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BIG-IP - F5ネットワークス

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BIG-IP - F5ネットワークス
BIG-IP
®
Case Study
3
業種:証券業
松井証券株式会社
M I S S I O N
S O L U T I O N
■ 決して止まらない、万一の場合にも即座に復旧可能な
■ 負荷分散処理とSSL処理をあえて別の機器に
分担することで耐障害性の高いシステムを構築
安定したオンラインサービスの実現
■ アクセスピーク時のトラフィックにも余裕で応える
■ 最大スループット2Gb/sのBIG-IP 6400を
中核に配し、高い配信スピードを確保
ネットワークの構築
※
積極的な取り組みでサイトの安定性と信頼感No.1 を獲得
オンライン証券の先駆者である松井証券の
安定したサービスを支えるBIG-IP
松井証券株式会社(以下、松井証券)は、国内で最初にオンライン
専業となった証券会社だ。1998年に国内初の本格的インターネッ
ト取引サービス「ネットストック」を開始。以来、より使いやすく、
より安定したサービスの実現を目指して全社で取り組んできた。
マンツーマンで接客を行なう営業担当者を持たないオンライン
専業の証券会社では、顧客の窓口となるオンラインサービスは事
業の存亡をも左右しかねない重要なポイントだ。その大事なネッ
トワークの中核となる負荷分散、SSL処理のために松井証券が選
んだのは、F5ネットワークスのBIG-IP v9だった。
※ Gomezオンライン証券ランキング「サイトの安定性と信頼感」カテゴリで1位を獲得(2006年3月調べ)
会社プロフィール
松井証券株式会社
〒102-8516 東京都千代田区麹町1-4
URL:http://www.matsui.co.jp/
創業は大正7年、1世紀に近い歴史を持つ老舗の証券会社。インターネットの
隆盛をいち早く見抜き、他に先駆けて本格的なオンライントレードの提供を開
松井証券株式会社
取締役
システム企画部長
兼 品質管理担当役員
佐藤 邦彦 氏
始した。サービスの使いやすさ、安定性を追及し続ける姿勢は多くの個人投資
家から支持され、第三者評価機関Gomezのオンライン証券ランキングでも
総合7位、
「サイトの安定性と信頼感」カテゴリでは堂々の1位を獲得している
(2006年3月調べ)。
F5 Networks Authorized Partner
BIG-IP
www.f5networks.co.jp
Case Study
3
業種:証券業
負荷分散とSSL処理を分業、さらに冗長化し、
パフォーマンスとアベイラビリティを高い次元で実現
開示に反応して、急激にトランザクションが増加する
金融サービスの命とも言うべき
ネットワークの中核を支えてきた実績
分けることでネットワークの信頼度を向上させている。
可能性がある。こうしたピーク時に予想されるトラ
それは、急激なユーザーの増加や、
ピーク時のトラ
フィックが、当時使用していたBIG-IPの処理能力の限
フィックの変化に耐えられるだけのスケーラビリティ
界に近づきつつあったのだ。決してシステムダウンし
を備え、なおかつ安定したサービスを確実に提供し
ないことを条件にネットワークを運営する以上、ネッ
続けられるだけの信頼性が求められるという、証券
松井証券は、国内で最初にオンライン専業となっ
トワーク機器のキャパシティは、足りていればいいと
会社のオンラインサービスならではの厳しい要望を
た証券会社だ。コールセンターも持っているが、基
いうものではない。安定稼働のためのマージンを考
実現するためのネットワーク構成だった。
本的にすべての受発注はオンラインで行なわれる。
えた余裕のあるネットワーク構成でなくては、松井証
前回同様、長年同社のシステムサポートをし続け
ている日本HP、CSKシステムズから機種選定に関
オンライン専業なので、ネットワークは事業の根幹
券の目指すサービスレベルには到達できないのだ。
に関わる。システム企画部長を務める佐藤氏は、
ネッ
リプレースに際して、新しい機種に求められた要件
するアドバイスを受け、機器選定時にも、
アイアイジェ
トワークの重要性を次のように語る。
は、
ピーク時のトラフィックにも余裕をもって対応でき
イテクノロジーに協力を得てパフォーマンステスト
「他の企業が優秀な営業部隊を育てようとするのと
る1Gbpsを超える処理速度、そして何よりも安定し
同じように、オンライン証券では優秀なオンライン
たシステムであること。他ベンダーの機器も検討さ
サービスが欠かせません。サービスの応答性や安
れたが、旧システムにおける安定稼働の実績が大き
得て、
実際の環境とほぼ同様の環境に設置して、
パフォー
定性は、
私たちの命と言っても過言ではありません。
な決め手となり、
今回も選択されたのはBIG-IPだった。
マンステストを行なうことができました。負荷分散な
どの機能はシステム構成によってパフォーマンスが
システムの安定稼働に全社で取り組んでいます」
