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正規ディーラーストックヤードの
勢力図
探しやすいのは現行型のメガーヌ
Renault
まずはルノー正規ディーラーの状況からお伝
ヌは140万円前後から探せるもようだ。2.0は
えしよう。取材に赴いたのは、今年4月にオープ
1.6の20∼30万円前後高が目安になる。ツーリ
あるはずですよね。購入にはいたらずとも、新車や中古車の展示場を見
ンしたルノー東京有明だ。日産ディーラーと同じ
ングワゴンやグラスルーフ・カブリオレは僅かな
敷地内で営業する店舗が多いなか、ルノーだけ
がら流通しているものの、まだ割安感はなく新
てまわった経験のある方も多いはず。ところが、フランス・ブランドとなる
を独立して販売している東京屈指のメガ・ディー
車と天秤にかける状況。ルノースポールは200
ラーである。
万円台後半から300万円前後、注目のカングー
クルマ好きなら、ドイツ／イタリア車のディーラーには足を運んだことが
とどうです？ 縁遠い存在だったのではないでしょうか。ただし最近は、特
展示場には、デモカーアップの走行数千km
は150∼170万円付近が平均価格帯だ。新世
の現行メガーヌやルーテシア、人気のカングー、
代コンパクトのルーテシアは160∼175万円前
マニア垂涎の先代ルーテシア・ルノースポール
後がボリュームゾーンとなる。ちなみに、いまも
ドイツ車なみの販売ネットワークと中古車の流通量を誇っていますし、
までが室内／屋外に整然と並べられていた。担
高い人気を誇る先代ルーテシア・ルノースポー
当者は常時20台前後の認定中古車をストック
ル（クリオRS）
は、100万円の予算があれば充
ルノーとシトロエンも急ピッチで拠点の数と中古車の量を拡大。何と言
していると話す。予想通り中心になっているの
分ということだから、狙っている方はとりあえず
は現行型のメガーヌで、取材の日は様々なボデ
電話で予約を入れておくことがオーナーへの近
っても導入されるモデルがバラエティ豊かになったことが大きいです。そ
ィカラーをまとった9台が展示場を飾っていた。
道となるだろう。
さらに、ルーテシアが4台、カングーが2台、残
ルノーの認定中古車はようやく各モデルが出揃
う、ひと昔前のように2CVとAXとBXだけ、みたいなことはないのですか
りはグランセニックや先代モデルなどで構成さ
ってきたという創成期にある。ただし、今後は急
れている。どのモデルも需要が供給を上回る状
速に市場規模が拡大していくと予測できるから、
況が続いていて、スポーツモデルやカングーな
正規ディーラーの展示場から目が離せそうもない。
に都市部においてその勢力を拡大しています。例えばプジョーはすでに
ら。展示場には、コンパクトカー、スポーツカー、ステーションワゴン、ミ
ドルクラスセダンが……、
とりあえずちょっと覗いてみることにしましょう。
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どは特に動きがはやいようだ。
さて、現行型の相場を紹介しておこう。メガー
Text：野田義彦／Photo：五條伴好
取材協力＝ルノー東京有明 Tel.03-3527-5656
買い得感の高いプライスボードが掲げられていた05年式のメ
ガーヌ1.6。走行1.3万kmで148万円。佇まいには価格以上
の高級感がある。
人気のカングー1.6はめったに流通することがない。この
貴重な04年式のコスミックグレー号は走行1.7万kmで
158万円。
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