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子宮頚がんとは HPV(ヒト・パピローマウイルス)とは 子宮頚がん予防
京丹後市立弥栄病院 平成22年7月発行 ● 子宮頚がんとは 子宮にできるがんには子宮の出口にできる子宮頚がんと子宮の 奥にできる子宮体がんがあります。 そのうちの子宮頚がんはHPV(ヒト・パピローマウイルス)という ウイルスの感染が原因と言われています。 ● HPV(ヒト・パピローマウイルス)とは HPVには100以上の型があり、そのうち高リスク型と呼ばれる10 数種類の型が子宮頚がんの原因になると考えられています。 またそれとは別に低リスク型と呼ばれるタイプがあり尖圭コンジ ローマといういぼの原因になるものもあります。 5人に4人が感染!? HPVは性行為(セックス)で感染しますが、特別なことではなく誰 にでも感染する可能性があります。 性交経験者の50~80%は少なくとも一度はHPVに感染すると 言われています。 しかし、ほとんどの人が自然に消失します。 ● 子宮頚がん予防ワクチンって? 子宮頚がんの原因として最も多いHPV16型と18型の感染を 予防するワクチンです。 ● 接種時期・スケジュールは? 10歳以上の女性に3回接種します。 1回目 2回目 3回目 (1ヶ月後) (6ヶ月後) 性交開始年齢前から接種開始するのが最も効果的です。 海外では12歳前後の女子に対して接種されています。 ● 費用は? 今のところ、公費負担にはなっていませんので、全額自費負担になります。 病院・診療所によって費用はさまざまですが、当院では1回15,750円です。 ● 接種方法は? 産婦人科外来で予約を承ります。詳細はお尋ね下さい。 ● もう子宮がん検診はしなくていいの? ワクチンを接種しても検診は受けてください。 HPV16型・18型以外の型のHPV感染やほかの原因でできる子宮頚がんもあります。 熱中症について * 熱中症とは 熱中症とは、体の中と外の“あつさ”によって引き起こされる、様々な体の不調で あり、専門的には「暑熱環境下にさらされる、あるいは運動などによって体の中でた くさんの熱を作るような条件下にあった者が発症し、体温を維持するための生理的な 反応より生じた失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまでの、連続的な病態」 とされています。 熱中症は、熱波により主に高齢者に起こるもの、幼児が高温環境で起こるもの、暑 熱環境での労働で起こるもの、スポーツ活動中に起こるものなどがあります。 * 熱中症対策 1.暑さを避けましょう ・ 日かげを選びましょう。 ・ すだれ・カーテンなどで直射日光を防ぎ、風通しを 良くしましょう。 2.服装を工夫しましょう ・ 汗を吸って服の表面から蒸発させることができるも のを選びましょう。 ・ 吸汗・速乾素材や軽・涼スーツを活用しましょう。 3.こまめな水分補給 ・ 体温を下げるためには汗をかくことも大事です。 汗で失った水分や塩分を適切に補給しましょう。 4.急な暑さに注意しましょう ・ 急に暑くなった日に屋外で過ごした人や久しぶりに 暑い環境で活動した人は熱中症になりやすいです。 暑さには徐々に慣れるように工夫しましょう。 5.暑さに備えた体作り ・ 日頃からウォーキングなどで汗をかく習慣を身につ け、暑熱順化しましょう。 6.体調管理をしましょう ・ 脱水状態・二日酔い・食事抜き・睡眠不足は避けま しょう。 ご自宅で介護をされている方へ 弥栄病院では 訪問診療・訪問看護 を実施しています。 お悩みやお困りのことがございましたら、ご相談に応じますので、 下記までご連絡下さい。 地域医療連携室 ℡:0772-65-2437 いっしょに働きませんか? お問い合わせは当院管理課 TEL:0772-65-2003 まで ☆ 奨学金制度もあります ☆