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Oracle WebCenter Content:レコード管理

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Oracle WebCenter Content:レコード管理
エンタープライズ・コンテンツ管理(ECM)データシート
Oracle WebCenter Content:レコード管理
普及しているレコード管理
おもな機能
 レコードの一元管理 – 使いやすい
Webインタフェースと拡張デスクトッ
プ統合
 連携の取れたレコード管理 – 他のリ
ポジトリにポリシーを拡張して、フェ
デレーテッド検索および検出を実現
 物理レコード管理 – 容量の管理、
バーコードの印刷とスキャン、レコー
ドの移動/追跡の管理
 収集するコンテンツを検出段階で凍結
 破棄のトリガー(システム定義イベン
トまたはユーザー作成イベントおよび
トリガーに基づく)
 宣言されたレコードの変更または削除
を禁止
 “法的な保持”の適用(破棄処理のス
ケジュールを実行しない)
おもな利点
 優れたユーザビリティ – DoD
5015.02 v3のすべての記述に完全準拠
した、拡張性の高い電子および物理レ
コード管理に加え、使いやすい一元管
理コンソールを備えているため、エン
タープライズ内のどこにおいてもすぐ
にコンテンツの保持、破棄、および検
出が可能
 コストの削減とリスクの軽減 – 古い
コンテンツを削除して、検出コストお
よびストレージ・コストを削減しつつ、
保存方針と規制に準拠
 ホット・プラガブル – オラクル製/
サード・パーティ製のリポジトリ、セ
キュリティ、およびエンタープライ
ズ・アプリケーションをサポートする
レコード管理をすぐに使用可能
増え続けるコンプライアンスに関する法律と、訴訟にかかる多額の費用を
考慮すると、コンテンツを正しく管理し、アクセスしやすいものにするこ
とは、企業にとって非常に重要です。コンテンツを管理するだけでなく、
不要なものを適宜破棄することが求められています。Oracle WebCenter
Contentでは、情報の保存と破棄の両方が可能で、企業はすべてのエンター
プライズ・コンテンツに対して、1つのアプリケーションからレコードと
保存方針を定義、管理、実行できます。Oracle WebCenter Contentでは、コ
ンテンツとビジネス・レコードの作成、宣言、分類、保存、および破棄を
制御でき、コンプライアンスの改善、訴訟リスクの低減、およびストレー
ジ・コストの削減などの効果がもたらされます。
エンタープライズ全体での一貫したレコードおよび保存管理の適用
レコード管理は、倉庫での物理的なレコードの管理から始まり、異種システムを対象
とした、デジタル資産、電子メール(およびその添付ファイル)
、共同プロジェクト、
Webコンテンツなどの管理が含まれるようになりました。このため、レコード管理の
タスクは非常に複雑になっています。Oracle WebCenter Contentの拡張性と柔軟性に優
れた機能により、レコードおよびライフ・サイクル管理ポリシーを組織全体に体系的
に適用できます。中央ポリシー・エンジンがすべてのレコードのスケジュールと保存
方針を定める単一ソースとなり、レコード管理者は、日常的に使用されるビジネス・
コンテンツに対して、単一の環境から情報を制御および管理し、保存方針を設定でき
ます。
実質的にすべてのアプリケーションでのレコード管理および保存の適用
Oracle WebCenter Contentが備える統一されたレコード管理機能は、Webサイトのコンテ
ンツ、電子ドキュメント、デジタル資産、画像など、Oracle WebCenter Contentに保存
されている高い価値のあるすべての情報を対象とします。そのような機能により、
Oracle WebCenter Contentは完全なエンド・ツー・エンドのシステムとして特異な役割
を果たし、ドキュメントの作成、改訂版やアーカイブ版の取得、さらに破棄までを含
めた、ドキュメントのライフ・サイクル管理を実現します。
Oracle WebCenter Contentには、レコード管理機能を他のリポジトリやアプリケーショ
ンに拡張するアダプタとしての機能もあり、企業はレコードの管理ポリシーや管理手
順をリモートのリポジトリ(ファイル共有、コンテンツ管理システム、電子メール・
アーカイブなど)のコンテンツに適用できます。このようなアダプタ・フレームワー
クにより、企業はコンテンツをOracle WebCenter Contentに移動するか、ネイティブ・
リポジトリのレコードを“インプレース”で管理するかを選択できます。あらかじめ
用意されたアダプタ機能により、電子レコードと物理レコードの管理に必要な通信を1
箇所で行い、ファイル計画の管理と適用、法的な保持の一元化、破棄処理と検出の実
行、および監査証跡や破棄証明書の提供に対応します。
以下のシステムもサポートされています。
1

