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輸送ロジスティクスプロバイダの Transplace 社、F5

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輸送ロジスティクスプロバイダの Transplace 社、F5
海外事例
「私たちは、常にカスタマエクスペリエンスを高
める方法を模索しています。F5 はこの状況の
輸送ロジスティクスプロバイダの
Transplace 社、 F5 ソリューションの
導入により SaaS アプリケーションのパ
フォーマンスを大幅に改善
改善に向けて大きな役割を果たしてきました。
」
Transplace 社 IT インフラストラクチャ
ディレクタ、Scott Engel 氏
Transplace は世界有数のノンアセット型サードパーティロジスティクスプロバイダであ
り、Fortune 500 に名を連ねる大企業をはじめ、あらゆる規模の会社に物流サービスを
提供しています。顧客企業の業種も消費財、木材・製紙製品、自動車、化学薬品、エレ
概要
業種
■
輸送とロジスティクス
課題
■
ミッションクリティカルなビジネスアプリケー
ションにできるだけ高い可用性を確保する
■
リエンスを向上させるために IT インフラストラクチャの抜本的改革に取り組み、その一
環として VWware 仮想化テクノロジを導入しました。さらに、仮想化環境の利点を余す
ことなく活かすために、F5 の BIG-IP ® Application Delivery Networking デバイス
を採用しました。これらの取り組みの結果、同社の顔とも言うべき収益性の高いロジスティ
クスアプリケーションなど、企業アプリケーションのパフォーマンスと可用性の大幅な改
善に成功しています。
仮想化環境でロードバランスを実現し、サーバ
とアプリケーションプール間でトラフィックを
適切にルーティングする
■
クトロニクス産業などさまざまです。同社は業務を効率化すると共に、カスタマエクスペ
カスタマエクスペリエンスを高める
解決策
■ BIG-IP Local Traffic Manager
■ BIG-IP WebAccelerator
■ iRules
利点
■
柔軟性が向上
■
管理が簡単
■
データセンターの設置面積を縮小
■
アプリケーションのパフォーマンスを改善
■
可用性が向上
■
カスタマエクスペリエンスの改善
ビジネス上の課題
Transplace 社は、コストの削減、サービスの向上、棚卸業務の迅速性、資本稼働率の改善をセールスポイントと
して、高度な物流サービスのグローバルサプライチェーンを顧客に提供していますが、その業務を支えているのが
多数のミッションクリティカルな企業アプリケーションです。この中には、Microsoft Exchange Server ベースの
電子メール、Microsoft Office SharePoint Server 2007 による通信とコラボレーション環境、Microsoft ベー
スのビジネスインテリジェンスツールのほか、Transplace 社の心臓部とも言える Transportation Management
Services(TMS) プラットフォームが含まれています。
TMS システムは、顧客がそれぞれの貨物を最適な輸送サービスに組み合わせて無駄と輸送コストを最小限に抑えら
れるように構築されています。これは、Software as a Service (SaaS) アプローチを採用しており、顧客はこの
システムを Web ベースのアプリケーションから利用できます。さらに、顧客は独自のカスタマイズを多く取り入れた
管理サービスパッケージを選択することも可能で、同社の輸送ロジスティクスチームは、このような顧客に対しても
TMS アプリケーションを通して効率性を最大限に高めたソリューションを提供しています。
同社 IT インフラストラクチャディレクタの Scott Engel 氏は、次のように述べています。
「TMS は私たちのビジ
ネスの心臓部とも言える存在です。このアプリケーション自体が収益構造となっています。これなしでは何もで
きません。
」同社のシステムには、15,000 を超えるユーザが毎日アクセスしています。
これまで Transplace では、UNIX ベースのインフラストラクチャにソフトウェアベースのアプローチを採用してアプ
リケーションのパフォーマンスを確保しようとしていました。この中には、BEA WebLogic アプリケーションサーバ
( 現在は、Oracle が買収 ) のプラグインなどもありました。しかし、TMS システムは非常に複雑な構造になってい
るため、アプリケーションのトラフィックを管理するだけでも決して容易ではありませんでした。
「TMS は多層構造になっていました。まず、主要なプールとしてそれぞれユーザ認証と許可を行うセキュリティプール
とアプリケーションプールがあり、さらに、ユーザが境界アプリケーション、TMS のサブセット、特定のしくみや機
能性にアクセスしているかどうかによって、他にも多くのプールが存在していました。私たちは、冗長性を確保しなが
らも、可用性を高めようとしましたが、当時使っていたツールでは私たちが求める柔軟性やパフォーマンスを得るこ
とはできませんでした。
」と Engel 氏は説明しています。
Aug-2009
ソリューション
れています。iRules は URL ベースのため、システム全
体でトラフィックをルーティングする上で非常に便利で
より TMS 環境のアプリケーションプールにユーザトラ
2006 年、Transplace は Microsoft ベースのサーバオペ
す。」
フィックをルーティングしているほか、CPU に負荷の
レーティング環境に移行し、VMware の仮想化テクノロ
Transplate 社の BIG-IP 導入には、F5 プロフェッショ
ジも同時に導入しました。「私たちの目標は、データセン
ナルサービスが役に立ちました。「当社の環境は非常に
ターの設置面積を縮小し、コストを削減しながらも可用
込み入っていたため、導入作業もかなり複雑なものにな
性を高めることでした。現在、約 95% の仮想化を達成
りました。F5 プロフェッショナルサービスは、導入作業
しています。」と Engel 氏は言っています。
全体を通して私たちを支援してくれました。
」と Engel
