風呂敷でマイバッグを作った時は、歓声を
あげて喜ばれました。外国の方の見学は、対応する側
にとっても非常に勉強になります。
今年もあっという間に、1 年が過ぎました。
3 階では講座開催・リユース食器貸し出し・衣類レンタル、2 階では、リユース市・再生工房と
たくさんの方々に利用いただきました。今年は、講座やリユース市の参加者の中で、再利用を
日常見かける環境問題
№123
絵・文 奥山 仁志(環境部クリーン推進課)
楽しむ仲間の輪が広がった年でもありました。
プラザ棟事業をサポートしてくださる方々に感謝し、来年も市民の皆さまに役立つ情報発信
や実践活動を楽しみながらやっていきたい、と思います。
来年もよろしくお願い致します。
(スタッフ一同)
日常見かける環境問題
№123
絵・文 奥山 仁志(環境部クリーン推進課)
先月、電気炊飯器が、まだご飯が炊き上がる前に急に動かなくなり、今はガスで炊いたご
飯を食べている。 蒸らしまで入れると30分ぐらい。
火を止めた時から冷め始めるのが、残念なところなのだが、意外と簡単。しかし、炊飯器のあり
がたみが、しみじみとわかった。
エコマール那覇プラザ棟では、ごみ減量
のためにさまざまな活動をしています。
・環境講座、イベント開催
・ごみ処理施設見学対応
・エコイベント推進のためのリユース食器貸し出し
(イベントの容器ごみ削減のために、貸し出ししています。
)
*衛生的に管理するため食器洗浄機で高温洗浄しています。
そのための洗剤代をご負担していただきます。
・学習発表会等への衣装レンタル
(資源化物衣類の再利用)
・リユース市(古着・古布の販売)開催
・環境書籍の貸し出し
・環境に関する情報の展示・相談
・生ごみ処理実践、生ごみ堆肥を利用した植栽管理
・再生工房の管理
*再利用可能な家具の展示販売*市民からの家具の持込みも受付けしています。
(再生工房専用 HP)http://ecmnaha.info/
「再生工房」
「エコマール那覇」と検索すれば出てきます。スタッフのブログ「再生工房の日々」と
「よしみじいちゃんの作業日記」も更新しています。
プラザ棟ニュースは再生紙を使用しています
☆「エコマール那覇プラザ棟」の啓発部門は「アースの会」が受託運営しています。
☆「アースの会」は地球環境に負担をかけない暮らしの情報発信やグリーンコンシューマー(環境
市民)を増やすための活動をしています。
Fly UP