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豊橋市 通学路交通安全プログラム
豊橋市 通学路交通安全プログラム ∼通学路の安全確保に関する取組の方針∼ 平成 28 年 12 月(改定) 豊橋市通学路安全対策連絡協議会 0 1.プログラムの目的 本市は、通学路の安全対策として、これまで指定通学路一斉点検(以下「一斉点検」とい う)を隔年で実施してきており、関係機関との連携体制を構築してきました。 そのような中、平成24年全国で登下校中の児童生徒が死傷する事故が相次いで発生した ことから、安全教育の充実に向け、 「安全教育の手引き」を作成し、交通安全指導の徹底を 図ってきました。それとともに、引き続き通学路の安全確保に向けた取組を行うため、「豊 橋市通学路交通安全プログラム」を策定しました。 今後は、本プログラムに基づき、関係機関が連携して、児童生徒が安全に通学できるよう に通学路の安全確保を図っていきます。 2.通学路安全対策連絡協議会の設置 関係機関の連携を図るため、以下をメンバーとする「通学路安全対策連絡協議会」を設置 しました。本プログラムは、この協議会で議論し、策定しました。 ・豊橋市教育委員会 ・豊橋市建設部道路建設課 ・豊橋市建設部道路維持課 ・豊橋市文化市民部安全生活課 ・豊橋警察署交通課 ・東三河建設事務所維持管理課 ・東三河建設事務所道路整備課 ※必要に応じて、学識経験者(アドバイザー)の助言等を受けます。 3.取り組方針 (1)基本的な考え方 継続的に通学路の安全を確保するため、一斉点検を継続するとともに、対策実施後の検証 を実施し、対策の改善・充実を行います。 これらの取組をPDCAサイクルとして繰り返し実施し、通学路の安全性のさらなる向上 を図っていきます。 1 【通学路安全確保のためのPDCAサイクル】 豊橋の取組におけるPDCAサイクルの考え方 ○隔年で一斉点検を行い、中間年は検証および対策の年度と位置付けて、2年間を1サ イクルとして考えます。 2年1サイクルの取組(イメージ) 保護者,自治会等と連携 した通学路点検 安全主任会で、次回 一斉点検の説明 【1年目】 一斉点検実施年度 Plan ○一斉点検の実施 ・改善要望等の集約 ・各管理者で対策の検討 ・対策結果説明会 Action Do ○対策の実施 ○対策・点検の改善・充実 ・対策事例の紹介による改善 ・次回一斉点検の改善検討 ・各管理者で連携を図り 実施(これ以降随時) ・安全主任会にて総括 Check ○対策の検証 ・状況再確認、安全指導等 ・有効性等の把握 【2年目】 中間年度 対策検討箇所に ついて対応協議 対策の進捗は、次回 一斉点検にて確認 ※必要に応じてアドバイザーの助言等を受けます (2)定期的な一斉点検・・・・・Plan ○点検方法等の検討・確認 ・市内の全小中学校を対象に、2年に1回、一斉点検を実施します。 ・通学路安全対策連絡協議会において、より効果的な点検方法等について、検討及び確認 を行います。 ○各小中学校における一斉点検の実施 ・通学路安全対策連絡協議会の内容をもとに、豊橋市立小中学校安全主任会(以下安全主 任会)において、市教育委員会、豊橋警察署、道路管理者が一斉点検の方法や具体的な 対策事例について説明します。 ・安全主任会で説明した後、小中学校ごとに保護者及び自治会等と連携して、約1か月間 で一斉点検を実施します。 2 ○各小中学校における点検結果等の報告 ・各小中学校で、点検結果をとりまとめます。 ・各小中学校で、危険箇所に対して、改善する要望事項をとりまとめます。 ・とりまとめた点検結果及び改善要望を、各小中学校から市教育委員会へ報告します。 ○各小中学校からの点検結果等の集約 ・各小中学校から報告された危険箇所や改善要望のすべてを集約し、通学路安全対策連絡 協議会で、要望内容を確認します。 ○管理者による対策の検討 ・すべての要望箇所について、担当の管理者ごと現地調査を行い、対策を検討します。 ・管理者による対策案を市教育委員会が集約します。 (3)対策の説明・・・・・Plan ・中学校ブロック単位で学校の安全担当者を集め、あげられた要望箇所について、各学校 に対して箇所ごと各管理者の考える対策内容を回答し、関係者間で協議します。 ・中学校ブロック間で協議を行うことで、隣接する小学校及び中学校が互いの要望、対策 内容を共有します。 (4)対策の実施・・・・・Do ・各管理者で安全対策を実施します。実施にあたり、対策が円滑に進むよう、管理者間で 連携を図ります。 ・多面的な対策検討が必要な箇所(以下「対策検討箇所」という)について、対応を協議 し、必要に応じて現地立会い等を行います。 ・安全主任会にて、一斉点検の総括を行います。 (5)対策の検証・・・・・Check ・対策内容の進捗については、次回一斉点検において確認をします。 ・一斉点検の危険箇所や改善要望について、各小中学校は通学路の状況再確認及び安全指 導等を行います。 ・各小中学校にて、対策が実現している場合の有効性や、実現していない場合の安全確保 等について把握します。 3 (6)対策及び点検の改善・充実・・・・・Action ・安全主任会にて、対策の事例を紹介して共有し、各小中学校の改善策の参考にします。 ・一斉点検の手法を検証するとともに、次回に向けて改善を検討します。 ・対策検討箇所について、対応を協議し、必要に応じて現地立合い等を行います。 4.箇所一覧表について ・小中学校ごとの点検結果や対策内容については、関係者間で認識を共有するために、学 校ごとの「対策一覧表」を作成します。 ・中学校ブロック単位に「対策一覧表」を公表し、隣接する小中学校の連携を図ります。 4 通学路交通安全プログラムの流れ 【一斉点検実施年度】 月 概ねの内容と時期を記載 4月 5月∼ 7月 8月 Plan 内容 Plan ・安全主任会●■○◎☆ Plan Plan ・点検実施方法等の方 ・交通安全講話 ・一斉点検結果等の報告○ ・改善要望に対する対 針の検討・確認 ●■▲◎☆ ●■○◎☆ ・一斉点検実施依頼● ・点検結果等の集約● 策結果説明会 ・対策の検討■▲◎ ●■▲◎○ ・一斉点検の実施○ 月 9月 Do ・対策検討箇所につい 内容 ての対応協議 ●■▲◎☆ ・対策実施(これ以降、 随時)■▲◎○ 10月∼ 12月∼ Do ・対策検討箇所につい Do て、必要に応じて、 ・安全主任会●○☆ 現地立合い ●■▲◎ (一斉点検についての総括) − ○☆ 【中間年度】 月 − 概ねの内容と時期を記載 4月 5月∼ 6月 8月 Check Check ・安全主任会●■○◎☆ ・状況再確認及び安全指 内容 導等の方針の検討・確 (各校による対策事例紹介) ・状況再確認及び安全指 導等の依頼● 認 ●■▲◎☆ ・状況再確認及び安全指 Check ・状況再確認等を行い、 対策の有効性等の把 握●■▲◎☆ Action ・一斉点検の検証 ●■▲◎☆ 導等○ 月 9月 12月 Action Action 内容 10月∼ ・次回一斉点検に向けて 改善検討●■▲◎☆ ・対策検討箇所について、 必要に応じて、現地立 合い●■▲◎○☆ 実施者 ●教育委員会 ■道路管理者 ▲交通安全担当課 ◎警察 ○各小中学校 ☆学識経験者等アドバイザー(必要に応じて) 5 − Action ・安全主任会●○☆ (次回一斉点検の説明) − 平成 26 年 12 月策定 平成 28 年 12 月改定 6