さらに、TMS とその 他 仮 想化されている企 業アプリ
氏は述べています。
ケ ー ション、 た と え ば、Exchange Server、Office
同社は、テキサス州ダラスのプライマリデータセンター
SharePoint Server 2007、Microsoft のビジネスイン
で 2 台の BIG-IP LTM を使っています。ここには、本
テリジェンスツールなどのトラフィックを管理するため
に、同社は BIG-IP Local Traffic Manager
®
TM
( 以下、
BIG-IP LTM) を導入しました。
BIG-IP LTM は、さまざまなデータを基に自動的に負
荷分散を行い、稼働状況を継続的に監視する機能を通
稼動のアプリケーション環境があります。また、アーカン
ソー州ローウェルのデータセンターでも BIG-IP を使っ
ています。こちらのデータセンターは、同社の開発、テ
スト、および顧客の承認環境用に用意されているもの
です。
かかるタスクを引き受けています。このソリューション
により、同社は仮想化 Web アプリケーションのパフォー
マンスの最 適化、つまり Transplace 環境でユビキタ
スを実現しています。現在、サーバのパフォーマンスは
改善されており、ページのロード時間はキャッシュや圧
縮機能を使えば、3 倍高速化されています。
現在のインフラストラクチャに移行し、BIG-IP を導入
して以 来、同 社ではただの 1 回も TMS システムが 停
止したことはありません。「F5 ソリューションにより、
TMS の可用性は大幅に高まりました。F5 製品がなけ
れば、アプリケーションの多くが不安定だったと思いま
す。私たちは、社内、社外を問わず、あらゆるユーザに
高いレベルのサービスを提供できる BIG-IP を高く評価
しています。
」
して、同社の VMware ESX 仮 想マシン上で実 行して
いる TMS などのアプリケーションの可用性を確保しま
を組み合わせて、データを基に割り出した最適な方法に
利点
導入など、インフラストラクチャをまったく新しくしたこ
「私たちは、社内、社外を問わず、あ
らゆるユーザに高いレベルのサービス
を提供できる BIG-IP を高く評価してい
ます。」
VMware 環境でこれらの利点を簡単に実現できるよう
とで、Transplace 社はビジネスで不可欠な企業アプリ
に、VMware インフラストラクチャ向け F5 自動ネッ
ケーションにおいて高い可用性とトップクラスのパフォー
TI インフラストラクチャディレクタ、Scott Engel 氏
トワークプロビジョニング導入ガイドが用意されてい
マンスを実現しています。これは、結果的にカスタマエ
ます。
クスペリエンスの改善につながるほか、仮想化環境のす
す。 さらに、Secure Socket Layer (SSL) トラン ザ
クション、キャッシュ、圧縮など CPU の負荷が高くな
るタスクを引き受けることで、物理的なサーバ上の負
F5 の Application Delivery Networking デバイスの
荷を 緩 和し、結 果 的にパフォーマンスを改 善します。
Transplace 社は、高度な Web アプリケーション配信
ソリューションである、BIG-IP ® WebAcceleratorTM
を 採 用 し て い ま す。 こ れ は、BIG-IP LTM の ア ド
べての利点を無駄なく活用できるようになります。
その他の Transplace 社のリソース、たとえば、メール、
ビジネスインテリジェンスアプリケーション、通信、コ
ラボレーションアプリケーションなども、BIG-IP によ
り、パフォーマンスが改善されているということです。
柔軟性の向上、管理の容易化
オンモジュールであり、WAN から VMware ESX に
管理の点については、Engel 氏が次のように述べてい
アクセ スするリモ ートデ スクトップ に 対して、ネット
ます。
「F5 製品は業務を簡単にしてくれます。同製品を
ワ ー クの 広 い 範 囲 で 仮 想 化 Web ア プ リケー ション
選んだ理由はまさにここにあります。幅広い柔軟性を備
のパフォーマンスを最適化します。( 図 1 参照 ) また同
え、必要な機能がすべてそろっている上に、管理性も申
Transplace 社の顧客にとっても利益になります。同社
社は、カスタマイズ 可能 なスクリプト言 語 である F5
し分ありません。他のソリューションは面倒な操作が必
は VMware により仮想化環境を構築してサーバ統合を
iRulesTM を導入し、TMS ユーザリクエストを指定した
要でした。BIP-IP では、環境を大きく変更することなく、
実現し、アプリケーションのパフォーマンスを改善して
アプリケーションプールや URL にルーティングします。
新しいアプリケーションを簡単に導入できます。
」
IT 部門はこのテクノロジを活用することで、アプリケー
ショントラフィック全体をきめ細かく制御することがで
きます。
Engel 氏はこの点を次のように説明しています。「6、7
さらに、F5 のデバイスは SSL 暗 号 化など CPU に負
と複雑な作業でした。約 25 の異なるアプリケーション
ページロードの高 速 化や高 い可用 性は、結 果として、
いますが、加えて BIG-IP ソリューションの導入により、
さらにパフォーマンスが引き上げられました。
荷のかかるタスクを肩代わりするため、TMS を実行す
Engel 氏 は 言 います。「私 たちは、常にカスタマエク
るサーバが少なくて済み、データセンターの設置面積も
スペリエンスを高める方法を模索しています。F5 はこ
の状況の改善に向けて大きな役割を果たしてきました。
縮小できました。
BIG-IP に移行して以来、パフォーマンスの問題が生じ
台の Web サーバへのトラフィックを管理するよりもずっ
プールがあり、それぞれが TMS の別々の部分で使わ
カスタマエクスペリエンスの改善
3 倍高速のページロード、高い可用性
Transplace 社は BIG-IP LTM に BIG-IP WebAccelerator
たことはありません。お客様に満足していただける十分
なサービスを提供しています。
」
● お問い合わせ先
2009 年 08 月 A
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