変化することが多いので、
このように実際とほぼ同様
とにかく、安定して稼働すること。それを目指し
“システムダウンは許されない”
かつ、成長し続けるサイトの拡張性を
見越した二重の冗長構成
て構築されるネットワークの中核には、F5ネットワー
クスのBIG-IPが冗長化構成で設置されている。
松井証券がBIG-IPを最初に導入したのは、2002
年のことだった。それまで自社で構築したWebシス
テムを利用していたのだが、日本フィッツ(現CSK
の環境でテストができたのは非常に助かりました」
そう佐藤氏が語るように、サーバ導入に関わる各社
が連携してサポート体制を築いており、機種選定、
導入はスムーズだった。
導入したBIG-IP v9はBIG-IP 6400が2台、
システムズ)のオンラインサービスへと変更した。
BIG-IP 1500が4台の合計6台。BIG-IP 6400
その際、ハードウェアは日本HP、データセンタサー
をアクティブ - スタンバイ構成で設置し、負荷分散に
ビスはアイアイジェイテクノロジーより提供を受け
使用、BIG-IP 1500はSSLアクセラレータとして
たが、双方の提案を受けて当時のBIG-IPを選択し
を行った。
「長年信頼をよせているパートナーの皆様の協力を
使用している。
安定性と速度に満足
今後の展開にも期待
たのだった。その当時すでに金融業界での導入例
「もちろん、SSL専用のハードウェアも検討したの
が多く、業界内での評判も高かったことが選択の理
ですが、並みの専用機よりもBIG-IPのSSL処理の
由だった。このシステムは松井証券の期待に応え、
年々
方が速いんですよ。さらにF5ネットワークスへの信
年4月から稼働を開始している。新システムで感じ
増加し続ける投資家に向けて安定したサービスを
頼感もあり、
こういった機器構成になりました」
られるもっとも大きな変化は、なんと言ってもハー
提供し続けてきた。
佐藤氏がそう語るように、BIG-IP v9のSSL処理
ドウェアパフォーマンスの余裕だという。これまでは
リプレースの案件が持ち上がったのは、2005年
は非常に高速だ。BIG-IP 1500では最大2000
SSLの接続数が増えるとCPU負荷が高まることも
のことだった。2002年当時は1日当たり2万件ほど
TPSの暗復号処理が可能で、以前は11台設置して
あったが、新システムでは接続数が増えてもCPU
だった約定件数も、
15万∼20万件へと増加していた。
いたSSLアクセラレータを、わずか4台のBIG-IP
負荷が高くならず、
システム全体に安定感が感じら
それに伴なって増え続けるトラフィックに対し、シス
1500にリプレースしてもまだ余裕があるという。
れるという。以前のSSLアクセラレータとは違い、
テムのキャパシティの限界が見え始めたのだ。証券
BIG-IP 6400だけでも最大15000TPSのSSL
BIG-IP v9ではASICによるハードウェア処理を行
会社の株式という商品の特性として、新たな情報の
処理が可能だが、SSLの処理をあえて別の機器に
なうため、接続数の増加がCPUの負担増加にダイ
レクトにつながらないのだ。
フロントオフィスシステム
Webサーバ
Webアプリケーションサーバ
BIG-IP v9を導入した今回のシステムは2006
「おかげさまで、サービスの信頼性においては高い
DBサーバ
評価をいただいています。これまでの努力で得られ
たお客様の信頼を裏切らないよう、
これからもサー
BIG-IP 6400
ビス向上に努めたいと思います。そのためには、
我々
Internet
が信頼できる製品を選ばなくてはなりません。それ
はもちろん、BIG-IPです」
佐藤氏のそんな言葉を裏付けているのは、2002
BIG-IP 6400
年から使い続けているBIG-IPシリーズの安定稼働
BIG-IP 1500
の実績に違いない。
F5製品に関するお問い合せは F5 Networks Authorized Partner
日本ヒューレット・パッカード株式会社
HPSソリューション・プロダクト本部プロダクト推進一部
お問い合わせは F5 First Contact まで:www.f5networks.co.jp/fc/
©2006 F5 Networks, Inc. All rights reserved. F5、F5 Networks、F5のロゴ、
および本文中に記載されている製品名は、米国および
他の国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。
本文中に記載されている製品名、
および社名はそれぞれ各社の商標、
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●
TEL:03-4316-3669 FAX:03-3335-8514
E-mail:[email protected]
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●
2006年7月B
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