Microsoft SharePoint 2007および2010

Symantec Enterprise Vault
ORACLE DATA SHEET

EMC Documentum

IBM FileNet

ファイル・システム
加えて、Oracleのアダプタが搭載するオープンAPIにより、拡張が容易になり、他のア
プリケーションやリポジトリと統合できます。
図1 Oracle WebCenter Contentが提供する、コンテンツの保存と破棄、および監査を適用するための単一
インタフェース
直感的な保存管理および電子情報開示機能
Oracle WebCenter Contentには、すべての保存スケジュール、破棄アクション、および
監査履歴を表示する単一のビューがあります。これによって、レコードを認識および
宣言するプロセスが容易になります。この方法で企業は法令と企業内ポリシーを遵守
できます。Oracle WebCenter Contentは、有効期限、使用方法、ビジネスに特有のイベ
ントなどの基準に基づいて、保存方針をコンテンツに適用します。
また、Oracle WebCenter Contentが適用する保存方針により、法的開示が危機回避のた
めの高コストの手続きではなく、予測可能なビジネス・プロセスとなります。コンテ
ンツは継続的にカタログ化され、法令、規定、または業務的理由で必要とされる間、
保持されます。また、Oracle WebCenter Contentによって、コンプライアンスおよび法
的チームはコンテンツに対して訴訟または監査保持を適用でき、保持に必要な情報の
偶発的または意図的な削除を防止できます。
図2 電子情報開示を目的とするコンテンツの容易な特定と確認
2
ORACLE DATA SHEET
おもなレコード管理認定
製品情報
Oracleのレコード管理機能は、Oracle
WebCenter Contentの一部として提供さ
れています。以下の機能が含まれています。
 ドキュメント管理
 ドキュメントのイメージ化
 コンテンツ公開
 また次の製品の使用制限付きライセン
スが含まれています。
 Oracle Information Rights Management
 Oracle Business Process Management
Oracle WebCenter Contentは、米国国防総省(DoD)5015.02バージョン3に完全に準拠し
ています。また、ベースラインのレコード管理、機密レコード管理、情報公開法およ
びプライバシー保護法の仕様要件に準拠しています。そのため企業は、レコード管理
を配置して、全面的に使用できます。また、レコード管理者は標準搭載されている機
能を使用して、カスタマイズされたサービスの必要性を排除できます。
おもな利点
Oracle WebCenter Contentを使用するユーザーには、レコードおよび保存管理において
次のような利点がもたらされます。

容易な使用とアクセス – Webブラウザから事実上あらゆる形式(Microsoft
Office、コンピュータ支援設計の図、Visioのダイアグラムなど)のファイルへの
アクセスやファイルの確認が可能であり、ファイルをさまざまな形式(HTML、
XML、およびPDF/Aなど)に自動的に変換することで、コンテンツを特定のユー
ザーが長期間利用できるよう、アーカイブします。

コンテンツの宣言と分類 – 管理者は、レコードのカテゴリ数やフォルダ数の
制限なしにファイル計画を作成したり、破棄スケジュールを割り当てたりでき
ます。また、コンテンツがいったんレコードとして宣言された場合に変更や削
除を禁止したり、ドキュメントが追加されたとき、修正されたとき、またはレ
コードとして宣言されたときに通知を受け取ったりできます。さらに、ユーザー
は適切なレコード・カテゴリやフォルダにレコードを割り当てることで、レコー
ドを宣言できます。

容易な監査と確認 – 管理者は、システム定義イベントおよびユーザー定義の
トリガーの両方に基づいて、破棄を開始できます。管理者はまた、破棄処理の
スケジュールが実行されないように、レコードを保持しておくこともできます。
セキュリティ機能がレコードの確認、レコードの作成、ファイル計画の作成/管
理を識別し、アクセスの監査証跡や破棄証明書を提供します。
 Oracle Secure Enterprise Search
関連製品
 Oracle WebCenter Capture
 Oracle WebCenter Forms Recognition
 Oracle Application Adapters for
WebCenter
 Oracle WebCenter Portal
 Oracle Database
 Sun Oracle Database Machine
 Sun Storage Archive Manager
 Oracle WebLogic Server
 Oracle Identity Management
 Oracle SOA Suite
 Oracle BPM Suite
 Oracle JDeveloper
お問い合わせ先
Oracle WebCenter Contentの詳細は、
www.oracle.com/goto/webcenter/contentを参照するか、
+1.800.ORACLE1からオラクルの担当者にお問い合わせください。
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